自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

第6話あとがきと補足

最終更新:

Turo428

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だれでも歓迎! 編集
433 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/22(日) 13:42:53 ID:ITNokvO.0
    現在海戦パートを書いています。

    皆様から提供していただいた情報も加味しながら、迫力のある海戦を!
    とは思うのですが、どうしても描写が薄く軽く感じる……

    手に汗握る海戦描写にはなりそうもないので、あまり過度な期待はなさらずにお待ち下さい。


    >>428

    30万の敵を全て皇国が相手しなければならないのだとしたら弾薬は絶対不足するでしょうが、
    実際は敵の主力部隊はイルフェス軍が相手をしています。皇国軍が相手をしているのは、
    敵の斥侯部隊だったり主力ではない部隊なので、今の所弾薬欠乏には陥っていません。
    弾薬補給艦も引き連れて来ていますし、あと数回は全力で暴れられるでしょう。


    >>430

    > 地図が読めないのでしょう

    その国の地図は「軍事機密」「極秘文書」ですから、将校しか見てはいけません。
    これは列強国だけではなく中進国程度の国も同様です。
    平民が勝手に地図を見たりしたら、何らかの実刑が下ります。死刑もありえます。

    辺境国ではそもそも正確な地図が無い事が多いです。

    なので、平民は地図を読めなくても問題ないんです。

    > 八九式"軽"戦車

    開発当初は、八九式中戦車でしたが後に類別変更されました。
    昭和15年以降、皇国陸軍では、重量15t以下は軽戦車の分類です。

    『軽戦車≦重量15t<中戦車≦重量30t<重戦車』

    が、昭和17年現在の戦車の類別基準です。

434 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/22(日) 13:43:52 ID:ITNokvO.0
    >>430の続き

    > 史実より装甲および火力などに重点を置いているのかな

    欧州大戦(第一次世界大戦)以降、大正年間から昭和10年代まで
    いわゆる「ノモンハン」のようなソ連との軍事衝突が何度かあり、
    その度に負け続けた(勝ったとしても、損害に眩暈をする)皇国軍は、
    「陸軍には強力な戦車と砲が無ければ、いくら歩兵の頭数が多くても始まらない」と、
    「陸軍装備近代化計画」を発動。工業先進国の米国からもお雇い技術者を招き、
    旧式装備を強力な新装備に順次置き換えていくという“軍拡”をしていきます。

    師団数はそのまま(常備師団20個+近衛師団1個)に、師団内の戦車、
    砲(自走砲含む)、自動車(装甲車含む)の質と数を数倍以上に引き上げる計画でした。
    それに伴って、戦車や自動車の運転手も大量育成する計画です。
    市井のタクシードライバーなども、陸軍が好待遇でスカウトしたりしています。
    ソ連軍の圧倒的な機械力に対抗するには、師団の質を上げないと同じ土俵に立たせてもらえないからです。

    陸軍で最新の戦車としては、昭和17年の初春現在、
    重量30tで76.2mm砲装備の「二式中戦車」が制式採用され各種試験中です。

    陸軍航空隊の戦力拡張も至上命題でした。
    「幾ら強力な戦車があっても、制空権(航空優勢)が無ければ宝の持ち腐れ」なので。

    この大規模な陸軍の軍拡に対して、海軍は割りを食っています。
    極東ソ連海軍の主力は巡洋艦以下の中小艦艇と潜水艦でしたので、
    議会に「戦艦なんて必要あるの?」と問い詰められると答えに困ってしまう。

    海軍は陸軍に奪われた少ない予算で、護衛駆逐艦や海防艦、駆潜艇、対潜哨戒機等を充実させていきます。
    欧州大戦の船団護衛の苦い経験から、極東ソ連軍が潜水艦を使って
    皇国近海を荒らし回ったら大変な事になると誰もが考えていたので
    (ソ連は、潜水艦を含む海軍軍備を制限した国際軍縮条約に参加しておらず、
     隻数的にもトン数的にも世界一の潜水艦保有国だったので)。

    しかし、戦艦に関しても
    「皆様方は皇露戦争でのバルチック艦隊の遠征をお忘れですか。
     一度ソ連と戦争になれば、バルト海や黒海から増援の艦隊が来る事は必至。
     そのためにも、戦艦の整備は欠かす事の出来ないものなのです」
    と反撃し、なんとか大和級戦艦の建造を認めさせています。

