リボーンズガンダム REBORNS GUNDAM |
登場作品 |
機動戦士ガンダム00 |
型式番号 |
CB-0000G/C |
全高 |
23.3m |
重量 |
79.1t |
所属 |
イノベイター |
武装 |
エグナーウィップ GNバスターライフル 大型GNビームサーベル GNフィンファング(小型) GNフィンファング(大型) GNシールド |
特殊機能 |
ツインドライヴシステム(擬似) トランザムシステム(擬似) |
搭乗者 |
リボンズ・アルマーク |
【設定】
ソレスタルビーイングの中枢をなす量子演算コンピュータ「ヴェーダ」に蓄積されたMS設計データを元に作られた
リボンズ・アルマークの専用機体。
機体の前後を反転させることでガンダムモード(リボーンズガンダム)とキャノンモード(リボーンズキャノン)を変更できる。
当初はイノベイター(イノベイド)による武力介入に使用される主力機として開発されていた「CBY-001 1
ガンダム(アイガンダム)」、支援機としての「CBY-077 GNキャノン(
ガンキャノン)」の別機体として設計されていたが、リボンズが仲間を当てにしてなかったことや技量の過信から1機に集約された。
さらに遡ると、
ガンダム、
キャノン、
タンクの3形態(コンセプトは「
一人V作戦」)へ変形する機体として完成していたが、アニュー・リターナーがソレスタルビーイングから持ち出したツインドライヴシステムの情報を基に、疑似太陽炉(GNドライヴ(τ))を増設して擬似ツインドライヴとして組み入れるための改良と共にタンクモードへの変形を削除した上で完成させた。
その為に最初の3形態持ちの機体は「CB-0000G/C/T リボーンズガンダム・オリジン」と呼ばれることになる。
擬似とは言え、ツインドライヴシステムを搭載したと言う事や、パイロットのリボンズの高い能力もあり、高性能な機体に仕上がっている。さらにトランザムシステムも使用する事もできる。
なお、ツインドライヴが擬似の為、
ダブルオーライザーのような未知の現象は起きなかった。
ガンダムモード
GNバスターライフルにGNシールド、GNフィンファングによるオールレンジ攻撃など汎用性を持ったモード。
近接戦闘においても、2本の大型GNビームサーベルによる高い攻撃力を持ち、この形態では近・中距離の戦闘を得意とする。
基礎データにはエクシアとの共通項が色濃く残っており、実質上の兄弟機だが装備の違いや機体色の関係から外見はあまり似なくなってしまった。
キャノンモード
この形態はヴァーチェと同一の基礎データが使用された遠距離射撃に特化しているモードで、外見はあの
ガンキャノンを連想させる。
この形態では大型GNフィンファングや機体各所に設置された小型GNファングが主兵装となり
どちらも状況に応じて、オールレンジ攻撃や固定したまま強力なビーム砲を発射する事もできる。
エンプラスや
レグナントに搭載されていた対GNフィールド用の特殊兵器エグナーウィップの強化型を搭載しており、GNフィールドに対する対策も完備。
ガンダムモードの主兵装である大型GNビームサーベルは相変わらず使用可能で、接近された時の防御能力も高い。
本編では、突っ込んできた
ダブルオーライザーをサーベルの一閃で綺麗に吹き飛ばしており、そのパワーの高さを見せつけた。
【武装】
エグナーウィップ
キャノンモード時のみ使用可能。
