自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

掌編「人生、苦あれば楽もある、か」あとがきと補足

最終更新:

turo428

- view
だれでも歓迎! 編集
826 :303 ◆CFYEo93rhU:2014/12/31(水) 11:26:32 ID:AnJiQUBI0
    投下終了です。
    シュトルミーセンの初出はvol.21の>353~です。
    色々と力不足で申し訳ありません。来年も宜しくお願いします。

830 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/01/06(火) 22:03:46 ID:AnJiQUBI0
    今年も、まったり投下予定なので宜しくお願いします。
    そしていつも支援、感想ありがとうございます。

    >>829

    あまり大丈夫ではありませんでした。

    その部分を突っ込んで書くと、陰惨になりそうなので投下しませんでした。
    拷問されたが、五体満足で生きて帰ってくる事はできた。とだけ。

    この前段階で、伯爵と伯爵夫人は収監されていた牢獄から解放されて自領に
    帰っています(子供は流石に牢獄送りにはならず、軟禁の意味で王宮の使用人が面倒見ていました。
    その間伯爵の屋敷はもぬけの殻になっていた訳ではなく、伯爵の使用人達が維持していました)。

    形式的にはシャーナ女王による特赦からの名誉回復という形になりますが、父王の非を認めて謝罪もしております。
    それで“拉致同前に逮捕された当代伯爵の帰郷を、シュトルミーセンの市民や鉱工業ギルドが温かく迎えた”という話に繋がるんですが……説明不足過ぎてごめんなさい。

    //////////
    ベッセンは、ベルグの北西50km程にある犯罪者の収容所がある町である。
    戦時には犯罪者だけでなく、悪質な戦争捕虜もここに移送される。

    そのベッセンに、シュトルミーセン伯爵夫妻は居た。

    「父が至らぬばかりに、苦労をかけました。口先の謝罪をしたところで
     罪が消えて無くなるとは思いませんが、これが今の私の精一杯です」
    「陛下に御理解を頂けて、妻も救われるでしょう……」

    シュトルミーセン伯爵捕縛の報に、シャーナは王女だった時には何を愚かな事をしているのかと、憤慨したものだ。
    自分が女王となった今、“無実の罪”で投獄されていたシュトルミーセン伯爵を釈放するのは、義務と言えた。
    今後の王国の発展の為に、シュトルミーセンの協力が是非とも必要だという現実的な
    理由もあり、侍従を説き伏せて護衛の兵もそこそこに馬車を飛ばして来たのだ。
    //////////

    伯爵の解放時のエピソードは、こんな感じです。

    でも刑罰としての拷問ならともかく、秘密情報を得る目的なら心身を
    痛めつける拷問より、優しく懐柔して心を開かせた方が有効なのですよね。

    冤罪事件などでは、勾留や取調べの過程で長期間監禁されて脅迫され
    続けていると、そのうち本当に自分が犯人だったのではないかという
    妄想で虚偽の自白をしてしまう事もあるようですが、自白させる事が
    目的なら成功でも真相究明という意味では失敗してますし。

833 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/01/12(月) 21:34:31 ID:AnJiQUBI0
    返信ありがとうございます。

    今、悪い意味で話題のフランスで「ゲドゥロン城」というのがあると最近知りました。
    中世ヨーロッパ(13世紀)当時の技術と道具のみで一から築城再現みたいなものらしいですが、興味深いです。
    現代の建材と機材と工法使えば、外見だけそれっぽいものなら1年かせいぜい2年くらいで
    造れそうなものを20年くらいかけて造るようですから、関係者の根気と情熱が凄いです。
    ttp://en.wikipedia.org/wiki/Guédelon_Castle


    >>831

    心身のダメージが大きすぎて完全に動けなかったら反旗の翻しようもない
    という見方もできますが、反旗を翻して得るものと失うものの天秤ですね。

    皇国との関わりでは、今後こういう事が起きないように憲法を制定して
    立憲君主国にしようという話に繋がる予定(あくまで予定)です。


    >>832

    東京の路面電車網と地下鉄、1000kmの幹線鉄道で小倉まで連れて行って八幡製鉄所という社会科見学。

    本編の時点では港湾の改良が優先(鉄道敷いても船が接岸できなければ意味ない)で、
    鉄道事業にしても数年、数十年がかりの事業なので、成果が見えてくるのはずっと先。
    昭和20年頃までには用地買収が順調に進めば十分くらいの感覚で、未来への布石ですね。
    事業の本格化はシュトルミーセン伯爵の子供の世代だと考えています。

    近代的な製鉄所となると臨海部の工業都市の方が
    都合良くて、ってシュトルミーセンって内陸部じゃん!
    と今更気付く始末。運河(自然の川と、人工の運河)には面して
    いるんですが、河川水運で運べる量は限界がありますからね……。