    皇露戦争も『辛勝』であり、ロシア内部のゴタゴタと米国の仲介が
    無ければ敗北していただろうというのが皇国軍人や知識人の共通見解です。
    40年前から現在に至るまで、極東ロシア(ソ連)というのは皇国にとって『恐怖の対象』なのです。

    > F世界の動員兵

    一部の志願兵は別ですが、歩兵部隊の9割以上は望んで兵隊になった者ではありません。
    しかも志願兵も含めて『学力が無い』『体力が無い』、動員兵というのは加えて『士気が無い』
    のが通例ですので、高度な作戦や戦術機動を任せられるわけがありません。
    下手に兵を分散させたら遊兵になるか、脱走されるのがオチでしょう。

    動員されてからの訓練期間も短い(長くて半年)ですから、敬礼の仕方と歩き方(全員の歩幅が
    合わないと隊列が乱れる)と銃の扱い方を一通り学ばせるくらいで戦場へ送り込まれます。

435 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/22(日) 13:45:23 ID:ITNokvO.0
    >>431

    もし、機械化部隊に対する正確な理解があれば、そもそも「戦闘を仕掛ける」という行動に出ないでしょう。
    現状のF世界軍とはあまりにも火力が違いすぎますから、迂回を試みるか、撤退するはずです。

    何らかの準備をしてから戦闘になったとしても、例えば「匍匐前進」なんて
    習った事のある将兵は一人も居ないわけで、対策も泥縄で終わる事になるでしょう。

    皇国式の戦術では、将校だけではなく、下士官や兵にも高い能力が
    求められますから、それを達成するのに一体何年かかるか……。

    この世界の軍では将校は貴族で、下士官は下級貴族か騎士か平民出の官吏、兵卒はほぼ例外なく日雇いの平民です。
    平民が高い教養を持って独自の判断で動くなんてことは、王侯貴族中心に動く世界ではありえない事です。
    高い教養を武器に叛乱でも起されたら非常に困ります。人間の絶対数では、平民の方が圧倒的に多いですから。

    だから軍隊で平民に様々な教育をするというのは、考えられない事です。
    軍隊が土台から強くなるというメリットより、平民に怯えなければならない
    というデメリットの方が、王侯貴族には大きく感じられるでしょう。


    今回は、「敵砲兵は遥か後方で戦竜隊もいない上に歩兵の数も勝る」
    という、常識的に考えて「ライランス軍圧倒的有利」な状況でした。

    実際は、遥か後方の皇国軍砲兵はライランス軍をきっちり射程に入れていましたし、
    海軍の水偵が着弾観測の支援をしていましたから砲撃精度も良かったです。

    戦車隊は歩兵の前衛として縦横無尽に活躍しました。
    歩兵隊は掃討戦まで蛸壺に篭ったままでしたが。


    >>432

    後方でふんぞり返っている連中には、ここまで来てもまだ現状を認識していない輩がいまして……。

447 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/23(月) 11:49:41 ID:ITNokvO.0
    すみません。「海戦書きます」と書いたのですが、『イルフェス対ライランス』の海戦です。
    『皇国対ライランス』の海戦は、またその次になります。焦らしプレイですみません。

    しかも、派遣艦隊の内訳を見ていただければ解ると思いますが、戦艦とか重巡はいませんので、砲戦にはならんのです。
    つまり、飛龍&蒼龍の艦載航空隊による空襲になります。

    また、金剛級以降の超弩級戦艦群は、今の所本土から出る予定はありません。
    燃料事情が悪いのに、燃費の悪い戦艦は出せませんから……。

    この世界の戦列艦相手なら駆逐艦でも十分に優位に立てますので、ますます戦艦の活躍の場が遠のく。
    「相手が弱すぎて活躍の場が無い」というのも、悲劇ですね。

    神賜島からの戦略資源供給が安定してきたら、戦艦にもお呼びがかかるかもしれませんが、
    それまで私(筆者)が続編を書き続けているかどうかの方が、問題です……。


