千早-080421
~メルトアップ(3082)がイベント発生~
【ストルジュの説得】
契約者のストルジュがリザードマンの説得に当たっていると聞き、
彼らの族長がいるという大集落まで来た。
ルダスの話によると、地下30階のゲート付近では
広域タイプの魔的力場が働いており、
リザードマンたちが持つ道具無くしては、
ゲートに辿り着けないらしい。
ここの大集落の白リザードマンたちは
ヒトに対して幾分か寛容なので、容易く中に入ることができる。
早速、ストルジュを探そうと辺りを見て回ったところ、
すぐに彼の姿は見つかった。
集落の広場で、リザードマンに囲まれながら、
その族長と問答を行っていたのだ。
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「環境制御装置を直せる者が、私たちの中にはいます。 その装置さえ直れば、この階層でも十分暮らしていけるのです」 |
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「その装置が直り、暮らせる環境が整うまで時間はどれほど掛かる? その間、あのトロールどもは平穏に暮らし、 我々ここで生活を続けろと言うのか?」 |
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「装置が完全に機能し、階層が潤うまで、 私たちの方でも出来る限り貴方たちを援助させて頂きます。 水も、食料も、すべて他階層から輸送させて頂こうかと・・・」 |
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「なぜトロールどもが正当な報いを受けずに、 我らは故郷を捨てなければいけないのだ。 あの場所はワタシたちの第二の故郷。 遥か昔に階層を旅し、ようやく見つけて棲みついた場所なのだ」 |
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「はい・・・。もちろん存じています。 ただこのまま戦い続ければ、トロールと貴方達の双方に 無益な被害が増え続けます」 |
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「無益な被害ではない。これは我ら種族の誇りをかけた戦いだ! オマエは古代文明のゆかりの者と言ったな? 元凶はオマエたち古代文明の者が 周辺を巻き込んで暴走したせいじゃないのか!? そのせいで、私たちは移住を余儀なくされた!」 |
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「仰るとおりです・・・申し訳ありません」 |
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「あ・・・」 |
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「階層を旅する者たち・・・」 |
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「えぇ。この世界の暴走を止められる、 唯一の希望です」 |
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「・・・・・・」 |
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「もし・・・もしも、だ。 この世界の暴走が止まれば、祖先が住んでいた 最初の故郷も元に戻るか・・・?」 |
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「あの・・・今は氷に閉ざされているという階層ですか?」 |
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「そうだ」 |
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「時間は少しかかるかもしれませんが、必ず戻ります」 |
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「・・・・・・」 |
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「・・・アナタたちは、この暴走を止める自信はあるか?」 |
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「・・・・・・」 |
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「・・・・・・分かった」 |
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「古代文明ゆかりの者と、階層を旅する者たちを信じる。 きっと、遥か昔に捨てざるを得なかった故郷を元通りにしてくれると」 |
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「これは祖先から伝わるコンパス。 ゲート付近にかかっている不思議な力を打ち消す力がある。 これを持っていけば、さらに下へ進めるはず」 |
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「ありがとうございます!」 |
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「だが注意しろ。祖先からの言い伝えでは、 ゲート付近に恐ろしい怪物がいると聞く」 |