アットウィキロゴ

【未来王の訪都】


 「そちら側」には「年貢の納め時」という言葉がある、と伝え聞く。
 「こちら側」でも、国家体制を確立した国については「年貢の納め時」というのは存在する。 だが「そちら側」のように個人の日頃の収益から自動的に搾取するような仕組には至っては居ない。
 「こちら側」の年貢については、納めるべき年貢は村落・都市区域等の中小規模の集合体単位毎に、監督省庁により定められた物品とその用量を現物を以って納められなければならない、としているのが一般的である。
 所定機関への現物納入を以って村落にとっての「年貢の納め時」が来るわけだが、納めるためには村落から、王都にある所定機関まで運ばなければならないのは自明の理である。

 ・・・なに? 「年貢の納め時」とはそういう意味ではない・・・だと・・・?
 そんな瑣末なことはこの際後にしておいて構わないだろう。 今大事なことは、ラ・ムールのとある村落のとある少年にとって、「王都を訪れる」という事は「ラ・ムール国土を揺るがす事態となる」可能性があるということである。

 これは、その少年が生涯初めて王都に赴くにあたっての、その時の物語。

未来王の訪都


 その話は、夕餉が終わると同時に何の前触れも無く、親父から振られてきた。
「ディエル」
「何ぞ、親父殿」
「お前明日、授業が終わったら村長さんトコ行ってこい」
「・・・はぁ?」
 あまりに唐突な話に、ディエルは気の抜けた返事しか出来ない。 そもそも、自分のようなガキんちょが村長の家に呼ばれるということ自体がそもそもない。 それに「例の件」が露見したということであれば、今頃とっくに簀巻きにされて近々運び出される年貢と一緒に王都に運ばれて、「野菜いろんなのがいっぱい、織物いろんなのがたくさん、香料いろんなのが山ほど、国王1」の札と共に納められることだろう。
「あいや待たれよ親父殿。 何故にや。 俺最近、村長直々に怒られるようなことした覚えないぞ」
「普通は怒られるような事はした覚えが在る無いじゃなくて『しない』だがな。 ま、別に呼んだのはお前だけじゃねぇってよ」
 ついこの間やってきた別の旅人から分けてもらったという、カー・ハグレッキ神話の後期物みたいな「向こう側」の昔話をやけに気に入ってから、ディエルの父は時代がかった呼び方をされると喜ぶようになってしまった。 ディエルは煽ても含めて付き合っているのだが、我が父ながら変な影響を受けやすいものだ、と思わずにはいられない。 そういう当人も、珍妙なアンチゾンビの妄言に付き合ったらとんでもないことになったので血は争えないのだが。
*1
「うるさい黙れ」
「ほう、言うに事欠いて『黙れ』と来たか・・・」
「待て! 待つんだ親父殿! 今のは親父殿にではなくてだな!」
「じゃあ誰にじゃぁぁあ!」
 最終奥義・親父食卓クラッシュが発動した今、ディエルは猛烈な勢いで回転する食卓が繰り出す苛烈極まりない一撃を、五体全てを以ってして甘んじて受け止めるより他無かった。

 最終奥義で引っ繰り返った食卓を直してから平身低頭謝り尽し、ようやく開放されたディエルは自室のベットに倒れこむ。
「災難で御座いましたね、カー・ディエル。 されど、これも試練なれば」
「試練って言えば何でも許されると思うなよコノヤロウ」
 ディエルが住まうラ・ムールの将来を担う未来王《カー・マス・デバン》として覚醒して以後、「試練だから」と色々無茶をさせられた。 数日前にも、村に接近しつつある砂漠大線虫《ワームビースト》(今度はちゃんと生)を村の誰にも悟られない内に一匹仕留めたばかりだ。 
 いずれ行ったことも無い土地とか「向こう側」に飛ばされても「試練だから」の一言で済まされるような気がしてならない、いやきっとそうなるとディエルは確信している。
 その一方で、話し相手である神霊コロナはそ知らぬ顔だ。 さもありなん、コロナは試練を掌る神ラーの産み落とした神霊という存在なのだから、試練こそが王を王たらしめるものだと信じて疑わない。
「・・・にしても、村長さんの話って何だろうなぁ」
 先日の大甲虫モドキの一件以後、「俺たちのアジト」を失った上に死にそうな体験もすることになった悪ガキ軍団は揃って気持ちを入れ替えて、盗みもサボタージュもしなくなった。 人生観を変える経験というやつが与える効用は、若いほど大きい。 自身の存在意義が根底から変わった少年にとっても、効用は大きかったことは言うまでもなかろう。
 そんなこんなで村長や大人達を困らせるようなことは最近していないし真面目になったとはいえ、やれることなど子供の領分を越えることが無い以上、、村長に呼ばれる理由が特に思いつかないディエルとしては疑問符が浮ぶばかり。
「ま、明日になりゃ分かるか」
 結局のところ、いくら考えても分からないなら明日話を聞けばいい。 そう結論付けたディエルはとっとと寝ることにした。
「お休みなさいませ、カー・ディエル。 明日も良き試練日和となりますことを」
「物騒すぎるわ!」
 翻した茣蓙の端でコロナをひっぱたきつつ、ディエルは明日に備えて寝ることにした。 


