23 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/12(日) 10:16:33 ID:hwDq6ZEc0
前スレ
>>997
テラチートじゃないと、
『皇国は異世界に召喚されましたが、食糧も燃料も材料も無く、
経済が崩壊し餓死者が続出して、にっちもさっちも行かなくなりました。終了』
という結末しか思い浮かばなかったのです。
それはそれで面白いかもしれませんが。
>>16
九九式艦爆の爆弾架に固定式の20mmガンポッドが試作されていますが、本来は
対空砲の制圧というより地上車両や歩兵部隊に対する襲撃のための装備です。
このガンポッドは、1航戦で訓練中の艦爆「彗星」でも使用可能です。
また、開発中の新型艦爆兼艦攻の「流星」には前方20mm機関砲が付いています。
>>17
> 諺
これは、「F世界の同意味の諺を、皇国語に訳している」と考えてください。
ですので、「四面楚歌」のような故事成語等も、使わさせていただきます。
>>17
>>18
皇国では、誘導弾(誘導爆弾、誘導噴進弾、誘導魚雷)の開発は結構力を入れて行われています。
誘導弾で命中精度が高まれば、無駄弾が減って、砲弾や爆弾や魚雷を節約できるという観点からです。
主に「空対艦誘導弾」、「地(艦)対空誘導弾」「誘導魚雷」が研究されています。
しかし、高コストな誘導弾を使う相手がF世界に居ないですね。
現状、酸素魚雷ではない空気魚雷でさえ勿体無くて中々使われませんから。
射程の長い対艦誘導爆弾があるだけでも、投下母機の安全性が向上しますね。
ただ、史実のケ号爆弾のような「赤外線誘導」だと、機関を持たない帆船に使えないんですよね。
アクティブレーダーホーミングの誘導弾も研究はされていますが、実用化はいつになるかわかりません。
>>19
>>20
そうですね、400kt程度の急降下であれば空中分解はしません。
皇国世界の零戦(の改良型)は、エンジン出力が1500馬力程度確保
出来ているので、無理な軽量化が必要とされず、その分機体が頑丈です。
ただし、航続距離(滞空時間、戦闘行動半径)は史実の機体より若干落ちます。
>>22
九七艦攻の爆弾があまり当たってないのと、同じ艦に複数命中しているので生き残りも居ました。
でも、生き残りといっても戦力としてはゼロです。修理に数ヶ月以上を要するか、廃棄処分でしょう。
焼夷弾は、木造船には効果大でしょうけれど、じわじわ効いて来るものなので、
素早く船体を破壊して乗員を殺傷する能力には劣るのではないかと考えました。
あと、そもそも航空爆弾としての焼夷弾の数が少ないというのも、使われなかった理由です。
通常の榴弾が7割、徹甲爆弾が2割、焼夷弾が1割といった感じでしょうか。
> 彗星艦爆
本国艦隊(1航戦=翔鶴、瑞鶴)では既に実戦配備済みです。
天山艦攻も同様で、訓練と不具合の洗い出し作業中なのです。
また、2航戦(飛龍、蒼龍)、3航戦(天城、赤城)も、作戦終了して本国に帰還しだい、
機種転換とそのための訓練が行われる予定です。これは搭載機に被害があろうが無かろうがです。
で、主力正規空母から追い出された旧式の九九式艦爆や九七式艦攻は、
陸攻部隊と共に神賜島やカレーン島の防衛戦力に回される予定です。
> 帆船で通商破壊
WW1にて、ドイツの帆船ゼーアドラーが活躍したという事がありましたからね。
32 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 07:30:00 ID:hwDq6ZEc0
前スレ
>>998
皇国も、米や小麦等の備蓄は当然あります。
>>24
クラスター爆弾は、皇国軍でも開発、生産されています。
ただし、対空兵器としてではなく純粋な対地用爆弾として。
爆弾重量は60kg、120kg、250kg、500kg、1000kg、1500kg、2000kgで、
1000kg爆弾は双発の陸爆や陸攻で、1500kg、2000kg爆弾は
四発以上の大型爆撃機や大型飛行艇で使われます。
集束焼夷弾もあります。
爆弾重量は60kg、120kg、250kg、500kg、1000kg、1500kg、2000kg。
ただ、集束爆弾自体まだ全部で数百発しか生産されていない(そして9割が
500kg以下の爆弾)貴重品なので、東西両大陸の戦争では使われていません。
空母部隊が進出しているのは、陸軍航空隊が展開するまでの制空権獲得と、
その最大瞬間風速を買われての事で、もうそろそろ本国に帰還します。
航空燃料と弾薬も減ってきた上、陸軍航空隊の準備がほぼ整ったので。
代わりに派遣されてくる海軍戦力は……。
海軍の陸攻部隊が来ていないのは、とりあえず、今すぐ必要は無かったからです。
250kg爆弾4発搭載出来る陸攻は高い攻撃力を持ちますが、急降下爆撃が出来ず、
雷撃重視な上、燃料消費量も多いので、小回りが利かないという欠点もあります。
しかし今後、東大陸の軍備を強化する必要性があれば、陸攻部隊も出てくるでしょう。
水上機母艦は、確かに有効そうですね。
今の今まで存在を忘れていましたが……。
飛行艇や陸上哨戒機による洋上哨戒は、本国近海では行われています。
潜補型を派遣して、飛行艇の哨戒範囲を東西両大陸まで広げようかという案もあります。
ただどちらにしても、ガソリンの問題があるので哨戒網はそれ程綿密ではありません。
毎日毎日、大量のガソリンを消費する長距離哨戒機を大量に飛ばすのは負担が大きいので。
空母部隊が引っ込んだ後の東大陸の哨戒能力の主力は、軽巡搭載の水偵と巡潜型になりますね。
>>26
正攻法でも勝つ可能性があります。
今、そのへんのお話を書いております。
>>27
ゲリラ戦は、将兵の練度や火力的に無理ですね。
穀倉地帯を焼き払うのは、その土地の農民達に凄い恨みを買いますから、実質不可能な戦法です。
特に、リンド兵がユラ神国に潜入してそこの穀倉地帯を焼き払いでもしたら、批難轟々でしょう。
>>28
現行の皇国の法律では、民間商船が武装する事を禁じています。
船長が私物の拳銃を持っているくらいであれば引っ掛かりませんが。
小銃や機関銃以上の武器を持っているとなると、問題になります。
今、この問題に関して皇国議会は
『民間人の運営する民間商船でも、口径20mm未満の機関銃程度であれば設置と使用が可能なように』
法律を変えようと議論している最中です。
20mm未満ですから、40mmボフォースとか積めませんし、
そもそも40mm機関砲は生産数が少なく、主要な戦艦や空母、各基地や
陸軍部隊に優先的に配備されるため、民間船が積むという事は無いでしょう。
軍艦籍である仮装巡洋艦であれば、40mmの設置は法的にも問題ありません。
> 伝書鳩
船から陸上の司令部へは伝書鳩が使えると思うのですが、常に位置を変更する船同士で伝書鳩って使えるのでしょうか?
