275 名前: 名無し三等兵 02/11/22 21:34 ID:???
「山内三曹。連中の話している言葉分かるか?」
「いえ、さっぱりです。聞いたこともありません」
「いえ、さっぱりです。聞いたこともありません」
小銃を構えた自衛隊員らの先で、彼女らは透き通るような声でなにやら話しあっている。
どうやら向こうでもこちらの存在がなんなのか考えあぐねている様子だ。
それを雰囲気に感じ取った小隊長は身振り手振りで意志の疎通をはかる。
どうやら向こうでもこちらの存在がなんなのか考えあぐねている様子だ。
それを雰囲気に感じ取った小隊長は身振り手振りで意志の疎通をはかる。
「とにかくだな、ココは日本という国の富士山麓。分かるか、フジサンだ」
長耳の少女達はその隊員の動作を不思議そうに見つめながら首を傾げる。
「まぁ…悪党じゃあなさそうだが」
小隊長はその娘のマリンブルーの瞳を見ながらそう呟いた。
それが、異世界とのファースト・コンタクトであったとは、その時の自衛隊員らに知る由もなかった。
それが、異世界とのファースト・コンタクトであったとは、その時の自衛隊員らに知る由もなかった。