G-セルフ(パーフェクトパック) G-SELF PERFECT PACK |
登場作品 |
ガンダム Gのレコンギスタ |
型式番号 |
YG-111(BPMF-01) |
全高 |
UNKNOWN |
重量 |
UNKNOWN |
所属 |
メガファウナ |
搭乗者 |
ベルリ・ゼナム |
武装 |
バルカン砲 ビーム・ライフル ビーム・サーベル フォトン・トルピード フォトン・サーチャー 全方位レーザー トラフィック・フィン フォトン装甲シールド |
【設定】
メガファウナが保有する「G系統」のモビルスーツ。
地球圏での最終決戦に向けてメガファウナのメカニックたちにより、
G-セルフ専用として組み上げられた最新鋭バックパックを装備した機体。
装着時の機体色は軽装時と同じだが、一部のパーツが専用のフォトン・バランサー搭載のパーツに換装されている。
対消滅光子魚雷「フォトン・トルピード」や遠隔操作端末「トラフィック・フィン」、そしてそこから放たれる「トラクター・ビーム」、一定範囲内の光を吸収しフォトン・エネルギーを探知する「フォトン・サーチャー」など強力な特殊装備を複数備え、それと同時にシールドもフォトン・エネルギーの障壁(コピペシールド)を放出する専用のフォトン装甲シールドに換装されている。
また、モード変換により上記のこれまで装備した6つすべてのバックパックと同等の機能を発揮することができ(その際には各パック装着時同様、G-セルフのフォトン装甲の色が変化するが、高トルクモードでは格闘戦でパワーを集中した特定の部位のみが緑色に変化している)、大気圏用パックにも備わっていた「全方位レーザー」を、レーザーポッドからではなく機体表面のフォトン装甲からエネルギーをレーザー化して全方位に放出する形で使用可能となった。
このように正に「パーフェクト」の名に相応しい性能だが、搭載された機能が強力であるが故に戦闘で消費されるフォトン・エネルギーの総量は他の機体の比ではなく、長期戦には弱い。
もしフォトン・トルピードの使用を解禁した場合はその欠点が補われるため別だが。
【武装】
バルカン砲
頭部に2門を内蔵するビーム機関砲。
ビーム・ライフル
トワサンガ製の携行式ビーム砲。
メガ粒子を弾丸として発射する。
ビーム・サーベル
近接戦闘用のビーム兵器。
肩に2基を装備している。
フォトン・トルピード
反物質結晶体を散布する兵器。
低温対消滅により接触した部位を爆発を起こさずに削り取り消滅させる。
さらに消滅させたものからエネルギーを回収することが可能で、理論上エネルギー無限を実現できる…が使用したベルリ本人もそのあまりの破壊力に恐怖し、ベルリの判断により二度と使用されることはなかった。
低出力で敵部隊を壊滅させるほどの威力を誇る。
劇場版だと「ヘルメスの薔薇の奥にある最終兵器」と称されており、アメリアとアーミィに大打撃を与えた。
他の武装と異なり使用するトリガーにはカバーがしてあり、その上強く押し込まないといけなくなっている。
フォトン・サーチャー
広範囲の光を吸収し、フォトン・エネルギーの位置を特定する機能。
使用時には周囲の光が消える。その様を見たクンパ大佐は「夜になる⁈」と言っていた。
全方位レーザー
機体表面から全方位に放たれるレーザー砲。
実は大気圏パックにも存在する武装だったが、その時は味方を巻き込む可能性があったため使用されなかった。
トラフィック・フィン
トリッキーパックの技術を応用した遠隔操作端末。
パーフェクトパックの上部に2基が装着されている。
トラフィック・フィンからは敵機を拘束して動きを止める「トラクター・ビーム」を照射可能。
トラクター・ビームを受けると操作が完全に利かなくなる。
メカデザイナーの安田朗氏曰く「コンバトラーVでいう超電磁タツマキ」とのこと。ロボットアニメに詳しくない本シリーズプレイヤーに言うなら覚醒技前に使うスタンや強よろけなどで動けなくする技、と言えば分かってもらえるだろうか。
ベルリは僚機をけん引するのに用いたりクン・スーンのマズラスターを拘束し説得するなど平和的に用いていた。
