ひょんなことから女の子
アナザーボディ 1
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hyon
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194 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:50:00.60 ID:cp/2Lz7dO
『チュンチュン…』
朝。
?「……眠…」
いつもは8時頃に起床、慌てて学校へ向かうのだが、今日は一時間早く目覚めた。
毎晩夜更かししている“彼”は、朝に弱い。
?「………ふぁぁ」
“彼”の名前は刹那。
日曜日の朝に早起きするのは、刹那にとって良くない。それは、日曜日くらいしかゆっくり寝る事が出来ないからだ。
夜更かしの理由は、深夜アニメを観ているから。只観るだけならビデオに録画すればいいのだが、刹那は『リアルタイムで観るから良いんだ』と言う。一般人には理解出来ないだろうが、そこは刹那なりに信念があるのだろう。
朝。
?「……眠…」
いつもは8時頃に起床、慌てて学校へ向かうのだが、今日は一時間早く目覚めた。
毎晩夜更かししている“彼”は、朝に弱い。
?「………ふぁぁ」
“彼”の名前は刹那。
日曜日の朝に早起きするのは、刹那にとって良くない。それは、日曜日くらいしかゆっくり寝る事が出来ないからだ。
夜更かしの理由は、深夜アニメを観ているから。只観るだけならビデオに録画すればいいのだが、刹那は『リアルタイムで観るから良いんだ』と言う。一般人には理解出来ないだろうが、そこは刹那なりに信念があるのだろう。
195 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:51:01.47 ID:cp/2Lz7dO
しかしやる事が無い。二度寝しようと思ったが、出来なかった。
刹那「……ションベン」
そう言い、目をショボショボさせてトイレに向かった。
刹那「……ションベン」
そう言い、目をショボショボさせてトイレに向かった。
刹那「…………ん?」
おかしい。何かがおかしい。
トイレの近くにある洗面台。そこにある鏡を見て刹那は驚いた。
確かに自分なのだが、何かがおかしい。顔が少々変わっていて、髪は伸び、背は縮んでいる。訳がわからない。
しかし、刹那は今小便をしたい。
余計な事は考えないようにして、トイレに入る。
おかしい。何かがおかしい。
トイレの近くにある洗面台。そこにある鏡を見て刹那は驚いた。
確かに自分なのだが、何かがおかしい。顔が少々変わっていて、髪は伸び、背は縮んでいる。訳がわからない。
しかし、刹那は今小便をしたい。
余計な事は考えないようにして、トイレに入る。
そして、事件は起こった。
刹那『うわああぁぁあぁああぁあッ!!!!!』
196 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:52:24.88 ID:cp/2Lz7dO
刹那は自分の股間を見て、頭の中が真っ白になった。
当然である。あるはずのモノが無いのだから。
当然である。あるはずのモノが無いのだから。
…そう。息子が無いのだ。
刹那「いったいどうなって……何?何がどうなってんの??」
そこで気づく。何故か声も高くなっている事に。
それに、胸も膨らんでいる。
刹那「これは…これは………」
刹那「いったいどうなって……何?何がどうなってんの??」
そこで気づく。何故か声も高くなっている事に。
それに、胸も膨らんでいる。
刹那「これは…これは………」
『女になっちまったのかあああッ!!!?』
……………。
刹那「…………オーケー、状況を把握しようか。」
刹那「…………オーケー、状況を把握しようか。」
197 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:53:49.83 ID:cp/2Lz7dO
まず顔。眼は少し大きくなって二重になった。鼻は少し小さくなったような気がする。
次、髪の毛。昨晩までは襟にもかからないほど短かった髪が、今では肩のあたりまで伸びている。
次、声。気づいてから、違和感ありまくり。
ラスト、身体。胸は膨らみ、息子は無くなっている。尻も柔らかくなっているし、ウエストが細すぎるような気もする。
刹那「……わけわかんねェぞ、おい。こんな漫画みたいな事が起きるなんて…………まだ人生捨てたもんじゃねえな」
そんなことを言って、ニヤニヤする刹那。そんなことをしている場合ではない。
次、髪の毛。昨晩までは襟にもかからないほど短かった髪が、今では肩のあたりまで伸びている。
次、声。気づいてから、違和感ありまくり。
ラスト、身体。胸は膨らみ、息子は無くなっている。尻も柔らかくなっているし、ウエストが細すぎるような気もする。
刹那「……わけわかんねェぞ、おい。こんな漫画みたいな事が起きるなんて…………まだ人生捨てたもんじゃねえな」
そんなことを言って、ニヤニヤする刹那。そんなことをしている場合ではない。
198 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:57:29.86 ID:cp/2Lz7dO
しかし、あまりに騒ぎすぎせいか、誰かが近づいてくる。おそらく、父親だろう。
父「どうした!何があった!?」
やはり父親だった。
しかしいくら親とはいえ、この事実を伝えるのは気が引ける。
刹那「いや……ウンコがさ、なかなか出なくてな。声に出して力んじまった。」
我ながらなんて下品な言い訳だ、と思った。
父「ん?なんか声が高く……」
刹那「何でもない何でもない!ウンコしてんだからどっか行け!!(声色)」
だが、父親は動かない。
父親「刹那……あのな……」
刹那「な、何だ?父さん…(声色)」
気づかれたと思い、焦る刹那。
父「どうした!何があった!?」
やはり父親だった。
しかしいくら親とはいえ、この事実を伝えるのは気が引ける。
刹那「いや……ウンコがさ、なかなか出なくてな。声に出して力んじまった。」
我ながらなんて下品な言い訳だ、と思った。
父「ん?なんか声が高く……」
刹那「何でもない何でもない!ウンコしてんだからどっか行け!!(声色)」
だが、父親は動かない。
父親「刹那……あのな……」
刹那「な、何だ?父さん…(声色)」
気づかれたと思い、焦る刹那。
199 名前: ◆61hDMxVEfs :2007/02/18(日) 23:58:34.89 ID:cp/2Lz7dO
しかし、そんな事はなかった。
父親「お、俺もウンコ……早く出て…」
刹那「何ィィッ!!?」
これはこれでマズい。
もし胸が小さければ、気づかれる事はない。だが、今の刹那の胸は結構デカい。女としては嬉しい…のかも知れないが、男としては嬉しくない。
刹那「……仕方ない」
もう説得するしかないな、と悟った刹那。ゆっくりとドアを開けて父親の目の前に立つ。
刹那「あのな、父さん…」
父親「すまん、話はウンコしてからだ!」
『バタン!』
我慢でもしていたのだろうか。父親はドアを勢い良く閉めた。
刹那「……急ぎすぎだろ」
父親「お、俺もウンコ……早く出て…」
刹那「何ィィッ!!?」
これはこれでマズい。
もし胸が小さければ、気づかれる事はない。だが、今の刹那の胸は結構デカい。女としては嬉しい…のかも知れないが、男としては嬉しくない。
刹那「……仕方ない」
もう説得するしかないな、と悟った刹那。ゆっくりとドアを開けて父親の目の前に立つ。
刹那「あのな、父さん…」
父親「すまん、話はウンコしてからだ!」
『バタン!』
我慢でもしていたのだろうか。父親はドアを勢い良く閉めた。
刹那「……急ぎすぎだろ」