0ガンダム 0 GUNDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダム00 |
型式番号 |
GN-000 |
全高 |
18.0m |
重量 |
53.4t |
所属 |
ソレスタルビーイング |
武装 |
ビームガン ビームサーベル ガンダムシールド |
特殊機能 |
GNフェザー |
搭乗者 |
リボンズ・アルマーク ラッセ・アイオン |
【設定】
ソレスタルビーイングの太陽炉搭載型モビルスーツ。
ソレスタルビーイングが最初に開発した太陽炉搭載機で第1世代
ガンダムと呼ばれる。
当時の技術は未熟であったものの、ビーム兵器の搭載という
ガンダムの基礎システムは完成しており、既存のMSに対しても圧倒的な優位性を誇っていた。
当初はモノクロカラーだったが、実戦配備にあたって
トリコロールカラーに変更された。
バリエーション機としては、本機の武装強化プランとして「フルアーマー0
ガンダム」が存在する。
本機で不足していた火力を補う事は出来たが、オリジナルのGNドライヴをもってしても稼働時間が短かった。
【武装】
ビームガン
射撃用ビーム兵器。
GNドライヴから直接、粒子を供給するシステムとなっており、小型で取り回しに優れている。
ビームサーベル
接近戦用のビーム兵器。
本機の武装は試作段階である為、「GN」の名が付いていない。
とはいえビームガンと異なりサーベルの完成度は高い。
ガンダムシールド
防御用兵器。
防御力は高いが、試作品故にフィールド発生装置が大型の為取り回しに難があり、任務によっては装備されない場合もあった。
GNフェザー
太陽炉から大量のGN粒子を放出する機能で、巨大な翼のような形状になる。
機体の姿勢制御や視覚効果によって敵パイロットを威圧する効果が期待されていたが、実際の成果と粒子消費量が釣り合わなかったようで、1
ガンダム以外の機体には搭載されなかった。
【原作の活躍】
西暦2301年に機体のテストを兼ねてクルジス共和国の紛争に武力介入を行う。
その際に窮地に陥ったある一人の
少年兵の命が救われる事になった。
本来は目撃者は全て消すようになっていたのだが、パイロットの独断で少年は見逃されることとなった。
その後はソレスタルビーイングにて保存されていた。
西暦2312年のアロウズの決戦の際にはGNコンデンサーを搭載した本機がGNソードIIIやライフルビットなどのGNHWと共に搬入され、ラッセ・アイオンが搭乗し
プトレマイオス2の防衛に当たったが、最終的に粒子残量が無くなり放棄された。
【搭乗者】
ラッセ・アイオン
CV:東地宏樹
プトレマイオス2の砲撃士。アニューが乗船するまでは操舵手も兼任した。
更にガンダムマイスターの予備要員でもあり、MS操縦技術も有している。
『1st』の決戦での負傷が原因で、毒性のあるGN粒子に身体を蝕まれている。
病状は進行しており、スメラギからプトレマイオス2を降りることも勧められたが、休んでも治るものではないと断っている。
イノベイター勢力との最終決戦では、敵本拠地突入後のプトレマイオス2を0ガンダムに搭乗して防衛した。
0ガンダムのGN粒子が底を突くと同時に蝕まれた身体も限界を迎えたことで機体を放棄。
その直後、刹那が発動したトランザムバーストによって放出されたGN粒子を浴びたことで、病状が奇跡的に回復。プトレマイオス2へと戻り、再び操舵を務め、決戦を最後まで戦い抜いた。
リボンズ・アルマーク
CV. 蒼月 昇(古谷 徹)
ガンダムマイスターとして生み出された戦闘用イノベイドの一人。
ソレスタルビーイングの監視者
アレハンドロ・コーナーを利用して世界の実権を掌握、アロウズを裏で操っていた。
ソレスタルビーイングとイノベイターの最終決戦において
リボーンズガンダムを駆り、刹那の
ダブルオーライザーと対峙、ダブルオーに付いたオリジナルのGNドライヴを取り返すことに成功。
その後、かつての乗機である本機を発見し、奪取した0ガンダム用のGNドライブを装着して刹那にトドメを刺すべく乗り換えた。
しかし、同時に刹那もダブルオーからガンダムエクシアリペアIIに乗り換えており、改めて激闘を繰り広げるが、結果的に相討ちに近い形での返り討ちとなった。
その後、ヴェーダの最深部にて封印されており、眠り続けている。
高河ゆん氏によるサイドストーリー『in those days』では、ヴェーダ最深部にて刹那と分かり合うことができ、穏やかに眠っている。
【原作名台詞】
- 「そうか、君にとって僕は神か」(SE1)
- 自身が搭乗する0ガンダムを見上げる少年をコックピットから見て。小説版一巻ではこの台詞こそないがこの時のリボンズ視点が掲載されている。
- 「フハハハハ、ついに手に入れた!オリジナルの太陽炉を!」(第50話(2nd第25話))
- 刹那のダブルオーライザーと相討ちになりながらも、0ガンダムの太陽炉を奪う事に成功するリボンズ。
- 「これは…運命だ、僕はまだ戦える…!」(同上)
- 「GNドライヴ・マッチングクリア。いける!」
- ラッセが乗り捨てた0ガンダムを見つけ、奪取した太陽炉を装着して再起動させる。
- かつて自身が乗り、そして全ての始まりにもなった機体にめぐりあえたのだから、リボンズが運命だと言いたくなるのも頷ける。
- 「どこだ、どこにいる?刹那・F・セイエイ!」(同上)
- 「太陽炉が無い? まさか…まさか…!?」
- ダブルオーライザーの残骸を見つけたリボンズ。しかし、そこには刹那と太陽炉の姿が無く…?
