ひょんなことから女の子
◆KjoXDJ3iYI 2-8
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hyon
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51 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:11:53.15 ID:Tk8OD9rD0
修学旅行から1ヶ月。俺たち―主に俺に最初の関門が訪れた。
その関門とは
「ところで駿、明日からテスト週間なんだけど」
「……そうだね」
「勉強……してる?」
中間テストである
「ノートすらとってねえよ。」
「だめじゃないか!自分の立場分かってるの?」
「いや、でもなあ……」
「まあ、予想はしてたけどさ……じゃあ今日から僕んちで勉強会ね」
「だが断る!!」
「あのね……大体部活してないんでしょ。毎晩何やってるのさ?」
「何やってるって……ナニやってる」
「え?えぇ?ちょ、ちょっと!!」
「冗談だバーローwwwwwww」
「も、もう……想像しちゃったじゃないか(小声)」
「え?何?」
「なんでもないよっ!!」
その関門とは
「ところで駿、明日からテスト週間なんだけど」
「……そうだね」
「勉強……してる?」
中間テストである
「ノートすらとってねえよ。」
「だめじゃないか!自分の立場分かってるの?」
「いや、でもなあ……」
「まあ、予想はしてたけどさ……じゃあ今日から僕んちで勉強会ね」
「だが断る!!」
「あのね……大体部活してないんでしょ。毎晩何やってるのさ?」
「何やってるって……ナニやってる」
「え?えぇ?ちょ、ちょっと!!」
「冗談だバーローwwwwwww」
「も、もう……想像しちゃったじゃないか(小声)」
「え?何?」
「なんでもないよっ!!」
52 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:13:19.71 ID:Tk8OD9rD0
さて、実際のところ何をしていたかというと
「そういえば『浪速のシューマッハ』って結局何だったんだろう。ちょっと検索してみるか」
「んー、これ?どれどれ……」
「わははははは!!なんだこれ!おもしれー!」
「ん?『野菜レイパー』? ぎゃはははは!!ありえねぇ!!でもおもしれー!!」
「2ちゃんねる ニュース速報VIP?こっから拾っているのか。いってみよう」
「ハルヒ?ローゼン?なんだそりゃ?」
「なに?『新参乙』?『ググレ』?うるせーよ!!」
「そういえば『浪速のシューマッハ』って結局何だったんだろう。ちょっと検索してみるか」
「んー、これ?どれどれ……」
「わははははは!!なんだこれ!おもしれー!」
「ん?『野菜レイパー』? ぎゃはははは!!ありえねぇ!!でもおもしれー!!」
「2ちゃんねる ニュース速報VIP?こっから拾っているのか。いってみよう」
「ハルヒ?ローゼン?なんだそりゃ?」
「なに?『新参乙』?『ググレ』?うるせーよ!!」
1週間後
「うわ、またウイルスかよ!なんなんだよちくしょう」
「うわわわ!!ブラウザが!?何これ!?」
「うわ、またウイルスかよ!なんなんだよちくしょう」
「うわわわ!!ブラウザが!?何これ!?」
2週間後
「んだよ。『空気嫁』とか……『うるせえカスが!!』っと」
「ん?『長門画像』?落とすしかないだろ常識的に考えて……って戦艦長門かよ!!」
「んだよ。『空気嫁』とか……『うるせえカスが!!』っと」
「ん?『長門画像』?落とすしかないだろ常識的に考えて……って戦艦長門かよ!!」
3週間後
「はいはいワロスワロス」
「お、安価スレか。腕が鳴るぜ くそ!0,5秒差か!! あれ?時間逆じゃん!!」
「はいはいワロスワロス」
「お、安価スレか。腕が鳴るぜ くそ!0,5秒差か!! あれ?時間逆じゃん!!」
昨日
「『新参乙』っと……なんか面白いスレないかな」
「ちょwwwwwwおまwwwwwwねーよwwwwwww」
「お、俺が立てたスレがブログに載ってるwwwww」