伝書鳩が使えないなら、通報艦とか連絡艦で伝令を出すしかないでしょう。
>>29
元々、古代ユラ神国はもっとずっと小さかったんです。
バチカン市国ではありませんが、海辺の神殿と宮殿を中心とした30km2程度が本来のユラ神国発祥の地で、
その周囲の領土は無主の地を併合したり、戦争によって獲得したり、寄進されてユラ神国となった領土です。
>>30
皇国本土の面積が約38万km2で、神賜島の面積が約120万km2ですので、合計約158万km2になります。
ただし、神賜島の北側の半分は資源地帯で、居住可能&農林業可能なのは南側の半分です。
西大陸のライランス王国から割譲させたカレーン島の面積は、500km2程度です。
なーんだ、皇国は人口(8000万弱)でも領土(158万km2)でも世界一の大国じゃないか!
44 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 22:40:40 ID:hwDq6ZEc0
>>33
> 群狼作戦
通報艦が皇国船を発見→どこかに集結している艦隊まで報告に戻る→艦隊は皇国船の針路を予測して待ち伏せ
……多大な困難がありそうです。
> 駄目な方の
ボフォースがあるのにポンポン砲とか、嫌がらせですか(笑)
>>34
>>35
船体の破壊は難しいでしょう。
12.7mmは、威嚇と人員殺傷用です。
また、12.7mmで発生する木の破片では軽傷で、致命傷にはならないと思います。
>>36
憲兵が乗り込む法的根拠が無いので……。
>>37
何かのTV番組でやっていたのですが、17世紀頃の海賊船は必ずしも大型船ではなく、
小型の快速船が多かったそうで、そうしたら12.7mmでも十分な威力になるかもしれません。
>>38
現代のソマリア沖海賊に対しても、商船が武装するのではなくて軍艦を派遣して航路防衛
あるいは船団護衛していますし、商船に軍人を乗せて監督させるのは法律的に難しいでしょう。
>>39
> 昔の大砲の射程
17世紀~18世紀頃の24ポンド砲くらいの大砲で、最大1000m以上ではありませんかね。
実際に命中が期待できる距離になると、さらに縮まって300m~500mくらいでは?
> 陸軍に寄付
陸軍に任せても、船を運航できる人がそんなに居ないのでは?
>>40
現行の法律では、商船は商船員のみによる運航で、護送船団を組むのが一番無難ですね。
> 頑丈な木造船
大砲でボコボコに撃ち合っても、沈没しませんからね。
>>41
海上護衛総隊は存在するのですが、実は独航船が殆どです。
理由はまさに短期的に効率が良くないからです。
それと、鈍足の部類でも風上に向かって10kt程度で動ける商船であれば、
帆船から逃げるのは可能という皇国軍の見積もりがあります。
>>42
さすがに、ドクトリンはあります。
F世界の戦列艦が大砲を沢山載せているのは、敵艦の破壊(沈没ではない)と人員の殺傷のためです。
45 :名無し三等陸士@F世界:2009/07/13(月) 22:54:09 ID:omjTyHnU0
いや、単純に海軍が「いらねーよ」と言って在庫余ってそうな兵器の一つでしたから>ヴィッカース
ボフォースは「軍が優先だ」で在庫無い訳ですし
後はデカい奴だと旧式巡洋艦に積んでたのを外した7.6cm高角砲とか>余ってそうなの
それで徴用で一時的に軍籍にいれるってのは駄目なんでしょうか
有事においての徴用は法律にある筈ですし
46 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 23:04:51 ID:hwDq6ZEc0
>>45
> 徴用
アリですね。
ただ、徴用したからといって武器が天から降ってくる訳ではなく……。
40mmや20mmは勿論、12.7mmも余っているわけではないので、全ての船に標準装備できる訳ではありません。
まあ、6.5mm小銃や機関銃であれば、旧式化してきて余り気味ではありますが、6.5mm機銃程度だとちょっと心許ないかなと。
無いよりは随分マシですが。
52 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/14(火) 07:00:30 ID:hwDq6ZEc0
>>47
炸裂弾はありますが、扱いが難しいので陸軍でも海軍でもあまり使われません。
着発信管ではなくて時限信管(導火線方式)なので、上手い位置で炸裂させるには技量が要ります。
また、保管や輸送にも気を使うので、余計に扱いにくく、野戦よりも要塞守備隊が使う事が多いです。
比率的に一番炸裂弾(爆弾)を使うのは、空軍(飛竜軍)かもしれませんね。
>>48
海軍もそうなのですが、陸軍も「重機械化師団構想」の下、重砲や重機関銃の質と数に力を入れているので、
前線の優良部隊は勿論、旧式の砲や機関銃も後方の警備部隊での需要があるのです。
なので、明治時代くらいの旧式兵器でも「余りモノ」は少ないのです。
また、あまり雑多な機銃やら軽砲を積んでも、弾薬の補給に苦労しそうで。
>>49
>>50
スタビライザーや射撃統制装置の無い商船での命中率がどれ程のものでしょうかね。
決して高い命中精度が得られるとは思えないのですが。
>>50
政府も軍も民間商船の組合も、「帆船を見たら基本的に敵だと思って逃げる事」を第一としています。
風上に向かって全速力で逃げれば、帆船はそうそう追いつけませんから。
それで、荒天なども利用して敵を煙に巻く事で、危機を脱するのです。
>>51
20mmくらいなら大丈夫かもしれませんが、大口径砲を撃ったら、特に頑丈に
造られている訳ではない商船ですから船体にかなりダメージが行きませんかね。
三八式野砲等の、明治頃の旧式砲は、後方の警備師団と砲兵の訓練用にまだ使われています。
また、軽量なので大隊の歩兵砲中隊としての需要も、やはり後方の師団を中心にあります。
