自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

第27話あとがきと補足

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Turo428

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だれでも歓迎! 編集
986 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/11/17(木) 23:39:36 ID:Ykw.s2yI0
    久方ぶりに本編の続きを投下します。

    冗長なエピソードが含まれるのではないかと思い、推敲に手間取ってしまって……。
    なので、もしかするとこの部分を後ほど“本編の差し替え挿入”という形で書き直すことがあるかも知れません。


997 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/11/19(土) 08:28:00 ID:Ykw.s2yI0
    毎度の応援、ありがとうございます。

    僭越ながら、私の方で新スレを立てさせて頂きました。
    続きはこちらで投下して行きます。
    もし、スレ立てのやり方で間違っている部分がありましたら御指摘願います。


    >>993

    疑心暗鬼というのは、機械でなく心で動く人間に戦争を始めさせる重要な感情だと思うのです。


    >>994

    西大陸のライランス王国は気が付いたら滅んでた。
    東大陸のリンド王国は既に滅んでる事を認めなかった。
    というだけで、別に滅ぼすつもりで滅ぼしたんではないんです。

    皇国の“ソ連相手には速攻で徹底的に叩くべし”という癖のせいで、
    相手が降伏を考える暇もなく勝手に滅んでしまっただけなのです……。


    >>995

    リンド製の爆弾はF世界水準のものとしては良質ですので、単発での威力不足を量で補う事で何とか……。
    通常は飛竜1騎が1~4発程度搭載する爆弾を、皇国軍の重爆や飛行艇なら1機で何十発と搭載可能なので。
    1機で何十発、1個爆撃中隊で何百発と大量投下すれば、何割かが不発だったりしても
    F世界的には十分な“大規模爆撃”に成り得ると、皇国軍の参謀部は考えています。


    >>996

    インフラの問題は“魔法なしのF世界”だから余計ですね。
    主要港と街道と運河以外、発電所も無ければ鉄道も無く、都市内に上水道すら無い場所もちらほら。

    軽量化の魔法とか移送の魔法とかがあれば、それだけでかなり負担が違うと思います。
    薬草から武器から道具類から99個持てる勇者様の“魔法の袋”なら、歩兵1人で1個小隊分の物資を運べるでしょう。
    今の連載が終わってから“魔法あり版”を書く気力があれば、挑戦してみたい部分です。

    リンド製爆弾の威力と限界は、皇国軍もある程度理解しています。
    戦艦であっても非装甲の対空砲を吹き飛ばすくらいの威力はあるし、鎧を着用
    しない皇国軍の将兵からすれば、手榴弾か軽迫撃砲弾くらいの脅威にはなります。
    F世界の戦列歩兵の一部に“胸甲歩兵(重歩兵)”が居るのは、主にこの爆弾の破片対策です。
    逆に言えば、炸裂中心からある程度離れた場所に居れば、兜や胸甲で防げる程度の威力という事でもあります。

    あくまで、これが無駄なガソリン消費になるのか、効果が見込めるかの実験ですので、工夫が足らぬ
    といっても“皇国軍の主観で”効果が無いと判断されれば、以降二度と実施されない可能性はあります。

    大量に買ったけれど余っちゃった場合、海軍の九五式水上偵察機のような、風防なしで
    低速飛行可能な複座機で、後部座席の人が偵察がてら1~2発落としていくのに使うとか?


10 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/12/01(木) 17:29:59 ID:M5RY5d.o0
    自分で新スレ立てておいて、続きを投下できなくてすみません。

    『平成版ガメラ』でギャオスとかを解剖研究するノリで、F世界の飛竜を
    こっそり解剖研究する皇国の話を考えてはみたものの……どうなんでしょう。

    私も、競馬を楽しんだ後に馬肉を食べ、鯨に関する
    テレビ番組を見た後に鯨肉を食べるという不心得者。
    海竜カレーの話は既にやっちゃったし、飛竜や戦竜に対する惨い
    扱いは解剖でなく機関銃で撃ち殺すという方法で既にやっちゃった。
    だからそういう意味で怖いものは無い。

    しかし、近代的な科学者であれば未知の生物に対する様々な研究は行われる筈ですが、
    一応はドラゴン的な扱いの飛竜は、空想科学的な秘密のベールに包んではおきたいんですよね。


    前スレ

    >998

    戦争は始めるのは簡単だけど、思い通りに続けるのと終わらせるのが難しいと聞きます。
    最初から完璧な策略で相手を掌の上で踊らせるような事は、期待するだけ無駄でしょう。
    皇国は、そういう国家戦略の不味い部分を軍事的な優越で無理矢理糊塗しているとも言えるかも知れません。