「『新参乙』っと……なんか面白いスレないかな」
「ちょwwwwwwおまwwwwwwねーよwwwwwww」
「お、俺が立てたスレがブログに載ってるwwwww」
というわけで、すっかりこの掲示板サイトにはまってしまったわけで
じつに高校生としては駄目な生活を送っていたのである。
じつに高校生としては駄目な生活を送っていたのである。
53 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:14:48.37 ID:Tk8OD9rD0
さて、その夜
「じゃあノート見せてくれ」
「あ、うん。じゃあこれ」
俺は友之のノートを見る
「相変わらず綺麗な字だな。女の子みたいだな」
「駿こそもっと綺麗な字書いたら?今は女の子なんだから」
「うるせーよ」
それから1時間
「おっけー。理解した」
「いやいや、ありえないから。どうせ飽きたんでしょ」
「いや、なんなら問題出してもいいぜ」
「本当にいいの?じゃあこれ」
「できなかったらキスしてやるよ」
「……じゃあこっちの問題」
「ちょwwwおまwww難しい方に変えてんじゃねーよ」
「じゃあノート見せてくれ」
「あ、うん。じゃあこれ」
俺は友之のノートを見る
「相変わらず綺麗な字だな。女の子みたいだな」
「駿こそもっと綺麗な字書いたら?今は女の子なんだから」
「うるせーよ」
それから1時間
「おっけー。理解した」
「いやいや、ありえないから。どうせ飽きたんでしょ」
「いや、なんなら問題出してもいいぜ」
「本当にいいの?じゃあこれ」
「できなかったらキスしてやるよ」
「……じゃあこっちの問題」
「ちょwwwおまwww難しい方に変えてんじゃねーよ」
54 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:16:53.77 ID:Tk8OD9rD0
「できた」
「ん?じゃあ解答を……嘘……」
「どした?」
「全部……あってる……」
「うはwwwww俺天才wwwwww」
「信じられない……」
まあ、最近気付いたんだが、どうも母さんは天才に近い人らしい。
授業なんて終わる5分前に黒板を見れば理解できるくらいだ。
というわけで、地方の一進学校の定期テストなど屁でもないのだ
「言っとくがこっちは東大目指してんだぜ?何ならお姉さんがイロイロ教えてあげよっか?」
うーむ、こんなセリフをこいつに言える日がこようとは。
「正直悔しい。じゃあテストの結果で勝負しようよ!」
「ふむ。別にいいけど。じゃあ何か罰ゲームつけるか?」
「じゃあ、勝者は敗者に何でも命令できるってことで」
「おまえ……ひょっとしてエロいことする気か?」
「ち、違うよ!とにかくそういうことだから!!」
そんなわけで勝負をすることになった
「ところで…話し方おかしくなってない?」
「ん?じゃあ解答を……嘘……」
「どした?」
「全部……あってる……」
「うはwwwww俺天才wwwwww」
「信じられない……」
まあ、最近気付いたんだが、どうも母さんは天才に近い人らしい。
授業なんて終わる5分前に黒板を見れば理解できるくらいだ。
というわけで、地方の一進学校の定期テストなど屁でもないのだ
「言っとくがこっちは東大目指してんだぜ?何ならお姉さんがイロイロ教えてあげよっか?」
うーむ、こんなセリフをこいつに言える日がこようとは。
「正直悔しい。じゃあテストの結果で勝負しようよ!」
「ふむ。別にいいけど。じゃあ何か罰ゲームつけるか?」
「じゃあ、勝者は敗者に何でも命令できるってことで」
「おまえ……ひょっとしてエロいことする気か?」
「ち、違うよ!とにかくそういうことだから!!」
そんなわけで勝負をすることになった
「ところで…話し方おかしくなってない?」
55 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:17:59.10 ID:Tk8OD9rD0
さて、結果はと言うと
「参りました……」
俺-1位 全教科満点のおまけ付
友之―10位
お前の負けだっていうレベルじゃねーぞ!!