フォトン装甲シールド
リフレクターパックの技術を応用した専用シールド。
装甲表面からビーム・プレーンを放出して敵のビームを無効化・吸収する。
【原作における活躍】
ビーナス・グロゥブの帰還中に地球圏での最終決戦に備えてパーフェクトパックに換装。
その強さ(主にフォトン・トルピード)はベルリ自身がドン引きするほどの物になった。
しかし、地球に降下してから整備どころか補給する間もなく……というか大気圏突入時にベルリがメガファウナから離脱し、単騎で大気圏突入を行ったためエネルギーの大半を失ったうえでの連戦となった上、ベルリができるだけパイロットを殺さないよう無力化する戦術をとっていたこともあり、
マスクの駆る
カバカーリー、マニィの
ジーラッハ相手に追い詰められ、最終的にバッテリー節約のため飛行せず地面を走るほどの状態に陥るも、クン・スーンのマズラスターを無力化し説得に成功。最終的にカバカーリーに脚部バッテリーを蹴り壊され、カウンターで両腕を切り飛ばすも切られた腕の連射中のライフルによりもう片方の脚部バッテリーも破壊され相打ちとなって機能停止。
ベルリは
コア・ファイターで脱出し機体は放棄された。
劇場版Ⅳではフォトン・トルピードの威力がアニメより増しており、その光景を目の当たりにしたことに加えてトルピードで消えた人たちの声を感じ取ってしまったことでショックを受け、パーフェクトパックを外してしまい、そこに襲撃をかけた
マックナイフと激戦を繰り広げた。
最終的に脚部バッテリーを放出しライフルを失ったが本体は無傷で、その上マニィが間に入らなければ撃墜するところまで追い詰めた。
この戦いでパージしたパーフェクトパックはルシファーが回収し装着していたが、適合してはいないのか速度低下を起こしているようにも見られ、G-セルフとマックナイフの機動力についていけなかった。
【搭乗者】
ベルリ・ゼナム
CV:石井 マーク
トワサンガの名家レイハントン家の生まれで
アイーダ・スルガンの弟。
金星のビーナス・グロゥブまでの旅を経て姉であるアイーダがアメリアやキャピタルといった地球上の組織にとらわれることなく物事を見る視野を得たため、「アメリア軍」ではなく「所属にとらわれず戦争を止めるために戦う海賊船」メガファウナの一員として戦うことを決める。
アイーダの目的である「戦いそのものをやめさせる」を叶えるため「争いを生み出す元を断つ」ことを意識し、相手の戦闘力を奪う目的で戦闘を行う。
戦いの中で完全にニュータイプに目覚め、撃墜したパイロットの思念を感じ取り精神に悪影響を及ぼしそうにもなったがケルベス教官…戦友殿やノレドやラライヤたちのサポートもあり、カミーユのように精神を壊すことはなかった。
元々高かった戦闘センスはさらに磨かれ、特に劇場版Ⅳではバックパックなしでライフルも破壊され、かつ精神的にショックを受けた状態でマスクのマックナイフから執拗に追い回されるも片足のバッテリーを囮として射出し失っただけで損傷なしで逆に撃墜寸前まで追い詰めたほど。
ビーナス・グロゥブから帰還後はデレンセン大尉やカーヒル、トルピードで消したアーミィやアメリアの大勢の兵の命を奪ったのがトラウマになっているのか、単独で大気圏突入を行う無茶やビーナス・グロゥブからついてきたポリジットのパイロットを守れなかったことに過度に責任を感じていたりと死に急ぐかのような行動も目立っていた。
軌道上での激戦からノレドたちをメガファウナに送った後大気圏突入するメガファウナから補給もせずに離脱し単独で大気圏突入を決行し戦い抜くという無茶を行うもクン・スーンの無力化と説得には成功。カバカーリーと相打ちになるもコアファイターで脱出しベルリを探しに大気圏グライダーで宇宙からやってきた母と再会する。
最終的に戦いが終わった後、世界一周をするクレンセット・シップから単身で日本へ降り立ち、現地のおじさんと話したのち富士山を降り世界一周の旅に出ている。
【原作名台詞】
- 「大人たちはエネルギー源の近くでも戦争をする……!みんなでやめないのなら、フォトン・トルピードを……使います!!」
