ステイルがほ虐してみたら
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homuhomu_tabetai
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作者:/y7WwyPZ0
695 名前:心優しいレスありがとう!![saga] 投稿日:2011/08/11(木) 23:29:33.53 ID:/y7WwyPZ0
夜の学園都市を一人の神父が歩いていた。
その左頬には殴られたような痣があり、その上全身びしょ濡れだった。
というかぶっちゃけてしまうと、ステイル=マグヌスである。
ステ「・・・、今日もあの子を保護することができなかった」
ステ「というか、何だあの右手は!?」
ステ「僕の魔術をいともたやすく殺してしまうとは・・・」
ステ「ふむ、ルーンもなんとか改良しなくては」
ステ「しかし、どうしようか・・・」
頭を悩ましながら、彼は足速に滞在中のホテルに入った。
と、ホテルの玄関先に神裂いたので、声をかける。
インデックスの保護の失敗と、上条当麻の能力について一通り報告すると、彼は自分の部屋へと向かった。
ステ「とにかく、今はひと休みかな」
そう呟きながら自室のドアを開け、電気をつけると、
ほむまど一家が彼の部屋に入り込んでいた。
ステ「・・・、」
その部屋には、備え付けのテーブルが存在する。
円形のものではなく、長方形のものだ。
図々しくも、そのど真ん中でほむほむ達は固まって寝ていた。
ステ「普通のほむほむとまどまどのつがいが二組、めがほむとまどまどのつがい一組に・・・」
と、そこで一息おいてから、ステイルは忌々しそうに言った。
ステ「こちらに思いっ切り敵意のある視線を向けてくるリボほむと白まどのつがいが一組、か・・・」
ステ「さしずめ、一家を守る番人といったところかな」
ステ「ハァ・・・、やれやれ今はあんなクソ畜生の相手をしてる暇じゃないんだけど」
そう呟きながら、しかし、ステイルはその幼さの片鱗の残る顔に獰猛な笑みを浮かべ、言った。
ステ「そうだな、今、僕はとてもイライラしてるんだ」ニヤッ
そう言いながら、土足のまま部屋に上がり込むと、案の定リボほむと白まどが彼の元へ飛んできた。
ステ「(さて、どう料理しようかな)」
リボほむ「ホムホム!!」オイ、ニンゲン!!
ステ「なんだい?」
そう聞きながら、ステイルはタバコに火を付ける。
その煙に嫌そうな顔をしながら、リボほむが言った。
リボほむ「ホミュ、ホムホム?」ココニスンデルヤツカ?
ステ「まぁ、そうとも言えるかな」
リボほむ「ホム、ホムホ」ダッタラ、エサヲy
ステ「あぁそうそう、一つ言い忘れてたけど」
白まど「マド?」ナニ?
ステ「僕は君達にこの部屋に住まわせる気はないよ?」
リボ&白「!!」
そう言いつつ、ステイルは二匹にバレないように、素早くルーンを配置する。
それに魔力を通し、(ほむほむ一家とリボほむ達を隔てるように)部屋の真ん中に結界を張りながら、ステイルはニヤリと口の端を歪めた。
ステ「(これで準備は完了、かな)」
リボほむ「ホム、ホム?」コウショウケツレツ?
ステ「あれで交渉のつもりかい?」
白まど「マドォォォッ!」ムカァァァッ!
ステ「自分から人の部屋に押し入ってきて、さらにそんな態度とは全く本当に傲慢だね」
リボほむ「マドカッ、ホム!」マドカ、モウガマンデキナイ!
白まど「マド、マドマド!」ウン、ヤッチャオウ!
ステ「ハァ・・・一応聞くけど、やるって何をだい?」
白マド「マドォ…」ソリャア…
リボほむ「ホム、ホムホムホム、ホムン!!」ワタシタチノジャマスルヤツハハイジョ!!
叫ぶと、二匹は弓矢を構えた。
愚かにも、構えてしまった。
ステ「弓矢って、僕を殺す気かい?」
リボほむ「ホムゥゥゥゥッ!!」シネェェェッ!!
