【詳細】
ヴァルキュリア・フレームを骨格として開発された厄祭戦末期時の機体であり、エネルギー効率に優れたシンプルな姿を持つ。
武装も
ライフル、シールド、ブレードとひとそろいはあるがこちらもシンプルに纏められており、軽量な
フレームが生み出す高い機動性を生かした接近戦を得意とする。
しかし他のMSよりも軽量な
フレームを有するがゆえに重心のコントロールを慎重に行わないと決定打を与えられず、攻撃が弾かれてしまう危険性も持つ。
ナノラミネートアーマーは遠距離射撃に高い耐性を持つため、MSを撃破するには接近戦に持ち込む必要があるが、
接近したうえで決定打を与えるためにはそれ相応の操縦技術が求められる。
つまりはグレイズの先祖に当たるMS。
頭部に高精度センサーを備え、顔面装甲を展開することでセンサーを露出させたり、リアクターから胸部へと繋がるコード、
胸部と腰部をつなげる
フレームやケーブルに配置などグレイズとデザイン、機能面の共通点は多い。
なおさすがに300年前当時のままとはいかず、コクピットや幾つかの部位はグレイズのものを流用して補修してあるらしい。
またパイロットがマクギリスであることは周りに判明しておらず、マクギリスがどうやってこの機体を用意したのかは不明。
グレートメカニックによれば、
ファリド家が保管していた可能性があるという。
ガンダム・フレームではなくヴァルキュリア・フレームのこの機体が保管されていた…初めてファリド家の倉庫を開けてみたときのマッキーの心象はいかほどか。
「バエルじゃない…」
なおファリド家がセブンスターズたる戦果を挙げた
ガンダム・フレームとしてアプリ版にて
ASW-G-54 ガンダム・ムルムルが登場。
グリムゲルデがファリド家の云々は対談の話題に出たことであるから公式設定として残っているのかは定かではない。
またムルムル自体も「現存している」や「保管されている」といった記載が見られないため、今も現存しているかどうかぼかされている。
【余談】
グリムゲルデとは「仮面の守護」を意味する。
形式番号はデザイナーである海老川兼武氏の誕生日から。
マクギリスがこの機体をどこで入手したのかは明らかになっていない。
だが、グレートメカニックにおける対談にて、「ファリド家の倉庫を開けたら
ガンダム・フレームの代わりにこの機体があったのではないか」とデザイナーが口にしていた。
公式な設定ではなく、対談中のやり取りによるものなので注意。
コクピット等はグレイズのものを流用し現代式に換装されているようだが、書籍媒体によっては外装も偽装されているとされる。
あまり参考にならないヘルムヴィーゲ・リンカーを除けば、他のヴァルキュリア
フレーム機は皆細身であり、リアクター周りや膝装甲等発表されているグリムゲルデのデザインと類似する部分が多くそこまで大きくデザインを変えるような偽装はされていない模様。
最終更新:2023年09月29日 04:48