深淵テキスト

Chapter:深淵

(ミッション詳細確認)

モニカ:
諜報班からの情報によると…
皇神(スメラギ)の第三海底基地に、多数の物資が搬入されているらしいの
搬入されている物資の内容や、その基地には潜水艦用のドックがあることから見て…
どうも大型の武装潜水艦を建造しているのではないか、と言われているわ

GV:
なるほど、つまり調査依頼ですか

モニカ:
ええ、それでもし、武装潜水艦が存在しているようなら…

GV:
破壊…ですね?
わかりました
その任務、引き受けます

モニカ:
ありがとう
話が早くて助かるわ

(Chapter:深淵)

海底の深淵に潜む策謀の狡猾者
“怠惰なる亜空孔(スロースホーラー)”
歪められた空間から迫り来る計略(ワナ)が蒼き雷霆を襲う

(ミッションスタート)

GV:
随分あっさり潜入できましたね…

モニカ:
罠があるかもしれないわ
気をつけて

GV:
敵…! 潜入に気付かれていたか

モニカ:
仕方ないわ…倒すしかなさそうね

(海底基地の事情)

皇神第三海底基地――まだ皇神の次世代発電が実用化される以前…
皇神が海底資源採掘のために建造したのがこの基地だ
だが、この海底基地の完成目前に皇神の次世代発電が実用化…
現在は多目的実験施設として再利用されている…というのが
この基地の表向きの“設定(プロフィール)”だった

GV:
この警備の手厚さ…ただの実験施設というのはありえないですね

モニカ:
ええ、ここは海底…潜入に気付いてから派兵したにしては用意が周到すぎるわ
本当に武装した潜水艦を建造しているのか
それとも…

GV:
情報自体がフェザーを誘き寄せるための罠――誤情報…ですか

(バリケード・マシン)

GV:
あの浮いているのは…

モニカ:
バリケードマシンね…触れるとダメージを受けるわ
タイミングを見計らってジャンプして

(隠し通路)

GV:
こんな所に隠し通路が…

モニカ:
他にもそういう場所が隠されているかもしれないわね…

(ワームホールトラップ)

これは…敵の第七波動(セブンス)か!

モニカ:
何が起こったの…?

一般兵(黄):
待っていたぞガンヴォルト! 飛んで火に入る夏の虫!
いや、“水に入る”か…?
戦闘部隊、集中砲火だ!

(ワームホールから脱出)

モニカ:
基地内の空間が捻じ曲がっているようね…

GV:
さしずめ“亜空孔(ワームホール)”の第七波動(セブンス)か…
今のように突然ワープさせられては、対処のしようがない…
やっかいな能力だ…

(ワームホールトラップ)

GV:
…ッ! 敵の第七波動か…!

(ゲートモノリス)

GV:ゲートモノリスを発見

モニカ:
破壊して先に進んで
情報によると、その先に潜水艦のドックがあるはずよ

(エリアスタート)

GV:
ここが潜水艦のドック…?

モニカ:
…潜水艦は見当たらないわね…まさか…

GV:
……

(浸水)

GV:
…ッ!

足元から大量の水が迫り、辺りに潮のにおいが立ち込める――

GV:
海水…これが狙いか…!

偽情報でボクを誘き寄せ、基地もろとも沈める――
それが、敵の作戦なのだろう

モニカ:
そんな…! その基地には皇神の人間も大勢いるのよ?

GV:
…連中のやりそうなことじゃないですか?

――これは、このボクを狙った罠だ
海水に含まれる塩分――つまり塩化ナトリウムは電解質…つまり、
海の中では、ボクの雷撃の第七波動(セブンス)は拡散してしまい、雷撃鱗を使う事ができない
それは、無敵とも言える“蒼き雷霆(アームドブルー)”の数少ない弱点あった――
ここは海底深くに建設された基地…一度(ひとたび)海水にのまれれば脱出は絶望的だ

GV:
ボク一人のために手の込んだことを…

怖らく、偽情報がフェザーのもとへ渡った段階で、皇神の罠は始まっていたのだろう

モニカ:
ごめんなさい…私が気付いてさえいれば…

GV:
…気にしないでください
このまま脱出します

モニカ:
GV…おねがい…生きて帰ってきて…!