エンプラスに装備されていた物の改良型で、腕部に内蔵されている。
ワイヤーで敵機に高圧電流を流すことで機体とパイロット両方にダメージを与える事が可能。
エンプラスでは猛威を振るったため警戒されたのか、リボーンズキャノンのは即座に適応されてしまった。
GNバスターライフル
腕の擬似太陽炉と直結することによりGN粒子を供給を行う。
キャノンモード時には命中精度が低下してしまうが、更に強力な砲撃が可能。
大型GNビームサーベル
背部に2基装備。
大型の名の通り、通常のビームサーベルより高出力。
キャノンモード時にも使用可能。
GNフィンファング(小型)
腰部とGNシールドに4基ずつの計8基を搭載している小型の遠隔操作兵器。
ビームサーベルの形成が可能で、シールド収納時はビーム砲としても使用可能。
GNフィンファング(大型)
背部に4基を装備している大型の遠隔操作兵器。
キャノンモード時には主砲としても機能している。
GNシールド
小型GNフィンファングをマウントしている。
【原作の活躍】
イノベイターとソレスタルビーイングの最終決戦において、トライアルフィールドを発動中の
セラフィムガンダムを撃墜。
接近戦を挑む
ダブルオーライザーをキャノンモードのサーベルで吹き飛ばすとガンダムモードに変形、背中のキャノンで
ダブルオーライザーに損傷を与えた。
擬似的だがツインドライヴ・トランザムによる性能、2つの形態、戦闘用イノベイドであるリボンズのパイロット能力もあいまって
ダブルオーライザーと互角の戦いを繰り広げた。
また、途中で介入して来た
アリオスガンダムも、損傷していたとはいえ覚醒アレルヤをも上回る反応速度と小型GNフィン・ファングで瞬く間に一蹴してみせた。
その後、プトレマイオスの煙幕によるかく乱によって00に隙を与えてしまい右腕(太陽炉は無事)を失う。
互いにトランザムを使用し激突、止めの一撃を量子化で回避され背中を切り裂かれるも反撃で
ダブルオーライザーを大破させた。
【搭乗者】
リボンズ・アルマーク
CV. 蒼月 昇(古谷 徹)
ユニオン国連大使にしてソレスタルビーイングの監視者
アレハンドロ・コーナーと共に行動し、彼の野望を支えていた謎の青年。
しかし、実際にはリボンズがアレハンドロを利用していたに過ぎなかった。
その正体はガンダムマイスターとして生み出された戦闘用イノベイドの一人。
0ガンダムのテストをしていた際、神を見るような目で見上げるソラン・イブラヒム(後の
刹那・F・セイエイ)を目にしたことが、気まぐれから目撃者である彼を抹殺することなく立ち去る。
この出来事はリボンズがソレスタルビーイングの計画へと介入する切っ掛けの一つとなり、
人類には無い長い寿命と不老、意思疎通能力を持ちながら、計画のために使い捨てられる運命に抗うため、世界の影から暗躍し始めた。
アレハンドロの死亡、およびソレスタルビーイングの壊滅に乗じて新たな世界の統治に着手。
フォン・スパークの介入も利用して独立治安維持部隊「アロウズ」を結成。反政府組織を殲滅して完全な世界征服に成功した。
ソレスタルビーイングとイノベイターの最終決戦においてリボーンズガンダムを駆り、刹那の
ダブルオーライザーと対峙、半壊した機体で片方の純正太陽炉を奪うが戦闘不能になったところで、リボンズは放棄されていた
あのガンダムと奇跡的に再会。
機体を乗り捨て奪ったGNドライヴを換装させ、刹那を探しだしてトドメを刺そうとするが…
?