    >>438

    > 機関銃の曳光弾

    曳光弾以外は見えないですから、それのみを「光る弾丸」だと思っても仕方が無いかと。
    というより、現代でも一般の方々の中には機関銃の曳光弾が「実弾」だと思ってる方いますよね。

    > 八九式戦車

    まあ、防御に穴の無い完全無欠の戦車なんて現代戦車でもありえないわけで、弱点はあります。
    当たり所とかはやはり運もありますから、ライランス側の「幸運な一撃」で皇国軍鉄竜を戦闘不能に! って可能性もあったかもしれませんね。

    > 降伏の合図

    まだ皇国軍の派遣軍全軍にこの世界の降伏のやり方は伝わっていない時期です。
    ですので……断腸の思いで降伏を決断したライランスの司令官閣下には申し訳ないのですが、撤退に成功したごく一部の部隊以外は、最期まで皇国軍に降伏の意図が伝わらずに「虐殺」されています。
    皇国軍的には、「軍旗を見せびらかすように振っている=抗戦の意志あり」と判断してしまいますから、逆に余計に被害が大きくなった部隊もあります。

    なので、不名誉な誤解はされっぱなしですね。

    この世界の流儀が皇国軍の全軍に徹底されるのは、もう少し後になります。
    ただし、「宣戦布告の時に白旗の説明をする」という行動も同時に行うようになります。
    つまり『皇国軍が降伏する時はこの世界の流儀に従ってやるけど、皇国軍に降伏する時には皇国の流儀に従ってもらう』という方針です。

    > 蒸気動力よりガソリン車やディーゼル機関車や船の方が原理も理解できずコピーされる危険性がないかも

    原理が理解できても、コピーは容易ではないでしょう。
    主に使用する金属の耐久性とか、工作精度の問題で。

    皇国とて、江戸末期~明治の開国以来必死に学んでも、先端技術の国産が可能になったのはつい最近の事ですし、
    多くの技術について未だ『完全国産』が不可能(原材料は別としても、製品を造るための
    工作機械とかはアメリカ製だし、国産といってもライセンス国産も多い)なのですから。
    本当に、『設計開発から工場の設置から工作機械から何から何まで全部国産』という工業製品は、皇国でも少ないです。

448 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/23(月) 11:50:23 ID:ITNokvO.0
    >>439

    降伏の作法は陸戦と同じです。東大陸発祥の作法ですが、西大陸でも通用します。

    『軍旗に軍服を掲げ、その軍旗(軍服)と指揮官の軍刀を敵に渡す』事で降伏したと見做されます。
    旗と、服と、武器を敵に明け渡す事で、戦う意志も能力も無いことを示すわけです。

    ただ、海戦の場合は陸戦以上に「砲戦の白煙」が物凄い事になるので、「敵が旗竿に何を付けているか」見えなくて、見逃される事はありえます。
    通常は、敵味方にわかりやすいようにメインマストの国旗(戦闘旗)の下に幹部クラスの軍服をずらーっと数着、万国旗みたいに掲げます。

    戦闘旗は、敵に引き渡すまで下ろされる事はありません。『戦闘旗を降ろすことで降伏の意思表示になる』元世界とは、ここが違います。
    『敵に降伏する最後の瞬間まで規律を保った戦闘状態にある』ことが、何か武人の誉れというか、美意識のようになっていて、儀礼化されています。

    ですので、厳密に言うと「軍服を旗竿に掲げた」段階では、まだ「降伏」は完了していないんです。
    この段階は、優勢な敵に対して「降伏したいのですけれど、宜しいでしょうか?」と問うてる段階です。
    普通の文明国であれば、「降伏は認めない」なんて事はまず無いので、事実上この段階で「降伏」は完了なのですが、
    「相手に軍旗(軍服)と軍刀を渡す」瞬間までは、まだお互い戦闘状態にあるというのが、本来のシステムです。

    だからといって、「旗竿に軍服を掲げて降伏を装い、相手が近づいてきた所を騙まし討ち」なんてのは「騎士道にもとる行為」ですから、物理的に可能であってもやりません。

    では、「軍服を掲げて降伏を打診してきた敵に対して、“降伏は認めない”と言い返す作法」はというと、これもありまして、「赤旗」を掲げる事になっています。
    つまり、「お前等全員を血染めにするまで戦闘は止めないぞ」という「明確な意思」を「赤旗」で示すのです。
    しかし、これはあまりにも「野蛮」ですから、文明国で「赤旗」を掲げるという行為は、明文化はされていませんが事実上禁忌となっています。

