自衛隊がファンタジー世界に召喚されますた@創作発表板・分家

第三帝国召喚12

最終更新:

Turo428

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だれでも歓迎! 編集
372 :月影:2007/02/12(月) 17:31:03 ID:bNPw0gBE0
    久しぶりに、投下させていただきます。



    第三帝国召喚 12



    ドイツ第三帝国転移2年後…

    シーバン連盟国家との戦いも終え、ダークエルフ・ドワーフ・獣人族などを次々に傘下に治めていった第三帝国は、遠くはなれたや国家や東方の雄「ニューラン通商同盟」国家などとは通商による貿易を開始し、第三帝国の生産する香辛料やはたまた衣服までもが大量に輸出されていき、莫大な金を第三帝国に生み出す源ともなった。

    特に海洋による貿易路は非常に多く活用され、ドイツも前世界のイギリス等と同様に海洋王国への道が切り開かれる、まさにそんな時代に… 





    「船長! 帝国の鉄輸送船を発見!!」

    「ようし… 野郎ども、お宝の山が目の前だ! 攻撃用意!」

    船員からの報告によって、四方を見渡しても海ばかりの場所において、大型木造船は第三帝国の輸送船を発見。


    「ようし、今日はどんな獲物が積んでいるかな?」

    船長はそう呟くとともに唇を嘗め回していた。
    この船長率いられている帆船は、実はこの世界で言うと海賊船なのである。

    現在第三帝国と戦っているガルド皇国(連合体)だが、圧倒的な戦力と科学力の前には、さしもの一大国でも戦況は不利そのものであり、その戦況を少しでも助けてやるために、第三帝国の船と言う船の金目のものを奪う権利を、無法の海賊達与えられたのだ! 

    ちょっとした第三帝国の香辛料だけでも高価なだけであり、さらには他国との交易品も積んでいる事から、この与えられた権利にわんさかと海賊達はたちまちの内に集結していき、ガルド皇国全体の海軍力の半分にまで匹敵する戦力となり、今や第三帝国だけではなく帝国と交易を行っている国々の船に対しても甚大な被害が…  第三帝国転移から半年後に開始され、今年で転移2年目で第三帝国やその他の輸送船の被害は馬鹿にならない。

    しかも、数少ない駆逐艦や護衛艦は第三帝国の本国防衛や、艦隊の輸送任務の護衛の為に使用されているために、輸送船に対する護衛は皆無。

373 :月影:2007/02/12(月) 17:31:33 ID:bNPw0gBE0

    しかも、海賊船には固定型大砲を積んでおり、防衛目的のために小銃数丁を与えられた輸送船では勝ち目がなく、海賊船は数隻で一隻または一海域にて略奪行為を行うために、速力15ノット近く出る輸送船でもやられてしまうと言う結果なのである。



    「船長! 魔法通信で、近くのアルメイジ号・メイスン号・ケイル号が向かってきています」

    「ようし、我がガル号はこのまま鉄輸送船を追尾! 各船が上手く包囲できるように威嚇射撃をしながら追うのだ!」

    魔法通信(ガルド皇国提供)によって、近くの海域より他の海賊船が集結しだしてきた。
    比較的海賊船のように恐ろしい船名ではないのは、何処からどう見ても海賊船と見られないための措置である。





    第三帝国新型輸送船艦橋内…


    「どうやら海賊船のお出ましだな」

    「現在速力10ノット。 本船は最大で18ノットまで出せますが、いかが致しますか船長?」

    帆船よりの威嚇攻撃を受けつつある第三帝国船籍の新型輸送船。
    一時間前に木造船の船籍不明の帆船を発見してはいたが、上手く海流と風にのった帆船は何時の間にやら輸送船へと砲撃可能範囲内まで接近しており、何の警告もなく砲撃を開始。

374 :月影:2007/02/12(月) 17:32:25 ID:bNPw0gBE0

    転移後に新たに決定された新Z計画案によって建造された一艦でもあり、その性能の真価を発揮してもらおうと、第三帝国と友好関係に位置づいている中立国との貿易帰りでもあった『DA1』号は、左右前後に降り注いでくる威嚇砲撃に慌てて回避している様に、10ノットの速力で疾駆していた。

    威嚇ではあるが、明らかにある一定の方向に逃げ出さないようにと蛇足させるがごとく撃ってくる。
    敵の威嚇に対し、このまま最大速力だと逃げ切れるが、どうするか問う副官。 だが、それを聞いた船長は首を振りながら右手を下に下ろすと、副官は機関室に命令を下す。


    「艦橋より機関室へ! 船長命令により、速力を6ノットまで落とせ!」

    「こちら機関室了解!」

    「こちら見張り所! 左舷後方の本船追尾中の船の後方に新たに一隻! さらに右舷前方より船籍不明の帆船2隻が接近中!」

    機関室の応答に頷き、見張り所の報告に船長は、新たに左手を上に上げる。
    この船長と副官は長い付き合いなので、船長の一つ一つの行動で副官は次々と命令を発していく。


    「総員戦闘配備!」

    副官の命令によって慌しく船内は動き出す。
    何処からともなく船員が現れては、船の至る場所に配置完了と報告していき、後は『艦長』の命令を待つのみとなった。

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