582 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/04/30(土) 10:05:13 ID:Ou.MJ1xs0
303です。
長らく連絡が途絶えており、申し訳ありません。
その間に震災がありましたが、幸いにも私の方は何事もありませんでした。
今も余震が続く日々ですが、皆様も無事でお過ごしでしょうか。
戦前の軽工業製品で、F世界でも高く売れそうな物は何か無いかと探していましたら、シャープペンシルは日本で実用化されたものだったのですね。
発想(発明)は欧米が先にあったようですが、実用製品化は日本がしたと。欧米で開発、実用化された製品だとばかり思っていました。
あの液晶や太陽電池で有名な『SHARP』の社名の由来がシャープペンシル(繰出鉛筆)だったとは、驚きです。
投下が遅れに遅れている本編(東大陸、リンド王国編)の続編の粗筋としては、シャーナ様ちゅっちゅ、リアン様ぺろぺろ……ではなくて、
『皇国&リンド王国の同盟軍と、東大陸への皇国勢力進出に敵対的な同盟諸国軍による、東大陸の覇権を賭けた最終決戦!(煽り文句)』
というような方向になりそうです。
徹夜明けの不思議な万能感を伴った時間に、本当にシャーナ様ちゅっちゅ、リアン様ぺろぺろ話を書いちゃって後悔して慌てて削除したのは黒歴史です。
リンド王国を完膚なきまでに叩き潰した皇国と、敵対する道をわざわざ選ぶ馬鹿が居るのか?
という思いは自分の中でも強く、『どうしたら戦争状態に持って行けるだろうか』と悩んだ末の、無理矢理で強引な回答を用意しました。
内在的な対立関係を“戦争という名の外科手術”で取り除いてからでないと、皇国やリンド王国が平和裏に発展していけないから、相手にはその人身御供となってもらいます。
『戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもない』
むしろ“圧倒的な皇国軍と知りつつも、戦わざるを得ない不合理”は、神ならぬ人間が行う政治的活動としては、逆に有り得るんじゃね?
……的な。
『近代兵器無双』を続けるために新たな敵を作るという、長期連載にありがちな泥沼に嵌り込んでいる気がしないでも無いのですが……。
ですが本日は、あまり大勢の人が死ぬような重い話を投下せず、軽めの短編投下をさせて頂きます。
本編の続きは執筆の進捗具合と、現実の国内情勢の落ち着きを見ておいおい……。
583 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/04/30(土) 10:06:51 ID:Ou.MJ1xs0
>>461
人工衛星と弾道ミサイル。ゼロから開発する場合の難易度的には、どっちもどっちと考えています。
人工衛星を上空300km以上の場所に投入するとか、38万km以上離れた月に送るとかは、それはそれで大変です。
ある意味、全力で振りかぶりながら一発で針に糸を通すような正確さが要求されますね。
恐らく、初期は軌道に10kg程度の“人工衛星”を投入するだけでも凄まじい努力が必要で、快挙になるでしょう。
その後は、気象衛星、通信衛星、地上監視衛星、天体探査衛星
等々、実用的な人工衛星開発を進める事になるでしょうね。
しかし、この場合はロケット本体も人工衛星も、無事に地球に着地する事まで考えなくて良いわけです。
月に着地して、石や砂を採取して持って帰ってくる。となると別ですが、そうでないなら使い捨てで構わない。
対して、弾道ミサイルは地球の引力を離脱する必要はない(離脱しちゃったら駄目)ですが、
正確な誘導システムという面では仰るとおり人工衛星を軌道に投入するのと同等の正確さが必要で、
さらに皇国本土から“モスクワ”や“F世界の東西両大陸”を射程に収めるなら上空数百km以上の
高度になりますので、そこから核弾頭を保護して再突入するためのシステムが別途必要になります。
核弾頭自体の小型軽量化も合わせて行わねばなりません。
大型戦略爆撃機であれば重量5500kgの核爆弾が運べても、弾道弾に搭載するには大き過ぎ重過ぎるでしょうからね。
最低でもその1/10の550kg程度には小型化してくれないと、とても打ち上がらないです。
仰るように皇国@F世界では「人工衛星を用いた宇宙開発の研究から、総合的に弾道弾開発に結び付く」という順序の方が自然かなと。
最初から本腰を入れて弾道弾開発に邁進するというより、「今までの宇宙開発の技術を応用すれば、弾道弾造れなくね?」みたいな感じでゆるゆると。
実用的な大陸間弾道弾が出来上がるとして、早くても昭和50年代以降。もしかしたら平成以降ではないかなぁ。と、個人的には考えています。
しかも、地中深くのミサイルサイロとか潜水艦発射型の“実戦的”なものではなく、普通のロケット発射台からゆったり燃料を注入する即応性ゼロタイプ。
今の日本の宇宙開発技術は素晴らしいですが、それもアメリカという大先輩あってのものですからね。
何から何まで全部、独力で開発せねばならない皇国とすると、実用的なモノが出来上がるまでにどれ程の予算と時間、そして何より重要な人材が必要か、見当も付かないです。
F世界の17世紀中(今は16世紀半ば)には有人月面着陸が為されるだろうか!?
