まどエキスSP
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homuhomu_tabetai
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作者:pZ/9T6V+0
959 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/10/11(木) 20:59:30.91 ID:pZ/9T6V+0
男「ふ~」
俺は住宅街であるものを持ち歩いていた
そのあるものというのは"まどエキスSP"
なんでもかなり強力なまどエキスであり、霧吹きのようなものに入れられている
強力すぎるため市販はされておらず、一部の業者しか取り扱っていないレアなアイテムだ
一本に白まどが何匹も使われているという大変高価なものでもある
なぜそんなものを俺が入手したかは内緒だ
とにかくこれを暇つぶしの道具にして遊ぶのが目的だ
男「早速どこかにかけてみるか」
俺はとりあえず目の前の地面に噴射した
するとどこからかほむほむが出てきた
ほむほむ「マドカァ~~//」
ほむほむ1「ホム~ン//」
ほむほむ2「マドカ♪」
トテテテテー
そしてエキスが噴出された地面に群がり始めた
さながら樹液を摂取しているカブトムシのような体勢である
男「効果のほどは本物のようだな」
ほむほむs「マドカァ//」クネクネ
男「お前ら邪魔だ」フミツケ
ほむほむ「ホグビャアアアア!!!」
ほむほむ1「ホギャ!?」
ほむほむ2「ホビィイイイイ!!」
グチャア
効果を確かめた俺はほむほむを優しくどかしてその場を去った
男「そういえば・・・」
このまどエキスSPは非常に強力なので、噴出した後はティッシュかなにかで噴出口を綺麗にふき取ることを推奨されていたな
男「」キュッキュ
俺はポケットティッシュを取り出して噴出口を綺麗にふき取った
男「」キョロキョロ
あたりにゴミ箱はない・・・
男「ポイ捨ては・・・いけないよな」
俺はティッシュを丸めて車道に投げ捨てた
そうすると
ほむほむs「「マドカアアアア!!」」
トテテテテー
四方八方からそのティッシュめがけてほむほむが走っていった
自動車「」ブルルーー
ほむほむs「「ホビャアアアアア!!」」グチャ!
全員仲良く自動車に轢き殺された
多数のほむほむが潰れた道路は大変汚れていて気味が悪かった
ちなみにまどエキスを公共の場で使用することは法律で禁止されている
無暗にほむほむを湧かせると処理が大変だから当然の措置といえる
だからといってこの暇つぶしをやめる気は俺にはない
~公園~
男「ほう」
スズメバチ「」ブーーン
スズメバチが一匹公園に飛んでいた
男「次はこいつにするか・・・」
俺は気配を殺し、慎重にスズメバチに接近した
スズメバチというのは蜂の中でも非常に攻撃的で危険な種類だ
なぜそんな奴に接近するかというと
男「・・・」プシュ
俺はスズメバチが飛んでいる周りにまどエキスSPを噴出するとその場を少し離れた
スズメバチ「」ブーン
男「よし」
あまり興奮していないところを見ると、スズメバチを刺激せずに、まどエキスSPを体に付着させることに成功したようだ
俺は細心の注意を払ってスズメバチを尾行した
男「・・・」
まどエキスSPをふき取ったティッシュはちゃんとゴミ箱に入れといた
~公園から少し離れた場所~
男「おっと・・・」
ハチの巣が見えた
男「この辺りが限界だな」
これ以上近づけばハチを刺激してさされる危険性がある
そもそもハチを尾行するなんて行為は大変危険なことだが
男「・・・」ジー
俺は注意深く観察していた
すると・・・
「・・カァ~」
「・・ドカァ~」
少しずつ声が聞こえてきた
ほむほむs「「マドカァ~」」
トテテテー
ほむほむが現れた
7匹ほどいるようだ
ほむほむ達は俺の横を通り過ぎスズメバチのほうに向かった
スズメバチ1「カチカチカチ」ブーーン
ほむほむs「!?」ビク!
テリトリーに入ろうとしたほむほむ達にハチは威嚇をし始めた
これ以上テリトリーに入るなら容赦はしないという合図だ
ほむほむA「マドカーー!!」
トテテテテー!
しかし一匹のほむほむがその警告を無視してハチの巣に向かった
ほむほむs「」コクリ
ほむほむs「マドカァ!!」
トテテテー!
その一匹の後を追うように残りのほむほむも走り出す
スズメハチs「」ブーーン
そのほむほむの周りに沢山のハチが寄ってきた
ほむほむs「マドカァアア!!」
トテテテ~
それでも構わずハチの巣に向かう
ハチにまどまどが囚われているとでも思っているのか
やけに真剣だ、「マドカァ~//」なんて浮ついた感じではない
スズメバチs「」ブス!
