「チッ、くだらねえ真似しやがって……」
スーツを着た強面の男、久瀬大作は酒焼けした声で吐き捨てる。
桐生一馬との5度目の戦いに敗れた直後に、この気味の悪い地に拉致された。
半人前のガキであった桐生が本物の極道へと目覚めようとする姿を満足気に見送ったというのに、水を差されたような気分だ。
桐生一馬との5度目の戦いに敗れた直後に、この気味の悪い地に拉致された。
半人前のガキであった桐生が本物の極道へと目覚めようとする姿を満足気に見送ったというのに、水を差されたような気分だ。
「クソガキどもが、俺がテメェらの飼い犬になるとでも思ってんのか?」
命の取り合いに抵抗がある訳ではない。
もしもこれが堂島組長の命令であったなら、久瀬は反抗せず従っただろう。
親の命令は絶対。それが極道というものだ。
しかし今回命令してきたのは、どこの誰かも知らない二人の子ども。
そんな連中が一方的に上から目線で殺し合いを強要した挙句、犬のように首輪まで着けて来た。
明らかに自分を舐めているとしか思えぬ所業に、元々強面である久瀬の表情は怒りで更に迫力を増していた。
せめて一服してストレスを抜いておこうかと考えたが、懐からもデイバックからも煙草は見つからない。
余計に苛立ちが募るだけだった。
もしもこれが堂島組長の命令であったなら、久瀬は反抗せず従っただろう。
親の命令は絶対。それが極道というものだ。
しかし今回命令してきたのは、どこの誰かも知らない二人の子ども。
そんな連中が一方的に上から目線で殺し合いを強要した挙句、犬のように首輪まで着けて来た。
明らかに自分を舐めているとしか思えぬ所業に、元々強面である久瀬の表情は怒りで更に迫力を増していた。
せめて一服してストレスを抜いておこうかと考えたが、懐からもデイバックからも煙草は見つからない。
余計に苛立ちが募るだけだった。
舌打ちしながら、適当な店か自販機を見つけようと移動すること数分。
ニコチンの香りが鼻孔をくすぐり、目を細める。
匂いの発生源へ足を進めると、壁に寄り掛かった一人の男が煙草を吸っているのが見えた。
男の方も近づいて来る久瀬に気付き視線を向ける。
ニコチンの香りが鼻孔をくすぐり、目を細める。
匂いの発生源へ足を進めると、壁に寄り掛かった一人の男が煙草を吸っているのが見えた。
男の方も近づいて来る久瀬に気付き視線を向ける。
「よう、お互い面倒くせえ事に巻き込まれたな」
軽薄な笑みを浮かべながら男が言う。
だがその目は全く笑っていない。
だがその目は全く笑っていない。
「いきなりこんな所に連れて来た挙句に殺し合えなんざ、ふざけたガキどもだ」
「……」
「おまけに何でも願いを叶えるだとよ。胡散臭いにも程があるぜ。それなら死んだ人間も生き返らせられるってか?くだらねえな」
「……」
「おまけに何でも願いを叶えるだとよ。胡散臭いにも程があるぜ。それなら死んだ人間も生き返らせられるってか?くだらねえな」
一瞬、男の顔が曇るのを久瀬は見逃さなかった。
男にとって大事な人間の死でも思い出したのだろうか。
久瀬にはどうでもいい事だが。
男にとって大事な人間の死でも思い出したのだろうか。
久瀬にはどうでもいい事だが。
「おい」
久瀬にとって重要な事は一つ。
この男が自分の敵か否か。
この男が自分の敵か否か。
「いつまでくっちゃべってんだ?要するにテメェは、あの小便臭えガキどもの言い成りになって俺を殺す気なんだろ?」
「…どうしてそう思うんだ?」
「その貼り付けたみてえな笑いで騙される訳ねえだろ。それに、テメェみたいな奴はこれまで腐る程見て来てんだよ。気に喰わない奴を殺す為に、自分の命も投げ出そうとする野郎の顔だ」
「…どうしてそう思うんだ?」
「その貼り付けたみてえな笑いで騙される訳ねえだろ。それに、テメェみたいな奴はこれまで腐る程見て来てんだよ。気に喰わない奴を殺す為に、自分の命も投げ出そうとする野郎の顔だ」
久瀬の言葉に男は笑みを消す。
殺意の宿った右目と、琥珀色の左目が久瀬を射抜いた。
殺意の宿った右目と、琥珀色の左目が久瀬を射抜いた。
「…ああ、そうだ。俺にはまだ生きてやらなきゃならねえ事があるんだよ」
男が構える。
武闘派として極道社会をのし上がって来た久瀬から見ても、隙の無い構えだ。
神室町で頻繁に見かけるようなチンピラとは大違いである。
武闘派として極道社会をのし上がって来た久瀬から見ても、隙の無い構えだ。
