699 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/04/22(水) 20:03:59 ID:vZErKncs0
303です。
私の力では他の方に及ばず、代わりは勤まりませんが、少しでも皆様の飢えを癒せればと思ってます。
ただ、すみませんが、本編の方はまだもう少しお待ち下さい。
これだけ待たせておいて、たいした内容ではないのが心苦しいですが。
本編の前に、外伝というか、掌編を投下します。
話の内容の時期的には、皇国軍がイルフェス王国に上陸して1週間程経った頃です。
716 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/04/23(木) 21:19:53 ID:vZErKncs0
>>704
> 回転翼機
この時点ではオートジャイロなわけですけれども、まあ史実のカ号(の若干強化版)です。
着弾観測や軽爆撃用途に開発されています。現時点での発注数は100機ですが、今後減らされるかもしれません。
性能的には、着弾観測用途では搭乗員2~3人、爆撃用途では搭乗員1~2人と60kg爆弾1~2発を装備して、巡航速度120km/h、最大速度150km/h以上、航続距離360km/hです。
これとは別にヘリコプター(米国からシコルスキーを輸入)の研究開発も行われていますが、エンジン性能の限界からまだ実用段階には到っていない状態です。
> 兵器の開発費
軍の予算規模は、転移前の状況と比べて『現状維持』です。
目の前の現実的に増やす意味は無いが、かといって元世界への帰還という突発自体が何時また発生するかわからないので、『増やしも減らしもしない』というまことに皇国的な玉虫色の予算編成です。
皇国にとって今一番予算が必要なのは神賜島開発ですので、大蔵省的には軍事予算は減らしたくてしょうがないんですけれど。
F世界では『円』の信用というものがまだ殆ど無いので、国債を買ってくれる国も無いので、神賜島開発予算も全部自前で用意しなければならないので、皇国財政は結構綱渡りです。
ただし、予算はそのままですが戦術、兵器の改良進歩は続けるという感じです。部隊の量より質重視の軍備です。
明治維新以降の対外戦争や、特に転移前の何度かの対ソ連戦で、『中途半端な火力や装甲では何の役にも立たないし、機動力が無ければ土俵に上れない』という事を
身をもって(兵士の血によって)証明しましたので、特に陸軍は『何よりも部隊の火力と防護力。さらに高い機動力』が至上命題のようになっています。
師団あたりの戦車戦力や砲兵戦力の強化、砲兵の自走化、装甲化。歩兵師団では歩兵の自動車化、機甲師団では歩兵の装甲化が陸軍の要望ですが、さすがにそんな予算は付かないので、戦車戦力と砲兵戦力の一部強化と歩兵の自動車化で我慢しています。
『平時には高品質の兵器を少数配備。戦時(準戦時)にはそれらの兵器を増産可能なように』とのお達しですが、戦時にいきなり調達数を何倍にも出来るかどうかは、三菱などの大手の兵器メーカーでも『可能かどうか検討中』という段階です。
兵器の生産ラインは、予算さえ付けばすぐにでも拡大可能な類のものではないですから。
こう見ると、確かに『対ライランス』では軍の予算獲得の口実にならないですね。
皇国民も、本国内は平和そのもので、対ライランスの戦争は現代的な総力戦(皇露戦争のような)ではなく、局地紛争への武力介入だと思ってます(事実そのとおりです)し。
新聞も、『対ソ連への備えを怠るべからず。現状の軍備(特に陸軍)では甚だ心許ない』という論調と、『ソ連という脅威から解放された今こそ、大規模な軍縮を進めるべき』という論調の二極があって、その間に比較的中道の『軍備は現状維持で良いのではないか』というような論調があります。
どちらにせよ、議題の核は『ソ連への備えをどうするか』であって、ライランス戦は眼中に無い(一応、政府の公式発表の報道はされていますが、全く深刻に受け止められていない)のです。
>>705
> ファンタジー世界に勝利はないかな?