    だいたい、列強国的にはこれらのルール(国際法)が通用するのが「文明国」で、通用しないのが「蛮国(未開国)」だと見做されます。

    > 砲弾が突き抜けそう

    徹甲弾だと突き抜けそうですね。
    しかし、突き抜けるだけでもそれなりのダメージは与えられるでしょう。
    ただの丸弾でも人や船にダメージを与えられるのですから、それよりもずっと運動エネルギーの大きい徹甲弾で「被害なし」はありえないと思いますので。


    >>440

    派遣艦隊は全艦榴弾を主に装備しています。
    三式弾も一応装備していますが、数は少ないです。
    軽巡と駆逐艦は魚雷や爆雷も積んでいますが、果たして水雷兵装が役に立つ(元が取れる)海戦があるかどうかですね。


    >>441

    不燃材を使っていないとかのレベルじゃなくて、船体の全部が「燃えやすい」わけですから、三式弾なら大火災が発生して手が付けられなくなるかもしれませんね。


    >>442

    史実の飛行場攻撃でも、上手く信管が作動しなかった例があるので、完全に上手く行く事は無いかと思います。


    >>443

    帆船は、停泊中から帆を張って速度が出るまで時間がかかりますから、さすがに敵艦発見の合図があれば戦列艦も「襲撃されるかもしれない」と警戒し、出港準備を始めると思います。
    ただ、皇国艦は速いし射程も長いので、今までなら応戦や逃亡に間に合っていた時間でも、間に合わない可能性はあります。

449 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/23(月) 11:51:10 ID:ITNokvO.0
    >>444
    >>445
    >>446

    > 陸軍の最新戦車(二式中戦車)

    性能は、四式中戦車やM4シャーマンあたりをモデルにしています。
    史実の三式中戦車よりも重装甲(正面75mm)で重く(30t)、その分高出力(450馬力)です。
    ドイツのタイガー戦車やソ連のJS戦車などと比較すれば見劣りしますが、第二次大戦後期でもそれなりに第一線を張れる能力がこの程度かなと。

    生産数は、転移前の予定では月産40両で、昭和17~18年度にかけて800両を調達予定、19年度以降はさらに増産(月産60両~80両)する予定でしたが、転移によって生産数は月産6両と、予定の約1/7に下方修正されました。
    ちなみに、総力戦研究所的には「ソ連とガチでやりあうつもりなら、生産数が一桁足りないどころじゃない(損耗も考えれば、二式中戦車だけでも最低、月産 1000両は必要。重戦車や砲戦車、装甲車、その他の支援車両を含めれば、各種車両は最低でも月産1万両は必要。確実に勝ちに行くためには、この3倍以上必要)ですよ」とのこと。
    もっとも皇国にそんな体力は無いので、「戦時になれば米軍も来るのだから、何も皇国単独でソ連に対抗するわけではないから」としてお茶を濁しています。
    転移前は準戦時体制くらいの警戒レベルで、時勢によっては二式中戦車も月産100両くらいに上方修正されていたかもしれませんが、それでも一桁足りません。

    一方の皇国海軍は、皇国陸軍は勿論、米本土やハワイから送られてくる米軍の増援を無傷で大陸に派遣するために、特に駆潜艇などは「ソ連の潜水艦と刺し違えてでも」船団護衛任務を遂行すべしとされていました。
    沈降速度の速い新型爆雷の開発や、英国からヘッジホッグを購入&ライセンス取得したり、対潜誘導魚雷の開発まで行っていましたから、それだけ極東地域に跳梁跋扈するソ連潜水艦を恐れていたという事です。

    転移によって、このような「悲壮な覚悟」から解放された皇国軍は、内心喜んでいるでしょう。
    まあ、同時に軍事関係の予算が減らされたので、喜んでばかりもいられませんが、痛し痒しですね。