 明けて翌日。 本日も快晴、素晴らしき試練日和。 まぁどんな天候だろうと試練日和なのだが。
 早めに起きて元アジト付近のオアシスまで来たディエルは、左目を開眼する。 王の証、虎目石の瞳《タイガーズアイ》が眩い光を放ち、湖面に照り返る。
「う、む・・・まだ、慣れんなぁ」
<湖面の左目と目を合わせませんよう、お気をつけなさいませ>
 左目を開眼する際のコロナは、壁画に描かれる太陽と太陽神の翼を組み合わせたような形の片眼鏡に姿を変え、左右の指輪に左目の力を流し込む役割をしているのだという。 その片眼鏡から、直接ディエルの頭の中にコロナの声が響く。
 なぜ湖面や鏡に映した左目と目を合わせてはいけないのかと言えば、この左目は太陽神ラーと直接繋がっているためなのだそうだ。 扱いに慣れていない時分に目を合わせれば、それはすなわちラーと見合うということであり、それは人間の魂では受止められない現象を引き起こす可能性があるという。
 湖面の水精、地面の地精、大気の風精と火精、草木の木精、陽光の光精、木陰の闇精の鼓動を、ディエルの左目は鮮明に捉えている。 ついこの間まで、砂漠という土地柄相性のいい地精や火精ですら全くといって良いほど窺い知ることもなかったディエルからすれば、圧倒されるばかりの光景である。
「・・・ふぅ、こんなもんかな」
 左目を閉じると、見える世界は見慣れたものに変わる。 ディエルは荷物を纏めて、今日も授業が行われる青空広場に向かうのであった。

 授業といっても、一般的なラ・ムールの村落民が受けるものは、読み書きに計算、ラ・ムール国内外の歴史や情勢を、王都から派遣された学者が教えるというだけのもの。 本格的な勉学は王都や大規模市街に建てられた学士院でしか行われていない。 その学士院も学才と相応の費用が無ければ入院すらもままならないのだが。
 ディエルたちが日頃から受けているのも、生活に困らないだけの一般教養と、世の中を知るための話だけ。 基本的に村落は農業や織物業といった生産業に時間と人員を割かねばならないこともあり、授業は農閑期を除けば昼の前後数時間ずつしか行われない。
 そんなこんなで授業も終わり、昨日の内に親から村長宅へ向かうよう聞かされていたディエルらは、級長にして村長の娘メイレの帰宅に続く形で村長宅へ向かうことになる。 そのメンバーはいつぞやの元悪ガキメンバーそのまんまであった。
 図らずも悪ガキどもを引き連れる形となりバツの悪さを感じたメイレが、嘆息気味に後続へ声をかける。
「・・・で、人の後をゾロゾロとくっ付いて来られるのも困るのだけど」
「そうは言うが、目的地が同じなんだから仕方ないだろ」
「だからって、私に付いて来ることはないでしょうに・・・はぁ、頭痛い」
「俺らだって、何で呼ばれたか聞いてないんだっつの。 誰か知ってるか?」
 なぜか無理やり後続集団の先頭(つまりはメイレのすぐ後ろ)に押し出されていたディエルが仲間に聞いてみるが、誰も理由までは聞いていないという。
「だ、そうだ」
「何をしでかしたのか知らないけれど、今父様は体を壊してるから、これ以上迷惑をかけさせないでよね」
 そんな会話を交わしつつ、大甲虫《メガクロウラー》よりは小さいが村では一番大きい村長宅に到着することとなった。

「ふむ、よく来てくれたの。感謝するぞい」
 メイレの父兼村長が、呼び寄せた少年らに声をかける。 体を壊している、とメイレが言っていたように、どうも起き上がるのも辛いらしい様子だ。 ようやく面倒な立場から開放されたとばかりに自室に戻ろうとするメイレだが、「お前にも関わる話だから」と応接室に残るよう言われてしまい、所在なさ気に留まっている。
「それでだ。 何故皆に来てもらったかというと・・・君らの代表に、王都マカダキ・ラ・ムールに行ってもらいたいんじゃ」
 王都とはまた随分大きく出たな、何でまた王都に、と呼ばれた少年らは口々に言い合う。
「まぁ急に言われても驚くだろうとは思っとった。 何でかというとだな、ホレ、この前のアレの件でじゃ」
 この前のアレと言われてこのメンバー、何を指すかは明白であった。

