アウドムラ

アウドムラ
AUDHUMLA
登場作品 機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
分類 ガルダ級超大型輸送機
全長 317m
全幅 524m
所属 カラバ
武装 対空機銃
ミサイル・ランチャー
メガ粒子砲
艦載機 Zガンダム
ガンダムMk-II
百式
リック・ディアス
ネモ
ジムII
ディジェ
ジムIII
艦長 ハヤト・コバヤシ


【設定】

反連邦地球組織エゥーゴの支援組織カラバが保有するガルダ級超大型輸送機。
ガルダ級超大型輸送機は地球連邦軍がジオン公国軍のガウ級攻撃空母を参考に開発した輸送機であり、その大きさはガウを遥かに上回っている。
内部の大半は貨物スペースで占められており、その積載量は9800tと大気圏内を飛行する機体としては史上最大級となる。
ミノフスキー核融合炉と熱ジェット/スクラムジェットエンジンの併用により航続距離に制限が無く、補給なしでの地球一周をも可能としている。
更に対空能力も優れており、「空中要塞」の様だと評されている。
なお、アウドムラの機体色は赤であり、その名は北欧神話に登場する巨大な牛アウズンブラに由来する。


【同型艦】

ガルダ

ガルダ級のネームシップ。
カラーリングはブルーグレー。
改修が重ねられた事により、まさに空の要塞と呼ぶに相応しい威容を放っている。

スードリ

アウドムラと共にジャブローに配備された艦。
カラーリングはグリーン。

メロゥド

グリプス戦役時はティターンズが、第一次ネオ・ジオン抗争時はネオ・シオン軍が運用した艦。
カラーリングはグレー。

ガーウィッシュ

第二次オールズモビル戦役時に運用された艦。
U.C.0120年代においてもガルダ級が現役である事を窺わせる。


【武装】

対空機銃

機体各部に備えられた機銃。
ドーム状に張り出しており、射界に優れている

ミサイル・ランチャー

機体各部に搭載されている実弾兵器。

メガ粒子砲

機体に装備されたビーム砲。
ドーム型の砲塔を採用しており、射程より射界を優先している。


【原作の活躍】

地球連邦軍のジャブロー基地に配備されていたが、同型機のスードリと共にエゥーゴに奪取される。
その後はカラバに譲渡され、ハヤト・コバヤシを艦長としてカラバの空中拠点となった。


【艦長】

ハヤト・コバヤシ

CV:鈴木 清信(TV版Z・ZZ) / 檜山 修之(劇場版Z)

カラバの幹部メンバーでアウドムラの艦長。
7年前の一年戦争ではガンタンクのパイロットとして戦い抜き、戦後はホワイトベースのクルーであったフラウ・ボゥと結婚し、3人の孤児を引き取り養父となった。

グリプス戦役時には、戦争博物館館長という閑職に回されていたが、密かに反地球連邦組織カラバに参加。
シャトルの提供やエゥーゴ地上部隊としばしば協力作戦を展開した。
その技術、指揮はジュドー達やハマーンにも賞賛された。
第一次ネオ・ジオン抗争時にZZガンダムの合体をさせる時間を与える為、敵の攻撃からジュドーをかばいド・ダイ改と共に爆散した*1

【原作名台詞】

  • ハヤト「馬鹿野郎っ!」
    カツ「ごめんなさい、父さん!で、でもね…僕、見えない敵が見えたんだ!ホントだ!」
    ハヤト「黙れ!それが何だと言うんだ!一度ぐらいの偶然で、それがお前の才能だと思うのは軽率だ!」
    • 第15話で無断出撃したカツに対し、ハヤトは父親として息子を修正する。
      しかし、カツは自分のした事について反省するどころか、話を逸らそうとさえしていた為に、ハヤトは2度目の修正を行い、叱責した。

  • 「いや、こいつの甘さは許す訳にはゆかない!一人の身勝手さが、時には部隊を全滅させる事がある!それは許せないんだ!」 
    • 「見えない敵が見えていたのは一応本当である」とカツをフォローするカミーユに対して、ハヤトはそれを否定する。
      ハヤトにとっては命令違反を犯したカツを許せなかったのだろう。

  • 「敵の呼吸に合わせろ!無闇に撃っても当たらんぞ!」
    • 第38話より、カミーユとクワトロを宇宙に帰す直前に襲撃してきたティターンズ残党に応戦した際、特技である柔道の経験を活かした発言でアウドムラクルーに対して檄を飛ばす。

  • 「前から聞いていたけど、今度こそ子供達とフラウに話さなければいけないな…」
    • 『ΖΖ』第35話でハヤトがアーガマに訪れた際、今は亡きカツが使っていた部屋を訪れ、唯一残っていた家族の写真を見やりながら呟く。
      血が繋がらないながらも強い親子の絆があった事、そして失ってしまった故の苦悩が窺える。

  • 「聞こえる…カツ……」
    • 『ΖΖ』での辞世の句。
      彼が今わの際に思ったのは、息子の事だった…。


【搭乗員】

ベルトーチカ・イルマ

CV:川村 万梨阿

金髪碧眼の女性、本業はジャーナリスト。複葉機の「コメット」でアウドムラに合流している。
義父がカラバのメンバーでありその関係でカラバに協力している。
元々戦災孤児でその義父に引き取られており戦争は嫌いで好戦的な男性も好きではないようだ。
ただし、いざという時には銃座に座って戦闘に参加しており、何が何でも戦争反対という訳ではない。
アウドムラで知り合ったアムロとは恋人関係になっている。
その時にはアムロを思うあまりにカミーユにガンダムMk-IIを譲るように言ったり、ミライにアムロの過去を聞こうとして「もっとじっくり他人と付き合っていくことも必要」と諭されたりしている。
ダカール演説の際には裏工作を行い議会を選挙して演説のテレビ中継を成功させている。
またこの頃には上記したミライの教えが効いたのか自分勝手な行動も少なくなりカミーユとも和解している。

アムロとは結局第二次ネオ・ジオン抗争前に別れてしまい、アムロはチェーンと交際する事になる*2
ラプラス事変の時代にはフリーランスの情報屋としてブライトに情報を提供している。

【原作名台詞】

  • 「人の形を失っても、心は宇宙に溶けている気がする」
    • ガンダムUCでのセリフ。かつての恋人アムロが行方不明になったことも前向きに捉え克服したようである。


【VS.シリーズの活躍】

基本的にステージとしての登場だが、その都合上アトミックバズーカサテライトキャノンの直撃を受けようが轟沈する事はない超性能艦となっている

機動戦士ガンダムVS.ガンダム

機動戦士Zガンダムステージの舞台として登場。

機動戦士ガンダムVS.ガンダムNEXT

前作の「機動戦士Zガンダム」ステージの流用として引き続き登場。
今作ではステージ名がアウドムラとなっており、前作では宇宙だった背景が空中となっている。

EXVS.FB

今作から追加されたステージ「ニューホンコン」の背景に登場。
内部にはエゥーゴカラーのジムIIがある。


【その他の活躍】

SDガンダムGジェネレーション

『クロスドライブ』のフィオ編ではアウドムラとグラフィックの使い回しが出来るからか、ガルダ級の一隻がまさかのフリーデンとして登場。ファンの間で物議を醸した。


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最終更新:2023年11月26日 18:26
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*1 小説版では戦闘機でサイコガンダムMk-IIに突撃し死亡、TV版と違いアムロ・レイもその場にいた為、一年戦争の戦友であるハヤトの死に悲嘆にくれていた。

*2 ただし、小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』では交際が続いており、アムロとの子供を身籠っている。