>>462
>>472
確認しました。ありがとうございます。
特にこちらで第何話と数字を入れていませんでしたが、上手くまとめて頂けて感謝です。
題名が『皇国召喚 ~壬午の大転移~』に正式決定するまで2年弱……決めてから投下するべきでしたね。
まとめて頂いて、改めて読み返してみると、設定とか文章技量云々以前に、やっぱり誤字や計算間違いがありました。
「これは明らかに、誰が読んでも誤字だと解る誤字だろう」というのもありましたが、固有名詞の名前間違いや、数値の計算間違いとかの部分は、書いた本人(=私です)しか気付かないでしょうし、おいおい訂正の投稿もします。
> 皆様へ
ところで、モブキャラではない名前ありキャラもちょこちょこ出しているのですが、F世界側のキャラの過去話。
つまり皇国がF世界に来る前の、完全にF世界だけで完結していた頃の話を掘り下げて投下するのは、ありでしょうか?
そうすると「現代軍 対 異世界軍」ではなく、完全な「異世界戦記」になってしまう訳で。
本編は本編として投下するにしても、外伝だけで結構な量になってしまったら、投下する場所が違うんじゃね? と。
導入部分でのイルフェス軍対ライランス軍とか、エレーナ殿下の閲兵式とか、あるいはF世界の神話とか。
今までも「F世界のみの話で皇国は関わらない」ものは投下させて頂いていましたが、
あまり本格的にやるとスレ違いという思いもあり、掘り下げ過ぎないようにしてきたつもりです。
が、どうもF世界側キャラの描写が淡白で表面的になりがちな気がして、悩んでおります。
OKかNGか。
OKだとすればこちらに投下して良いのか、別のスレにすべきか、お答え頂けると幸いです。
OKが出たからすぐに投下。という準備は無いですが、今後の布石の確認です。
返答なしは投下NGと受け取りますので、何も返事が無くても勝手に投下はしません。
586 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/04/30(土) 10:16:16 ID:Ou.MJ1xs0
投下終了です。
カエル肉は食べた事あるんですけれど、トカゲ肉とか爬虫類は食べた事ありません。
実は美味しいのかもしれませんが、美味な恐竜ってのも何かイメージが違うので、こんなお話になりました。
でも、恐竜は鳥類の祖先で、鳥肉は鶏に限らず世界的に食べられるんだから、飛竜だって……。
647 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:31:02 ID:92WtQ5K60
最近、投稿に間が空いてしまいすみません。
地震とか関係無く、五月病(?)がだらだら続いている感じで、高速道路の用地買収とか基礎工事は進んでいるけれど、道路が建設されないまま柱だけ立っている状態です。
まとめをされる方も精力的に活動してくださっている所、本編が進まず申し訳ありません。
以下、皆様の感想に対するレスです。
F世界から海竜肉を恵んでもらった皇国は、お礼参りに「くさや」や「納豆」を広めてあげましょう!