【原作名台詞】
- 「アレハンドロ・コーナー。貴方はいい道化でしたよ。」
- 1stシーズン最終回で堂々とカミングアウト。怒りと屈辱のアレハンドロがアルヴァトーレのコンソールを殴り付けると同時に機体が爆散したため、リボンズがトドメを刺したようにも見える構図。
- 「そういう物言いだから、器量が小さいのさ」(第25話)
- 刹那に敗れたアレハンドロに本性を現しての台詞。もっとも、彼も後に器量の小ささを露呈する事になるが。
- 「黙ってろ。意地汚い娘が…!」(第37話(2nd第12話))
- 自身に皮肉を言った王留美をぶった際に。冷静さを保っていた彼の化けの皮が剥がれた瞬間である。
ちなみにラジオ出演時には蒼月氏が「もし僕(リボンズ)がぶたれたら「親父にもぶたれたことがないのに」と言ってたかもしれない」とおっしゃっていた。
- 「僕は君をみていたんだ。MSのコクピットからね…」(第39話(2nd第14話))
- 刹那に告げた真実。
それはかつてクルジスにて少年兵だった刹那を救った0ガンダムのパイロットは自身だったことであった。
- 「遂に審判が下される。純粋種として変革した刹那・F・セイエイか、僕達か。そのどちらかが人類の行く末を決める。それでいい」(第47話(2nd第22話))
- 最終決戦を迎えようとしている中での独白。
自らが消される運命に抗い、人類の導き手となりたがっていたリボンズとしてはある意味らしくない台詞。
- 「感謝して欲しいな。君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ?刹那・F・セイエイ…」(第49話(2nd第24話))
- トライアルフィールドを貼っていたセラフィムを撃墜し、自分を見つけた刹那に対して。刹那がイノベイターの力を得たのは自分のおかげだと豪語する。
- 「いいや、神そのものだよ」(第50話(2nd第25話))
- 「俺を救い、俺を導き、そして今また、俺の前で神を気取るつもりか!」と問う刹那に対し堂々と自らを神と称してみせる。
- 「ツインドライヴシステムが自分だけの物と思ってもらっては困るな」(第50話(2nd第25話))
- 「そうとも、この機体こそ…人類を導く、ガンダムだ!」(同上)
- アニューが齎したツインドライヴシステムを搭載したリボーンズガンダムを、「人類を導く機体」と称するリボンズ。実際、リボーンズガンダムは稼働時間を除いてダブルオーライザーとの性能差は全く無かった。
ちなみにパイロットが存在しないSD作品では「この僕こそ人類を導くガンダムだ」になっていたことも。
- 「君のその力、オリジナルのGNドライヴの恩恵があればこそだ! 返してもらうぞ!」
「そうさ、そうでなければ僕が造られた意義がない! 存在する意味も!」(同上)- あくまでも自らが人類を導く存在だと豪語するリボンズもまた、滅びの運命に抗っていた。アニメ内では彼の本心が出たのはここだけ。
【その他名台詞】
- 「全ての兵装を兼ね備えた機体。それがこの、リバーシブルガンダムだ!」
- 「ガンダムビルドファイターズ バトローグ」から。
3形態の変形を駆使してシャア・アズナブルのバリスティックザクを翻弄する。この時はまだリボンズが優勢だったが…
「人類を導くガンダムだ!」を意識した言い回しだが、こちらは「リバーシブルガンダムだ!」の部分がドスの効いた声色になっている。
- 「無様だね、クワトロ・バジーナ、いやシャア・アズナブル」
- ゲーム『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』にて。
クワトロ相手の特殊戦闘台詞。本来は違う世界の人物だが、何者かの手回しか彼の素性を知っている模様。妙にノリノリである。
- 「その気はないよ! 僕はリボンズ・アルマークなんだ!」
- ゲーム『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』にて、ティエリアとアムロの「そうやって人を見下し続けるから分かり合えない」という糾弾を一蹴する。その台詞は富野作品では定番の死亡フラグである。
- ちなみに原作では「その気はないよ」だけだった。
- 「僕は…! 僕はぁぁぁぁぁっ!」
- ゲーム『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』での断末魔。本作では0ガンダムに乗り換える事もないのでそのままダブルオーライザーとリボーンズガンダムでの決着となるが、原作と違い、どこか憐れみさえ感じさせるような徹底的に追い詰められた末の完全敗北となってしまった。
- 「ついに手に入れた!オリジナルのゴッドガンダムを!」
- ゲーム『SDガンダム GGENERATION』から。
爆熱ゴッドフィンガーを使った時の台詞。
ダブルオーライザーからOガンダムのGNドライヴを奪取した時の台詞が元ネタなのだが、ドラゴンガンダムやマスターガンダムならともかく、偽者のゴッドガンダムが存在するのであろうか…
- 「ヒートエンド………アデュー。」
- こちらは『クロスレイズ』で追加されたヒートエンド時の台詞。
公式ドラマCDでブシ仮面を興奮させた一言が元ネタ。
もっとも、「アデュー」自体も元は『美少女戦士セーラームーンR』に登場する声が似ている「月影の騎士」の決め台詞なのだが。
- 「流石はスーパーコーディネイター、キラ・ヤマトだ。その傲慢な態度は良くないな。
君がどうしても僕の邪魔をするというなら、僕は僕のガンダムで君を倒すしかない!