ほむほむs「ホビャアアアアア!!!」
当然のようにハチにさされるほむほむ
ほむほむA「マ・・・マドカァ」ハイツクバリ
それでも瀕死の体に鞭を打って這いつくばってスズメバチの巣に向かうほむほむ
男「う・・・」ポロポロ
囚われのまどまどを助け出すために危険を省みず必死になるほむほむ
男「まどまどの為に・・・」ポロポロ
俺は思わず涙した
ほむほむを見直した瞬間だった
男「なかなか泣かせるじゃねぇか」
もっとも囚われのまどまどなんて存在しないし、ほむほむがやられている原因は俺にある気がするが、細かいことは気にしない
「「ホビャアアアアアアア!!!!!」」
ほむほむが全滅するのを見届けると俺はその場を立ち去った
男「なかなかドラマチックで楽しかったぜ」
男「ん?」
先ほどの公園に戻るとゴミ箱の周りにほむほむの死体が散乱していた
明らかに人間に潰された形跡が見られる
男「ほむほむを潰すなんて・・・」
男「誰がやったかわからねぇが酷いことしやがる」
そんなことを思いながら道を歩いていると何か変なものを踏んでしまった
男「?」
俺はそれを確認した
男「おいおい・・・」
どうやら犬の糞を踏んでしまったようだ
まだ柔らかい所を見ると出したてほやほやのようだ
臭いもきつい・・・
男「まったく、公共の場ではマナーを守って欲しいものだ」
男「・・・!?」
その時閃いてしまった
男「悪魔が俺に囁く・・・」プシュ
俺は犬の糞にまどエキスSPを噴出した
男「ま・・・まさかな」
俺は噴出口をティッシュで拭くと車道に投げ捨てた
自動車「」ブルルルーー
「ホギャアアアアアア!!」
なにか聞こえた気がするが気にしない
俺は少し遠くで犬の糞を観察した
すると
ほむほむ3「マ・・・マドカァ~//」
ほむほむが現れた
男「」ドキドキ
なぜかわからないがドキドキした
ほむほむ3「」クンクン
男「や・・・やるのか?」
ほむほむ3「マ・ド・カ♪」ダキィ
やりやがった・・・
ほむほむが犬の糞を抱きしめている・・・
ほむほむ3「マドカァ//」パクパク
・・・
男「オエ・・・」
少し吐き気を催してしまったようだ
ほむほむ3「マドカ!マドカ♪マドカァ////」
パクパクパクパク
男「・・・・」
ほむほむが腰を振りながら犬の糞を食べるさまはもはや怖かった
俺が産まれて初めてほむほむに恐怖した瞬間だった
流石に耐え切れなくなった俺はその場を後にした
男「しかしこれはすごいな」
俺は感心していた
普通のまどエキスではこんなに楽しむことは不可能であろう
男「ふむ・・・」クルクル
俺は霧吹きのノズルを取り外し原液の臭いを嗅いでみた
男「」クンクン
男「こんな臭いがするのか・・・市販のやつとまるで違うな」
まどエキスSPを興味深く観察していた
男「しかし、この臭いに釣られてほむほむ達が寄ってきそうだな」
今日は風が強いからな
ノズルを取ったために噴出しなくてもよってくるかもしれない
「「「マドカァ~///」」」
ドドドドド
ほら、ほむほむがドドドとやってきた
ん?
ド ド ド !?
俺は慌てて周りを見渡した
すると
ほむほむs「「「「「マドカアアアア!!!!」」」」」
男「何匹いるんだよ!!?」
大量のほむほむがこちらに向かってきた
男「じょ・・・冗談じゃねえ!」ポイ
俺は慌ててまどエキスSPを川に投げ捨てた
あいつらの目的はまどエキスSPのはず
ならばまどエキスSPをどこかに放り投げれば俺のほうにはこないはず
無論、いくら数が多くてもほむほむだから戦えば勝てるだろうが、あの数を相手にするのはそもそも気持ちが悪かった
まぁまどエキスSPは川に投げ捨てた
これでほむほむも落ち着くはずだ
男「これでほむほむも少しは落ち着・・・」
ほむほむ壱「マドカァアアアア////」ピョーーーン!!
男「え?」
ほむほむ弐「マドカァ♪」ピョンピョンピョーーン♪
ほむほむs「マドカァ///」ピョン!
ほむほむ達は橋から川に一斉に飛び込んだ
ポチャンポチャンポチャチャチャン
ボトンボシャンポチャンポトン
と音が聞こえてきた
無論ここの川にも流れはある
溺れるのは間違いない
「「マドカアアアアアア!!」」
「「ホグビャアアアア!!」」
「「ホヒィイイイイイ!!」」
ほむほむ大量自殺の瞬間だった
男「・・・帰るか」
俺は暇つぶしの道具を投げ捨ててしまったので帰宅した
翌日ニュースではほむほむ大量自殺の件が報道された
[おしまい]
- せっかくの優れモノアイテムなのに、色々と残念な使い方だなあ、、、