明治時代の銃や砲が完全に昭和時代のものに更新完了するのは、まだ5年~10年程度かかるでしょう。
何しろ、対ソ連戦に必要な砲戦力は幾らあっても足りないくらいですから、重砲やその弾薬は
増産に次ぐ増産をしているのに、前衛師団の多くは「大砲と弾が足りない」のです。
77 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/18(土) 18:01:00 ID:hErcdyss0
楽しみで待ちきれない方も、そうでもない方も、色々意見をありがとうございます。
続きはほぼ出来上がったのですが、改めて調べてみると皇国軍師団の砲火力は史実の米陸軍と遜色無い模様。
「こんなの日本軍じゃない!」という思いと、「でも皇国は対ソ連特化型だしフィクションなんだからいいんじゃね?」という思いに挟まれております。
具体的に言いますと、皇国軍本国の優良師団(近衛師団、第1師団、第1機甲師団等)は、砲兵連隊が155mm榴弾砲(トラックが牽引。機甲師団のものは自走砲)を32門装備していて、40mm以上の榴弾砲(64門)、歩兵砲(60門)、迫撃砲(60門)、速射砲(60門)、機関砲(16門)、高射砲(16 門)の数は合計276門になります。
全ての師団がこうではありませんが、にしても史実の日本軍の師団の火力と比べると、ありえない気がしてきて仕方がありません。
はっちゃけっちゃって良いでしょうか?
> 敵根拠地に殴りこみ
皇国は、敵国に対しても「降伏させた後に通商条約を(無理矢理)結ばせて、食糧の輸入と各種製品の輸出を行う」腹積もりなので、港を積極的に攻撃するような事はしたくないんですね。
単に敵艦隊を封じ込めるのなら港に機雷でも撒けば済みますが、それをすると戦後に自分で掃海作業しなければならなくなるので。
> 神賜島
まさに、「日本単独転移ではとても国が回らない」という問題に対するチートな解答です。
食糧に石油に各種鉱物資源の多くを輸入に頼っていたのは、戦前も同じ(でも現代日本では神賜島があってもダメかも)ですね。
88 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/19(日) 20:45:21 ID:hErcdyss0
>>78
> 沿岸砲台攻撃
そうですね。
江戸湾の台場を壊滅させるような事もしてみましょうか。
> 噴進弾
対空噴進弾発射機(127mm。自走式)は24連発型が4両で1個中隊、3個中隊で1個大隊(288門)が師団内高射連隊に配備されます。
対地噴進弾発射機(155mm。自走式)は24連発型が4両で1個中隊、3個中隊で1個大隊(288門)が師団内砲兵連隊に配備されます。
ただし、これは本国のフル装備師団の場合で、派遣軍では対空噴進弾(対地にも使用可能)のみ1個中隊(96発)です。
予備弾薬も480発分(5発/門)のみですが、噴進砲という新兵器の実験部隊としての性格もあります。
皇国陸軍としては、対地制圧のために「噴進砲兵連隊(3個大隊=864門)」を創設したいのですが、弾薬の供給が追いつかないので大隊規模で我慢しています。
皇国海軍では、艦載用として127mm対空/対地両用の16連発、24連発、32連発、48連発ランチャーがあります。
対潜用として、英軍で開発されたヘッジホッグを装備した駆逐艦(新型の夕雲型、秋月型等)も存在します。
>>79
↓
>>83
では、はっちゃけてみましょう。
>>84
近々、リンド王国軍も全力で来るので、皇国軍砲兵隊も全力で活躍します。
>>85
本来はジープで輸送なのですが、F世界の大陸派遣軍では「ガソリンより飼葉の方が手に入りやすい」ということで馬匹と人力なんです。
>>86
> 重砲旅団
これ、全ての常設師団が保有していたのでしょうか。それとも一部の重点師団だけでしょうか。
皇国軍でも優良師団や機甲師団は師団内に砲兵連隊が3個くらいあってもおかしくありませんかね。
>>86
>>87
皇国軍優良部隊の重榴弾砲が155mmなのは、米軍との連携のためです。弾薬は共通です。
155mmの下は、105mm榴弾砲になります。これも米軍と弾薬の共用が可能です。
155mmより大きいものとして、203mm榴弾砲も存在します。これも同様に共用。
旧式の三八式150mm砲等は、一応弾薬の在庫もあるという事で本国の二線級師団に配備されています。
ですが、これも更新が完了すれば全ての師団が155mm榴弾砲と105mm榴弾砲を配備する事になるでしょう。
96 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/20(月) 17:20:30 ID:hErcdyss0
>>89
史実戦後のNATO標準のような、それに近いものが皇国世界の欧州大戦(第一次大戦)後に皇米英仏等戦勝国を中心にあって、それで155mm砲や105mm砲等が共同開発、あるいはライセンス生産されている。という事は不自然でしょうか。
標準化すれば必ずしも軍事力が向上し、軍事費が抑えられるという訳でも無いですが……というか、そういう想定で小説を書いているので、今更設定変更出来ないです。
>>90
F世界を「近代化」させて、重工業を発展させてやる余力は、今の皇国にはありませんからね。
数年、十数年の年月が経てば(神賜島開発によって)皇国も落ち着いてきて、F世界の面倒を見てやる余裕も出てくるかもしれませんが。
それまでは、国内の産業が停滞するのはある程度仕方が無いかと。
ただ、本国の開発以外に「神賜島開発」という大事業があるので、重工業製品の需要は減りはしないと考えています。
F世界側が近代化して、皇国が「世界の工場」になるまでには、まだかなり時間がかかりそうです。
> 古い砲の輸出
F世界側の能力限界から、輸出しても維持出来ないでしょう。
とするとユーザーサポートまで皇国がしてやらねばならず、これは結構負担になるでしょう。
三八式歩兵銃のユーザーサポートくらいが、皇国の能力限界です。
