カバカーリー

カバカーリー
KABAKALI
登場作品 ガンダム Gのレコンギスタ
型式番号 VGMM-Git01
全高 19.3m
重量 40.2t
所属 キャピタル・アーミィ
搭乗者 マスク
武装 ビーム・ショットガン
ビーム・セイバー
フォトン・レーザー砲
ビーム・リング
特殊武装


【設定】

ビーナス・グロゥブのジット・ラボラトリィが開発したG系統のMS。
ジット団の汎用量産型MSリジットの指揮官機兼ジット団のフラッグシップ機として開発された機体であり、コードネームとして「G-IT」が与えられ、団長キア・ムベッキの搭乗機となる予定だった。
しかし完成前に彼が死亡したため協力関係にあったキャピタル・アーミィのマスクに譲渡され、その際に彼によって改名された。

堅牢かつあらゆる局面に対応可能な万能機として開発されており、G-セルフと同じく背部のバックパックは戦況に応じて換装することが可能で、劇中に登場したビーム・リング・コンテナはそのうちの1つとされる。
レコンギスタ作戦に備えていたためなのか、膝部シールドには単独大気圏突入を可能にする耐熱フィルムを、両肩部シールドには重力下での飛行を可能にするミノフスキー・フライトを内蔵している。
顔つきはガンダムタイプにやや似ているが、頭部のアンテナは後頭部に板状のものが1本となっている。
動力のフォトン・バッテリーが高性能かつ高出力なため全身にフォトン・バランサーが内蔵されており、余剰エネルギー放出時には緑色に発光する。
また、G-ITという名前は「ジット」団を象徴する名前であると同時に、G-セルフと同様に「Gそのもの」と意訳できるダブルネーミングとなっている。

バックパック換装、機体各部の発光、そして名前といい、何かとG-セルフと対になる要素が見られるが、機体デザイナーの形部一平氏によると、最終決戦が「ガンダムそのもの」同士の対決であるという意味を込めたかったためとのこと。

カバカーリーはクンタラの魂の安住の地「カーバ」の守護神「カーリー」に由来するとマスクから語られているが、現実で相当しそうなものはイスラム教の聖地メッカの聖殿カーバと、ヒンドゥー教の破壊と殺戮を好む女神カーリーだろうか。
ちなみにカーバは黒い布で常に覆われており、カーリーは暗黒と時間を意味する単語カーラの女性形でもあるため、機体色の黒にも関連があるのかもしれない。

カーリーだけでなくダハックやルシファーにも言えるのだが、ジット団製のMSは他の陣営のMSと違いマックナイフの接触回線用の通信用ワイヤーやGセルフのトイレ機能などの直接戦闘に関係しないが実用的な機能がなく、バララのユグドラシルに接触通信をするためにライフルを接触させようとしたがユグドラシルが加速を駆けたため何度も空振るシーンがあった。


【武装説明】

ビーム・ショットガン

携行式のビーム・ライフル。
エネルギー供給はマガジン式となっており、予備マガジンをサイドスカートにマウントする。
拡散ビームと通常のビームを使い分ける事が可能だが、拡散ビームを使用するには専用弾のマガジンが別途必要となり、拡散ビームは劇中未使用。
また、銃身下部にグレネード・ランチャーが1発分搭載されている。

ビーム・セイバー

手甲部に内蔵されているビーム・サーベル。
出力調整する事で機体全長の倍もの刀身を形成する事が出来る。
G-セルフ(パーフェクトパック)のフォトン装甲シールドを破壊する程の出力を有する。
ちなみにガンプラでは再現されていない。

フォトン・レーザー砲

胸部に2門内蔵されているレーザー砲で、G系統MAジロッドの大型フォトン・レーザー砲をMS用として小型化したもの。
戦艦すら真っ二つにできるが、一度に3秒以上連続照射すると砲身が溶けてしまう。
ジャイオーンとジャスティマに搭載されたものをそのまま採用している。

ビーム・リング

インドの投擲武器チャクラムに似た、リング外側に発生させたビームで目標を攻撃する投擲武装。
投擲してから掌からレーザーを用いて軌道を遠隔操作できるため、擬似ファンネルとも形容出来る。
リング内側にミノフスキー・フライト・フィールドを発生させて推進に利用しているが、敵機の機能を奪うためにも利用された。
対MS戦だけでなく、大型戦艦相手でも高い威力を発揮する。