- 劇場版Ⅳのトルピード使用時の発言。地球圏にビーナス・グロゥブから運ばれたエネルギーを運ぶ輸送船及びスコード教の御神体という地球のエネルギーの9割を担う超重要施設であるカシーバ・ミコシ付近で戦闘を行うアメリアとキャピタル・アーミィに向かってトルピードを放つ。
- 「こんなものは使っちゃならないんだ……!」
- 上記の後、トルピードがキャピタル・アーミィ、アメリアの艦隊の大半を消滅させる大打撃を与え、その光景とNT能力で消えていくパイロット達の悲鳴を感じ取り、戦慄しながら。戦場が混乱する中、マスクは衝撃を受けつつも分析しトルピードを放ったのがGセルフだと分かり強襲をかける。
- 「僕はマシンを壊している!」
- 同上。マスクとバララから「人殺し」と呼ばれ攻撃を仕掛けられるもこう返しカウンターでマックナイフの頭にキックをかました。地球上でMSから脱出するマスクを見た際に「人を見たら撃てない」と撃墜するどころか救出に協力していたためベルリの考えの現れとも、トルピードの1射で大勢の命を奪ったのを受け入れられないからくる叫びともとれる。何気にマックナイフの両手サーベルモードを二刀流で抑えており、1シーンだけで技量の高さをうかがわせる。
- 「戦争は無駄死にを呼ぶから、ノレドとラライヤはそこを動くな!僕はGセルフの義務を果たす!」
- アーミィとドレット艦隊が打ち合うビームの光に恐怖し引き寄せられて行ってしまったポリジットを止めようとするルシファーを制止し、混戦の中に飛び込んだ。ここからベルリの生き急いでいるのが特に現れているシーン。
- 「こんな高性能機をもらっておいて、僕は何をやっているんだ!」
- 単独で大気圏突入したはいいが、敵の位置は補足できず、その上メガファウナの位置も分からなくなってしまい、トドメとばかりにカバカーリーとジーラッハから先に見つかってしまい思わず漏らした。
【ゲーム内での活躍】
EXVS.MB ON
2017/7/25より緊急参戦。コストは3000。
原作同様にリフレクター、アサルト、高トルクなどの各種パックの機能を使用することが可能な機体に仕上がっている。
とはいえ射撃の手数は物足りず、降りテクもないため原作のように単独で大暴れ…ではなく僚機との連携を重視した立ち回りが求められる。
フォトン・トルピードは使い切りの兵装として登場。
覚醒技は切り抜けから高トルクでパンチキックして全方位レーザー、アサルトで止めを刺す「バックパック換装コンボ」。原作でロックパイのガイドラッシュを撃墜した一連の動作。
パーフェクトパックの機能を切り替えてはいるが、別に換装しているわけではないのでこの名前は適正ではない気もするが……
原作再現モーションも多いのでそこも魅力の一つ。
EXVS.2
覚醒カットインのみ稼働時から変更された。
前サブがGVSと同じ仕様になった以外はパッとしない性能だったが、アップデートにて全性能が底上げされたほか通常時でも全方位レーザーが撃てるようになった。
通常時の全方位レーザーはリフレクターモードよりも攻撃距離が狭まるが、他機体のプレッシャーと同じような使い方ができるようになった。
また、各種格闘からN・前・横特格派生が出せるようになった。この派生はモーションこそ各種特格と同じだが元と比べ補正が軽くなりダウン値が激減している。(最終段を除けば0.2~0.3と本当に微々たるもの)
前格初段1ヒット→前特格派生最終段前のループはカット耐性こそ無いものの非常に強力で、非覚醒時でも300~350ダメを叩き出せるほど。
疑似タイに持ち込めれば火力がかなり出せる機体へと変貌を遂げた。
EXVS.2 XB
大きく仕様が変更され、リフレクターモードが任意換装式になり、FFバリアからABCマントのような仕様になったほか、耐久値が0になると弾数回復するようになった。
また、高トルクモードはN特格が格闘CS、前特格が格闘特格派生、横特格が格闘横特格派生に引っ越しとなり、空いた特格にアメキャン対応のアシストが追加。フォトントルピードは覚醒中射撃CSに変更となった。
全体的な使用感が変わり、リフレクターが背面ガードのみとGセルフと同じ仕様になった影響で一時は弱体化とされていた。