「あの時来てもらった王都のお役人さんに、君らがしてもらった報告があったろ。 どうやらアフ・ネネがそれをいたく気にされておるそうでな、直接話がしたいそうだ」
 いくら元悪ガキ集団だからとて、この件がとんでもないことだというのは即座に理解できる。 現在のラ・ムールを統治する責任者自らが辺鄙な村落の小僧どもと話をしたいと申し出る、などというのはまずもってありえないことだ。
 だが、王家の御紋入りの書状*2が政務御用達の証である猫目石の首輪を下げた郵便屋*3により届けられた以上、事実というより他無い。
「折しもこの村の年貢納めの時期でもあるでな。 年貢と一緒に王都へ行ってもらえばよかろうかと思っとるんじゃ。 年貢の運搬についてはカー・サリエ以来の取り計らいにより傭兵の方々が付いて下さるから、行きも帰りも安心じゃて」
 年貢の徴収に当たっては、砂漠特有の化生や野盗から年貢を守るため、そして納入に関しての不正が無いよう、政府公認の傭兵団と監査官が全ての村落へ派遣される。 彼らは村落からの代表者と年貢を伴い王都に戻り、村落代表者を村まで連れ帰り、その足で次の担当村落へ向かう、という業務をしている。 神代の賢王カー・サリエが定めた制度が、時代に合わせた調整はされているが、今もなおそのまま続いているのだ。
 そして「王都に行く」ということが紛れもない事実であることに、若干一名を除く少年達は色めき立つ。 辺境の村落に住まうラ・ムールの民で実際に王都を訪れる機会がある者といえば、年貢の納入に同行する村長くらいなものだ。 他には「王都に行って成り上がるんだ!」と勢いだけで単身飛び出し砂漠大線虫の餌あるいは餓死する者か、人に傅く道を選ばざるを得ずその筋の者に連れて行かれるか、その位だ。
 逆に、王都行きに色めき立たない若干一名は
「あ、話の途中ですんません。 ちょっと便所借りていいっスか」
 と言い放ち、応接間を退出する。

 幼少の折は何度か来る、というか半ば拉致に近い形で連行されて来る事もあったので勝手知ったる何とやら、迷うことなく便所に篭った若干一名もといディエルは、虚空もとい御供の神霊コロナに話しかける。
「・・・さてどうする」
「いい経験になるかと思われますれば。 王都へ参りましょう、カー・ディエル。 これも試練なれば」
「次『試練だから♪』とか言ったらグーな。 つか王都に行くって事は、『そういう』事になるんじゃないのか?」
 わざとらしく振り上げた拳を寸止めしつつ、ディエルは疑問を投げかける。
「そのようなことは御座いませぬ。 王都に生まれ育ち、されど自ら名乗り出るまで王とは成らなかった方もおりますれば」
「ふ~ん、そっか」
「無論、王城に向かわれ、御身の証をお立てになるのであれば、その限りでは御座いませんが」
「なるほどね・・・つか面倒だな、皆でなくてもいいなら降りるか」
「何故にで御座いますか!?」
 自信満点の提案を「面倒だから」で却下され、撤回を求める二の句を継ぎたいコロナだが、ディエルが機先を制し話を続ける。
「いやだって、王様っつったら村長のさらにエラい版だろ? 絶対話硬っ苦しくて長いんだぜ? 聞いてらんねぇよ」
「・・・恐れながらカー・ディエル、ご自身もいずれそのお立場と成られる事をご理解頂いておりますでしょうか。 それと、現王はカー・ディエルのみにて、現在王都で民を率いるのは唯のヒトに御座いますれば」
「世間一般では今の王様は俺じゃないっての」
「そのようなことはこの際どうでもよいかと。 それより、又とない良い機会ですので、王都へ向かわれることをお勧め致します」
「試練だから?」
「Yes, Your Majsety!」
「どこの言葉だか知らんが、やけに嬉しそうってことはその通りってことだよな。 なら行かない、決めた、以上」
「何故にで御座いますかぁぁぁ!?」
 悲痛極まりない表情で必死の抗弁を繰り広げるコロナをスルーしつつ、ディエルは応接間に戻る。

 応接間に戻ったディエルを待っていたのは、訝しげなメイレの目線と、村長の言葉。
「おお戻ってきたかディエル。 君に行ってもらうことになったよ」
「何故にで御座いますか・・・」
 膝を付く。現実は非情であった。

 もう既に決まってしまった事にこれ以上抗弁しても仕方がないので、しぶしぶ承諾しつつ家に帰るディエル。 両親に村長代理のメイレと年貢と一緒に王都へ向かうことを告げて部屋に戻る。
「まぁ村長腰やっちまって動けないから娘のメイレが代理として行くってのは分かるが、なんで俺が付いていかなあかんのだ・・・くっそ、人が便所に行ってる隙に村長言い包めやがったな、アイツら!」
 村長は口にはしなかったが、実際のところ、先の王都よりの書簡には「左目が見えない、先の件の折埋まっていたという少年を是非に連れて来てほしい」との文面があったため、当初からディエルの王都行きは確定していたのである。 他の少年達は、再度当時のことを確認し合い書簡に纏めるために呼ばれたに過ぎない。 尤も、例え御指名が無くとも、メイレが村長代理で出ると予測していた彼らの腹積もりは決まっていたのだが。
 済んでしまったこととはいえ、行かないと決めた王都にいく羽目になった苛立ちは隠せないディエル。 ふと卓に目を向けると、コロナが喜色満面元気一杯に何やらしているのが目に入った。
「・・・つかオマエは紙切れとペンで何してやがる」
「ご覧下さいませ、カー・ディエル! 僭越ながら私、応援旗を御作りしておりますれば!」
「いらんわ!」
「あぁあぁああ! 何故にで御座いますかぁぁあぁ!?」
 勢いだけで書いたと思われる旗っぽい何かを、「抹殺サ」「殲滅スラ」「撃滅モ」という怨念渦巻く物騒極まりない文面が僅かに見える束を特に念入りに、獅子牙《ジンガ・ブレザ》で細切れにして、ランプの火にかけて燃やしてしまう。
 何やらしくしくと泣き啜る声が聞こえてくるが、きっと夜鳴き虫の鳴き声か何かだろう。 夜に左目開けてちょっとしんどいし、早速明日にも出ることになったので、ディエルはとっとと寝てしまうことにした。