「もしかしたら負けるかもって思って勉強したらこうなった」
「なんてこった…僕かっこ悪いねこれ……」
「さて罰ゲームの件だが……どうしよう」
「あれ?友則と美幸ちゃん?なにやってんの?」
「あ、夏紀……実はかくかくしかじかで」
「ええ!?アンタ本当にそんな条件で勝負したの!?」
「うん……」
「ええい!美幸ちゃん!!アンタの好きにはさせないわ!!期末で私と勝負よ!」
「え?ええ!?」
なんという話の展開。今彼女の頭の中では俺は間違いなく悪役
多分あんなことやこんなことをするのだと思っているのだろう
「私が負けたら二人とも好きにしていいわ!!分かった?じゃあ友則行くわよ」
そう言って帰ってしまった
「参りました……」
俺-1位 全教科満点のおまけ付
友之―10位
お前の負けだっていうレベルじゃねーぞ!!
「もしかしたら負けるかもって思って勉強したらこうなった」
「なんてこった…僕かっこ悪いねこれ……」
「さて罰ゲームの件だが……どうしよう」
「あれ?友則と美幸ちゃん?なにやってんの?」
「あ、夏紀……実はかくかくしかじかで」
「ええ!?アンタ本当にそんな条件で勝負したの!?」
「うん……」
「ええい!美幸ちゃん!!アンタの好きにはさせないわ!!期末で私と勝負よ!」
「え?ええ!?」
なんという話の展開。今彼女の頭の中では俺は間違いなく悪役
多分あんなことやこんなことをするのだと思っているのだろう
「私が負けたら二人とも好きにしていいわ!!分かった?じゃあ友則行くわよ」
そう言って帰ってしまった
「話は聞かせてもらったわ!!」
「うわ!!あ、洋子」
いつの間に背後に……なんてアサシンなお人……
「美幸ちゃん……ゼッタイ勝ちなさい!!分かったわね?」
「は、はい!!」
なんだろう。きっと何かたくらんでいるんだろうけど……まあいいか
それより、友之は何がしたかったんだろう……
「うわ!!あ、洋子」
いつの間に背後に……なんてアサシンなお人……
「美幸ちゃん……ゼッタイ勝ちなさい!!分かったわね?」
「は、はい!!」
なんだろう。きっと何かたくらんでいるんだろうけど……まあいいか
それより、友之は何がしたかったんだろう……
56 名前: ◆KjoXDJ3iYI :2007/03/12(月) 00:19:11.26 ID:Tk8OD9rD0
で、夏。期末テスト終了
俺―1位
夏紀ちゃん―本人の名誉のため伏せておきます
「……オワタ\(^o^)/」
「ねえ夏紀?勝つ気あったの?」
「だって悔しかったんだもん!!」
いや、俺が言うのもなんだけどちゃんと勉強したのかアンタ?
「さて、罰ゲームの件だけど」
「ちょ……洋子?アンタなんでそのことを?」
「夏休み、海行くわよ海!!友則君は男子を誘ってくること」
「え?ちょっと洋子!何勝手に……」
「別にいいでしょ。美幸ちゃん」
そう言って目配せをする洋子
「はい。それでいいです」
かくして俺たちは、夏休みに海に行くことになった。おそらくは罰ゲーム当事者の二人のために。
俺―1位
夏紀ちゃん―本人の名誉のため伏せておきます
「……オワタ\(^o^)/」
「ねえ夏紀?勝つ気あったの?」
「だって悔しかったんだもん!!」
いや、俺が言うのもなんだけどちゃんと勉強したのかアンタ?
「さて、罰ゲームの件だけど」
「ちょ……洋子?アンタなんでそのことを?」
「夏休み、海行くわよ海!!友則君は男子を誘ってくること」
「え?ちょっと洋子!何勝手に……」
「別にいいでしょ。美幸ちゃん」
そう言って目配せをする洋子
「はい。それでいいです」
かくして俺たちは、夏休みに海に行くことになった。おそらくは罰ゲーム当事者の二人のために。