これを『F世界側の勝利』といって良いのかはわかりませんが、皇国軍も損害ゼロではありません。
主な損害は『病気(身体的、心理的、の両方)』と、『戦傷以外での怪我(行軍中の怪我とか)』、『戦死以外での殉職(訓練中の事故とか)』ですが。
>>710
対艦用途ですが、飛竜の『小型爆弾』でも、戦列艦(木造帆船)の装具や操帆員などを目標とするならば十分な威力を発揮します。
まあ、そもそも飛竜を『対艦爆撃機』として使う国は限られています(偵察や連絡任務に就かす事の方が圧倒的に多いです)が。
303です。
私の力では他の方に及ばず、代わりは勤まりませんが、少しでも皆様の飢えを癒せればと思ってます。
ただ、すみませんが、本編の方はまだもう少しお待ち下さい。
これだけ待たせておいて、たいした内容ではないのが心苦しいですが。
本編の前に、外伝というか、掌編を投下します。
話の内容の時期的には、皇国軍がイルフェス王国に上陸して1週間程経った頃です。
716 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/04/23(木) 21:19:53 ID:vZErKncs0
>>704
> 回転翼機
この時点ではオートジャイロなわけですけれども、まあ史実のカ号(の若干強化版)です。
着弾観測や軽爆撃用途に開発されています。現時点での発注数は100機ですが、今後減らされるかもしれません。
性能的には、着弾観測用途では搭乗員2~3人、爆撃用途では搭乗員1~2人と60kg爆弾1~2発を装備して、巡航速度120km/h、最大速度150km/h以上、航続距離360km/hです。
これとは別にヘリコプター(米国からシコルスキーを輸入)の研究開発も行われていますが、エンジン性能の限界からまだ実用段階には到っていない状態です。
> 兵器の開発費
軍の予算規模は、転移前の状況と比べて『現状維持』です。
目の前の現実的に増やす意味は無いが、かといって元世界への帰還という突発自体が何時また発生するかわからないので、『増やしも減らしもしない』というまことに皇国的な玉虫色の予算編成です。
皇国にとって今一番予算が必要なのは神賜島開発ですので、大蔵省的には軍事予算は減らしたくてしょうがないんですけれど。
F世界では『円』の信用というものがまだ殆ど無いので、国債を買ってくれる国も無いので、神賜島開発予算も全部自前で用意しなければならないので、皇国財政は結構綱渡りです。
ただし、予算はそのままですが戦術、兵器の改良進歩は続けるという感じです。部隊の量より質重視の軍備です。
明治維新以降の対外戦争や、特に転移前の何度かの対ソ連戦で、『中途半端な火力や装甲では何の役にも立たないし、機動力が無ければ土俵に上れない』という事を
身をもって(兵士の血によって)証明しましたので、特に陸軍は『何よりも部隊の火力と防護力。さらに高い機動力』が至上命題のようになっています。
師団あたりの戦車戦力や砲兵戦力の強化、砲兵の自走化、装甲化。歩兵師団では歩兵の自動車化、機甲師団では歩兵の装甲化が陸軍の要望ですが、さすがにそんな予算は付かないので、戦車戦力と砲兵戦力の一部強化と歩兵の自動車化で我慢しています。
『平時には高品質の兵器を少数配備。戦時(準戦時)にはそれらの兵器を増産可能なように』とのお達しですが、戦時にいきなり調達数を何倍にも出来るかどうかは、三菱などの大手の兵器メーカーでも『可能かどうか検討中』という段階です。
兵器の生産ラインは、予算さえ付けばすぐにでも拡大可能な類のものではないですから。
こう見ると、確かに『対ライランス』では軍の予算獲得の口実にならないですね。
皇国民も、本国内は平和そのもので、対ライランスの戦争は現代的な総力戦(皇露戦争のような)ではなく、局地紛争への武力介入だと思ってます(事実そのとおりです)し。
新聞も、『対ソ連への備えを怠るべからず。現状の軍備(特に陸軍)では甚だ心許ない』という論調と、『ソ連という脅威から解放された今こそ、大規模な軍縮を進めるべき』という論調の二極があって、その間に比較的中道の『軍備は現状維持で良いのではないか』というような論調があります。
どちらにせよ、議題の核は『ソ連への備えをどうするか』であって、ライランス戦は眼中に無い(一応、政府の公式発表の報道はされていますが、全く深刻に受け止められていない)のです。
>>705
> ファンタジー世界に勝利はないかな?
これを『F世界側の勝利』といって良いのかはわかりませんが、皇国軍も損害ゼロではありません。
主な損害は『病気(身体的、心理的、の両方)』と、『戦傷以外での怪我(行軍中の怪我とか)』、『戦死以外での殉職(訓練中の事故とか)』ですが。
>>710
対艦用途ですが、飛竜の『小型爆弾』でも、戦列艦(木造帆船)の装具や操帆員などを目標とするならば十分な威力を発揮します。
まあ、そもそも飛竜を『対艦爆撃機』として使う国は限られています(偵察や連絡任務に就かす事の方が圧倒的に多いです)が。