レギンレイズ・ジュリア

レギンレイズ・ジュリア
REGINLAZE JULIA
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
型式番号 EB-08jjc
全高 29.9m
重量 43.3t
所属 ギャラルホルン
武装 機関砲
クロー
脚部クロー
脚部ブレード
ジュリアンソード
搭乗者 ジュリエッタ・ジュリス

レギンレイズ・ジュリア(地上戦仕様)
REGINLAZE JULIA GROUND TYPE
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
型式番号 EB-08jjc
全高 29.9m
重量 43.3t
所属 ギャラルホルン
武装 機関砲
専用大型ソード
専用大型シールド
搭乗者 ジュリエッタ・ジュリス


【設定】

ギャラルホルンの高機動試作型モビルスーツ。
アリアンロッド艦隊に同行する研究開発チームがレギンレイズをベースに開発した機体。
グレイズに対するシュヴァルベ・グレイズと同じく扱い易さや汎用性を犠牲にしつつ機体性能の追求が行われており、複数の推進機関を増設した結果操縦には高い練度が必要となり、乗り手を選ぶ機体として完成している。
機体名称の「ジュリア」は、ジュリエッタがテストパイロットに内定した後、開発チームのヤマジン・トーカによって命名された。

実戦に於いては僚機との連携よりも単機での運用に重きが置かれ、そのコンセプトの根底にはグレイズ・アインの戦闘データが反映されている。
脚部フレームの延長やそれによる機体の大型化や生物的な挙動を可能にする設計もそこから得られた物だが、陸戦型であったグレイズ・アインに対してレギンレイズ・ジュリアは宇宙空間での運用を想定しており、更に延長された脚部は外装式であり接地時には折りたたまれフライトユニットにマウントされるなど、設計思想の異なる面も多い。
主に想定されている戦場は無重力圏だが宇宙専用機というわけではなく、延長脚部を外して接地用の足を露出させれば地上でも運用可能。
また、基本フレームはレギンレイズとほぼ同じため互換性もある程度残されているようで、右手を通常のレギンレイズと同じ5本指に換装してレギンレイズ用の武装を持って出撃したこともある*1

実戦では攻撃力よりもむしろその堅牢な機体構造から来る高い生存性が吉と出た場面が目立ち、ベテランのアミダ・アルカのコックピットへの正確な攻撃を受けたりダインスレイヴ隊の一斉射撃に巻き込まれてもパイロットのジュリエッタの生命を守った。
流石にガンダム・バルバトスルプスレクス相手にはあわやのところまで追い詰められたが、最終決戦時に大破したバルバトスルプスレクスと対峙して唯一無事だった機体でもある。


【武装】

機関砲

フライトユニットに備えられている機関砲。
主に牽制などに用いられる。

クロー

腕部に装備されている鉤爪状のマニピュレータ―。
ジュリアンソード装備時専用の腕部で、通常の武装は挟み込むようにしか保持できないという難点を持つ。
その為、ジュリアンソードを装備しない場合は通常のマニピュレーターに換装される。

脚部クロー

接地時に脚部延長部分を収納した際に露出するクロー。
ランディングギアとしての意味合いが強いが、敵の動きを封じる際にも使用される。

脚部ブレード

脚部先端に設けられたブレード。
グレイズ・アインのドリルキックと同じく延長された脚部のリーチを活かす為の装備。

ジュリアンソード

両腕部に固定された長剣。
刀身はワイヤーで接続されており、切断能力に長けるソードモードから蛇腹状のウィップモードに移行する事が可能。
また、連結部分をスライドさせる事で刀身そのものを回転させるなど、用途に応じて攻撃手段を自在に変える事が出来る。
先端部とワイヤーにはグリムゲルデのヴァルキュリアブレードに用いられている物と同じ希少金属が用いられており、電気信号によってワイヤーの軌道をコントロールする事で自在な斬撃を繰り出す事が出来る。

専用大型ソード

地上戦仕様が装備した新武装。
元々はレギンレイズ用に開発されていた手持ちの剣。
先端にジュリアンソードと同じ希少金属が用いられている。

専用大型シールド

大型ソードと同じく、レギンレイズ用に開発されていた盾。
両サイドに機関砲2門を内蔵している他、先端のクロー部分にアンカーを内蔵している。


【原作の活躍】

ジャスレイ・ドノミコルスの案に乗り、タービンズ討伐に赴くことにしたイオク・クジャンに同行する形で本機体の実践テストを行い、アミダ・アルカの百錬と交戦。機体の性能では上回っていたがレギンレイズ・ジュリアに慣れていないこと以上にアミダの技量と覚悟の差に翻弄されていき、最終的にアミダはダインスレイヴを受けて戦死したがジュリエッタにとっては事実上の敗北となった。さらにタービンズ壊滅時にイオクが無策でダインスレイヴを使用したことからラスタル・エリオンはマクマード・バリストンに取引に応じなければ厄介なことになってしまい、イオクにしてもジュリエッタにしても敬愛するラスタルの顔に泥を塗り、尻拭いまでしてもらう羽目になった。