一応、303世界における飛竜は「ドラゴン」や「ワイバーン」という名前ではない。
という主張はしておきます(笑)
今までも頻繁に登場していた軍用飛竜は「ラントサルス」という名前で、他にも軍用ではない飛竜種は野生でも存在します。
軍用飛竜は成人男性二人分。凡そ150kgの荷物を背負って飛べるけれど、そうでない民生飛竜は70kgくらいが精々で、航続距離は短いし飛翔高度も低いです。
飛竜類は殆どが肉食なので、食用に飼育するとなると「飛竜の餌となる家畜(羊とか)」をまず育てる必要があり、「飛竜肉1kgを生産するのに必要な餌と水の量」とか、半端無さそう。
実際、列強国が軍の維持で最も苦労しているのが飛竜の飼育で、特に陸軍からは『大砲を積んだ海軍の戦列艦より、擲弾を積んだ空軍の飛竜の方が高価』とか、爆弾を落とされる恨みも込めて言われたりしています。
列強国でなければ纏まった数の軍用飛竜を飼育出来ませんし、多数の飛竜を飼育出来るから列強国と呼ばれる側面も多分にあります。
そこまでして育てても牛肉や豚肉の方が美味しいだろうから、養殖飛竜も超高級な珍味にしかなれないでしょうね。
神賜島開拓が進んで、無駄や贅沢も許されるようになったらともかく、そうでない時期に飛竜を食用に飼育とか資源的にマイナスですから、やらないでしょうし。
野生種だと、上空から緩降下して果実の成る木を枝や葉ごとごっそり持って行く雑食の奴とか、害獣指定されてますから皇国が駆逐して肉を貰うとか……『りんごで育てた飛竜肉』みたいなブランド竜になるかなぁ。
どちらにせよ「野生のを獲って来る」事に意味があるので、わざわざ育ててまで食べようと思う人は、F世界でも居ないかと。
畜産をするメリットは定住地での安定供給ですが、そのためのコストがあまりに高かったら、安定も何も無いでしょうし。
食用として家畜化するなら、草食の地竜(戦竜の仲間)系列が良さそうですが、人間の手が大いに入っている飛竜と地竜は
一、野生種の種類はともかく、絶対数が少ない。種の丸ごと絶滅危惧種の宝庫。
二、F世界で飼育されている竜類は全て労役用で、食用として家畜化されていない。
のです。
宗教的に竜を食ってはいけないような戒律はありませんが、食うために竜を育てるのはあまりに馬鹿らしいので、やらないだけ。
事故で怪我して、治る見込みの無い竜を殺処分する過程で食肉にするとか、その程度が関の山。
で、竜類が全体的に絶滅の危機に瀕しているのは、餌となる動植物を人間が自分達の(食糧や燃料にする)ために囲ってしまって、特にガタイの大きい竜にとっては辛い状況なのです。
ネズミやイヌくらいの大きさの小型の竜なら、食べる量も少ないので深刻度も少ないですが、一度に数十kgとか食べる大型の野生の竜には寒い時代です。
だから、人間が容易に立ち入れない海にいる在来種(海竜)が、最も多く生き残ってます。
ただF世界の人にとっても、海竜肉の日干しは美味しいから好きで食べるというより、海辺の町や村で補助食や保存食として食べるものです。
幾ら安全性が科学的に証明されても、一般人にとって未知の動物の肉というのは生理的に嫌悪感とか恐怖感が先立つ
と思うので、そういう心理的なマイナス作用も皇国人の感じる“肉の不味さ”に一役買っているかも知れません。
649 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:32:53 ID:92WtQ5K60
皇国転移前のF世界の話の件は、積極的な否定は無さそうですが、もう少し様子を見ます。
あくまで本編の外伝として扱うのか、独立した一つの物語として扱うのかでも違ってくると思うので。
どちらにせよ今すぐ投下という事はないので、ご意見があればいつでも書き込んで下さるとありがたいです。
ただ、試しに掌編(本編の10年程前のリンド王国)を一編書いてみたのですが……。
『皇国では(皇国の元世界では)~~だが、この世界では~~だ』という感じの
説明のやり方が使えないのが、こんなに大きな足枷になるとは、思っていませんでした。
「ああ、これが純粋なハイファンジーの難しさか」と実感致すると共に、自分の技量の無さに凹む事に……。
『現代の高校生が召喚される』物語や、この場の『自衛隊が召喚されたました』系の物語を
私は『異世界迷い込み型』と勝手に呼んでいる(定義された文学用語は無い筈)のですが、
つまり現代の私達や、それに近い現実世界の人の目を通して異世界を物語れる訳です。
これは作者にも読者にも、異世界の理解に易しい。
しかし、『異世界完結型』だと、そういう表現が出来ない。
当たり前の事を殊更に書くと、それは当たり前の事ではなくなります。
15歳くらいの少年少女が酒を飲んで煙草を吸うのが当たり前の世界で、
16歳の女の子が酒場でぶつくさやっていても、その世界の人にとっては
日常的な当たり前の、殊更に取り上げる必要の無い光景です。
「ああ、あいつまた酔ってら。酒癖が悪くなければ可愛いのに」という反応は出てきても、
「未成年が飲酒とはけしからん。店から追い出せ!」なんて反応は当然、出て来ません。
そもそも15歳くらいなら、その世界では「成人している」と見られるかも知れないから、
「未成年は飲酒厳禁」だとしても、16歳の女の子なら「成年」だから問題無し。
問題の無い事を、問題のある事のようには表現出来ません。
私達の常識では異質な光景と、対比させて面白がれないんですね。
その架空世界住人にとって、特に面白がるような光景じゃないから。
異世界の日常を淡々と描いて、読者に各々好き勝手に面白がって
もらうのが良いのでしょうけれど、オラにそんな執筆技量無ぇだよ。
私達の常識とは違う“当たり前の事”を、違和感を感じる事なく
“当たり前の事”として表現する難しさに、良い勉強になりました。
自分で設定しておいて何ですが、架空単位とかは、もうどうしていいやらです。
数メートル~数百メートルくらいの距離や、数トンくらいまでの重さなら、
「大人の何歩分の距離」とか「馬何頭分の重さ」とかで凡そ表現出来ますが、広い土地の
面積を説明するのに「北海道くらいの広さ」とは書けないが、かといって「8万平方km」とかも
どうかと思い、しかし「領地の端から端まで、早馬でも2、3日かかる広さ」とか書いても、
端から端までの最短距離(最短時間)は、領地の形状や道路網によってかなり変わるから、
これでは説明不足。「とにかく、何か広い」以上の事を説明してないに等しいですから。
誘惑に負けて、今までのように『カッコ()』でメートル法に換算した数値を併記しちゃったり、結局異世界で完結してないじゃん!