 明けて翌日、まだ陽光差すには早い頃。
 昨晩村長らと話をしている間に来ていた王都からの傭兵ご一行が全ての支度を整え待つ中央広場へ、ディエルは向かう。 事情は既に村長一家から伝わっていたようで、ディエルは広場に着いてすぐに、山ほどある年貢を納めた荷台に案内される。
「よし・・・大丈夫だ」
 特段意味は無いのだが、献上される内容物一覧を見せてもらい、「カー・マス・デバン 1 」の項目がないことを再三確認したディエルは一応安堵し、荷台の座席に腰を落ち着ける。
 傭兵団とは聞いていたが、結構な人数と状況である。 ディエルは去年までこの時間まだ寝ておりこの光景を知らなかったので、こんなことになってたのかと驚きを隠せない。
「あっちはケンタウロス、こっちはドワーフ、向こうのデカいのはオーガか? あの棺は・・・スラヴィアはアンデッドの貸し出しまでしてるのか?」
 猫人も混じり、多種多様な種族が入り乱れた構成になっている。 自分たちとは異なる種族のヒトが大勢集まる光景に、渦中のディエル以外の村民も慌しい様子である。
 圧倒されそうになる光景に落ち着かないディエルに対し、メイレから一喝が入る。
「あまりキョロキョロしないで。 恥ずかしいから」
「何だよメイレ、やけに落ち着いてんな」
「ええ、毎年の年貢のお納めで、何度か家で会ったことのある方もいるもの」
 なるほど、と得心するディエル。 メイレが言うには、彼らは奉公人《オーリ》で、国が直接買い入れた武装集団なのだという。
 ちなみに、ラ・ムールは農作物や織物の他にも奴隷商売が盛んとされているが、その奴隷にも二種類あり、国内で消費する分は奉公人、国外に売る分は販奴《アリピン》と呼ばれている。 

「それはそうと、王都かぁ・・・メイレは行ったことあるのか?」
 とりあえず、情報収集しておくに越したことはなかろうということで、ディエルはメイレに尋ねてみる。
「覚えてないくらい小さい頃にあったそうだけど、実質初めてね」
「ふ~ん、そっか。 じゃ、あとのことは全部傭兵団の皆様に任せるとして・・・俺は寝るわ」
「本気で恥ずかしいから、そういう真似は控えてもらえるかしら」
 そうは言うが、昨日は旗の恨みとか何とか良く分からん変な声が夜通し響いており、中途半端にしか寝れていないディエルにとって、夜明けの前に起床出来ただけでも僥倖と言えることである。 しかし、村長代理としての責任を全うしようとするメイレとしては、腑抜けてダラけたディエルが村の品位を貶めやしないかと心配しているのだ。 アフ・ネネからのたっての願いというのでなければ連れて行きたくなかった、というのが彼女の本音である。
 そんな問答をしている最中に、立派な身形の猫人が荷台に入ってくる。
「や、これは失礼。 村長代理メイレ=クーラ=ピーリク嬢と、特別に同行するディエル=アマン=ヘサー君、ですかな?」
「ええ」
「ぐーブホァ!?」
 躊躇のないメイレの鋼の裏拳がディエルの顔面鼻っ柱に華麗に炸裂し、ディエルは悶絶するしか術がない。
「や、仲睦まじきは良き事かな、で御座いますな。 私は今回御村の納税を担当させていただくレスミと申します。 王都までの片道のお付き合いですが、どうぞお見知りおきを」
「ええ、よろしくお願いします」
「うぃっすグハァ!? ・・・ども、ヨロシクオネガイシマフ」
「や、堅苦しくなる必要はありませんよ。 どうぞ気楽にお過ごし下さい」
 メイレの神速のリバーブローがディエルに炸裂する様子を見ても、レスミはまるで動じない。 オンの間は仕事に関わらない物事には無関心を貫く、典型的な役人気質である。
「お一つだけご忠告申し上げます。 村の外より王都まで、不必要にこの御車からお降りにならないことをお勧め致します」
「へぇ、そりゃまた何で」
「表の彼ら、死罪者《モスポーナ》ですので。 死ぬために生かされている身ゆえ、何をしでかすか分かりませんから」
「・・・うへぇ」
 死刑を執行するのにも国税を要する上に、倫理的な見地から執行を忌避するものもいる事を受け、「どうせ死罪なら、危険な任に強制的に割り振って多少なりとも役立ってもらって、死体処理も不要な戦場で死んでもらおう」ということで制度立てられたのが死罪者である。 奉公人が金で身体の自由を買い上げられているのに対し、死罪者は生きる権利を法により買い上げられているのである。
 問題を起こすようであれば処断は可能だが、執行にはどうしてもタイムラグがありますし、どうせなら何もないほうが都合が良いので、と付け足すレスミの顔に感情はない。 怪訝な表情を浮かべるメイレに対し、ディエルは胸糞悪い感情を押さえ込み、表向きは平静を装っている。
「さて、そろそろ出立の時間ですな。 旅路は長いゆえ、お休みになられておくのが宜しいかと」
 荷車を引く小竜に鞭が入り、ゆっくりと荷車が動き出し、年貢は村を後にする。