そうとも!この機体こそ、人類を導く…ガンダムだ!!」- 『Gジェネレーションワールド』のムービー「目覚めし時」より。エグナーウィップでストライクフリーダムにダメージを与えた際に。シン、レイと3機掛かりで戦っているが、彼らすら出来なかった「キラに一撃を加える」事ができたのは流石の一言。
前半の台詞はSEED DESTINY最終話でのデュランダル議長の「傲慢だね。流石は最高のコーディネイター。」を意識したと思われる。
- 「僕なら1人でV作戦、出来るんだけどね。」
- 無双シリーズにおいてRX-78-2ガンダムに搭乗した際の台詞。
リボーンズガンダムオリジンで実際にやっていたのでぐうの音も出ない。
- 「グゥッ……ボクの脳量子波を乱すなぁっ!!」
- 無双シリーズにおけるGガンダム勢とのコンビネーション時。ガンダムファイター達の暑苦しさにはついていけなかったようで、ガチギレする。
ちなみに合流した時にも不快感を露わにする。ハイテンションな相手は苦手なようだ。
- 「ちょっと静かにしてくれないかな……ボクのペースを乱すなよ……っ!」
「あんまりボクの脳粒子波を乱さないでほしいね……!」- 『真・ガンダム無双』において、ドモン、プル、ミスター・ブシドーと味方合流か敵遭遇した時の返し台詞。ハイテンションや無邪気すぎる相手には、脳量子波が乱れながら逆ギレしてしまう。
- 「人間風情が!!」
- 原作通りの台詞だが、 Gジェネや無双シリーズでは撃墜された時に言うことが多い。ただ、そのせいで相手が無人機やELSでも発言してしまう。
- 「人間風情が天才ねぇ…⁇」
- 無双シリーズでのシロッコとのコンビネーション時。『NEXT PLUS』の「ライバルたちの持論」といい、2人が敵対するシナリオがある『真』といい仲は悪い。
- 「残念だけど、キミの役目はここで終わりさ さあ、電源を切ってもらってかまわないよ」
- 無双シリーズでプレイヤーが負けてしまった後のゲームオーバー台詞。ここで電源を切るとは、なんというとんでもないメタ発言だ……
【VS.シリーズの活躍】
ガンダムVSガンダムNEXT PLUS
コスト3000の万能機として初参戦。残念ながらアケでは使えない。
基本はリボーンズガンダムだが、特格などで一時的にキャノンモード(リボーンズキャノン)に変形できる。ブーストが空になるなどでガンダムモードに戻る。
同作のプロヴィデンスと同様、エマのスパガンを踏襲したかのようなホバーモードを持った機体であり、基本的には玄人向け。
原作通りトランザムが発動可能。
ダブルオーと異なりエクシアのような使い切りタイプ。持続時間が長くメインがウイングゼロ(TV)のようなゲロビを出すようになり、特射は大型フィン・ファングを射出しゲロビを撃つ。
NEXTでは2機のウイングゼロが凶悪な強さを誇る関係上、面白い挙動ができ決して弱くはないものの、それらの下位互換的な風合いが目立った。
本作はファンネル系武装が強いゲームなのだが、この機体のフィン・ファングは3000とは思えない屈指の産廃ビットと名高い。
サブの小型ファングの誘導は、アーケード版キュリオス同様「発射時に相手がいた場所を狙う」タイプで、
デビルガンダムくらいにしか当たらない。
おそらく歴代VSシリーズを見ても最弱のビット。
トランザム中の大型フィン・ファングも恐らく同じような扱いだがEXVS同様ゲロビを撃つビットなのでサブよりはマシ。
キャノン時格闘のエグナーウィップはEXVSのと異なり原作通り先端が3つ又になっており、範囲が広い。
EXVS.FB
2012年5月29日のアップデートにて追加。アーケードで初めて登場したガンダム00ラスボス機(厳密なラスボスは
0ガンダムではあるが)。
NEXTPLUSと違ってキャノンモードがホバーモードではなく換装になり、万能型の
ガンダムモードと射撃型のキャノンモードを切り替える換装機となっている。
かといって
シナンジュのような分かりやすい近接タイプ&射撃タイプを切り替える機体ではなく、