    >999

    自衛隊は歩兵用装備の運搬にリヤカーを使う。
    米軍は歩兵用装備の運搬に四足歩行ロボットを使う。
    必要な物が無いのなら、あるもので工夫するのが日本。
    必要な物が無いのなら、新規に創ろうとするのが米国。

    『国民性』というのが現実にあるものなのかは解りませんが、あるとすれば――
    古代から自然に恵まれた土地に暮らしていて、然程の不自由を感じていなかった日本と、
    近世に何も無い所から国造りをスタートして、不自由を感じていた米国の違いなのでしょうか。


    >1000

    同じ量のガソリンを使って――
    1、爆弾倉は空にして、機銃弾を満載に機銃掃射をしに行く
    2、機銃弾は降ろして、黒色火薬の低質爆弾を落としに行く

    どちらが効率的なのか、私としても実際の所わからないので、
    オペレーションズリサーチよりもストーリー優先で書いています。
    戦闘機や襲撃機のような、単座か複座程度の機体で規格の合わない
    爆弾を使うよりは、大型で人員が多く爆弾倉の空間も広い重爆の方が
    まだしも運用可能なんじゃないかというだけの考えで書いたものなので。

    まあ、兵站とかに関して電卓がノーを突きつけてきた場合のご都合主義は今までどおりです。
    魔法の呪文は『俺(303)の書きたい展開を否定する計算結果は華麗にスルー!』

    あと一応、ソ連の機甲師団と戦うつもりだった皇国陸軍では、現代のガンシップのような対地攻撃機を
    試作しており、転移という状況に対応する為、現代のCOIN機のような廉価版軽攻撃機の素案もある。
    ……というフラグ立てはしておきます。

    鉄道関係では、軽便鉄道ではない本格的な鉄道建設の用地買収はしています。
    駅や車庫、操車場、線路等の鉄道関連施設の用地を皇国政府が買い上げて王家の
    直轄領(天領)として寄進する形で“王国の新街道”を造る為の準備をしている段階。

    軽便鉄道だろうが新幹線だろうが、線路を敷くにはそこから始めないと駄目ですし、
    中途半端な軽便鉄道を敷いて、後から標準軌に改軌する手間を考えると、
    最初から標準軌で行った方が結局は早いのではないかと思うのです。

    地盤や地形の問題で軌間1000mmを超す本格路線が敷けないという事では無いのですから、
    平時は民間経済に利用しても、戦時には兵員や軍需物資、戦車を含む車両も輸送するとなると
    軽便鉄道では無理でしょうから、結局は最低でも1067mm以上の本格的な設備の整った規格は必要かと。

    皇国は1435mmの恒久的に使える鉄道を敷くつもりで各地の測量とかしていますが、輸送路が
    渋滞している上に軍需品優先ですから、どうせ今すぐに大量の資材や人員を必要とする
    鉄道建設を始める事は不可能で、着工は早くて来年(皇国の昭和18年)以降でしょう。
    戦争が始まりましたから、それが終わってからだとすると再来年かも知れません。

    本格的な幹線鉄道建設に使う資材を輸送する為の“殖民軌道”を最初に敷いて、
    後から改軌か撤去とか、鉱石や木材運搬用の短距離軽便鉄道くらいは考えられますが、
    港から王都へ向かう幹線鉄道すら影も形も無い段階では、まだ“予定は未定”としか……。

11 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/12/01(木) 17:31:02 ID:M5RY5d.o0
    現スレ

    >>6

    皇国は史実日本より強化しているとは言え、当時から現代まで「米国とそれ以外」の
    差があり過ぎる世情ですから、米国のように行かないのは当たり前と言えば当たり前。
    当時の西欧列強国である英仏独あたりと比較しても、米国は圧倒的でしたからね。
    フィクションの物語でも、皇国(日本)が米国と同等の技術力と工業力、物量チートだったら、逆に萎えません?

    > マスケット兵時代の100万人の軍勢となると、移動や管理も大変でしょうねぇ

    皇国軍が東西大陸の両方に展開している陸上兵力を合計しても10万になりませんし、敵側にも100万の軍隊はありません。
    F世界の中規模以上の一国あたりの軍隊は数千~数十万(戦時編成で正規人員のみ)で、
    今度の戦争の相手である北方諸国同盟軍も全部合わせて50万には届きません。
    臨時雇用の軍夫などを含めて、やっとそれくらいでしょうか?