 幸いにもオアシスと群生林が程近くにあり砂漠のド真ん中でもそれなりに過ごせる環境にある村と違い、砂漠の往来は基本的に砂しかない。 普段は太陽神の恩寵眩い陽光も、砂漠を旅する者にとっては過酷な試練を与える熱線そのものである。
 もはや太陽神が世俗の者を蝕むために放出しているとしか思えないほどの、陽炎揺らめく砂漠。 日が高くなり、膨大な熱量にやられてしまったメイレを寝かせてやる場を確保するため、ディエルは年貢の山の上に座り込むことにした。
<自ら主の恵みを全身に浴びようと心掛けなさるカー・ディエルのその態度、ご立派に御座いますれば>
「やかましい・・・ホンットあっちぃけど、無理って程じゃねぇな」
 わざわざ荷物の山に登ったのも訳がある。 人一人寝かせるには荷台が狭いからというのは別として、荷物の山に出来た窪みに身を埋めてしまえば、周囲から気付かれずに左目を開けられる、太陽神の代行の力だったら少しは熱線も和らぐだろう、という打算的行動だったが、予想通りの結果にディエルはひとまず安心する。
 長時間の開眼に事前に慣れていたのも、力の顕現と停止の反復練習をしたのも、結果的に砂漠の往来に役立っていた、というのは奇しくも試練の賜物というやつである。
 年貢の山越しに周囲を見返してみれば、荷車とその周辺の傭兵団を除けば砂の色と空の色、そして天高く輝くラーの恵みしかない。 村を出てまだ1日と経っていないと言うのに、外には物の見事に何もないのである。
「砂漠ってのは・・・世界ってのは、広いもんだな」
<左様に御座いますれば。 この広大な砂漠もいずれ王と成られるカー・ディエルにとって庭のようなもので御座いますが、庭の広さを知らぬ者に庭の世話をすることは適いませぬ>
 村に留まっていたら、きっと気付くことのなかったことだろう。 そういう意味では、こうして村の外に出る機会が得られたのは良かったのかもしれない、とディエルは陽光の源を見やりながら思う。
 やがて、日は傾き、赤々と地平線を染め、そして没する。 夜の訪れと共に、砂漠は灼熱の園から寒風の園へ姿を変える。