さながら2機体分の武装を換装コマンドを経由して使いこなす、意外と目新しいタイプ。
ガンダムとキャノンを区別するのではなく、まさに二心同体。
覚醒では00勢特有のトランザム。
覚醒技はいわゆる乱舞系なのだが、その動作は踏み付け→GNバスターライフルNT撃ち→斬り上げてからのラストシューティング。ラストシューティング後は
ガンダムのと同様の十字の閃光が上がるあたり見事なまでにアムロである。
ネクプラの玄人気質をさらに推し進めつつかなり強力な武装性能もある、いわば上級者向けの強機体であり、全国大会の優勝機体にもなっている。
射撃の強力さと近接での拒否力は全機体トップクラス。
それでいて台詞が非常に傲慢かつ不遜かつ魅力的なものばかりで、リアル煽り性能も最高クラスとまで言われる。
おそらく開発も意図的にゲームの嫌われ格を狙って強機体にしたのではないだろうか…。
リボーンズキャノンのCSの火力、とフィンファングを飛ばした後のメイン性能のダウン値の高さから、戦艦やボス機体相手には非常に有利に戦える。
魅力的な台詞群 ※一例
「弱い…!弱いよ…!」
「新しい創造主さ」
「神に逆らったらどうなるか、分かっていたはずなのにね…」
「仲間を呼ぶかい?居もしない、仲間を…」
「どうしたのかね?避けてもいいのだよ?」
「かわしてもボクはかまわないんだよ?」
「見つけたよ…君の未来もね」
「ボクが相手なら、倒されたことにも納得していただけるかな?」
「さぁ恐れたまえ、逃げたまえ。その自由は君達のものだ」
顔つきは中性的だった原作より男性寄りの美男になっている。
ネクプラだと最終話のような「焦り」のある顔グラだったが、今作では何故か最初から満足げなドヤ顔。
覚醒カットインはヴェーダをバックに煽りカメラで目が光る。怖い…怖いよ!
どうでもいい事だが、初期のPVではキャラ名がリボンズ・アルマークではなくリボーンズ・アルマークとなっていた。恐らく機体名とごっちゃになったのだろう…
EXVS.MB
全国優勝の栄光を手にした反動か、マキブ移行の際にバンナムのお仕置きが発動し
ジオングと共にきつい弱体化を受けた。
主に耐久の低下に加えゲロビの銃口補正低下と
ガガの判定縮小で押し付けと迎撃力が低下した。
それらお仕置きがあまりに悲惨だったため修正の声が相次いだ。
2度の修正も、火力やリロードの微調整などいわゆる「コレジャナイ修正」と呼ばれていたが、バンナムがついに本気を出したのか3度目のアプデは機動力の調整や武装自体のテコ入れ、さらに念願の耐久力増加が行われた。
これにはユーザーも納得し、「前作の様な理不尽な強さを持たない分一部弱点が補強された」として歓迎された。
最終的には良機体として扱われている。
MBONで猛威を振るった特格ムーブを手に入れたのはこのころ。
EXVS.MBON
やや当てにくかった前格闘及び覚醒技のモーションが変更され、当て易くなった。
そして、これまでありそうでなかったアムロとの掛け合いが
ガンダム(Gメカ)で実装された。
主力のGサブやC特射(両方)の銃口補正が強化されており、前作からほぼ純粋強化されている。
特に特格の変形がテンポ上昇に加えてレバー入れの慣性の乗りが大幅に上昇し、移動手段としても使えるようになった。
やたらと慣性の乗る特格で変形を繰り返しながら一方的にライフルを連射する様、銃口補正が強烈な大型フィンファング射出からの本体との同時攻撃は理不尽と評判。
かつての3000コスト上位層が根こそぎ弱体化したこともあって、結果的にトップに躍り出ることに。
全国大会では同コスト最高使用率を誇り、同じくコスト使用率No.1の試作3号機とともに2度目の優勝旗を手にした。
最後まで修正されることはなく、後にGGGP2021にてPS4版で行われた大会に置いても再び試作3号機とともに優勝を飾った。
EXVS.2
前作で大暴れしたため主に特格周りを中心に弱体化。
システム的にはGVSから受け継いでしまった一律キャンセル補正により火力が低下。
新規武装としてν