後にアップデートによって全性能が底上げされたが、
特にリフレクターが全面ガード化、Nサブがヤケクソ気味のアッパーを受けたことで一気に環境トップに。
その異常なまでの硬さと、いざという時の攻めの強さからリボーンズのリフレッシュ後は最強機体として環境を斡旋。
高い勝率と使用率を叩き出した他、タイムアップ環境を加速させる要員と化していたためついに下方を受けた。
1度目は耐久値が減り、リフレクターがフルクロスと同様のリロード不可武装となったが環境トップは揺るがず。
2度目はロック距離・全方位レーザーの攻撃範囲も生時と同じになり、肝心のNサブは火力が落ちて補正が悪化した。
しかし、Nサブの強みである当てやすさと、前サブとレバー入れアシストの性能がノータッチなため、
全機体中トップの使用率を誇り、長らく環境トップに君臨し続けた。
そのため原作でマスクが呼んでいた「独裁者」呼びが定着しつつあった。
もし劇場版Ⅳの公開がもう少し早ければ「殺人者」も追加されていたのかもしれない。
エクプロや福岡
νガンダムなどの登場によりトップからは退いたがそれでも強力な機体の一機であることには違いはない。
EXVS.2 OB
リフレクター時のサブが、アサルトからライフルを用いた専用の単射/ゲロビ武装となった。弾数は共有2の撃ちきりリロードな上ゲロビは弾数2消費と使い勝手は悪く、発動してもリフレクターは解除されないため立ち回りを制限する武装ともいわれる。
また、覚醒時アシストを呼び出すと1回目はアルケインの入力でもルシファーが月光蝶を出しながら突撃するようになった。
【勝利・敗北ポーズ】
勝利ポーズ
- 通常時:横に1回転した後ビーム・ライフルを構える
- 覚醒時:バックパックの後輪を光らせ、両手を広げて天を仰ぐ。初回
敗北ポーズ
右足とバックパックが破損した状態で落下する。最終話で機能停止した状態の再現
【その他の活躍】
ガンプラ
HGで登場。
G-セルフ本体自体は可動、色分けともに同時期に発売された「トライ」のガンプラと比べると見劣りするが、パーフェクトパック自体は自由に動かせて評価が高い。
当然だがアサルトや高トルクモードの色を再現したい場合は塗装を必要とする。
ガンダムトライエイジ
各種パックに引き続き参戦。
本作ではレイハントン・コードの制限はないが、原作で乗ったパイロットには専用機補正が受けられるのだが、Gセルフがベルリの他にアイーダ、ラライヤにも補正があり、パーフェクトパックも引き続き彼女たちも専用機補正を受けられる。
SDガンダム GGNERATION
初代ガンダム~ガンダムUCあたりの宇宙世紀のみの作品『ジェネシス』で隠しボスとして参戦。
黒歴史∀ほどではないが高い性能を持つ。
条件を満たせば入手でき、ベルリもスカウトできるようになる。
『クロスレイズ』ではDLCで登場。
元々の性能は高いが、ベルリかアイーダを乗せる事でアビリティにより攻撃力+100、防御力+50、機動力+100の強力な補正がかかる。
武装面においては防御力無視のフォトン・トルピードが特に凶悪で、ターン兄弟の月光蝶と共に高難易度モードで真価を発揮する。
スーパーロボット大戦
現状『X』でのみ参戦。Gセルフの換装の一つとして解禁される。
原作では封印されたフォトン・トルピードが普通に使用可能な武装になっており、強化パーツなど条件を揃えると1ターンで敵陣営をせん滅できるほどの強さを誇る。
R.C.系はU.C.系と機体カテゴリーが共通しているが、レイハントン・コードの設定のおかげで乗せ替えができず、Gセルフを他のパイロットに奪われることはなく、逆にベルリもG-セルフ以外に乗ることはできない。
ちなみに最強武装「パーフェクトアタック」はアサルトから全方位レーザー、高トルクで殴打、この攻撃で撃墜する場合はトドメ演出が追加されトラック・フィンで追撃するのだが、フィン以外は丁度EXVSシリーズの覚醒技及び原作と逆の構成になっている(高トルクから全方位レーザー、アサルトでトドメ)。
最終更新:2024年07月13日 12:01