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護憲保守主義
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The New Order
護憲保守主義 | ||
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英名 | Goken Conservatism |
別名 | ||
登場作品 | The New Order | |
上位イデオロギー | 保守主義 | |
主要なイデオローグ |
日本独特の政治環境は、暗黙の規範が多く、1910年代の護憲運動で生まれたのが護憲保守主義である。要するに、あらゆる規範を守りつつ、代表制民主主義を構築しようとする思想である。例えば、「デモクラシー」という言葉は、和訳すれば「民主主義」だが、天皇主権に挑戦することになるので禁忌である。一方、「護憲」は、主権問題を回避し、帝国憲法に規定された国民の権利を、明治寡頭制やかつての統制派将校などの悪質な行為者から守ることに焦点を当てるので、全く問題のない代物である。
言うまでもなく、護憲保守主義は、愛国心、伝統的な性別役割分担、西欧民主主義に対する嫌悪感など、多くの伝統的価値を包含している。同時に、護憲派の信奉者たちは、選挙政治を通じて民意を国家政策に反映させようとし、民意を天皇主権に則って解釈しようとする。このような護憲論の語り口は、天皇制を強化するための明治憲法の抜け穴に特に脆弱であるが、それでも、30年間の全体主義を経て、大正時代に中断された日本の民主主義の実験に戻ろうとする真の試みであると言えよう。
(TNO日本語化Modより引用)