ガンダムを彷彿とさせる連続パンチ攻撃やフルコーン2形態のような細いゲロビが追加。
前作で大暴れした機体はひどい下方修正されることが多かったが、本機はトップから落ちた程度で済んだ。
ヴァーチェや
ガンキャノンなど、VERSUSで登場した機体が少しずつエクストラ機体として追加されているが、黄金大使のジムは参戦することはなかった。
その後のアップデートによって大きめのアッパー調整が入った。
後特格の逃げ性能以外はほぼ前作と同水準にされ、ガガ3発とそれとは別に強化を受けた点も多い。
が、攻めの強い環境かつ攻防一体の機体が跋扈する環境ではリボーンズの鉄壁もあまり意味を成さないことが多かったのか、環境では中堅上位~強下位程度の評価で収まっていた。
EXVS.2 XB
キャノンの特射がそれぞれ独立した弾数になる、キャノンCSの誘導が大幅に強化されるなどを中心にアッパー調整を受けた。特に全体的に耐久が1ランク上がっている中で本機はまさかの2ランクアップ(620→680)しており、堅牢さに関しては間違いなく歴代最強。
さらに前作で猛威を奮っていた機体達が軒並み下位に落とされ、かつ前作の性能を維持した状態で続投したためにマキオンぶりにトップ層に返り咲いた。と言っても落ち着いてたのは前作くらいなものだが。
その後、ガガ3発没収やキャノン武装の弱体化を受けたものの、守りの強い機体が上位に多い本環境において立ち位置は依然として変わっていない。
こうして見ると、「定期的にリボーンズが環境トップなのは飽きた」という声がトッププレイヤーを中心に上がり始めるほど、一作おきに環境トップ機体とそうでない作品が繰り返している。
リボガンは以前より強さを発揮するには相応のやり込みを必要とするが、根幹を成している自衛コマンドや武装特性そのものは変化していない。
実際歴代最弱クラスだった前作序盤でさえ中堅程度を維持しており、あらゆる面で落とされたホットスクランブルと比べて「強ムーブ自体は依然強味として通用する」のが根幹の強味の理由とも言われている。
そこに全体的に底上げされた本機の性能が加われば、微調整程度の下方を受けたところでトップ層から落ちることはないのは必然だった。
そんなトップ機体としてクロブを蹂躙してた21年9月のリフレッシュアップデートで
まさかまさかの大抜擢。
リフレッシュというと「コマンド配置に欠陥のある機体やどの武装も時代遅れである機体に画期的な新規武装やアクションを追加して大幅強化・環境入り」というのが通例…
だが、こいつに関しては新武装として特射に
ガラッゾ、
ガデッサのアシストが追加。すなわち
主戦力のガガを没収された。
その代わりに下覚醒技でガガを大量に呼び出し原作さながらの物量作戦が追加。
さらに復活が追加され
0ガンダムになるようになったが、その代償として耐久が680から600に大幅低下。
また、MBからの鉄板だった換装メイン連打の移動量も下方調整されたが、ガガ消滅による自衛力低下を危惧してか機動力が上昇したことでGサブを狙う攻めムーブに関しては向上するなど、強弱両面でリフレッシュ感のある修正となった。
結果、常識的な範囲の武装を持ちつつも高い機動力による自衛力が強味のリボGをベースに、換装ガチャを適度に挟みつつ要所で強力な砲撃武装を持つリボCを引き出す機体…
詰まるところ、トレンドや環境から突出していた部分に大鉈が入ったが本来のコンセプトは維持するという、なかなか珍しい『リフレッシュ下方』に成功した。
使用率・勝率はそこそこ落ち込み甘えは許されなくなったものの、
0ガンダムの復活もあり武装をフルに回しつつ粘り強く戦うことで真価を発揮する妙のある機体となった。
EXVS2OB
共通の耐久増加以外に目立った変更点はない。
【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)
勝利ポーズ
ガンダムモード:左手のGNビームサーベルを上から振り下ろす。
キャノンモード:右手を上へ掲げる。
エクシア、ヴァーチェ、