二匹の弓から、矢が放たれる。
それを見て、尚ステイルは困ったように笑い、言った。
「あのさ、君達から仕掛けたんだから、何をされても文句言えないよね?」
リボ&白「ホムッ!?(マドッ!?)」ビクッ
突然ステイルから強烈な殺気が放たれ、戦慄する二匹。
そして、二匹は更に驚愕することになる。
ステ「・・・、うっ」グサッ
リボほむ「ホムン♪」アタッタ♪
白まど「マドマド」ヤッタネ
ステ「・・・なんてね」ヒュッ
リボほむ「ホミュ、ホムッ!?」アレ、キエタッ!?
白まど「マ、マド?」ド、ドコ?
リボほむ「ホムン、ホ」ア、ウシロニイ
ステ「遅いんだよ馬鹿が」
そう言いながら、ステイルは二匹の背後から炎弾を投げつけた。
それは、螺旋を描き、
リボほむ「ホミュァァァァァッッ!?」ウデガ、ツバサガァァァァッッッ!?
リボほむに直撃した。
左半身のみがドロドロに溶けた状態で落下するリボほむ。
傷口の断面からは溶けかけた肉の繊維と骨が見え、痛々しいことこの上ない。
リボほむ「ホミュゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!ホビャァァァァァァァァァッッッ!!」アツイィィィィィィィ!!イタイヨォォォォォォッ!!
ステ「(全くベッドの上でのたうち回るなよ、後始末が面倒だろうが)」
ベッドに溶けた自分の内蔵をブチ撒けながら、苦しむリボほむ。
それでも尚生きているリボほむの生命力に若干引いていると、
白まど「ホムラチャン!?マド、マド!!」ホムラチャン!?ダイジョウブ!?
ステ「(大丈夫なわけないだろ、馬鹿か君は)」
トンチンカンなことを抜かして、リボほむの元へ飛んでいく白まどだったが、
白まど「マドォ…、マドォ…」ド、ドコニオリレバ…
そう、今リボほむの周りには高温のリボほむの体液がある。
リボほむが作り出した灼熱地獄のせいで、白まどが近づけないのだ。
一方、そんなことにも気づけないらしいリボほむが信じられないような顔で白まどを見上げていた。
リボほむ「マドカ…ホム、…ホム…?」マドカ…ナンデ…キテクレナイノ…?
ステ「(・・・これは面白くなってきたぞ?)」
リボほむ「……ホム」……ワカッタヨ
白まど「マ、マド?」ナ、ナニガ?
リボほむ「ホ……ホムホムホムン?」アナタ…ワタシノタイエキガキモチワルインデショ?
ステ「(・・・・・・・・・・・・・・・、)」
ステ「(イヤイヤイヤイヤ、何言ってるんだコイツは!?)」
白まど「マ、マ、マドォ?」ナ、ヘ、ナンノコト?
リボほむ「ホムン!」トボケナイデ!
白まど「…、」キョトン
リボほむ「…ホム?」…ヘ?
ステ「あぁ、面倒くさいッ!」
白まど「マド!?」ナニ!?
ステ「要は君があそこに飛び込めばいいんだろ?」
白まど「マ、マドォ…」デ、デモォ…
リボほむ「ホムン、ホムン!!」ソウダソウダ!!
リボほむ「ホム、ホムン!」アンタ、イイコトイッタ!
ステ「死ね」
リボほむ「」
ステ「さて、どうするんだい?」
白まど「マ、マド……」ウ、ウ……
ステ「・・・仕方無い、僕が手伝ってあげようか?」
白マド「ミャド!ミャド!」ヤメテ、オトサナイデ!
ステ「いや、違うよ。こうするのさ」
そう言うと、ステイルはリボほむに手を伸ばした。
耐熱術式を施しているので問題ないのだ。
だが、白まどにはそんなことは分からない。
それよりも、白まどは別のことを聞いた。
白まど「マドマド?」モチアゲテクレルノ?