    軍隊の移動や管理が大変なのは現代でも抱える問題でしょうから、
    皇国は本土から遠く離れたインフラの無い大陸に軍隊を置く負担が、
    敵側は皇国に対抗するために兵士や武器を総動員せねばならない負担が、
    それぞれあると思います。


    >>7

    鉄道が無いのは当面どうしようもないので、そこは知恵と工夫と勇気で乗り切るしかないですね。
    F世界の軍用戦竜や野戦重砲の輸送に耐えられる頑丈な道路や橋であれば、
    皇国軍もそのまま戦車や重量物を運ぶ自動車、馬車を使えますから。

    あと、ロシアのように港を頼れない地勢ではなく、陸路と海路の両方で何とかなるのも違います。


    >>8

    鉄道が無いのが不便な反面、ダイヤグラムと
    睨めっこしなくて良いという考え方も出来ますか。

    逆にF世界大陸に鉄道網が発展すると、どこかの大国が兵力動員の素振りを見せた瞬間、
    周辺国が雪崩を打って総動員に走るという事態は起こりえるかも知れません。

    未来のリンド国王(AA省略)
    「ありのままに、現在の状況を話そう。
     ちょっと山賊討伐のつもりで部分動員をかけたら、周辺国が総動員して攻めて来た。
     何を言っているのかわからないかも知れないが、余も何をされたのかわからない。
     頭がどうにかなりそうだ。
     国家総力戦だとか動員速度だとか、そんな小さなものでは断じてない。
     もっと恐ろしいものの片鱗を味わった」


    >>9

    港の整備は、総トン数が数千トン以上の皇国船に対応する埠頭を造るとなると数年かかるでしょう。
    沖に停泊して小舟や艀で運搬可能な国の港を整備するより、本当に何も無い神賜島が先決でしょうし。
    現状で皇国が関与している部分もかなり限定的で、完成してもそれで万事解決にはなりません。
    19世紀末~20世紀前半の一般的な貨物船は、現代のコンテナ船やRORO船と違って、
    港側に専用設備を必要としないから、異世界転移に対する柔軟性はあると思います。

    ところでインフラゼロとはつまり……。
    内政や戦争で国家を富ませて発展させる系のゲームの初期状態ですね。
    皇国の初期値は、国土は広く人口と兵力も多く技術力も高いが、資金と兵糧が無いという歪なバランス。
    少ない資金を遣り繰りして内政をなんとかしないとゲームオーバーに一直線の難易度という感じでしょうか。
    戦争して敵から金銀を奪っても、戦争に要する経費の方が高いから戦争すればする程に儲からない。
    本土と神賜島の産業が発展すれば、収支はマイナスからプラスに転じる設計なんですけれども。


14 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/12/10(土) 04:20:41 ID:xMtT2A1s0
    20世紀以降の陸軍のハードウェアの潮流は機械化、装甲化という事なので、
    『装甲××兵』というキーワードでウェブ検索してみました。

    『装甲歩兵』→ 歩兵戦闘車やパワードスーツの記事が色々。
    『装甲擲弾兵』→ ドイツ関係の記事が殆どなのは想定内。
    『装甲狙撃兵』→ ドイツ関係の記事が多い。
    『装甲砲兵』→ またドイツか! 好きだな!
    『装甲騎兵』→ むせる。

    オチがついた(?)所で、雑談への返信です。


    >>12

    > 「飛竜は実は水素ガスで浮かんでいてブレスも吐けたんだー!」という学説が発表されたりして。

    水素を溜める気嚢のような器官があったとしても、ブレス攻撃に使って
    いない以上、それは単に「浮力確保」以上の意味は無い器官でしょう。
    元々そういう機能が無い飛竜に、無理に火炎を吐かせようとしたら、
    爆死させるだけの結果に終わる可能性大だと思いますよ。

    私としては、気嚢があるなら空気(酸素)を溜めて飛行能力そのものを
    高める(飛行時間延長や、酸素の薄い高度での活動)方向で調整したいです。

    > 飛竜よりも天馬の方が学者には興味がありそう。

    天馬……?
    確かに、存在するなら研究対象になるでしょうが、居ないですから何とも。

    私は文中では、ユニコーンとペガサスは別物という想定で書いているの
    ですが、ユニコーンは飛ぶというイメージが一般的なのでしょうか?