> 在庫一掃セール
セール(戦争)をするにもお金が要りますから、それだったら単純にスクラップにして資源として再回収した方が有効利用できそうな気がします。
それに、旧型の150mm砲と新型の105mm砲では、重量が倍近く違いますから、そこをわざわざ射程の短い旧式の重い砲を持ち出す意味が……。
本土決戦になって旧式砲も持ち出さねばら無い程に追い詰められるような事でもなければ、もう二度と表舞台には出て来ないかもしれません。
>>91
皇国軍も、全ての榴弾砲を155mmで統一なんて考えていませんよ。
砲兵連隊(3~4個大隊)の中の重砲大隊(1~2個大隊)を、155mmで統一しましょうという事です。
現状では近衛師団や歩兵第1、第7師団等の一部師団のみで、多くの歩兵師団は未だ旧式の150mm砲を使っています。
実際に全ての師団の砲兵連隊が155mm榴弾砲を1個大隊以上配備するようになるのは、昭和20年以降になるでしょう。
155mm砲の必要数は、転移前の皇国は近衛師団が1個(4個砲兵大隊分)、歩兵師団(2個砲兵大隊分)が28個、
機甲師団(4個砲兵大隊分)が4個、機甲旅団(2個砲兵大隊分)が8個、砲兵師団(8個砲兵大隊分)が2個あり、
1個大隊の定数は16門(=4個中隊)なので、必要な155mm砲の門数は1728門という事になります。
約1800門ですが、155mm砲(155mm自走砲含む)の年間生産数は300門程度ですから、完全充足
まで最低でもあと4年(昭和16年から生産開始して昭和21年まで)かかる計算になります。
F世界転移で周辺状況が変わったので、生産数が減らされる事はあっても
増やされる事は無いでしょうから、ゴールは遠のくかもしれません。
逆に、転移による情勢の変化で、軍の規模を小さくする事で、
短期間で大砲の充足率を上げるという方策もあるかもしれません。
>>92
歩兵連隊には75mm歩兵砲が存在しますので、それで歩兵隊を支援します。
歩兵支援火器としてはその他に81mm、60mm迫撃砲があり、40mm擲弾銃もあります。
東西両大陸派遣軍は、全ての装備を完全に満たしてはいませんが。
>>93
>>94
船にもよりますが、10kt~14kt程度が巡航速度で、最高速度はその2、3割増しくらいでしょうか。
最高速度20ktを超える輸送船は、そんなに多くありませんし、快速性よりも燃費の方が
重要なので、通常航行時は遅くても燃費の良い走り方が推奨されています。
帆船の方の速度は、風速と海流によって10kt~12kt程度でしょうか。
非常に環境が良ければ15ktくらい出す船もあるかもしれませんが、
基本的に15ktを超えるような快速帆船は、この世界にはありません。
風がそんなに強くなければ、4ktとか6kt程度で、皇国の輸送船は巡航速度でも逃げられます。
襲われやすいのは、陸地の近くで速度を落としている時ですね。
陸地や島影が見えたら速度を落とすくらいの慎重さが求められています。
リンド王国海軍が、ユラ神国の港の近くの皇国船を襲おうとしたのも、
その方が襲いやすい(見つけやすい&攻撃しやすい)からです。
その分、皇国海軍の警戒も厚かったので諦めましたが。
109 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/23(木) 19:30:00 ID:hErcdyss0
>>97
確かに、相手国の港の能力が足りないのは事実なので、港を「改造」する必要はあります。
相手国の港を整備する話も、これからおいおい……書くこと色々ありますね。
>>99
助言ありがとうございます。勉強になります。
>>100
>>101さんの仰るように有事への備えもありますから、今すぐ全部の旧式武器をどうこうという話ではありませんが、最終的にはそうなるでしょう。
>>101
皇国は要塞戦を攻めの側でやるつもりはさらさら無いので、要塞を破壊するために150mmあるいは155mmを持ち出すって事は今の所は無いです。
>>102
米も英もいないF世界に来た段階では無意味かもしれませんが、「示し合わせて弾薬共用可能なようにした」という事なので。
>>103
>>104
難しい問題ですね。
ただ、仮想敵国が新式の砲を大量に製造している、あるいはしようとしている中で、「旧式砲の改良でお茶を濁す」のは危険ではないかと思うのです。
旧式砲は威力はともかく、射程や運用性が新型砲に大きく劣りますから。
それに、直接照準で城壁をぶち壊すのなら、105mmにも出来ますよね。
>>105
さすがに、F世界に元世界の19世紀~20世紀レベルの要塞は存在しません。
ただ、大砲の発達によって五稜郭タイプの要塞が各地で造営されています。
それでも、まだ多くの戦闘用の城塞は、所謂中世の石のお城と城壁に囲まれた都市です。
>>106
そうですよね。
なんやかんや言っていますが、最終的には私が決めねばならない問題ですよね。
>>108
にしても、旧式砲に出番はあるのか? というのが問題でして……。
大砲自体には存在理由があり、使う機会もありますが、
それが旧式の重い砲である必要があるのか? と。
議論ばかり続けていてもなんなので、本編投下します。
前スレ
>>997
テラチートじゃないと、
『皇国は異世界に召喚されましたが、食糧も燃料も材料も無く、
経済が崩壊し餓死者が続出して、にっちもさっちも行かなくなりました。終了』
という結末しか思い浮かばなかったのです。
それはそれで面白いかもしれませんが。
>>16
九九式艦爆の爆弾架に固定式の20mmガンポッドが試作されていますが、本来は
対空砲の制圧というより地上車両や歩兵部隊に対する襲撃のための装備です。
このガンポッドは、1航戦で訓練中の艦爆「彗星」でも使用可能です。
また、開発中の新型艦爆兼艦攻の「流星」には前方20mm機関砲が付いています。
>>17
> 諺
これは、「F世界の同意味の諺を、皇国語に訳している」と考えてください。