00ライザーを撃破して勝利:機体各部を損壊した状態でオリジナル太陽炉を抱える。
原作劇中で
00ライザーから太陽炉を奪うシーンの再現と思われる。なお、エクシア、ヴァーチェに勝っても
00ライザーの太陽炉(厳密に言えば、O
ガンダムの太陽炉)を抱えている。
トランザム発動時はポーズは同じまま機体が赤くなるが、特殊勝利の場合は通常カラーとなっている。
敗北ポーズ
ガンダムモード:右手、右足、背部を損壊したまま宙に浮いている。
キャノンモード:片膝をつき崩れる。
ガンダムモードでのポーズは、原作で
0ガンダムへ乗り換えた時に、当機が放棄された原作シーンの再現だと思われる。
【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB以降)
勝利ポーズ
ガンダムモード:GNバスターライフルを構える。
キャノンモード:両手を広げる。
2nd最終話アバンパートの刹那との戦闘前のシーンの再現?「
ダブルオーライザー!」「リボーンズキャノン!」
覚醒時はどちらもトランザム状態。
敗北ポーズ
ガンダムモード:NEXTと同様だが右手ではなく左腕を失っている
キャノンモード:ガンダムモードと同様。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ バトローグ
アラン・アダムスが本機をベースに作成したガンプラ「リバーシブルガンダム」が登場。
ガンダムモードとキャノンモードだけではなくタンクモードにも変形できるようになっており、当初のコンセプトであった一人V作戦に回帰している。
リボンズを再現して組まれた擬似人格AIが操縦し、
一年戦争時代のシャア・アズナブルが操縦するバリスティックザクと交戦を繰り広げるも、EXVSばりに換装を行っていた00の時と異なりキャノンモードのまま長時間戦闘し相手を見失うなどシャアにいいようにやられた上、途中でZ時代の
声が似ているアムロにパイロットを切り替えられた上アランに「リボンズじゃシャアには勝てないか」と言われるというリジェネあたりが見たら指さして大笑いしてリボンズに殴られそうな散々な扱いだった。
ちなみにこれで「00」以来のアニメで蒼月氏と古谷氏の共演がかなった。
ガンダム無双
『3』と『真』に参戦。キャノン形態は攻撃演出で登場。
もちろんアムロを乗せると専用の台詞が発生する。
『3』では何処とも知れない異世界に飛ばされた事もあり、怪しい雰囲気はありながらも元の世界に帰るために仲間と協力する姿勢のリボンズを見る事ができる。
『真』では大体悪役として登場。人間の欲望に付け込んだ醜い事件を引き起こすが、我に返ったジュドー達に否定される。
別のシナリオでは傘下にシロッコとトレーズを招き入れるが離反され、自身の支配するアロウズ、シロッコ率いるティターンズ、ガンダムを協力を取り付けたトレーズ派OZと三つ巴を繰り広げる。
ルート次第ではリボンズが味方になるが、トレーズ側に付くルートだとリボンズは「栄誉ある敗者にもなれない」と断じられ倒される。なお、ティターンズはどのルートでも壊滅する。
ちなみにアムロからは「シャアより厄介だな、お前」とお前呼ばわりで腫れ物扱いされている。
SDガンダムGジェネレーション
『WORLD』で初登場。
スパロボみたいなゲームシステムの『3D』ではラスボス(の前座)として登場。
ただし、パイロットはリボンズによく似た意識体「R.A.ニューロ」で本人ではなく、ボイスもない。
ラスボスなのでかなりの強敵。しかも撃破しても大量のELSと融合し、第2形態の「ネメシスR.A.」となって襲って来る。
スーパーロボット大戦
リボンズがセカンドシーズンのラスボスで一時期世界を支配していた…というスケールが大きすぎること、それ以上にメインキャラとELSさえいれば他の作品と組み合わせやすい劇場版の使い勝手が良すぎるために家庭版スパロボでは一回しかまともに登場していない。
その一回である『第2次Z再世篇』ではリボンズが