    > 迫撃砲や歩兵砲

    皇国陸軍の派遣部隊にも装備されています。
    大日本帝国も羨むトラック輸送で現地まで運ばれました。

    > 幕末期の日本

    まさに古今の洋式銃の展覧会のようですね。
    各藩が欧州各国から独自に輸入していたのでこうなっちゃったのでしょうか。

    > ナポレオニックな銃器

    F世界の主力歩兵銃はせいぜいゲベール銃(“ゲベール”って単語自体で“小銃”を表すので、“ゲベール銃”では“小銃銃”になってしまう?)ですね。
    ミニエー銃とか、エンフィールド銃のようなものはエリートの狙撃兵ですら持っていませんから。

    > 地の利を生かした戦術を用いるかゲリラ戦

    一部のエリート部隊であれば可能かもしれませんが、陸軍の殆どを占める一般の戦列歩兵に、そんな芸当が出来るかどうか……。
    目立つ上に維持に大量の物資を消費する竜部隊では、神出鬼没のゲリラ戦とか難しいでしょうし。

    城塞都市に篭城したとしても、余程巨大な都市でもなければ皇国軍の連隊砲兵や師団砲兵は市壁の遥か外から市内をくまなく砲撃可能です。
    稜堡式要塞が列強国を中心にいくつも建設されていますが、それでも大半の城や砦は「いわゆる中世の」高い石積みの壁で周囲を守り、天守があって……という形式。
    むしろ列強国では、「華美な宮殿」を政治の中心にしていて、軍事拠点である要塞と役割分担が進んでいます。
    幾ら要塞が堅牢でも、宮殿を押さえられたら大失点ですから、宮殿が弱点になるでしょう。

    市街地や森林、山岳地域など、大軍が展開できないような場所に引きずり込んで……となると、小隊か分隊規模、場合によっては個人単位での戦闘になりますが、「剣で決闘する」とかでもない限り、小部隊での戦闘力(組織力、火力)はむしろ皇国兵の方が上でしょうから……。

    > 兵士の質や士気

    列強国であれば、貴族や騎士には個人単位で優秀な人物も多くいます。
    ですが、平民の戦列歩兵の質や士気と皇国兵の質や士気を比べたら、どう頑張ってもF世界側は不利でしょう。
    勿論、皇国兵にだって素行が悪くて士気の低い人はいますけれど、全体の平均で見れば。

471 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/25(水) 10:34:20 ID:ITNokvO.0
    WBC日本優勝おめでとう!
    ……と、戦前の日本の野球はどうだったんだろうかと気になってちょっとぐぐってみても、
    そもそも野球に詳しくない私では歴史的に有名な選手の名前なども当然知らず、戦前のスポーツがどうなってたのかわからず仕舞い。

    戦中は、「敵性語を使うべからず」で「セーフ=よし」だったみたいな話は聞いた事あるんですけれどね。


    毎度色々と意見を頂けると、考えさせられる事もあるので、ありがたいです。
    それによってどう話が転ぶかは、まだ未知数ですけれど。

    >>450

    > 戦車のエンジン

    八九式軽戦車は空冷ディーゼルだったんですが、運用成績があまり良くなく、
    以降の戦車は九七式中戦車も、二式中戦車も空冷ガソリンエンジンです。
    設計も米式な部分が多く、砲塔の鋳造方法だとかも米国に技術指導を仰いでいます。
    なので「純国産!」と胸を張って言えるような戦車ではありません。

    汎用のトラック、ジープなどもライセンス国産が行われています。

    トヨタや日産など皇国の自動車メーカーは、ライセンス生産の傍ら自社設計自社製造の軍用トラックや
    四輪駆動車を売り込んでおり、国や軍も自国の自動車産業育成のために一定数を調達していますが、
    価格はともかく性能や信頼性で米国製輸入車、あるいはライセンス国産車に太刀打ちできないので、
    実際に使う軍人からは純国産車は「ババを引いた」ようなものだと思われています。


    >>451

    > 独ソ戦は無く日独伊では無く独ソ伊が枢軸

    そうなりますね。

    『日米英仏 対 独伊ソ』
    という対立構造になります。
    欧州方面では『米英仏 対 独伊』、東アジア方面では『日米 対 ソ』。

    そして昭和16年現在、戦争は起きていません(ピリピリはしていますが)。

    > マザーマシンと精油設備の製造能力

    さすがに「アメリカ並みに」とは行きませんが、史実程酷くも無いです。
    「同じ機械で作ってる筈なのに規格が合わない」とか、そんな事は無い。
    しかし、性能的には「米国製」の方が精度も高いし、耐久性もあります。