ですので、「四面楚歌」のような故事成語等も、使わさせていただきます。
>>17
>>18
皇国では、誘導弾(誘導爆弾、誘導噴進弾、誘導魚雷)の開発は結構力を入れて行われています。
誘導弾で命中精度が高まれば、無駄弾が減って、砲弾や爆弾や魚雷を節約できるという観点からです。
主に「空対艦誘導弾」、「地(艦)対空誘導弾」「誘導魚雷」が研究されています。
しかし、高コストな誘導弾を使う相手がF世界に居ないですね。
現状、酸素魚雷ではない空気魚雷でさえ勿体無くて中々使われませんから。
射程の長い対艦誘導爆弾があるだけでも、投下母機の安全性が向上しますね。
ただ、史実のケ号爆弾のような「赤外線誘導」だと、機関を持たない帆船に使えないんですよね。
アクティブレーダーホーミングの誘導弾も研究はされていますが、実用化はいつになるかわかりません。
>>19
>>20
そうですね、400kt程度の急降下であれば空中分解はしません。
皇国世界の零戦(の改良型)は、エンジン出力が1500馬力程度確保
出来ているので、無理な軽量化が必要とされず、その分機体が頑丈です。
ただし、航続距離(滞空時間、戦闘行動半径)は史実の機体より若干落ちます。
>>22
九七艦攻の爆弾があまり当たってないのと、同じ艦に複数命中しているので生き残りも居ました。
でも、生き残りといっても戦力としてはゼロです。修理に数ヶ月以上を要するか、廃棄処分でしょう。
焼夷弾は、木造船には効果大でしょうけれど、じわじわ効いて来るものなので、
素早く船体を破壊して乗員を殺傷する能力には劣るのではないかと考えました。
あと、そもそも航空爆弾としての焼夷弾の数が少ないというのも、使われなかった理由です。
通常の榴弾が7割、徹甲爆弾が2割、焼夷弾が1割といった感じでしょうか。
> 彗星艦爆
本国艦隊(1航戦=翔鶴、瑞鶴)では既に実戦配備済みです。
天山艦攻も同様で、訓練と不具合の洗い出し作業中なのです。
また、2航戦(飛龍、蒼龍)、3航戦(天城、赤城)も、作戦終了して本国に帰還しだい、
機種転換とそのための訓練が行われる予定です。これは搭載機に被害があろうが無かろうがです。
で、主力正規空母から追い出された旧式の九九式艦爆や九七式艦攻は、
陸攻部隊と共に神賜島やカレーン島の防衛戦力に回される予定です。
> 帆船で通商破壊
WW1にて、ドイツの帆船ゼーアドラーが活躍したという事がありましたからね。
32 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 07:30:00 ID:hwDq6ZEc0
前スレ
>>998
皇国も、米や小麦等の備蓄は当然あります。
>>24
クラスター爆弾は、皇国軍でも開発、生産されています。
ただし、対空兵器としてではなく純粋な対地用爆弾として。
爆弾重量は60kg、120kg、250kg、500kg、1000kg、1500kg、2000kgで、
1000kg爆弾は双発の陸爆や陸攻で、1500kg、2000kg爆弾は
四発以上の大型爆撃機や大型飛行艇で使われます。
集束焼夷弾もあります。
爆弾重量は60kg、120kg、250kg、500kg、1000kg、1500kg、2000kg。
ただ、集束爆弾自体まだ全部で数百発しか生産されていない(そして9割が
500kg以下の爆弾)貴重品なので、東西両大陸の戦争では使われていません。
空母部隊が進出しているのは、陸軍航空隊が展開するまでの制空権獲得と、
その最大瞬間風速を買われての事で、もうそろそろ本国に帰還します。
航空燃料と弾薬も減ってきた上、陸軍航空隊の準備がほぼ整ったので。
代わりに派遣されてくる海軍戦力は……。
海軍の陸攻部隊が来ていないのは、とりあえず、今すぐ必要は無かったからです。
250kg爆弾4発搭載出来る陸攻は高い攻撃力を持ちますが、急降下爆撃が出来ず、
雷撃重視な上、燃料消費量も多いので、小回りが利かないという欠点もあります。
しかし今後、東大陸の軍備を強化する必要性があれば、陸攻部隊も出てくるでしょう。
水上機母艦は、確かに有効そうですね。
今の今まで存在を忘れていましたが……。
飛行艇や陸上哨戒機による洋上哨戒は、本国近海では行われています。
潜補型を派遣して、飛行艇の哨戒範囲を東西両大陸まで広げようかという案もあります。
ただどちらにしても、ガソリンの問題があるので哨戒網はそれ程綿密ではありません。
毎日毎日、大量のガソリンを消費する長距離哨戒機を大量に飛ばすのは負担が大きいので。
空母部隊が引っ込んだ後の東大陸の哨戒能力の主力は、軽巡搭載の水偵と巡潜型になりますね。
>>26
正攻法でも勝つ可能性があります。
今、そのへんのお話を書いております。
>>27
ゲリラ戦は、将兵の練度や火力的に無理ですね。
穀倉地帯を焼き払うのは、その土地の農民達に凄い恨みを買いますから、実質不可能な戦法です。
特に、リンド兵がユラ神国に潜入してそこの穀倉地帯を焼き払いでもしたら、批難轟々でしょう。
>>28
現行の皇国の法律では、民間商船が武装する事を禁じています。
船長が私物の拳銃を持っているくらいであれば引っ掛かりませんが。
小銃や機関銃以上の武器を持っているとなると、問題になります。
今、この問題に関して皇国議会は
『民間人の運営する民間商船でも、口径20mm未満の機関銃程度であれば設置と使用が可能なように』
法律を変えようと議論している最中です。
20mm未満ですから、40mmボフォースとか積めませんし、
そもそも40mm機関砲は生産数が少なく、主要な戦艦や空母、各基地や
陸軍部隊に優先的に配備されるため、民間船が積むという事は無いでしょう。
軍艦籍である仮装巡洋艦であれば、40mmの設置は法的にも問題ありません。
> 伝書鳩
船から陸上の司令部へは伝書鳩が使えると思うのですが、常に位置を変更する船同士で伝書鳩って使えるのでしょうか?
