苦怨結晶
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gomibukuro_saga
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概要
人魔大戦の戦場跡で最近確認されはじめた謎の結晶体。読みは『くおんけっしょう』。赤黒い血塊のようにも見える色が特徴的で、禍々しい魔力を帯びている。
発見できる場所が場所なだけに、死んでいった者たちの怨念が凝縮してできたものとされており、これを取り扱った事による事故が多発している。鋼の帝国・兵器開発部門にて行われた結晶体を用いた実験が最たる例である。長時間にわたって取り扱っていた研究員数名が魔力により発狂、お互いに殺し合ったり、目についた同僚を数十名殺害した後自殺するという凄惨な事件を引き起こした。このことから結晶体に宿った魔力をなんらかの『思念』が汚染し、それが他者の精神に干渉して異常をきたしたことが考えられている。
発見できる場所が場所なだけに、死んでいった者たちの怨念が凝縮してできたものとされており、これを取り扱った事による事故が多発している。鋼の帝国・兵器開発部門にて行われた結晶体を用いた実験が最たる例である。長時間にわたって取り扱っていた研究員数名が魔力により発狂、お互いに殺し合ったり、目についた同僚を数十名殺害した後自殺するという凄惨な事件を引き起こした。このことから結晶体に宿った魔力をなんらかの『思念』が汚染し、それが他者の精神に干渉して異常をきたしたことが考えられている。
結晶自体にかなり強い魔力が宿っており、もし汚染されたそれを浄化、あるいはそのものを利用した加工法が確立されれば、恐るべき武具や兵器に転用される恐れがある。すでに光の王国にて十の聖剣メンバーのメメ・ヴァニタート主導でいくつか計画・開発されており、死神たちによる回収作業が速やかに行われているが、結晶の分布区域があまりにも広すぎるため対応が後手後手に回っているのが現状である。
派生品
苦怨結晶片
人魔大戦の戦場跡で発見できる苦怨結晶の欠片。手のひらサイズに満たないが、その時点で微かに禍々しい魔力を帯びている。これ自体は何の効力を持たないが、塵も積もればなんとやらと言ったように、無用心に数を集めるととてつもないことになるらしい。死神達がそれを探しており、差し出すと何らかの粗品と交換してくれる。
苦怨結晶塊
人魔大戦の戦場跡で発見できる苦怨結晶の大きな塊。両手で抱えられるサイズを有しており、汚染された魔力もかなり高い濃度を表している。死神に差し出すとより豪華なものと交換してくれるというウワサが広まっているが、それを目当てに何の対策もなく拾い集め、魔力に曝され精神に異常をきたす者が続出している。賞金稼ぎギルドはそれについて注意喚起を出しており、見つけても絶対に触らないように警告している。
人工苦怨結晶
人工的に苦怨結晶を生成する試みがされた業の深い産物。将来的に苦怨結晶が枯渇した時に備え実験的に作り出された、自然界に存在しない物質であり、従来の苦怨結晶と比べてほぼ完璧に再現されている。
これを作るためには『生きた』材料を必要としており、その過程で過酷な拷問を加えた末に殺すという、かなりおぞましい工程を経ている。メメ曰く「苦しめれば苦しめるほどより良質な人工苦怨結晶が作り出せる」とのことらしい。
これを作るためには『生きた』材料を必要としており、その過程で過酷な拷問を加えた末に殺すという、かなりおぞましい工程を経ている。メメ曰く「苦しめれば苦しめるほどより良質な人工苦怨結晶が作り出せる」とのことらしい。
濃縮苦怨結晶
生成された人工苦怨結晶をさらに合体・濃縮させたといわれている恐るべき代物。光の王国にて行われた極秘実験で作られたものらしく、この結晶についての詳細の多くは明かされていない。現物を見た者も少ないが、従来の倍以上の魔力を有しているといわれており、兵器の素材としてかなり優秀とされている。その分周囲に与える実害も著しく、視認しただけでも精神に異常をきたすといわれている程。