    昭和十年代には、満州の油田(史実の大慶油田)を開発するという大仕事がありまして、
    そのために皇国の油田開発能力、製油能力は飛躍的に向上しました。
    なので神賜島の油田開発も、苦労が無いとは言えませんが、順調です
    (むしろ神賜島の油田の方が満州のより浅い場所にあるので、掘削は簡単)。

472 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/25(水) 10:35:27 ID:ITNokvO.0
    >>456
    >>458

    捕虜の扱いは貴族と平民で天国か地獄です。
    貴族の捕虜は人間扱いされますが、平民の捕虜は奴隷か家畜同然です。

    連隊旗を持って交渉に来た若い旗手は貴族の子弟で将校ですので、「貴族」として扱われます。
    「降伏する権限」は当然将校(貴族)のものですから、自分の事を考えるならば「殺されるより降伏した方が良い」
    場面も多いでしょうが、平民の戦列歩兵などは「下手に上官が降伏するくらいなら、殺された方がまし」な場面も……。

    将校は、非常に少数の例外を除けば貴族か騎士、その親族です。
    平民の将校というのも居ますが、せいぜい中尉がいいとこです。
    同じ中尉の貴族が居れば、序列的に平民の中尉は必ず下になります。平民の方が先任であっても。
    そして将校とはいっても平民ですから、捕虜になった場合の待遇は「平民」です。

    軍隊においても「将校か否か」よりも「貴族か否か」の方が、あらゆる場面で優先されます。
    軍隊の階級も、「蔭位制」のように、貴族やその子弟はほぼ自動的に少尉か中尉、稀に大尉から始まります。
    親や本人が上級貴族であれば「20歳代で佐官」「30歳代で将官」も珍しくありません。

    逆の立場で見ると、皇国軍には「貴族ではない将校」が幾らでもいるので、
    皇国軍将兵が敵の捕虜になった場合は「平民扱い」になるでしょう。
    どんな扱いをされるか怖くて書けない……。


    >>461

    皇国は極東ソ連海軍の潜水艦から航路を防衛するための「護衛駆逐艦」や「駆潜艇」を非常に熱心に整備
    していたのですが、転移の影響で「対潜任務」というものが無くなってしまい、浮いた存在になっています。

    有効利用できないかなぁ……。


    >>463

    『何の前触れも無く、突然異世界に来たのだから、また突然元世界に戻る可能性もある』
    という考えで、軍事予算は激減はしません。目の前の現実的に減少は避けられませんが。
    なのでF世界では使い道の無いような戦艦や戦車の整備も続けていくのが皇国の方針です。

    この世界を知り、生きていくためには『諜報』の強化は必須ですね。
    現状、まだ各国に大使館すら存在しないので。

473 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/03/25(水) 10:35:58 ID:ITNokvO.0
    >>468

    イルフェス側から見ても、皇国を「信頼」するのは難しいでしょう。
    アポも無い突然の訪問者を信頼するようなものですから。

    「盟友」と言えるかどうかはわかりませんが、東大内洋のリロ王国は、
    皇国がこの世界に転移してから初めてコンタクトを取った国で、
    初めて通商条約を結んだ国でもあります。

    リロ人は珍しいもの好き、新しいもの好きで、皇国という新参者、
    異質な存在に対しても他国と対等に接してくれた国です。

    ハワイ諸島程度の国土で人口もそれなりしかいないので「列強国」ではありませんが、
    海洋貿易立国で、国民一人当たりの富は列強国と遜色ありませんし、東大内洋唯一の
    「人の住める島」である事から、エウフォス諸島の戦略的価値は高く、
    大陸の列強国に準じた国際的な発言力も持っています。


    >>469

    ありがとうございます。
    拙い文章ですが、なんとか書いています。


    >>470

    確かに、しばらくどころか「20年後」でも現用兵器で十分(それですらもオーバーキル)ですが、
    『元世界への帰還のための保険』ということで、科学技術開発は重要事項として継続されます。
    APDS、音響誘導魚雷、VT信管などは、優先度の高い軍事技術として研究されています。

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