伝書鳩が使えないなら、通報艦とか連絡艦で伝令を出すしかないでしょう。
>>29
元々、古代ユラ神国はもっとずっと小さかったんです。
バチカン市国ではありませんが、海辺の神殿と宮殿を中心とした30km2程度が本来のユラ神国発祥の地で、
その周囲の領土は無主の地を併合したり、戦争によって獲得したり、寄進されてユラ神国となった領土です。
>>30
皇国本土の面積が約38万km2で、神賜島の面積が約120万km2ですので、合計約158万km2になります。
ただし、神賜島の北側の半分は資源地帯で、居住可能&農林業可能なのは南側の半分です。
西大陸のライランス王国から割譲させたカレーン島の面積は、500km2程度です。
なーんだ、皇国は人口(8000万弱)でも領土(158万km2)でも世界一の大国じゃないか!
44 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 22:40:40 ID:hwDq6ZEc0
>>33
> 群狼作戦
通報艦が皇国船を発見→どこかに集結している艦隊まで報告に戻る→艦隊は皇国船の針路を予測して待ち伏せ
……多大な困難がありそうです。
> 駄目な方の
ボフォースがあるのにポンポン砲とか、嫌がらせですか(笑)
>>34
>>35
船体の破壊は難しいでしょう。
12.7mmは、威嚇と人員殺傷用です。
また、12.7mmで発生する木の破片では軽傷で、致命傷にはならないと思います。
>>36
憲兵が乗り込む法的根拠が無いので……。
>>37
何かのTV番組でやっていたのですが、17世紀頃の海賊船は必ずしも大型船ではなく、
小型の快速船が多かったそうで、そうしたら12.7mmでも十分な威力になるかもしれません。
>>38
現代のソマリア沖海賊に対しても、商船が武装するのではなくて軍艦を派遣して航路防衛
あるいは船団護衛していますし、商船に軍人を乗せて監督させるのは法律的に難しいでしょう。
>>39
> 昔の大砲の射程
17世紀~18世紀頃の24ポンド砲くらいの大砲で、最大1000m以上ではありませんかね。
実際に命中が期待できる距離になると、さらに縮まって300m~500mくらいでは?
> 陸軍に寄付
陸軍に任せても、船を運航できる人がそんなに居ないのでは?
>>40
現行の法律では、商船は商船員のみによる運航で、護送船団を組むのが一番無難ですね。
> 頑丈な木造船
大砲でボコボコに撃ち合っても、沈没しませんからね。
>>41
海上護衛総隊は存在するのですが、実は独航船が殆どです。
理由はまさに短期的に効率が良くないからです。
それと、鈍足の部類でも風上に向かって10kt程度で動ける商船であれば、
帆船から逃げるのは可能という皇国軍の見積もりがあります。
>>42
さすがに、ドクトリンはあります。
F世界の戦列艦が大砲を沢山載せているのは、敵艦の破壊(沈没ではない)と人員の殺傷のためです。
45 :名無し三等陸士@F世界:2009/07/13(月) 22:54:09 ID:omjTyHnU0
いや、単純に海軍が「いらねーよ」と言って在庫余ってそうな兵器の一つでしたから>ヴィッカース
ボフォースは「軍が優先だ」で在庫無い訳ですし
後はデカい奴だと旧式巡洋艦に積んでたのを外した7.6cm高角砲とか>余ってそうなの
それで徴用で一時的に軍籍にいれるってのは駄目なんでしょうか
有事においての徴用は法律にある筈ですし
46 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/13(月) 23:04:51 ID:hwDq6ZEc0
>>45
> 徴用
アリですね。
ただ、徴用したからといって武器が天から降ってくる訳ではなく……。
40mmや20mmは勿論、12.7mmも余っているわけではないので、全ての船に標準装備できる訳ではありません。
まあ、6.5mm小銃や機関銃であれば、旧式化してきて余り気味ではありますが、6.5mm機銃程度だとちょっと心許ないかなと。
無いよりは随分マシですが。
52 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/14(火) 07:00:30 ID:hwDq6ZEc0
>>47
炸裂弾はありますが、扱いが難しいので陸軍でも海軍でもあまり使われません。
着発信管ではなくて時限信管(導火線方式)なので、上手い位置で炸裂させるには技量が要ります。
また、保管や輸送にも気を使うので、余計に扱いにくく、野戦よりも要塞守備隊が使う事が多いです。
比率的に一番炸裂弾(爆弾)を使うのは、空軍(飛竜軍)かもしれませんね。
>>48
海軍もそうなのですが、陸軍も「重機械化師団構想」の下、重砲や重機関銃の質と数に力を入れているので、
前線の優良部隊は勿論、旧式の砲や機関銃も後方の警備部隊での需要があるのです。
なので、明治時代くらいの旧式兵器でも「余りモノ」は少ないのです。
また、あまり雑多な機銃やら軽砲を積んでも、弾薬の補給に苦労しそうで。
>>49
>>50
スタビライザーや射撃統制装置の無い商船での命中率がどれ程のものでしょうかね。
決して高い命中精度が得られるとは思えないのですが。
>>50
政府も軍も民間商船の組合も、「帆船を見たら基本的に敵だと思って逃げる事」を第一としています。
風上に向かって全速力で逃げれば、帆船はそうそう追いつけませんから。
それで、荒天なども利用して敵を煙に巻く事で、危機を脱するのです。
>>51
20mmくらいなら大丈夫かもしれませんが、大口径砲を撃ったら、特に頑丈に
造られている訳ではない商船ですから船体にかなりダメージが行きませんかね。