- 「この…人間風情がぁ!!」(同上)
- ガンダムエクシアリペアIIに乗り換え、出現した刹那に対して。この時のリボンズは珍しく感情をむき出しにしていた。なお、EXVSシリーズでは落ち着いた口調となっている。
【その他名台詞】
- 「ふざけるな!! 君が覚醒できたのも いや、生きていられるのも僕がいたからなんだ!」
「僕が居たから計画は進行した GNドライヴは僕が一番うまく使えるんだ!!」
「なのに純粋種を生み出すための踏み台だと言うのか、僕は!!」
- (何様のつもりだ!! 何が純粋種だ! 何が共に歩むだ!!)
(僕は救世主なんだ そのために創られたんだ!!)
(じゃ…なんで僕は生きてたんだ!?)- 田口央斗氏によるマガジンイーノ版の最終決戦にて。溜まりに溜まっていたコンプレックスを爆発させ、TV版では見せなかった悲壮な表情で血の涙を流しながら刹那に戦いを挑む。しれっとアムロの名台詞のオマージュが入っている。
- (それがイノベイド(僕)の咎なのなら…)
- 最終的にリボンズは刹那からの救いの手をあえて拒否し、自らの運命や報い、そして敗北を受け入れて穏やかな表情で散っていくという、TV版からは考えられない哀しい結末を迎えた。
- ちなみに対峙した時は0ガンダムがエクシアを見上げるというかつてと逆の構図(リボンズが激昂したのもこれが理由)、決着の場面はラストシューティングのオマージュとなっている。
- 「アレハンドロは間抜けで……面白かったから……少し残念かな?」
- キャラクターデザイン担当の高河ゆん氏による漫画「in those days」より。
- 「僕こそがイオリアの子供なんだ!!」
「刹那こそイオリアが待ち望んだ一番前を歩く子供 そして待ち望まれた子供の中に 僕も いた」- 同上。同作は水島監督、脚本の黒田氏監修なので公式設定になっているかは不明だが、もしかしたらリボンズの復活も。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2XB
0
ガンダム自体は長らく台詞などには名前が挙がっていたが参戦することはなかった。
2021年9月2日のアップデートにより、
リボーンズガンダムがコスト残量切れで撃破された時に乗り換えるという形で実装された。
復活時というと
半壊状態や
ブースターや
生首となるのが通例だったが、全く別の機体に乗り換えるのはこれが初(復活以外では
シャアザクが該当する)。
本作オリジナル要素として、実戦配備カラーながらGNフェザーが使用可能な他、覚醒もトランザムとなっている。
バーストアタックは最終決戦の再現でビームサーベルによる突撃(
シールド投げ捨ても再現)になる模様。
対になる覚醒技を持つエクシアリペア突撃と違い単発ヒットになっている。そのため復活した状態でそのままぶつかりあえばこっちが勝つ。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
敗北ポーズ
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
最終話の第8回ガンプラバトル選手権第3ブロック日本代表予選でロールアウトカラーの機体が登場。
会場モニターにビームガンを2丁持ちする姿が映った。
ガンダムビルドダイバーズ
ユッキーとドージが挑んだクエストにて、野球選手を模った本機が登場。そのカラーリングと0
ガンダムという名前から、おそらく読売ジャイアンツに所属していた頃の王貞治選手がモチーフと思われ、王選手の代名詞でもある一本足打法も披露していた。
SDガンダム GGENERATION
初登場の『WARS』ではなんとラスボスとして登場する。
設定的には実戦配備型に似ているが、別物の謎の機体らしい。
クリア後には実戦配備型が入手できるが、こちらも武装や専用のGNフィールドが強力な物となっている。
また、クリア後に追加される戦闘デモでは未登場のリボンズに代わって一年戦争時代のアムロが搭乗し、エクシアリペアIIとの原作再現を行った。
『OVER WORLD』ではゲーム開始時にリボンズをマスター
キャラクターに選択するとリボンズが無償で参入し0
ガンダムのベーシック機が入手できる。
そのまま0
ガンダムを開発しGNドライヴ搭載機系統の足掛かりにするか、レベルを更に上げていきなり
リボーンズガンダムに開発するかを選べる。
モノクロより実戦配備型の方が高性能で演出も派手になっている。
また、オリジナルシナリオでは、0
ガンダムに乗ったリボンズがジオン軍を操ってア・バオア・クーを地球に落とそうとし、それを阻止しようとする
シャアと
ララァの2人と激突する。
『CROSSRAYS』ではリボンズは条件を満たさないとスカウトできなくなったが、0
ガンダムは初期機体のフェニックス・ゼロから開発可能で序盤から入手が容易になった。
更に実戦配備型がGNコンデンサー搭載型とGNドライヴ搭載型に分かれて計3種類になり、GNドライヴ版の方はエクシアリペアIIに殴りかかった再現か、武装にパンチが追加。
【余談】
見ての通り、本機のモチーフは初代RX-78-2
ガンダムであり、デザインも初代を手掛けた大河原邦男氏によるものである。
HGのガンプラではモノクロのロールアウトカラー版と実戦配備型の2バージョンが販売され、モノクロ版にはGNフェザー、実戦配備型には最終決戦版のGNドライヴ、GNコンデンサーとビームサーベルの刃が付属する。
可動に関しても恐竜的進化をした時期なので最近の機体に劣らない出来を誇る。
ちなみに月刊OUTという雑誌でZZの後番組として「O
ガンダム」という嘘企画が掲載されたり、大昔にコロコロコミックに連載されていた漫画『超人キンタマン』に「オガンダム」というガンダムそのままのようなデザインをしたキャラがいたりと妙に非公式系に近い名前のが多い。
最終更新:2024年10月24日 11:26