ステ「まぁね、リボほむを持ち上げれば万事OKだろ?」
ステ「こんな風にね」
リボほむ「ボギャッ!?」ナニ!?ツカマレタ!?
ステ「さてと、呑み込むがいい」ボッ
そう言うと、ステイルは煙草を口から放し、火の付いている方をリボほむの口に向けた。
リボほむ「ホギャ!?」ムグッ!?
そして、リボほむを戦慄している白まどの方に向け、
ステ「焼き尽くせ!!」
煙草の火に魔力を送った。
ドンッ、という轟音がリボほむの体内で爆発する。
リボほむ「ホギャァァァァァッ!?ホギャッ、ホギャァァァァァァァァッ!!」アツイィィィィ!?カラダガ、クルシイィィィィィィ!?
白まど「ミャドォ!!ミャドォ!!」ヤメテ!!モウヤメテ!!
と、炎の勢いが強過ぎたのか、リボほむの体中の穴という穴から紅蓮の炎が吹き出した。
リボほむ「ホミュゥゥゥゥゥ!!ホミュゥゥゥゥゥゥッ!!」トケルゥゥゥゥゥゥッ!!ヤケルウゥゥゥゥゥゥ!!
ジッタンバッタン、ブシュー、ホギャァァァァァァァァァッッッ!!ヤ、ヤメテェェェェェェェ!!
ステ「ははっ、いい声だね」
ステ「全くストレス発散にはもってこいだ」
ステ「(もうコイツ使いものにならないな)」
ステ「さて、それじゃ止めといこうかな」
リボほむ「ホ……ホ……」ヤ……メ……
ステ「白まど、今度こそこいつを送ってやるよ」
白まど「マド……?」ホントニ…?(シクシク
ステ「あぁ勿論」
「上半身だけね」
次の瞬間、遂にステイルの煙草の火が爆発した。
リボほむ「ホギャッ!!?」
叫ぶ暇すら与えられなかった。
まず最初に、下半身が飛んだ。
下半身と共に、焼け爛れた内蔵も床に落ちる。
白まど「ミャ!?」ゲロゲロゲロ
それを見た白まどが、床に汚物を撒き散らした。
しかし、これだけでは終わらない。
次に、目玉が弾丸のような速度で飛び出した。
それは、白まどの方へ「偶然」飛んでゆき、
白まど「マギョ!!!??」イタッ!!!??
その一つが白まどに当たり、白まどを壁まで吹き飛ばした。
白まど「マドォォォ……」カベメリコミ
しかし、まだ惨劇は終わらなかった。
ステ「ハハハッ、ぶっ飛べ!!ゴミクズ!!」
そして、最後に飛んだのは、
頭だった
首から外れたそれは、まるでロケットのような勢いで飛んで行く。
リボほむ(頭)<ホギャアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・(謎のドップラー効果
そして、どういうわけかリボほむ(頭)は悲鳴をあげながら、
ズドォォォォォォォォォォォン
白まど「ミャドォォォォォォォォォォォォォ!!?」オナカガァァァァァァァァァァ!!?
白まどの腹に偶然(笑)突き刺さった。
白まど「マギョォォォォォォォォォッ!!?マギョォォォォォォォォッッ!!?」ジタバタジタバタジタバタ
リボほむ(頭)「」メリメリッ
ステ「・・・・・・、もう少し遊ぶつもりだったが、もう飽きてきたな」
ステ「よし、最後は景気よくあれでも使うか」
と、呟くとステイルはルーンを更にばらまき、白まどに触れた。
白まど「マド……」モウ……コロシテ……(シクシク
ステ「あぁ、勿論。お望み通りに」
そして、ステイルは大声で「アイツ」の名を叫んだ!!
「イ☆ノ☆ケ☆ン☆テ☆ィ☆ウ☆ス!!」
まぁ、何というか、アレだ。
白まども、リボほむも、後で遊ぶ用に結界の外に置いておいたほむほむ達もみんな蒸発したさ。
ついでに神裂の部屋まで吹っ飛ばして酷い目(唯閃)に合わされたのは、また別の話
ー完ー