ハシュマル HASHMAL |
登場作品 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ |
型式番号 |
UNKNOWN |
全高 |
35.2m |
重量 |
49.8t |
所属 |
無し |
武装 |
クロー 超硬ワイヤーブレード ビーム砲 |
特殊装備 |
プルーマ |
【設定】
300年前の厄祭戦の発端となったモビルアーマーの一機。
本来は300年前当時の機械化思想による
戦争の無人化・効率化によって、
「敵を倒す」事を基本コンセプトとして開発された機動兵器である。
しかし、進み過ぎた機械化思想の果てに
「人を殺す」を基本コンセプトに変貌、忠実に暴虐の限りを尽くす殺戮兵器へと変貌した。
MSを超える機体サイズと、レールガンの直撃でも傷一つ付かないナノラミネートアーマーによる堅牢な装甲、ビーム兵器を始めとした豊富な武装を備えている。
機体名称は主天使ハシュマルに由来し、そのシルエットは鳥や翼竜を彷彿とさせる。
尚、ハシュマルと言う名称は「多数量産された同型機の中の一個体名」であり、機体の通称ではない。
ハシュマル以外にも、アナネルやネマミアという名のMAが確認されており、そちらも天使の名前が冠されている。
ハシュマル等のMAを撃破する事は困難を極め、戦時中はこれを撃破した者に「七星十字勲章」が授与された。
ギャラルホルンでは当時の勲章の数によってセブンスターの席次が決定されており、その影響力は彼らの子孫達にも受け継がれている事から、MAの存在が如何に脅威であったかを知る事が出来る。
MAが殲滅された事で厄祭戦は終結した。
本機の制御は頭部の下に設置された、制御中枢ユニットのみに一任されている為、これを破壊する事で全機能を停止する。但し、その難易度は「ハシュマルの猛攻と数多のプルーマを潜り抜けてユニットを防護するナノラミネートアーマーごと粉砕する」と言う至難極まるものである。
再起動した時にはクリュセを目標にするかのように移動するが、300年前から時が止まっているMAは300年後の火星の状況に対応していない。
その最たる例が農業プラントの一幕で、イオクからの攻撃で進路変更するまでMAは人口密集地である農業プラントの存在に気が付いていなかった。
それでもMAがクリュセに向かうのは、300年前もその方面が人口密集地であった事を示している。
【武装】
クロー
腕部に備えられた大型クロー。
運動エネルギー弾射出装置
クローの中央部には運動エネルギー弾とその射出装置を備え、遠距離の敵にも即座に対応する。
超硬ワイヤーブレード
機体背部にワイヤーで連結された後尾ブレード。
阿頼耶識システムの反応速度に追随出来るだけの攻撃速度と、装甲を易々と貫通し、MSを一振りで撃破出来る攻撃力を併せ持つ。
更にワイヤーはあらゆる方向にしなやかに可動する為、ムチのように振っての攻撃が可能。
ビーム砲
頭部に搭載された高出力ビーム砲で、アニメ劇中で唯一使用されたビーム兵器。
一射のみで地形を変える程の圧倒的な威力と射程を誇り、民間設備に着弾した場合の被害は甚大。
しかしながら、耐ビームコーティングとして高い効果を持つナノラミネートアーマーに対しては効果は薄く、対MS・対艦用兵器としてはあまり意味を成さない。
プルーマ
ポスト・ディザスターのMAに付随する無人攻撃オプション。
「プルーマ」とは伊語で「羽」の意。
MAからマイクロウェーブを受信する事によって稼働するが、ある程度の自律性も備える。
逆に指揮管制機であるMAが機能停止してしまうと、連動してプルーマも行動不能となる。
防御力こそ低いものの、機体出力は並のMSを上回り、サイズはMWと同等。
モビルアーマーは機体内部にプルーマの生産プラントを持ち、時間と物資の許す限り
プルーマを生産する事が可能であり、これを展開する事で
物量戦に対応する。
レールガン
プルーマの正面下部に搭載された電磁砲。
クロー
プルーマの前脚は鋭いクローとしても機能する。
ドリル
プルーマの尾部に搭載された大型の切削兵器。
【原作の活躍】
火星のハーフメタル鉱山で複数のプルーマや
ガンダム・フラウロスと共に休眠状態に陥っていた機体が鉄華団によって発見された。
鉄華団は発見された機体の対処について
マクギリス・ファリドに協力を仰ぎ、マクギリスも機体の調査の為に火星に赴くが、この行動を謀反と捉えたイオク・クジャンが発掘現場にMS部隊を展開。
その際、一番近くに居たイオクの
レギンレイズのエイハブ・ウェーブに反応し再起動し、イオク隊を全滅させ、火星各所の拠点にも甚大な被害を及ぼした。
その後も発掘現場に近い人口密集地であるクリュセを目指すが、それを阻止すべく行動した鉄華団も間に合わず途上にある農業プラントが壊滅、最後は三日月・オーガスの乗る
ガンダム・バルバトスルプスとの激しい戦闘の末に撃破された。
尚、その残骸は大破したバルバトスルプスの
改修の為に使用された。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2
ステージ「農業プラント」の背景にプルーマ共々登場。
かなり小さく描かれているため、トレーニングモードで標的を誘導しないと視認しにくい。
【その他の活躍】
新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説
月の悪と呼ばれる「機重奇神ジークドミヌス」と言う名前で登場。
機械の鎧・エイハブメイルを使ってギャラルホルン帝国を操っていた黒幕。
SDガンダム G GENERATION
『CROSS RAYS』で初登場。
プルーマから開発可能で、本機の開発に成功して生産リストに登録するとゴールドランクのオプションパーツが一つ貰える。
Gジェネのお約束で無人機でありながら人間が搭乗して運用する形となっている。
敵として登場するシナリオでは2回倒す必要があるが、コツを掴めば大量のアビリティが稼げる道場と化す。
スーパーロボット大戦
『30』でDLCを適用する事で登場。
三日月達が火星で倒した物とは違う個体が転移してきた存在で、原作では見られなかったバルバトスルプスレクスやバエルとの対決が実現する。
最終更新:2023年11月14日 06:20