中の人が同じアムロに対しライバル心を抱いており、味方に引き入れようとしたり、最終決戦では刹那よりも長い戦闘前台詞があるほどだった。
機体性能だけではなくリボンズの能力も非常に高いのだが能力低下耐性や耐久が減ると防御が増えるようなのスキルが少ないことに加えて刹那の固有スキルが「
ガンダム及びGNドライヴ搭載機に与えるダメージが1.5倍」の上最終ダメージを2.5倍にする「魂」を習得するので下手したら一撃で仕留められることも。
オールスター・クロスオーバー作品の宿命で原作以上にイレギュラーが多く、アフリカタワーのブレイクピラー事件も他作品の黒幕によって早々に実態が暴かれたり、
トレーズなどの別で変革を目指す者達にまんまと出し抜かれたりなどで余裕がなくなっており、手を組んでいる女性黒幕に嘲笑されるなど、より小物臭さが先行してしまっている。
ルート次第ではミリアルドとブシドーより先に倒される。
別のルートでは版権勢力最後の敵の一人として登場するが、上記のように悲惨な最期を迎えてしまう。
しかももう一人の方はまだ救いのある結末だったのに対して、自業自得と言えばそれまでだがリボンズはそれすらなく最後まで否定されていたので余計にいたたまれない。
以降は名前が出てくるのみだが、完結作ではスカイ・エクリプスのグラフィックを流用する形でリボンズが再登場。
ティエリアやアムロ達に未来を託す姿が見られ、リボンズがようやく救われた瞬間だった。
【余談】
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リボンズ役の声優・蒼月昇とはいったい何者なのか… |
リボンズ役の声優は蒼月昇という名前の「 1stガンダムを見て古谷徹にあこがれ、声優を目指した超大型新人」という扱いだったが、正体は アムロ・レイや00のナレーターを担当した古谷徹氏。
古谷氏は「ガンダムでアムロ以外を演じたくない」という考えを持っていたが、水島監督の提案とDESTENYでシャア役の池田氏がギルバート・デュランダルを演じたことがきっかけで彼の役を引き受けたそうだ。
リボンズを演じるためだけに用意した名義なので、ガンダムゲームでのリボンズ関連の収録以外蒼月昇名義での仕事はない…と思われていたが、近年、この名義で00はおろかガンダムに関係のない別アニメに出演したり、蒼月昇名義でTwitterを始めるなど、蒼月氏としての活躍も密かに注目されている。
そのため、VSシリーズでは「アムロと似ている」と言われたり、スパロボではアムロに関心を持ち、最終的にライバル関係にあることも。
リボーンズガンダムのGNフィンファングの元ネタは νガンダムのフィン・ファンネルで、これも中の人ネタである。
意図してかは不明だが作中名前を呼んでもらえなかったことも共通している。
当時のラジオ『ソレスタルステーション』で蒼月氏がゲストに来た際には「行けっフィン・ファング!」と言ってもらえたり、アムロの台詞を言ったりと言いたい放題だった。
EXVS.FB家庭版のキャラクター一覧では蒼月昇(古谷徹)と思いっきり正体をばらされている。いいのか…?
一応、近年発行された古谷氏のこれまで演じた役が載っている本ではリボンズの名前は記載されているが、古谷氏としてはあくまで「リボンズは蒼月くんの役」と公言している。
また2021年に発売されたゲーム『スーパーロボット大戦30』のキャストコメントで古谷氏は「アムロを始めとしてリボンズなど様々なキャラクターで参加できた事を誇りに思います。」と語っている。
ちなみにリボンズ以外にもSDガンダムでアムロ以外の役も演じていたりナレーションもやったことがあったりする。
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本機のガンプラは、手首を差し替えるだけで後はそのままガンダムモードとキャノンモードに変形することができる上にプロポーショナルも良好と、バンダイの技術力を見せつけた。
ただしサーベルの刃は無色透明なので塗装が必要。
最終更新:2024年11月09日 08:57