ビーム・リング・コンテナ

カバカーリーで唯一確認されているバックパック。他機と互換性があるのかは不明。
ビーム・リングを複数個ずつ格納しており、スラスターとしての機能も持つ。
ガンダムシリーズでは珍しく、背部の2ヶ所の接続コネクタに対して1つずつユニットを装備する形を取る。


【原作内での活躍】

第24話で初登場。ジット団からマスク部隊に譲渡されてマスクの搭乗機となり、彼によってカバカーリーと改名された。
第25話で低軌道周辺でフルムーン・シップを狙う動きを見せたクノッソス部隊を迎撃するためジット団と共に出撃し、ジャスティマとマズラスターの援護もあってクノッソスを撃沈する。
続けて接近して来たサラマンドラ部隊をマニィのジーラッハも加えて迎撃。更に接近して来たメガファウナ部隊及びG-セルフと交戦するが、G-セルフと近距離で対峙した瞬間にトラクタービームでしばらく釘付けにされ、ベルリに大気圏が近づいている事を伝えられると共に放り出される。
大気圏突入が出来ないジーラッハを覆う形で耐熱フィルムを展開し、共同で無事大気圏突入を成功させる。

降下後はギアナ高地上空でG-セルフを発見し、ビーム・リングでパーフェクトパックのリフレクターモードを封じるが、全方位レーザーで迎撃され一時離脱。
その後G-セルフが地面にいた所を見つけ、接近戦を仕掛けた末にエネルギー切れを見抜いてビーム・ショットガンの銃口を向けるが、寸前でバードストライクに遭ってトラフィック・フィンを直撃させられながら逃げられて機会を逃し、マニィが再び捕捉した際にはジャブロー跡の洞窟まで追撃してパックの一部を損壊させるが再び逃げられる。
その後地上を彷徨っていたが、マズラスターを降伏させた直後のG-セルフを死角となる位置から発見し、再び急襲。トラフィック・フィンに直撃されつつもパックの一部を破壊し、更に蹴りで左足のバッテリーを破壊するが、同時に反撃のビームサーベルで両腕を斬られた事で飛行を維持できなくなり落下。
その際に斬り離された腕のライフルからのビームがG-セルフの右足を破壊して落下させるまで持ち込んだ*1が、本機もそのままうつ伏せに湖に落着し、その時点で行動不能となった。


【パイロット説明】

マスク

CV:佐藤 拓也

キャピタル・アーミィのクンタラで構成されたマスク部隊の隊長。

ドレット軍の総司令官ノウトゥ・ドレットがゲル・トリメデストス・ナグ法王を人質にカシーバ・ミコシを占拠した事で共闘関係は破綻。この際、ゲル法王とカシーバ・ミコシを開放する活躍を見せ、差別されているクンタラながらエースとして周囲に認められるサクセスを掴んでいた。本人としては打倒Gセルフ、打倒ベルリの方に意識が行っていたが。
その後、地球へのレコンギスタ(回帰)を目的に来訪したジット団のフルムーン・シップに対して共闘を求め、彼らと合流。それと前後して再会を果たしたマニィからベルリの出生の秘密を聞き、彼女から和解してほしいと言われたが彼に対する劣等感をより一層強めていたため、将来独裁者になると言い放つまでこじらせていった。
それを聞いたマニィはルインの為にベルリを倒す覚悟を決めたのだが、マスクとしてはマニィを巻き込むのは本意ではなかったようで突出しがちなマニィを制止するような発言も度々見られた。
最終決戦では殺すつもりでマニィと共にベルリを猛追し、G-セルフのバッテリー切れも相まってこれまでになく追い詰めたが、結果的には(ベルリが)撃墜しようと思えば幾度もチャンスがあったのに撃墜しなかったり、マスクの殺意を袖にされ続けた末に相打ちとはいえ機体を破壊され、最後は打倒できなかった事に対してか慟哭を上げた。
決戦で戦う術を失って戦局に決着が付き、キャピタルで戦争を幇助する人間達も居なくなった結果、野望を捨ててルインとしてマニィと共に旅に出た。

最終決戦ではベルリのG-セルフと相討ちとなったが、目的は果たせず両者とも生存しており、富野監督は「本気で叩き合って、痛み分けで終わった二人ですが、その結果、いわゆる“好敵手”という関係になりました。こうなると、時さえ経ってしまえば良き“友だち”になれるんですよ」と語っている。

【原作名台詞】

  • 「それはダメだ。あいつは母親の家系の力で、将来の長官の道を約束されている様な奴だからな!アメリア軍の総監の娘とも手を組んだものだから、独裁者の様なものになる!」
    • 決戦前にマニィからベルリと友達になってくださいと言われて。彼の出自からだろうか、ベルリ及び権力者に連なる血筋への反感が現れている。
      独裁者という極まった台詞を複数回用いたインパクトと、ベルリがパーフェクトパックを用いた時の圧倒的かつ恐るべき強さのインパクトのタイミングが近かったため、この頃のG-セルフやベルリ、パーフェクトパックを指して「独裁者」「独裁者パック」などと視聴者から揶揄される事になる。

  • 「それが本当なら、ますます権力者になる血筋じゃないか!人に食われる過去を持つクンタラなど、虫ケラ以下に扱う奴らなんだよ!」
    • マニィからアイーダとベルリはレイハントン家の姉弟だから上記の考えは誤解だと言われて。当然ベルリは全くその様なつもりはないが、彼の過去の経験からなのか、もはや被害妄想や強迫観念とまで言えるものになっている。

  • 「バララ……戦場に嫉妬を持ち込むと死ぬぞ……!」
    • 再開したマニィといい感じの空気になったため嫉妬心を抱いてうっぷんを晴らすように大暴れするバララの様子を見抜いての発言。
    • お前が言うな、鏡見てこいと思う視聴者も多かったことだろう。とはいえ自分の心の奥底なんて自分ではわからないものなのである。

  • 「貴様はいつも、圧倒的な力を貰ってぬくぬくとして!クンタラを見下す!」
    • トラクタービームに捕らえられながら。ベルリがG-セルフで活躍してきた事実への嫉妬も見られる。

  • 「単独で大気圏突入を成し遂げたG-セルフの高性能…そんな物をベルリの様な選ばれた者に持たせておくのは、危険なのだよ!」
    • ベルリが単独で大気圏突破した様を見て。1人が強大な力を持ちすぎる事が危ういのは確かではあるが、彼も優れた技術を持つジット・ラボ製MSの中でも特に高性能で大気圏突破もできるフラッグシップMSを任されており、持っている力としては近いものであるため、自分の行いを出自の差にかこつけて正当化している様な節も見られる。

  • 「将来、独裁者になる様な!血筋の者はぁ!この世を!去れぇぇぇ!」
    • 降下後に艦隊に向かおうとしたG-セルフを捕捉してビーム・リングを投げつけながら。優れた血筋への憎しみを吐露している。

  • 「貴様には死んで貰わんとクンタラとしては情けないのだ!」
    • 地上でG-セルフを再度捕捉した際に。己の邪魔をする事への鬱陶しさや反感、出自と活躍への劣等感や嫉妬などが重なった象徴であるベルリを打倒する事が、極まった彼の負の感情の唯一の解消法だったのだろう。

【その他名台詞】

  • 「…見せてもらったぞ。本物の支配者…独裁者というものを」
    「お前は…その仮面の下に何を隠している…? 過去か…? それとも…弱い自分か?」
    「どちらにしても、マスクをかぶっているような奴にロクな人間はいないな!」
    (ここでマスクを外す)「そんな男に支配者面をされては世界は何も変わらん!」
    • 「スパロボX」より。鉄仮面の非道を目の当たりにして、コンプレックスを克服したマスクは自らへの戒めを込めて鉄仮面を否定、ベルリと共に戦う道を選ぶ。マスク…もといルイン・リーが救われた瞬間である。なお、ベルリはここで初めてマスクの正体がルイン・リーである事を知る。



【ゲーム内での活躍】

EXVS2

XBに先駆けて追加プレイアブル機体第16弾として先行登場。
コストは3000。
ビームリングを武器にする他、マニィが搭乗するジーラッハがアシストで登場する。
…のだが、本機はありとあらゆる要素が妙に弱く設定されており、「大した誘導弾を持たない」「射撃も格闘も火力がショボい」「特別足が速いわけでもない」…と挙げればキリがない。
機敏なピョン格と近接で見合う分には事欠かない武装はあるが、それでは3000としての役目は到底果たせない。
下方という名の強化を受けたフォビドゥンを始めとした今作の強武装持ち機体に狩られ続けたためか、最終的な使用率は大きく落ち込み、勝率も新規3000とは思えない体たらくとなってクロスブーストを迎えることとなった。