    誤解の無いように書いておきますが、『皇国召喚』でのユニコーンに
    翼は無く、単に角の生えている馬であって飛行能力は全くありません。
    ウマ属のツノウマ亜属にある皇国名『イッカクウマ(一角馬)』です。


    >>13

    今までの本編や外伝を含む物語文中で、天馬やそれに類するという単語は出していません。
    皇国が接触済みの地域で人間が騎乗して空を飛ぶ生物は、飛竜だけです。
    人間が騎乗しない(出来ない)生物でも、飛ぶのは鳥や虫ですね。


16 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/12/30(金) 10:09:14 ID:NJrjQk0.0
    303ですが、雑談を投下します。
    年内最後だというのに、本編の続きじゃなくてごめんなさい……。

    >>15

    『うちのファンタジー世界の考察』
    紹介ありがとうございます。
    ついでに『うちのファンタジー世界の考察+』も読んでみました。

    私の場合、“西欧風異世界”のイメージ元は欧米の映画やドラマ、中世や近世の街並みが
    残っている実際の都市や町や村なので、どうしても“F世界ならでは”という空想部分に
    ついての広がりが狭い自覚はあったのですが、自分で思っていた以上に狭かったですね……。
    地球の裏側にぶら下がって生活する都市とか、ネタにマジレスかっこいい。

    6本足の脊椎動物(ペガサスとか)の進化の系譜はどうなってるんだ、という部分は凄い共感しましたが、骨格図は気持ち悪い……。



    たまたまテレビを見ていましたら、例の『怪しい伝説』で、帆船に備え付けた
    『風の魔石』の類による帆走が可能かどうかを考えさせてくれる検証をしていました。
    たぶん再放送なので、御覧になった方も居るかと思います。

    内容は、単なる長方形の横帆に向けて、船自身に乗せた送風機から風を送ったら船は前に進むのか?
    というもので、作用反作用の法則を考えれば動かないだろうという事前の予想を裏切り、船は前に進みました。
    正確に言えば「条件が整えば前に進む事もある」という感じで、必ず前に進んではいませんでしたが、
    特に縦帆や三角帆とか、帆の角度を調整せずとも、真後ろから挑んで前進していました。

    送風機が横帆の真後ろから挑んでこの結果ですから、角度とか調整した現代のレース用
    ヨットとかなら、無風状態でも本当に自分で発生させた風だけで十分に進めそうです。

    番組では“十分な大きさの帆に向けて十分な風を当てると、何故か前に進む”という事で、
    詳しい原理まで説明してくれなかったんですが、帆の周囲の空気の流れを煙とかで
    視覚化したり、流体力学の専門家に原理を解説して貰えば良かったですね……。

    ただし、無風状態の湖で、強力な送風機で風速30m(時速で換算すると100km/h以上)程の
    強風を当てて、やっと5~8km/hでしか進んでいなかったので、実用的とは言えないでしょうね。
    同じ強さの風を送るなら、帆走に使うより帆を畳んで後ろ向きに吹かせた方が速度が出ていました。

    船の中から風を送っても進まないと教えてくれた理科の先生ェ……先入観って怖いですね。


    それでは、また来月以降に訪れますので、良いお年を。


20 :303 ◆CFYEo93rhU:2012/01/02(月) 22:04:48 ID:0BZHx88w0
    明けましておめでとうございます。
    漸く目処がついたので、本編の続きを投下します。
    ただ、推敲にかける労力は描きたい戦闘正面の自乗に比例する! なんて思ってしまったり……遅筆ペースは続きそうです。


    >>17

    『不気味の谷』ではありませんが、妙にリアルっぽいのが気持ち悪く感じてしまう原因かな、と思っています。
    怪獣図鑑やロボット図鑑の内部図解のような、明らかに嘘っぽい絵では気持ち悪さは感じないですから。
    ドラゴンには“炎ぶくろ”とかの臓器があって、そこから火炎を吐いている設定が落ち着きます。


    >>18

    “F世界での近代兵器無双”が目的で書いてますから、当然と言えば当然かも……。
    江戸幕府に開国を迫ったのが、ペリー艦隊じゃなくてハルゼー艦隊だったようなものですかね。

    > 「大日本帝国助太刀いたす!」

    帝国海軍がバルト海に遠征とか、ゲームならではの無茶ぶりですね。
    パナマ運河を使う太平洋ルートでも、スエズ運河を使うインド洋ルートでも、補給線の長さが尋常じゃない。


    >>19

    具体的なトン数は解りませんが、ちょっと大きめのボート程度でした。
    船自体の重さはトン単位ではなくキログラム単位だと思います。
    積載量も、1トンは載らないだろうという感じです。
    帆の面積は、目測で2m×3mくらいに見えました。

    送風機の風は、普通の天候では出航を控える程度の暴風(風力階級11)に相当するので、実用的ではないのではないかと感じました。
    乗員や器具が吹き飛ばされたり、船体にダメージがあるかもしれないくらいの風ですから。  

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