三八式野砲等の、明治頃の旧式砲は、後方の警備師団と砲兵の訓練用にまだ使われています。
また、軽量なので大隊の歩兵砲中隊としての需要も、やはり後方の師団を中心にあります。
明治時代の銃や砲が完全に昭和時代のものに更新完了するのは、まだ5年~10年程度かかるでしょう。
何しろ、対ソ連戦に必要な砲戦力は幾らあっても足りないくらいですから、重砲やその弾薬は
増産に次ぐ増産をしているのに、前衛師団の多くは「大砲と弾が足りない」のです。
77 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/18(土) 18:01:00 ID:hErcdyss0
楽しみで待ちきれない方も、そうでもない方も、色々意見をありがとうございます。
続きはほぼ出来上がったのですが、改めて調べてみると皇国軍師団の砲火力は史実の米陸軍と遜色無い模様。
「こんなの日本軍じゃない!」という思いと、「でも皇国は対ソ連特化型だしフィクションなんだからいいんじゃね?」という思いに挟まれております。
具体的に言いますと、皇国軍本国の優良師団(近衛師団、第1師団、第1機甲師団等)は、砲兵連隊が155mm榴弾砲(トラックが牽引。機甲師団のものは自走砲)を32門装備していて、40mm以上の榴弾砲(64門)、歩兵砲(60門)、迫撃砲(60門)、速射砲(60門)、機関砲(16門)、高射砲(16 門)の数は合計276門になります。
全ての師団がこうではありませんが、にしても史実の日本軍の師団の火力と比べると、ありえない気がしてきて仕方がありません。
はっちゃけっちゃって良いでしょうか?
> 敵根拠地に殴りこみ
皇国は、敵国に対しても「降伏させた後に通商条約を(無理矢理)結ばせて、食糧の輸入と各種製品の輸出を行う」腹積もりなので、港を積極的に攻撃するような事はしたくないんですね。
単に敵艦隊を封じ込めるのなら港に機雷でも撒けば済みますが、それをすると戦後に自分で掃海作業しなければならなくなるので。
> 神賜島
まさに、「日本単独転移ではとても国が回らない」という問題に対するチートな解答です。
食糧に石油に各種鉱物資源の多くを輸入に頼っていたのは、戦前も同じ(でも現代日本では神賜島があってもダメかも)ですね。
88 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/19(日) 20:45:21 ID:hErcdyss0
>>78
> 沿岸砲台攻撃
そうですね。
江戸湾の台場を壊滅させるような事もしてみましょうか。
> 噴進弾
対空噴進弾発射機(127mm。自走式)は24連発型が4両で1個中隊、3個中隊で1個大隊(288門)が師団内高射連隊に配備されます。
対地噴進弾発射機(155mm。自走式)は24連発型が4両で1個中隊、3個中隊で1個大隊(288門)が師団内砲兵連隊に配備されます。
ただし、これは本国のフル装備師団の場合で、派遣軍では対空噴進弾(対地にも使用可能)のみ1個中隊(96発)です。
予備弾薬も480発分(5発/門)のみですが、噴進砲という新兵器の実験部隊としての性格もあります。
皇国陸軍としては、対地制圧のために「噴進砲兵連隊(3個大隊=864門)」を創設したいのですが、弾薬の供給が追いつかないので大隊規模で我慢しています。
皇国海軍では、艦載用として127mm対空/対地両用の16連発、24連発、32連発、48連発ランチャーがあります。
対潜用として、英軍で開発されたヘッジホッグを装備した駆逐艦(新型の夕雲型、秋月型等)も存在します。
>>79
↓
>>83
では、はっちゃけてみましょう。
>>84
近々、リンド王国軍も全力で来るので、皇国軍砲兵隊も全力で活躍します。
>>85
本来はジープで輸送なのですが、F世界の大陸派遣軍では「ガソリンより飼葉の方が手に入りやすい」ということで馬匹と人力なんです。
>>86
> 重砲旅団
これ、全ての常設師団が保有していたのでしょうか。それとも一部の重点師団だけでしょうか。
皇国軍でも優良師団や機甲師団は師団内に砲兵連隊が3個くらいあってもおかしくありませんかね。
>>86
>>87
皇国軍優良部隊の重榴弾砲が155mmなのは、米軍との連携のためです。弾薬は共通です。
155mmの下は、105mm榴弾砲になります。これも米軍と弾薬の共用が可能です。
155mmより大きいものとして、203mm榴弾砲も存在します。これも同様に共用。
旧式の三八式150mm砲等は、一応弾薬の在庫もあるという事で本国の二線級師団に配備されています。
ですが、これも更新が完了すれば全ての師団が155mm榴弾砲と105mm榴弾砲を配備する事になるでしょう。
96 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/20(月) 17:20:30 ID:hErcdyss0
>>89
史実戦後のNATO標準のような、それに近いものが皇国世界の欧州大戦(第一次大戦)後に皇米英仏等戦勝国を中心にあって、それで155mm砲や105mm砲等が共同開発、あるいはライセンス生産されている。という事は不自然でしょうか。
標準化すれば必ずしも軍事力が向上し、軍事費が抑えられるという訳でも無いですが……というか、そういう想定で小説を書いているので、今更設定変更出来ないです。
>>90
F世界を「近代化」させて、重工業を発展させてやる余力は、今の皇国にはありませんからね。
数年、十数年の年月が経てば(神賜島開発によって)皇国も落ち着いてきて、F世界の面倒を見てやる余裕も出てくるかもしれませんが。
