【設定】
ザフトが砂漠地帯で運用する陸上戦艦。
船体喫水線下が砂中に没する半没式船体構造を持ち、底部全面に配されたウロコ状の推進装置「スケイルモーター」で砂を振動・液状化させて移動する。
多数のモビルスーツ・戦闘ヘリ等を搭載し、正面のメインを含め計15基もの発進用ゲートを有している。
スケイルモーターは水上航行も可能とさせているが、ザフトではボズゴロフ級潜水母艦が海洋戦力の主力を担っているためまず出番はなく、運用例は外伝のみの登場となった。
劇中ではネームシップのレセップスとデズモンドが登場した。
艦名はそれぞれフランスの実業家「フェルディナン・ド・レセップス」、イギリスの小説家「デズモンド・バグリィ」に由来すると思われる。
スケイルモーター式だと運用領域が限られると判断したのか、DESTINYでは無限軌道式のコンプトン級陸上戦艦が登場して使い分けられていた。
【武装説明】
機関砲
艦橋下両舷に4基格納される機関砲。
40cm連装砲塔
前方に2門、後方に1門装備された主砲。
砂漠魚雷発射管
艦首両舷に3x2門、艦尾両舷に2門装備されている砂漠用の魚雷発射管。
垂直ミサイルランチャーVLS
32門装備されているミサイル発射管。
チャフ・フレア・スモークディスペンサー
16門装備されている撹乱用の武装。
【原作内での活躍】
ネームシップのレセップスはバナディーヤ基地を拠点とするバルトフェルド隊の旗艦として登場。
ピートリー級陸上戦艦ピートリー及びヘンリー・カーターと部隊を編成し、
アークエンジェル隊と複数回に渡って戦ったが、最終的に全艦が撃退されてアークエンジェルを逃す事となった。
DESTINYではマハムール基地のラドル隊の旗艦としてデズモンドが登場。
ユーラシア連邦管轄のスエズ渓谷にあるガルナハン基地ことローエングリンゲート攻略のために
ミネルバとピートリー級バグリィーと共同戦線を張って攻略に貢献した。
【搭乗員説明】
アンドリュー・バルトフェルド
CV:置鮎龍太郎
ザフト北アフリカ駐留軍司令官兼バルトフェルド隊の隊長にしてレセップスの艦長。
戦争初期のエルアラメイン会戦において、ザフト地上軍のMS隊隊長としてモーガン・シュバリエ率いる地球連合軍戦車部隊を撃破し、これを聞いたプラントのとある広告代理店から「砂漠の虎」という異名で宣伝されて国威発揚に利用された経緯から軍民問わずに広く『砂漠の虎』と呼ばれており、自ら
ラゴゥや
バクゥを操る凄腕のエースパイロットでもある。
異名に対しては理解があった様で、名乗りにも使う他、特注の虎を模したヘルメットにパイロットスーツを着用している。
劇中登場時点では親プラント国家アフリカ共同体の都市バナディーヤを拠点に主に対ゲリラ戦を任されていたが、偶然に勢力圏内のリビア砂漠にクルーゼ隊から逃れてきたアークエンジェルが降下してきた事で、撃破を目的に攻撃を仕掛ける事となる。
マーチン・ダコスタ
CV:笹沼晃
アンドリュー・バルトフェルドの副官。
バルトフェルドがモビルスーツで出撃した際には代わりにレセップスの指揮を執っていた。
アークエンジェル隊との決戦ではバルトフェルドの身を挺した時間稼ぎにより、生き延びることとなる。
ヨアヒム・ラドル
CV:高塚正也
ペルシャ湾に面するマハムール基地の司令官。
ジブラルタル基地への地球連合軍の侵攻を防ぐ戦略の一環として、その拠点となり得る連合軍スエズ基地への補給路を支えるガルナハン基地を攻略する事で連合軍に打撃を与える事を目論んでいたが、ローエングリン砲台及び
ゲルズゲーに阻まれていた。
ガルナハン基地攻略作戦時にはデズモンドに乗艦してミネルバに協力した。
【ゲーム内での活躍】
連合VS.ZAFTシリーズ
コスト420のCPU専用機として参戦。
原作同様砂漠
ステージに出現する。
『連合vs.ZAFTII PLUS』では何故かロード・ジブリールが乗ってトラックを
轢き潰しているミッションがある。
EXVS.シリーズ
【その他の活躍】
SEED ASTRAY
アークエンジェルとの戦闘で大破したレセップスが、
ロウ・ギュールらによって買い取られ、ジャンク屋組合の拠点として使われた。
最終更新:2025年04月23日 12:57