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トレジャーズ

あらすじ

 物語の舞台は、プロウディ国東南に位置する港町デセオズ。そしてデセオズから南へ船で三日ほど行ったところにある島、ラグリマ島。
 時は、当ゲーム(ハルディンII)より約3年前の出来事である。

 デセオズより南の海上に、長い間常に嵐が吹き荒れ、船が通ることの出来ない『死の海域』と呼ばれていた場所があった。
 だが、その嵐は突然晴れ、そこに一つの島が顔を出した。
 『ラグリマ島』と名づけられたその新しい島へ、ギルドは早速調査部隊を派遣することにした。
 だが、調査の前にギルド職員と、ラグリマ島開拓プロジェクトのスポンサーであるプロウディの指導者ダーゼルや学者たちだけで遺跡の視察に来た際、遺跡内に盗賊が入り、遺跡内の宝を盗まれてしまう。
 よって、ギルドの掲示板には、『ラグリマ島探索クエスト』と『遺跡から盗まれた宝物奪取&盗賊を捕まえるクエスト』の二つが張り出された。
 一方、ラグリマ遺跡の中に眠るという伝説の宝物『大いなる恵み』を狙う盗賊たちも存在していた。

 ラグリマ島には遺跡らしき人工的な建物が幾つか存在した。人は住んでいなかった。
 冒険者たちはギルド職員や学者たちの指示の元、遺跡の中の調査を開始することにした。

 遺跡の中からは、ドラゴンの卵らしきものが見つかり、後にそれは孵化して小さなドラゴンが生まれることになる。ドラゴンの卵の世話を任された子供たちに、その小さなドラゴン…ミケはよく懐いた。

 遺跡の中には一人の男がいた。聞いた事のない言語を話すその男は、しきりに『セシリア』という名を呟いていた。後にこの男の名はダルビルだと判明、そして彼は生物ではなく、人工的に作られたロボットであるということも分かる。

 一方、港町デセオズでは、そのセシリアという少女が神殿に匿われていた。
 警備兵に追われているところを、トレジャーハンターに助けられたというセシリアは、そのトレハン(トレジャーハンターの略)さんを探して欲しいと神殿の神官たちへ懇願する。
 どうやらセシリアは、遺跡の中に長い間眠っていたようで、何かの拍子に眠りが覚め、遺跡を脱出したようだった。
 後に、セシリアが探しているトレハンは、ラグリマ島で遺跡探索クエストを行なっているウェルスという名の少年である事が判明する。

 また、デセオズの街中で、遺跡に侵入した盗賊を探す冒険者たちも存在した。彼らはやがてオーディスという男に辿り着き、宝物を巡って一戦交える。

 遺跡から盗まれたという宝物…一振りの剣と一つの宝石、そして新たに発見されたドラゴンの卵から生まれた幼生のドラゴン…この3つが揃う時、遺跡の封印が解けるというのだ。

 その後セシリアは盗賊団に匿われることになる。

 オーディスはラグリマ島へ向かった。それを追い、デセオズでオーディスの調査をしていた冒険者たちも島へと移動する。また、セシリアを匿い、セシリアの秘密を探っていた盗賊たちもラグリマ島へ上陸する。

 ラグリマ遺跡の封印を解くための3つめのアイテム、ドラゴンのミケを狙ってオーディスがラグリマ島へやってくると知り、ラグリマ島に滞在中のギルド職員や冒険者たちは、彼らを迎え撃ち、ドラゴンを守る。
 だが、ドラゴンの世話をしていた子供たちがオーディスに撃たれてしまう。その姿を見たドラゴン・ミケは、怒りのせいか巨大なドラゴンに変身し、炎のブレスを吐いて島全体を焼き尽くそうとする。だがすんでのところで大火事は収まり、オーディスも冒険者たちに取り押さえられるのだった。

 一方、遺跡内を探索していたウェルスたちのチームは、遺跡の最深部と思われる場所へ到達する。そこはまるで近未来の世界のような、見たこともない機械でできた部屋だった。そして、彼らはそこで一人の男と遭遇する。後にロトと名乗るその男は、ウェルスを何処かへ連れ去ってしまう。

 オーディスが捕まり、ラグリマ遺跡の封印を解くという3つのアイテムがラグリマ島に揃うこととなった。学者がいうには、封印を解くには3つのアイテムと「聖なる乙女」とやらが必要らしい。
 そしてこの遺跡に眠る伝説の宝物『大いなる恵み』はその封印を解くことによって得られるものらしい。
 元々『大いなる恵み』の入手を狙っていた盗賊たちは、確保していたセシリアを島へ呼び寄せる。そして、封印を解くための『聖なる乙女』であるセシリアは、遺跡内の封印されていた扉が開かれたことにより、失われた記憶を取り戻し、封印を解くべく3つのアイテムを強引に奪う。