それまでは、国内の産業が停滞するのはある程度仕方が無いかと。
ただ、本国の開発以外に「神賜島開発」という大事業があるので、重工業製品の需要は減りはしないと考えています。
F世界側が近代化して、皇国が「世界の工場」になるまでには、まだかなり時間がかかりそうです。
> 古い砲の輸出
F世界側の能力限界から、輸出しても維持出来ないでしょう。
とするとユーザーサポートまで皇国がしてやらねばならず、これは結構負担になるでしょう。
三八式歩兵銃のユーザーサポートくらいが、皇国の能力限界です。
> 在庫一掃セール
セール(戦争)をするにもお金が要りますから、それだったら単純にスクラップにして資源として再回収した方が有効利用できそうな気がします。
それに、旧型の150mm砲と新型の105mm砲では、重量が倍近く違いますから、そこをわざわざ射程の短い旧式の重い砲を持ち出す意味が……。
本土決戦になって旧式砲も持ち出さねばら無い程に追い詰められるような事でもなければ、もう二度と表舞台には出て来ないかもしれません。
>>91
皇国軍も、全ての榴弾砲を155mmで統一なんて考えていませんよ。
砲兵連隊(3~4個大隊)の中の重砲大隊(1~2個大隊)を、155mmで統一しましょうという事です。
現状では近衛師団や歩兵第1、第7師団等の一部師団のみで、多くの歩兵師団は未だ旧式の150mm砲を使っています。
実際に全ての師団の砲兵連隊が155mm榴弾砲を1個大隊以上配備するようになるのは、昭和20年以降になるでしょう。
155mm砲の必要数は、転移前の皇国は近衛師団が1個(4個砲兵大隊分)、歩兵師団(2個砲兵大隊分)が28個、
機甲師団(4個砲兵大隊分)が4個、機甲旅団(2個砲兵大隊分)が8個、砲兵師団(8個砲兵大隊分)が2個あり、
1個大隊の定数は16門(=4個中隊)なので、必要な155mm砲の門数は1728門という事になります。
約1800門ですが、155mm砲(155mm自走砲含む)の年間生産数は300門程度ですから、完全充足
まで最低でもあと4年(昭和16年から生産開始して昭和21年まで)かかる計算になります。
F世界転移で周辺状況が変わったので、生産数が減らされる事はあっても
増やされる事は無いでしょうから、ゴールは遠のくかもしれません。
逆に、転移による情勢の変化で、軍の規模を小さくする事で、
短期間で大砲の充足率を上げるという方策もあるかもしれません。
>>92
歩兵連隊には75mm歩兵砲が存在しますので、それで歩兵隊を支援します。
歩兵支援火器としてはその他に81mm、60mm迫撃砲があり、40mm擲弾銃もあります。
東西両大陸派遣軍は、全ての装備を完全に満たしてはいませんが。
>>93
>>94
船にもよりますが、10kt~14kt程度が巡航速度で、最高速度はその2、3割増しくらいでしょうか。
最高速度20ktを超える輸送船は、そんなに多くありませんし、快速性よりも燃費の方が
重要なので、通常航行時は遅くても燃費の良い走り方が推奨されています。
帆船の方の速度は、風速と海流によって10kt~12kt程度でしょうか。
非常に環境が良ければ15ktくらい出す船もあるかもしれませんが、
基本的に15ktを超えるような快速帆船は、この世界にはありません。
風がそんなに強くなければ、4ktとか6kt程度で、皇国の輸送船は巡航速度でも逃げられます。
襲われやすいのは、陸地の近くで速度を落としている時ですね。
陸地や島影が見えたら速度を落とすくらいの慎重さが求められています。
リンド王国海軍が、ユラ神国の港の近くの皇国船を襲おうとしたのも、
その方が襲いやすい(見つけやすい&攻撃しやすい)からです。
その分、皇国海軍の警戒も厚かったので諦めましたが。
109 :303 ◆CFYEo93rhU:2009/07/23(木) 19:30:00 ID:hErcdyss0
>>97
確かに、相手国の港の能力が足りないのは事実なので、港を「改造」する必要はあります。
相手国の港を整備する話も、これからおいおい……書くこと色々ありますね。
>>99
助言ありがとうございます。勉強になります。
>>100
>>101さんの仰るように有事への備えもありますから、今すぐ全部の旧式武器をどうこうという話ではありませんが、最終的にはそうなるでしょう。
>>101
皇国は要塞戦を攻めの側でやるつもりはさらさら無いので、要塞を破壊するために150mmあるいは155mmを持ち出すって事は今の所は無いです。
>>102
米も英もいないF世界に来た段階では無意味かもしれませんが、「示し合わせて弾薬共用可能なようにした」という事なので。
>>103
>>104
難しい問題ですね。
ただ、仮想敵国が新式の砲を大量に製造している、あるいはしようとしている中で、「旧式砲の改良でお茶を濁す」のは危険ではないかと思うのです。
旧式砲は威力はともかく、射程や運用性が新型砲に大きく劣りますから。
それに、直接照準で城壁をぶち壊すのなら、105mmにも出来ますよね。
>>105
さすがに、F世界に元世界の19世紀~20世紀レベルの要塞は存在しません。
ただ、大砲の発達によって五稜郭タイプの要塞が各地で造営されています。
それでも、まだ多くの戦闘用の城塞は、所謂中世の石のお城と城壁に囲まれた都市です。
>>106
そうですよね。
なんやかんや言っていますが、最終的には私が決めねばならない問題ですよね。
>>108
にしても、旧式砲に出番はあるのか? というのが問題でして……。
大砲自体には存在理由があり、使う機会もありますが、
それが旧式の重い砲である必要があるのか? と。
議論ばかり続けていてもなんなので、本編投下します。