835 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/01/24(土) 14:44:11 ID:AnJiQUBI0
    返信ありがとうございます。

    >>834

    インクラインというと、アニメなどで秘密基地から発進するロボのアレ(エヴァとか)を思い浮かべます。
    日本で現存するのは、運用停止したものを産業遺産や観光地として保存しているだけで現役のは無いですよね。

    既にある運河を有効利用するのは自然な流れでしょうし、
    それまで馬で曳いていた舟や艀を機関車牽引にするとかで
    762mmの軽便鉄道くらいの狭軌鉄道もありかもしれませんね。

    しかし戦前の蒸気機関車ですら、貨物列車になると1両あたり10t以上、編成全体なら
    300tくらいは普通に運ぶし、貨物船なら1隻で数百~数千tというレベルなのに
    比べるとインクライン(運河による物流)は効率悪いというイメージが……。

    水力発電は、引き続き運河を利用するしないに関わらず有用だと思いますが。

839 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/02/28(土) 01:21:09 ID:RT5y1U560
    遅れて申し訳ありません。
    今、大井型巡洋艦の話を書いたら実際に投下したのと全然違う話になっていたのだろうなぁ、
    などと思いながら、5500t型とか巡洋艦の扱い方が分からなくなりつつあり、ちょっと焦ってます。

    気を取り直して、返信ありがとうございます。

    >>836-838

    結果を知ってるからという「歴史の後知恵」から来る迷いにお答え下さってありがとうございます。
    とりあえず限定的にでも線路は敷いて、当面は既存の運河の補助に使うくらいが身の丈に合っている感じでしょうか。

    大内洋に面した港湾都市メッソールから王都ベルグまでと、王都ベルグからポゼイユまでというのが当面の
    建設計画で、ベルグから直通かポゼイユ経由で延伸してメッソールというのが、リンド王国幹線鉄道の予定路線です。
    完工が何年後になるかわかりませんが……ただ石炭や鉄鉱石の産地としては生き残れても、近代的な製鉄所の
    導入が臨海部を中心に行われたら「製鉄の街シュトルミーセン」はどうなるだろうという心配があります。

    本州で言えば山梨県のような場所なので「必ずしも地産地消が効率的とは限らない」となれば。


847 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/03/22(日) 17:51:20 ID:Xrs4Uhws0
    戦艦武蔵発見の事が、普通にNHKのニュースでも流れるんですね。
    その一方で、屑鉄目当てに引きちぎられる球磨とか……。


    返信ありがとうございます。

    >>840

    立ち退き料とか何か別の利権と引換えに穏便に解決できることもありますが、現実はそう上手くいかないですよね。
    問答無用でスムーズに進展するのは素人小説だから……。

    >>841

    既に名前出してしまいましたが、モデルケースとしては山梨県や長野県(鉄道や高速道路の開通が前提ですが)なのでしょうね。
    ええと、つまり私鉄を開業、その私鉄が遊園地を運営、収益の殆どがリゾート関連事業の鉄道会社の誕生! という(錯乱)

    >>842

    そういう方向の発展は確かにありますね。
    単純労働一辺倒より技術者を育成する学園都市、先端技術を開発する研究都市のような方が、将来性もあるでしょうし。

    「最近、シュトルミーセンに有力貴族や商人や皇国人が多く出入りしている。これはやはり例の噂は……!」みたいな。
    ゴシップ誌で『女王肝煎り!? 謎に包まれた都市シュトルミーセンの真相に迫る!!』みたいな特集が組まれる訳ですね。妄想膨らみます。

    > 秘密都市とか閉鎖都市って聞くと何だかワクワクするのは私がおっさんだからでしょうか。

    魔物が徘徊する閉鎖都市から脱出するとか、秘密都市に潜入して世界規模の陰謀を暴くとか、そういう設定のゲームとかあるじゃないですか。
    公式には風土病の蔓延で住民が死んだり避難して今は誰も居ない筈の村で、後ろ暗い秘密の研究や儀式が行われているとか……。
    都市(自治体)より規模が小さくなると「廃校」とか「廃病院」とかありますよね。ホラー系ばっかり。

    存在自体は秘密ではないけれど外部と隔離されて内情には秘密が多く危険な研究もやっているという意味では『とある~』シリーズの学園都市とか。
    何れにせよ、あまり明るい方向のワクワクでもないかもで、どちらかというと中二病的な魅力のようにも思います。

    「秘密」とか「閉鎖」という字が付くと、多くの学者や技術者、労働者が出入りする、リンド王国ひいては東大陸有数の研究都市! という感じではなく、
    内実はどうあれ茨城県の「筑波研究学園都市」のようなイメージより、「宇宙人やUFOを秘匿しているエリア51」のようなイメージを持ちます。