神室町で頻繁に見かけるようなチンピラとは大違いである。
「へっ。テメェが何考えて殺し合いに乗ったかなんざどうでもいいが、喧嘩を売ろうってんなら話は早え」
口の端を吊り上げながら久瀬も構える。
立ち塞がる全てを己の両拳で叩き潰して来た、ボクサー時代から変わらぬ久瀬のファイトスタイル。
メフィスとフェレスのせいで蓄積していたストレスを発散するのにも丁度良い。
立ち塞がる全てを己の両拳で叩き潰して来た、ボクサー時代から変わらぬ久瀬のファイトスタイル。
メフィスとフェレスのせいで蓄積していたストレスを発散するのにも丁度良い。
「いくぜ、ガキがぁっ!!!」
【久瀬大作@龍が如く0 誓いの場所】
[状態]:健康、イライラ
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:進んで殺し合いをする気は無いが、襲って来るなら潰す
1:目の前の男をぶちのめす
2:タバコが欲しい
[備考]
※参戦時期は『最終章 白と黒』で桐生に敗北した後。
[状態]:健康、イライラ
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:進んで殺し合いをする気は無いが、襲って来るなら潰す
1:目の前の男をぶちのめす
2:タバコが欲しい
[備考]
※参戦時期は『最終章 白と黒』で桐生に敗北した後。
自分を睨みつける猛獣の如き眼光。
全身から発せられる、息が詰まるような威圧感。
相手がただのオヤジで無い事は確かだと、十分に言える説得力があった。
全身から発せられる、息が詰まるような威圧感。
相手がただのオヤジで無い事は確かだと、十分に言える説得力があった。
恐らくは極道。
それも末端の雑魚などではない、かなりの大物。
所謂ヤクザと呼ばれる人間には良い思い出がない、むしろ殺してやりたい程憎んでいる。
相手が忌々しいあの組織に所属する人間なのかは分からない。
だがどうだっていいことだ。
どうせ全員殺すのだから。
それも末端の雑魚などではない、かなりの大物。
所謂ヤクザと呼ばれる人間には良い思い出がない、むしろ殺してやりたい程憎んでいる。
相手が忌々しいあの組織に所属する人間なのかは分からない。
だがどうだっていいことだ。
どうせ全員殺すのだから。
メフィスとフェレスと名乗った2人のガキが言った、「どんな願いでも叶えられる」なんて信じちゃいない。
死んだ人間が生き返る事はない。
何をどうしたって、アイツは帰って来ない。
こんな茶番に付き合ってなどいられないが、首輪がある以上は逆らえない。
自分にはまだやらなければいけない事が残っている。
友を奪った組織を完膚なきまでに潰してやらなければ、死んでも死にきれない。
手っ取り早く帰還するには優勝しか道は無いのだろう。
だから殺し合いに乗った。
死んだ人間が生き返る事はない。
何をどうしたって、アイツは帰って来ない。
こんな茶番に付き合ってなどいられないが、首輪がある以上は逆らえない。
自分にはまだやらなければいけない事が残っている。
友を奪った組織を完膚なきまでに潰してやらなければ、死んでも死にきれない。
手っ取り早く帰還するには優勝しか道は無いのだろう。
だから殺し合いに乗った。
全ては憎いあいつらをぶっ潰して、それから自分のロクでもない命を終わらせる為だ。
【琥珀@HiGH&LOW】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、煙草一箱&ライター@現実、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:急ぎSWORDに帰る為に優勝する。
1:目の前の男を殺す
2:願いを叶えるという言葉は信じてない
[備考]
※参戦時期はTHE MOVIE、湾岸地区での決戦前。
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、煙草一箱&ライター@現実、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]
基本方針:急ぎSWORDに帰る為に優勝する。
1:目の前の男を殺す
2:願いを叶えるという言葉は信じてない
[備考]
※参戦時期はTHE MOVIE、湾岸地区での決戦前。