「ディエル君、少々手伝っていただけますかね?」
 夜の帳が降りる頃、荷台のレスミからお呼びがかかる。 言われて荷台に戻ったディエルに対し、レスミは棺桶を引きずり出すので手伝ってほしいと要求する。
 そんな汚らわしいモノは今すぐにでも破壊なさいませ、神聖なるラ・ムールの砂漠を不浄のモノが踏みしめるなど言語道断で御座いますれば、とやけに具体的な羽虫の鳴き声がするが、その辺は慣れたものなのでスルーし、ディエルは棺桶を荷台の外に運び出すのを手伝う。
「夜中の警護は彼らに任せるのが一番ですからね。 では、頼みますよ」
 レスミが棺桶の中から出てきた爬虫人アンデッドと飛鳥アンデッドのセットに声をかけ、彼らを送り出す。 ディエルとしては、村長宅より巨大なアンデッドを既に見たことがあるので今更だが、太陽神の庇護厚いラ・ムールの極一般的な田舎育ちのメイレにはアンデッドが与える刺激は少々強かったようで、先ほどまで熱にやられていたこともあり表情は冴えない。
「彼らは使い捨ての夜間警護担当ですよ。 砂漠の夜は何かと物騒なものですから。 それに、表の彼らが大事な年貢に手をつけないとも限りませんのでね」
 ラ・ムールに生きた人間を売買することで財を成すものがいるとすれば、対極的にスラヴィアにはアンデッドや屍骸を売買することで財を成し「饗宴」の勢力拡充を図る貴族もいるのだ。 生きていても死んでいても、ヒトの肉体自体ですら財の源泉となる、というのは「こちら側」では極自然な富の循環となっている。
 日が落ちてから棺を開封し指示を出してしまえば、あとは次に日が昇るまで指示したとおりの行動をとるためだけに夜の闇を彷徨う。 それが使い捨てアンデッドの役割である。
「ふぅ、やっと寝るスペースが出来たな。 メイレ、オマエはもう寝てろ。明日も日中炎天下なんだから、体力は温存しとけって」
「ええ・・・そうするわ。 申し訳ありません、お先に休ませてもらいます」
「はい。 おやすみなさい」
 先ほどまで棺桶が置かれていたスペースだということに嫌悪感を抱くだけの、心身のゆとりもない程に参っているのだろう。 メイレは直ぐに眠ってしまう。 それを待ってか、レスミが話しかけてくる。
「それにしても、ディエル君は随分暑いのには慣れているのですね。 昼間はずっと年貢の山の上にいたというのに。 私なんてこの仕事に就いてもう5年になりますが、まだ日中の日差しには慣れませんよ」
「ええまぁ、ずっとお天道様の下で遊びまわってましたから」
 ラーの神力で陽光の熱と地面からの反射熱を和らげているから、とは決して言うことが出来ない秘密である。
「そういえば・・・聞いてもいいですかね?」
「何をです?」
「その左目は生まれつき、ですかね?」
「コレっすか? やっぱ気になるっスよね・・・調査団の神官様お墨付きの、病やられっスよ。 『俺は次の王様なんだぞー!』なんて時代はとっくの昔っすわ。 ・・・そういえば、次の王様って、まだ見つかってないスかね?」
 我ながら白々しいにも程が在る質問だとは思うが、ディエルとしては気になるところでもある。 「試練」という名の太陽神の気まぐれで当たりクジを強制的に捨てさせられた調査団に申し訳ない気持ちもある。
「我こそはと名乗り出て、身の証を立てられずに王城を追い出される方なら、種を問わず毎日のように訪れているそうですよ。 まったく、よくやるものですよねぇ」
「ちなみに、身の証を立てる、ってどうやるんです?」
「難しい話じゃないそうですよ。 私は門外漢なので詳しいことは知らないのですが」
「ふむふむ」
「王の左目の輝きの元、玉座に奉げられた宝剣双刀を抜くとか抜かないとか、そういう判定だそうで」
「へぇ、そんなやり方なんスか。 知らなかったっスよ~」
「お、興味出てきましたかね? それとも興味があるのは宝剣のほうかな?」
「へへ・・・アタリっす。 俺もラ・ムール男児ですから、カー・ハグレッキの剣があるとなりゃ触ってみたいもんですよ」
 オトコノコらしい反応で誤魔化す一方で、なるほどなとディエルは得心する。
 例え宝石を磨き上げて光精の補助まで借りて左目を光らせても、真にカー・ラ・ムールが携えるべき神器双刀は玉座にはないのだから、偽の刀剣に関心を示す時点で既にソイツは偽者、というわけだ。 仮に偽王と判定者らがグルになって国内全土を騙し尽くしたとしても、他国元首、あるいはミズハや延に現出している神と邂逅すれば一発でバレる。 何せ王に生まれたときからくっついている「ソンビ嫌いの試練好き」という、国家元首以上の存在が共有する決定的な証拠がくっ付いてないのだから仕方がない。 所詮、ヒトの手で神が施した小細工を凌げようはずも無いのだ。 神まで騙すようなことがもしできたら? そしたら真王本人が偽者を打倒すればそれまでの事である。
 ・・・コレは使えるかもしれない。 もし機があれば「物の試しに双剣を見せてくれ」と頼めばその時点で再び選外となる。 そんな腹積もりを抱えつつ、ディエルはレスミとの話を続ける。
「あ、そうそう。 ディエル君、王都に着いたら包帯でも眼帯でも何でもいい、その左目は隠したほうがいいですよ」
「そりゃまた何で?」
「簡単な事です。 今の王都にあって見えない左目を晒すということは、私はカー・ラ・ムールだと言って回るようなものですよ。 無用な誤解と諍いは避けるに越したことはないですから」
「なるほどね。 ご忠告、有難う御座います」
 眼帯なぞ持っているはずもないので、ディエルはレスミに借りた短刀で適当な布きれの中央を切り、中央の切り跡の両側を繋がる部分が蛇行するように切込みを入れる。 それを広げて輪っかにして、一箇所切って、簡易包帯の完成、である。
「よし、これを頭にぐるぐる巻いて・・・いっちょあがりっと」
「へぇ、器用なものですね。 それはどこで?」
「ウチの親父がこの前泊めた『向こう側』の旅人さんが教えてくれたんスよ。 こうすると布きれが長い紐になるんだぞーって」
「ほう・・・『向こう側』のヒトは我々には計り知れない面妖な技術を持っていると聞きましたが、これはまことに」
 ディエルとしては、布っきれを切るだけのこんなものより、これを教えてくれたヒトが持っていた「かめら」とか言う一瞬で絵が出来る箱のほうが驚いたもんだ、と振り返る。

