とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 7-572

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匿名ユーザー

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小ネタを一つ。

なにやら難しい顔をしている美琴。また何か問題を抱えているのだろうか。
黒子はまず軽いジャブを放ってみることにした。
「いったい何をお悩みですのお姉さま。もしや、あの殿方とのデートに着ていく
下着でもお考えですとか?」
「……!」
瞬間、耳まで真っ赤になる美琴を見て、黒子はジャブのつもりが力一杯ストレートを
決めてしまったことを理解した。
(あ、あ、あのクソ類人猿がァ~~~! し、しかしここで退く黒子さまでは
ありませんのことよ。この状況をなんとか利用して、お姉さまの歪んだ嗜好の是正をっ)
「や、やっぱり、子供っぽい下着じゃ……駄目だよね?」
「当たり前ですの。わざわざ相手に見せるものではないにしても、見えないところの
お洒落こそが淑女の嗜み」
ピッ、とポーズを決めて立ち上がると、ベッドの下に隠した衣装ケースから、
とっておきの一枚を取り出す。
「せめてこれくらいでないと」
「く、黒子! それ、それって、ただのヒモだからっ!」
「んまー、それでは、こちらを」
「透けてる! 透けてるし!!」
真っ赤になってツッコミを入れること十数回、ようやく美琴も納得……といかなくても
妥協できるレベルの下着が提示された。
「じゃ、じゃあ、これで」
「貸しにしておきますわ」
「いいわよ。ちゃんと代金払うから」
「洗わずに返していただいても構いませんわ」
「あ・ん・た・わぁ~~!」
いつもの電撃。まぁ、この二人の関係はこうあるべきなのだ。
そしてデート当日。美琴はいつもの倍の時間をかけて髪を整え、黒子と二人で選んだ
下着を身に着け、そして……。
「だからどうしてそこで短パンをおはきになりますのーーーーっ!!」

以上。

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