 一方、連れ去られたウェルスを求め、ウェルスの仲間たちはロトの住むラカールの森の奥へと移動する。
 ロトはウェルスを連れ去った理由をこう話した。
『今、世界は大変なことになっている。ハルディンとは別の世界であるもう一つの世界ヒューレーとのバランスが大きく崩れ始めている。そのバランスを崩しているのは、あの『門』『扉』と呼ばれる巨大な黒い渦だ。あれはハルディンとヒューレーをつなぐゲートのようなもの。ヒューレーには凶悪な魔獣が多数棲んでいるので、『門』を開けっ放しにしておくのは危険だ。だから、魔力の高いウェルスに『門』を閉めるのを手伝ってほしい。そのために、彼の『特別な力』を覚醒させたい』と。
 ウェルスは、どうやら先祖代々、その長男が特殊な力を持って生まれてくる家系とのことだった。ロトはそれをずっと以前から知っているようだ。
 ウェルスは門を閉める手伝いをする決意をし、そこで仲間たちと別れる。ウェルスと別れた冒険者たちは、ラグリマ島へと帰還した。

 ラカールからウェルスの仲間たちがラグリマ島へ戻ってきた頃には、ちょうどセシリアが記憶を取り戻し、遺跡の封印を解こうとしているところであった。
 ある一人の冒険者を生贄とし、やがて遺跡の封印は解かれる。
 そこには『大いなる恵み』が生まれるはずだった。
 だが、そこには恵みなど存在しなかったのである。

 ラグリマ島の封印が解かれると、遺跡が変貌を遂げた。天へと届かんばかりの巨大な塔が聳え立ち、そのてっぺんからは眩いばかりの光線のようなものが遠方へ発射された。その光は強大な稲妻のようにデセオズの街へ落ち、建物を破壊していった。

 ここでラグリマ遺跡探索に多額の資金を出していた、プロウディ国の指導者であるダーゼルが本性を現すこととなる。彼は、この『大いなる恵み』という兵器を手に入れることを企み、オーディスを使って宝を横取りさせたりしていたのだった。
 強大な兵器を手に入れようとするダーゼルと、冒険者たちの戦いが始まる。
 そして、セシリアと、遺跡封印を解く生贄となった一人の冒険者への説得も同時に行なわれ、やがて彼らはダーゼルを打ち倒し、セシリアたちも取り戻し、遺跡は支配者を失って崩壊の一路を辿る。
 盗賊たちの機転もあり、冒険者たちは無事に島から脱出した。

 だが、『門』を閉じると言って仲間たちの元を去ったウェルスの行方は、その後も知れなかったのだった。


主要NPC

○ウェルス・フォーダム(トレジャーハンター・男・15歳)
 いつも無表情で、歯に衣着せぬ言い方をする。初めは周りに反発していたが、仲間たちと接し、心を開く。前作の最後で仲間たちと別れて以降、現在も行方不明。

○グレーシア・フォーダム(魔器職人見習い・女・13歳)
 ウェルスの従妹。自作魔器を趣味で作り、しょっちゅうウェルスに実験体になってもらっていた。

○レヒュード・マンツフォード(神官・男・51歳)
 デセオズ神殿の大司教。グレーシアの伯父に当たる。ウェルスの家系の秘密を知る人物の一人。

○ガウディ・ローサイ(ギルド職員・男・34歳)
 ラグリマ遺跡探索プロジェクトの責任者。

○デイラス・フォーダム(学者・男・56歳)
 ラグリマ遺跡の調査に来た考古学者。ウェルスとグレーシアの親戚でもある。ウェルスの家系の秘密を知る人物の一人。

○ナスターシャ(盗賊・女・24歳)
 ラグリマ遺跡に眠る『大いなる恵み』という宝を狙う盗賊。前作の最後で仲間たちと共に逃亡。

○オーディス・ジンディア(盗賊・男・20代後半)
 ラグリマ遺跡に忍び込み、宝石と剣を盗み出した人物。ダーゼルに命令されていた。元々は亡き父の遺志を継ぎ、『大いなる恵み』を探求し続けていた。ナスターシャの幼馴染でもある。前作でギルドに捕まり、投獄される。

○ダーゼル・リドルレイン(指導者・男・61歳)
 プロウディ国の指導者。遺跡開拓の資金を出していたが、実はそれは遺跡内の宝(巨大兵器)を狙うが故だった。前作の最後で死亡。

○セシリア(エルフ・女・?歳)
 古代から現代までラグリマ遺跡に封印されていた少女。遺跡の封印解除の役目を担う。現在はギルドに保護されている。

○ロト(?・男・?歳)
 千里眼のようなものを持ち、ハルディンを見守る「世界の番人」。ラカールの森の奥にある聖域に住むが、普段人前に姿を見せることはない。遥か昔から生き続け、ハルディンとハルディンの住民を見守っている。
最終更新:2007年09月28日 00:03
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