「さてディエル君、君もそろそろ寝たほうがいい。 明日もまた一日中砂漠だからね」
 夜も更けて時も立ち、レスミがディエルにも休息を促す。
「そういや、聞いてなかったっスけど、何日くらいかかるんスかね?」
「特に何事もなければ、あと五日もあれば着きますよ」
「うへぇ・・・メイレが溶けなきゃいいけどな」
「まぁ、こんな年端も行かない少年少女が何日もかけて王都まで行く、なんてことは普通ないですからね」
 ディエルらの住まう村から徒歩のみで王都へ向かえば、何事もなく直線距離で、かつ昼夜問わず歩き通しで向かったとしても10日以上はかかる。これが半分に収まるのは、ひとえに小竜の御車によるものである。 山ほどの年貢を荷に背負おうともヒトの歩みを凌ぐ速度で砂漠を駆ける、というだけでも小竜がどれほどの膂力と持久力を備えたものかは想像付くだろう。
 とは言え、小竜の御車などいう大掛かりな代物を使えるのは、大商人か王族くらいなものである。 一般人が乗れるような機会など、まずもって無いものだ。
「ま、アイツにも俺にも、ちょっとした事情がありましてね。 それじゃ、俺も寝ますわ」
「ええ、お休みなさい」
 煌々と照る月明かりが、年貢を引く御車と傭兵を引く御車を照らす。 


 それから特段進行を妨げるような事も無く日は経ち、やがて陽炎の向こうに城壁に囲まれた巨大な市街が見えてくる。
「や、ようやく着きましたね。 ディエル君、メイレさん、あれに見ゆるが我らが王都、マカダキ・ラ・ムールですよ」
「へぇ~、でっけぇなぁ~!」
「やっと、着いた・・・」
 流石は太陽の子という溌剌さで歓声を上げるディエルと、溶けずにいるのが精一杯のメイレ。 役人スマイルでそれを見守るレスミ。 なお、傭兵団は総勢20人の構成だったが、道半ばに放り投げた分を除いた8人での帰還となった。
「やれやれ、12人の欠員ですか。 これはあとで上司にお叱りを受けてしまいますかね・・・困ったなぁ」
 そうぼやくレスミの顔がどう見ても困っていないのは、誰にも悟られることは無かった。

 山の如くに荷物を積んだ御車すら易々と受け入れる巨大な門を、一行は通り抜ける。
「ようこそ王都マカダキ・ラ・ムールへ! 貴公らにも大いなるラーのご加護があらんことを」
 衛兵の猫人が来訪者へ声をかける。
「ついに来ちまったな、王都・・・」
*4
「ん? 何じゃありゃ?」
 久しぶりの出番となるコロナの声を受け右向け右したディエルが見たものは、なにやら騒がしい様子の人だかり。
「ああ、よくあることですよ。 ただの喧嘩です。 どうせスったスらない、肩がぶつかった、足を踏んだ、そんな程度のことです」
「喧嘩がよくあること、なのですか?」
 王都に少なからず都市の理想像を当てはめていたのか、メイレはやや残念そうにレスミに聞き返す。
「ええ、見ての通り、ここマカダキ・ラ・ムールはあらゆる通商が往来する要所ですからね。 これだけヒトがいれば、諍いも耐えないのですよ」
「よし、俺見てくる!」
「バカ言わないの! 貴方何しに来たのか分かって、あぁ・・・」
 頭が痛い、とばかりに駆け出すディエルを見送るメイレの渋面に対し
「まぁいいではないですか。 彼も立派なラ・ムール男児、喧嘩を見れば突撃せざるを得ないのは仕方の無いことでしょう」
「ですが!」
「まぁまぁ、どうせ我々はここで暫く積荷の確認と身柄改めのため拘束されますからね。 あの騒ぎが収まってもまだ続くでしょうし、身柄改めなんてディエル君にとっては退屈なだけでしょうしね」
「は、はぁ・・・」
 もはや呆れて二の句を継げないメイレであった。

 大小さまざまな人種の垣根をするすると通り抜けて、なんとか喧騒の中央へ辿り着いたディエル。 そこで見たのは、荒々しい装束を纏う鬼人種の男が、対照的に気品ある身形の猫人の少女を恐喝しているようにしか見えない光景であった。
 大人と子供より尚体格差のある者同士の光景だけに、少女側の悲壮感が尚の事引き立つ。 だが、同時に鬼人の荒々しい力は海の荒くれ者集団ドニー・ドニーの体現そのものでもある。 その場を遠巻きに見るものこそあれ、間に立とうというものなどそうそういるはずも無い。
 一体何があったんよ、と手近な人垣一号にディエルが尋ねたところ、あえて聞くまでも無かったと思うほどにどうにもどうでもいい内容だったことに呆れ返る、と共にデカブツの横暴ぶりに腹が立って仕方がなくなってきた。
 喧騒のど真ん中、正確には世の中の絶望を一身に背負ったような悲痛な面持ちの少女へ、制止の声も何のその、ディエルは歩み寄る。
「ほれ、立てるか?」
 あまりの怖さに喋り方も忘れてしまったのか、少女は震え青ざめる顔をディエルに向けるだけで答えようとしない。
 その代わりとばかりに鬼人が自慢の得物を振り上げて、恐らくは罵声と怒号だろう、騒いでいるが