(溺れる)

GV:
くっ… 息が…!

モニカ:
GV…しっかりして! はやく水から上がって…!

(雷撃の拡散)

しまった…! 雷撃が拡散して…ッ

メラクの裏切り)

一般兵(緑):
なっ…なんだよこれ! 訊いてないぞッ!?
ええい、こうなりゃ死なばもろともだッ!!

GV:
こんなシャッターにかまっているヒマはない!

モニカ:
GV…急いで!

一般兵(黄):
何をしている! 排水急げッ!

一般兵(緑):
しかし…メラク様からの指示にはそんなこと…

一般兵(黄)
バカか!? そのメラクに、我々は捨てゴマにされたんだぞッ!

一般兵(緑):
……くッ
…排水開始します!

一般兵(黄色):
そうだ…それでいい…
私はごめんだぞ…! テロリストと仲良く海の藻屑になるなんてな…!

GV:
浸水…止まったのか?

モニカ:
よかった…GV
あなたが無事で…

(警報機)

GV:
足止めのつもりか…!

モニカ:
GV…!

GV:
…生きて帰りますよ…絶対に

(ゲートモノリス)

モニカ:
ゲートモノリスね…
その先は海底トンネルに繋がっているわ! 脱出できるはずよ!

(メラク登場)

メラク:
なんだ…来ちゃったの? おぼれ死んでてくれれば楽だったのに…
ねえ、これってさ―…もしかしなくても、ボクが戦わなきゃならない流れ?

GV:
…お前がここの司令官か

メラク:
なんだよもー
マジになんないでよ
はいはい、そうだよ
天才司令官メラク様ってのはボクのコトね?
…帰ってネトゲしたいからサクっとやっちゃおうか
そんじゃ、ま、やりますか
ユルユル~っとね?

(メラク戦闘開始)

モニカ:
なんなの…こいつ…

GV:
ふざけているのか?

メラク:
うーん…マジではないかなー
だってさー、マジでやるのとかダルくない?
ボクって天才だから、わざわざ自分で何かするとか、キライなんだよね

GV:
…それなら、大人しくしていればいいものを

メラク:
ボクだってそうしたいよ
でも、働かないと食べられないんだよね…現実ってクソゲーは
今回の作戦もさー
キミを倒せば、むこう3年くらいは有給くれるって言われたから…
わざわざ考えたんだよ…? …ネトゲの合間にテキトーに
しかも、今回の作戦、ボクの第七波動(セブンス)まで使ったのに…
バカな部下のせいでぜーんぶパー!
なーんで排水スイッチとか押しちゃうかなー
ホント、困っちゃうよねー
これだからザコキャラは使いづらいんだよ…
後でお仕置きするのもけっこーメンドいのにさー

GV:
お前は…!
人の命を、なんだと思っている…?

メラク:
はぁ…そういうの、ダルいよ
ダルいし、ダッサい…おまけに激ウザー…
人の命ー? そんなもの知ったこっちゃないねー
ボクはラクして、ダラダラ過ごしたいだけだし?

GV:
……
望み通り楽にしてやる…このボクの蒼き雷霆(アームドブルー)で

メラク:
はぁ…だからウザいんだって…
そーゆーノリ…
なんかもー喋り疲れちゃったな…そろそろ死んでくれる?

GV:
死ぬのはお前だ、メラク…
迸れ! 蒼き雷霆よ(アームドブルー)!!
堕落せし者に引導をくだせ!!

(メラク撃破)

モニカ:
勝ったのね、GV!

GV:
ええ、これから戻ります

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最終更新:2014年10月06日 20:01