革命軍との決戦では三日月・オーガスのガンダム・バルバトスルプスレクスと交戦。ラスタルからレクスを止めるように指示を受けたジュリエッタはジュリアの機動力の高さを活かしたヒットアンドアウェイを行い、三日月が高機動機体のヒットアンドアウェイを苦手としていることもあって、足止めに成功。さらにスキップジャック級に特攻し、ダインスレイヴの一撃をお見舞いしようとするノルバ・シノのガンダム・フラウロスを直前の戦闘で破壊された自機の片腕を投げつけて、砲身の軌道を逸らすことで阻止し、ラスタル(とついでにイオク)を守ることにも成功した。しかし、この件で調子に乗ったジュリエッタはヒットアンドアウェイを忘れ、バルバトスLRにパワー勝負を挑んだ結果、シノの件で怒りに燃える三日月の猛攻を受ける羽目になり、死にかけるが三日月が再三に渡る撤退命令を優先したことで命拾いし、ガエリオ・ボードウィンのガンダム・キマリスヴィダールに回収された。

鉄華団基地における最終決戦ではダインスレイヴの直撃を受けて、大破しながらもリミッターを解除して暴れまくるレクスに戦慄するも三日月のほうが先に力尽きたためレクスは機能を停止。そのままルプスレクスの首を切り落として、天に掲げたことで戦いは終わったことを宣言した。


【搭乗者】

ジュリエッタ・ジュリス

CV:M・A・O

アリアンロッドに所属する女性モビルスーツパイロット。
ハシュマルとの戦闘の後、ラスタル・エリオンの剣としてより強くありたいと願い新型試作機のテストパイロットに志願する。
更には阿頼耶識システムの力を求めたこともあったが、ガエリオに諭された事や三日月との戦いで阿頼耶識システムの異質さを感じ取った為に『人間』として強くなる決意を固めた。
最終的にはラスタルの戦略で鉄華団は壊滅し、象徴であるガンダム・バルバトスルプスレクスの首を自身の手で討ち取り、悪魔を討った女騎士やラスタルの後継者として、一躍名を挙げる。
しかし、三日月達とは異なり自分が正義の味方ごっこをしているだけの子供だったことに気づいたことや、直前にイオクが戦死したこともあって、勝利の喜びなどなかった。
マクギリス・ファリド事件終結後は役目を果たしたガエリオに付き添っていた。

【原作名台詞】

  • 「何故止まらない!?何故止められない!?何があのパイロットを駆り立てる!!??」
    • アミダとの戦闘にて。名瀬を守ろうとイオクの艦隊に突撃するアミダに対し機体性能では圧倒している筈なのに止められず、翻弄され続けるのは技術の差だけではなかった。
      結局ダインスレイヴの斉射でアミダが戦死するまでジュリエッタは「5度は戦死していた」と錯覚するほど完敗を喫したのであった。

  • 「何故だ!?何故まだ抗う!?無駄な足掻きだ!こんな無意味な戦いに!どんな大義があるというのだ!?」
    • 最後の三日月との戦闘にて。ダインスレイヴによる致命傷を受けてもなお戦い続ける姿は不気味であり、大義で戦う彼女に理解できるものではなかった。

  • 「っ…!?もう、意識が……」
    • 剥き出しになったバルバトスのコクピットを見て、もはや三日月の意識が無い事を知り愕然とする。そして……

  • 「今ここに!アリアンロッド艦隊総司令、ラスタル・エリオンの意向のもと!悪魔は討ち取られた!」
    • 断腸の思いで三日月を撃破し、バルバトスの首を剣に刺して掲げ、「マクギリス・ファリド事件」と呼ばれることとなった一連の反乱の終結を宣言した。
      もっとも、ジュリエッタは自分が本当の勝者ではないことや戦いを終わらせるための茶番劇発言であることも理解しており、歓声を挙げたギャラルホルンの将兵にも勝利の高揚感は無かった。

  • ジュリエッタ「鉄華団は悪魔では無かった。誰よりも人間らしかった。彼等の居場所は、戦場にしか無かったのです。野望や目的の為の手段ではなく、人として、ただ生きる為に戦う。」
    ガエリオ「そうだな。だからこそ、我々は彼等に恐怖した。相手の野望や目的を量れれば、限界は自ずと見える。」
    • 戦いを終えて、車椅子に乗ったガエリオと共に過ごしながら。戦場を離れた事で、ジュリエッタは鉄華団を少しだけ理解した。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.2 OB

12月26日のアップデートにて、ガンダム・キマリスヴィダールのアシストとして宇宙戦仕様が登場。
敵に突っ込んでジュリアンソードによる格闘攻撃を仕掛けてくれる。


【その他の活躍】

SDガンダム GGENERATION

『CROSSRAYS』で初登場、宇宙戦仕様と地上戦仕様で別機体となっている。
グレイズ系の終着点の一機となるが、初期配備のフェニックスガンダムからレギンレイズが開発できる為、割と早めに辿り着きやすい。
宇宙戦仕様は中距離かつ威力が高めの格闘武装「ジュリアンソード(ウィップモード)」が使いやすいがSFSには乗れず、地上ステージでの足回りが悪くなるのが難点。
地上戦仕様は性能が少し上昇する上にSFSに乗れる為に足回りが良くなるが、ジュリアンソード(ウィップモード)が専用大型シールドに差し替えられ、威力が大幅に落ちてしまうのが難点となっている。

本機の生産登録に成功するとジュリエッタがスカウトできるようになる。
ジュリエッタは格闘と反応に優れており、固有アビリティの効果により1対1の戦闘で与ダメージが上昇する。
原作通りジュリアに乗せるも良し、他にもガンダムエピオンアルトロンガンダム(EW版)といった中距離にも届く格闘武装を持つ機体に乗せれば活躍が見込めるだろう。


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最終更新:2025年02月14日 19:52
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*1 この形態は『SDガンダムGジェネレーションクロスレイズ』では「レギンレイズ・ジュリア(地上戦仕様)」という名前で登場している