「う る せ ぇ よ」

 振り向くことすらなく投げかけられたディエルのひと声に、人垣の喧騒共々、完全に気圧され、押し黙らざるを得ない。
「はいはいどいてどいてー・・・ってどっちに行きたいんだ?」
 少女が指差した方向へ、少女の手を引きながら、ディエルは人垣を押しのけ進んでいく。

 しばらくそうして歩いて、往来の最中でディエルは少女の手を離す。
「ここまで来れば大丈夫かな・・・って俺王都初めてだからわっかんねぇけど」
 とりあえず来た道を振り返ってみるが、あの鬼人は追ってきてはいないようだ。 これなら一安心、とばかりに少女の服に纏わり付いた砂を払ってやる。
「さて、俺はそろそろ戻らんと。 鬼より怖い面倒なヤツが待ってるからな」
 身の丈倍以上ある鬼人より村長の娘のほうが遥かに厄介極まりない、ということをよく知っているディエルは、どうやってさっきのところへ戻ったものかと思案する。
「ま、来た方向に行きゃ何とかなんだろ。 あ、そうだ。 俺はディエル、ディエル=アマン=ヘサー。 君は?」
「・・・アリー」
 少女アリーは、俯き気味に、か細い声でそう答えるだけ。
「そか。 『向こう側』には『袖触れ合うも他生の縁』って言葉があるらしいからな。 『たしょう』ってのは多い少ないじゃなくて、他人の人生って意味だから注意な。 それじゃ、もし他生の縁があったらまた会おうや」
 少女アリーは俯いたまま、こくこく頷くのみ。 町のヒトなら問題ないだろ、ということで、ディエルはアリーに背を向けてきた道をとりあえず戻ることにした。

「恐れながら、カー・ディエル」
「何だよ?」
 唐突に声をかけてきたコロナに、鬱陶しそうにディエルは答える。
「神気《オーラ》とは、あのような粗暴な使い方をするものには御座いませぬ。 ひとつ誤っていたら、あのヒトの群れは揃って泡を吹いて召されるところで御座いました」
「あの光景を見て黙ってろってのが土台無理な話ってもんだ。 誰も助けようともしないのも気に入らねぇ・・・が、やりすぎたってのは、反省、だな」
「反省して頂けるのは、大いに結構で御座います。 さすれば、反省ついでに先日燃やされた旗を再度作る手伝いを」
「しねぇよ!」
「何故にで御座いますか!?」
 そんな問答をしているものだから、ディエルはすっかり迷ってしまうのであった。


 アリーは手を見つめる。 手をにぎにぎしてみたりする。 そして、そっと呟く。
「ディエル、さま」

 どうやら、「多少」の縁では済まされないこともあるようだ。 

  • 一話に続き圧倒するボリュームは二本立て映画の一本分くらいに感じた。 話は大きな物語のチャプター2という具合に進んでいくが、ラ・ムールの文化や風習が自然に演出&説明されているのは書き手の中に確固たるラ・ムール像があるのだと思わせる。 しかし某オッズ会社ではディエル君の最後が“縁側で老衰・痴情の縺れで刺される・腹上麻痺”のどれになるか賭けられていそうだ -- (名無しさん) 2012-03-28 00:52:29
  • 文量が多いのは意欲作だからなのかな。スラスラ読めるような疾走感がないからタルく感じる。 -- (名無しさん) 2012-03-28 03:35:28
  • 相変わらず緻密なラ・ムール描写。そして着々とフラグを立てていく未来王。ゆくゆくは世界規模の大ハーレムが構築されるものと予想。 -- (名無しさん) 2012-03-31 16:23:11
  • ゆるぎなきやんちゃ坊主だディエル君。 色んな種族が出てきて楽しい! -- (名無しさん) 2012-06-02 21:42:57
  • 前回もですが冒頭の語りや解説から本編へと繋ぐ手法が物語感を上手く演出していると思います。ちょっと変わった語句説明や文字の使い分けなどもアクセントになっていて面白かったです。アリーの心情など次へ繋ぐ引きも良かったです -- (ROM) 2013-02-22 20:26:35
  • 改めて読んで思ったけど左目の設定良いな。湖面に映る左目を見てはいけないとか -- (名無しさん) 2013-03-09 21:02:40
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る
-

タグ:

ss
+ タグ編集
  • タグ:
  • ss
最終更新:2012年05月03日 14:10

*1 アンチゾンビ、とは随分な言い草では御座いませんか?

*2 村長や一部の大人達しかそうだとは知らないのだが

*3 子供らを始め村民の大半にとって生まれて始めてみる駝鳥人だった

*4 左様に御座いますれば。 ところでカー・ディエル、あちらで面白い見世物が