    皇国にとっても本当に最先端で極秘の研究は、本土や神賜島で行うでしょうから、皇国技術のローカライズ実験場などとして利用できるかもしれませんね。

    >>843-844

    それまでと「完成品」に求められるレベルが違いますからね。

855 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/06/10(水) 22:18:06 ID:IRwbcBSE0
    ありがとうございます。
    色々進まず、すみません。


    >>848

    Win-Winにするための準備段階でしょうか。


    >>849

    > ローカライズ実験場

    いずれにせよ今すぐ何かという話ではなく、将来の布石ですね。
    20年後とか50年後とかのエピソードでも書かない限りは、あまり表舞台には出て来ないであろうと……。

    > プロパガンダ

    街頭ラジオは、現実でも大正~昭和時代にありましたよね。
    今でいうパブリックビューイングの先駆けとして、国民的なニュースやスポーツ中継で街頭ラジオがありましたし、ちょっとした放送なら軍艦からも送信できますしね。
    遠方で起こった事を、その場にいる皇国の武官が無線で報告して、それを編集してラジオニュースで放送。現地の新聞より情報が速い! とか。


    >>850-852

    自給自足が可能な戦略資源に関しては、高コストになってもできるだけそれを維持しようとするのは、安全保障の一つではあるとおもいます。
    米とか塩とか。

    現代だと、あの伯方の塩も外国産なくらい、一部の高級食塩を除いて原材料から国産の塩なんて
    ほぼ存在しませんが、逆浸透膜とかイオン交換膜とか使った塩の作り方自体の技術は持ってますし。


    >>853-854

    神賜島に関してだけは、今更ネタバレするような裏設定とかは全く無いです。

    部隊が単独で転移。→補給が続かない。
    国ごと転移。→国の運営が続かない。
    異世界と行き来できるゲート発生。→ゲートの利権をめぐる現実世界の問題。

    →異世界に国ごと転移して、国の運営を続けられる天然資源(人的資源を除く)の一切が詰まった夢の島を配置。人間と凶悪な生命体(怪獣とか)以外は何でもあるんです!

    というくらいしか考えなかったですし、今も特に何も考えてないです。
    元々神賜島があった世界はどんなところかとか、そんなエピソードは全く考えてません。


    元ネタは、特撮映画「海底軍艦」で轟天建武隊の秘密基地があった島(各種天然資源が地層に整列して存在する御都合主義の島)です。
    というくらいでしょうか、あえてネタバラシするとすれば。

858 :303 ◆CFYEo93rhU:2015/08/25(火) 21:14:26 ID:QMDMeeRM0
    雑談ばっかりで、本編の続き書けって話ですよね。
    すみません。


    >>856

    神賜島の有り余る資源ですが、それ自体を輸出するよりまず皇国の内需に使うのが先決で、その為の投資からと考えています。
    皇国製の高度技術を使った工業製品も、今のところは王侯貴族や大商人相手のコンセプトカーのようなもので、
    「皇国と仲良くすると便宜を図りますよ」という政治上の現物担保のようなものだと考えています。
    石油は勿論、鉄や希少鉱物資源も今のところ必要とするのは皇国のみですから。
    本国の製油所や製鉄所などが息を吹き返してからが本番です。

    >>857

    自動車用の道路だけに関して言えば、コンクリート舗装の道路でも良いし、昔ながらの石畳や煉瓦舗装でも地盤さえしっかりしていれば走れますよね。
    1950年代のアメリカでも未舗装の道路はあった訳ですし、欧米だと特に高速道路ではコンクリート舗装が主流でアスファルトは必須建材ではないのでは?
    どちらかというと、自動車を動かす為の燃料や潤滑油としての石油が必要で、その精製過程で出てくるモノを舗装にも使おうという、貧乏性じゃないかと思うのですが。

    燃料に関しては、東西大陸に油田があっても精製技術を持つのは皇国だけなので、史実日本がアメリカから
    精製済みの製品を買っていたのと同様かと思いますが、アメリカほどの生産力は無いので、神賜島開発が
    進んでも当面は国内分だけで手一杯。大陸で走らせる自動車は偉い貴族や大金持ち限定品になるでしょう。

    リンド王国へ重点的に投資しても鉄道や港湾整備が優先されるでしょうから、ポゼイユ侯爵が存命のうちでは、モータリゼーションという程は期待できるか微妙に思っています。
    自動車でなく、ポゼイユ侯爵がベルグ~メッソール間に開通した鉄道に乗るエピソードを以前、書いてみたのですが、ふと考えると、1年や2年でそれは無理だよなと思い至り。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー