【設定】
マイク・ハワードとプロフェッサーGの二人の科学者が中心になって開発された超大型宇宙戦艦。
地球圏統一連合軍のミリオン・リーデハルト将軍の依頼で建造され、名前のミリオンも彼に由来する。
ステルス機能の権威であるプロフェッサーGが開発に関わっており隠密行動が可能で、この巨体にもかかわらず近くに来なければ検知できないほど。
艦体の制御系は高度に自動化されているため限られた人数でも航行可能であり、優れた推力エンジン及び推進器によって太陽系外への進出も可能とされ、艦内も個室や娯楽スペース、休憩室など長期航行に配慮されている。
対して火力はビーム砲こそ複数搭載しているものの戦闘力は艦載機に依存している。
【武装】
ビーム砲
機体各所のスリット内に搭載されている。
【原作の活躍】
ミリオン将軍が大艦巨砲主義であった事から宇宙海賊抑止のためにハワードに建造を依頼したが、ハワードがエンジンに拘った事で完成まであまりに時間が掛かりすぎ、完成したのは依頼から10年後であり、その頃にはミリオン将軍が引退していた事、当時宇宙海戦はなく統一連合軍もOZも宇宙戦艦は不要と考えていた事、実際には想定された宇宙海賊の被害が生じなかった事から無用な産物になってしまっていた。
その後どうやったのか月の裏側に隠されていた所をハワードによって引っ張り出され、OZに抵抗する
ゼクス・マーキスの拠点として使用される。
その後ゼクスが
ミリアルド・ピースクラフトとしてホワイトファングの指導者になるとGチームの拠点として使用されるようになる。
最終的には
リーブラの主砲発射を阻止するためにサリィ・ポォ発案の特攻作戦を実行して艦としての機能を停止している。
【艦長】
マイク・ハワード
CV:石田 弘志
本艦の開発者の1人にして本艦の艦長。
バーニア技術の権威で
トールギスの開発にも関わっている。
地球ではデュオをサポートし、またサンドロックとヘビーアームズを宇宙用に改造している。
トレードマークはアロハシャツにサングラス。
【搭乗員】
サリィ・ポォ
CV:冬馬 由美
元地球圏統一連合軍の医療情報将校。
連合軍時代にヒイロに出会い
ガンダムパイロットに興味をもつ。
連合崩壊後は反OZ運動に参加、その際にトレーズに敗れた五飛と出会い彼をサポートしている。
その後は地球に残されたガンダムを回収してGチームに届けたりしている。またリーブラを止めるためにピースミリオンの特攻を指示したりと本艦の実質的艦長になっている。
バートンの反乱時にはプリベンターに所属し、反乱終結後に五飛を同組織にスカウトしている。
【VS.シリーズの活躍】
ガンダムVSガンダム
ガンダムW系のGクロスオーバー枠にて戦略兵器然としていたリーブラを差し置いてピースミリオンが登場。
最終決戦での活躍モチーフ故なのか、その船体で突撃する。
当たり前だが原作の大きさと比較すると非常に小さくなっている。
通過系のGCOで速度も程々で横に大きいだけなので高飛びすればまず当たらないが、高跳びが苦手な地走系、特にダッシュが遅い
ガンタンクには脅威となる。
そういった回避をしないCPU戦ではGCOの中でもかなり頼りになる。
【その他の活躍】
SDガンダムGジェネレーション
『DS』の平成ガンダムルートでは、ピースミリオンがまさかのホワイトファング旗艦として登場し、カーンズを艦長として敵対する。
撃破するとそのまま轟沈。原作で主人公を支えた艦としてはあんまりな扱いである。
ちなみに2番艦の
リーブラはデルマイユの死によって建造が中止されていた。はずだったが…?
なお、他のルートではリーブラやカーンズ共々登場しない。
【余談】
設定では戦力は艦載機に依存しており大した事はない…はずなのだが、公式HPでは「船体の各所に強力な砲座を備え、扇形の美しいフォルムからは想像できない戦闘能力を持つ」と紹介されている…どっちだよ。
最終更新:2023年11月04日 12:22