何故かゾルタンと掛け合い台詞があり「どちらのわき役が上か競ってみよう」などと言われるが、差別されていたクンタラの身ながら戦果を上げ周囲に認められ最後は彼女と生存したマスクと、幼少期に戦場のコロニーの生き残りだが、ジオンに回収され強化人間の実験体として扱われ、自分がコロニーでライフルを撃っちゃうんだよなぁしたことで極秘計画が露呈しそうになったため部隊ごと始末されそうになったゾルタンではかなり違いがあるように感じられる。どちらも名キャラではあるのだが……

EXVS2XB

移行に伴い若干強化。
特格のレバー入れ有無が交換されたことで使いやすくなった。
また、格CSのジーラッハ呼び出しはビームが長くなり、地面まで届かない事はかなり減った。

そして早期アプデで全体的かつ大幅に強化。
射撃CSのゲロビはスタン属性となり、チョン当てからの格闘コンボというなかなか珍しい強味を獲得。
特に横特射のムーブ付きビームリングは「大きく動く」「しっかり誘導する」「火力も伸ばせる」「リロードも良好」といいこと尽くめの主力武装に。
緑ロックでも誘導するリング切り離しも健在で、近接疑似タイでのハメ殺しも仕掛けられるようになった。

一方でメインだけは相変わらず銃口が弱くクソビーを起こしやすく、降りテクも貰えなかったことからダブロを捌くことは苦手。
また、ビームリング始め癖のある武装が多いことは否めない。

総じて、全機体でもトップクラスの堅実さと癖が強いなりに強力な武装を持ちつつも、無理に前線を張るのは出来ないという調整。
相方負担は大きいが、その長所から後落ちや0落ちを担うことも出来る、シャッフルでも固定でも柔軟に戦えるやり込みがいのある良機体である。
前作こそ苦杯を飲まされたものの、3000としてようやく輝けるようになった今回の調整を評価する声も多い。
突出して強かった訳ではないがそのタフネスから結構なシェアを獲得したこともあってか、耐久減とビームリング突き出しの射撃破壊判定の没収を受けた。

本作では長らくGセルフパーフェクトパックが環境トップの1機として猛威を振るったため、ベルリに敵対心を抱くマスクの気持ちが理解できたプレイヤーもいたとか。


EXVS2OB

本体に大きな変化はなし。
共通修正のピョンズサ没収については、高度取りが主目的だったため痛手は少なめ。
一方、ステージの天井が低くなったのは、滞空足掻きが得意な本機としてはやや痛手。


【勝利・敗北ポーズ】

勝利ポーズ

通常時:左手にビーム・リングを引き寄せつつ右手のビーム・ショットガンを構える。
覚醒時:ビーム・ショットガンを掃射してから左手を突き出して構える。

敗北ポーズ

両腕・膝の装甲などを失った状態で地面に落下。
パーフェクトパックと相打ちになったシーンの再現。


【その他の活躍】

スーパーロボット大戦

現状「X」のみの参戦。マスク自身はマックナイフに乗って序盤から立ちはだかる強敵だが、カバカーリーは終盤で登場。
条件を満たせば隠し機体として参入する。なお、仲間にしない場合はカバカーリーは分岐ルートでしか登場しない。
マスクの能力は一線級だが、肝心のカバカーリーは武器が二つしかないので、フルクロス辺りに乗せ替えていいかもしれない。

マスクはやはりベルリへの憎しみを見せるが、参入条件を満たした場合は最終的には彼の言葉で吹っ切れ、和解を果たすなど救われた結末となる。
別作品の主人公からは「気に入らない世界なら壊せばいい、それができずに強いものに従うだけの男」と痛烈に批判された。ちなみにその人は原作でマスクへ言ったその言葉を有言実行した。


【余談】

マスク役の担当声優は『ガンダム Gのレコンギスタ』と同時期に放送された『ガンダムビルドファイターズトライ』においてメイジン・カワグチ役で出演しており、同じ時期に放送されたガンダム作品の両方、しかもライバルとして出演しているという珍しい出来事となった。
さらに両者共に偽名を名乗り、仮面やサングラスで素顔を隠しているという共通点がある。


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最終更新:2024年06月19日 12:39
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*1 ベルリはコア・ファイターで機体から脱出している