650 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:36:09 ID:92WtQ5K60
>>587
> まるまる太った小型のポッチャリワイバーン
飛んで逃げる事が不可能で、飼育が楽になるかも知れませんね。
ちょっと八重歯が見えてるぽっちゃり幼女の萌え擬人化を想像してしまいましたが、自分は終わってるとつくづく思います。
>>588
> スッポンの親玉みたいな亀もいるんでしょうね
烏賊の親玉みたいのと蟹の親玉みたいのと亀の親玉みたいのが
南海で大決戦したりしても不思議じゃないのがF世界ですから。
でも、人間世界を侵略しに来る娘とかは居ないでゲソ。
某『雲の王国』という映画にも出ていたグリプトドンみたいのも居ます。
「甲殻獣」という非常に硬い外骨格の大型獣とか、その甲殻を加工して鎧として利用している部隊もあります。
現代では甲殻獣も少なくなって、鎧の材料としては高価過ぎるので、見た目重視の儀仗隊くらいですけれど。
>>589
愛玩用の竜に皇国風の名前を付けると、どんな名前になるでしょうね。
少なくとも「ポチ」とか「タマ」は無い。
竜だから中国風という事で、「ロンロン(龍々)」とかそういう感じでしょうか。
上野動物園の人気者は、笹の葉ではなく獣肉をモリモリ食う飛竜。
檻の中の飛竜は殆どカロリー消費しないから、食う寝る食う寝る
だけの毎日で、食事制限させないと自動的にぽっちゃりしそう。
F世界の人に、こんな堕落した飛竜はとても見せられない!
特にエレーナ殿下とかに見せたら、園長が斬り殺されそうです。
>>590
皇国「海竜や鯨を守れと? ならば我等の前に立ち塞がってみよ! その場合、貴公らの命は保障しかねるが」
こんな感じですかね。
法に則って行う正規の漁や捕獲を批判され、それを違法行為で妨害する
輩を相手に、放水銃とかカラーボール程度では済まさないでしょう。
史実の占守型のような海防艦くらいは平気で派遣しそうです。
カラーボールではなく、本物の血で赤くなるでしょう。
>>591
南米のワニっぽい魚って何だろう……鯱みたいのでしょうか? 怖い怖い。
鮟鱇とか、見た目がグロくても人気の料理はあるので、見た目も味も悪いというのは分かりやすい駄目さですね。
>>592
和やかではなさそうですね。
食べている本人より、見ている方が先に倒れちゃったりして。
651 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:37:15 ID:92WtQ5K60
>>593
>>594
> 消化剤も一緒に出されたんでしょうかね?
勿論です!
……でも、お高いんでしょう?
はい! 官庁の食堂では、食前薬と食後の消化薬と口を洗うための
緑茶(おかわり自由)が付いて2円50銭と、大変お高くなっております!
皆、そんな物より20銭のお蕎麦を食べたいけれど、「苦労は買ってでもしろ」を実践してるんです。
その後、苦行を脱したい一心で頑張った官吏の皆様の努力で別の利用法を実用化したり、
食肉輸出の販路が開拓されたり、皇国陸軍が飛竜部隊を創設して、その飼育用に
海竜肉を使用するようになると、皇国内地で食用になる海竜は殆ど無くなりました。
内地の海竜だと、水族館での展示用が人気です。
家族連れが多いですが、若者のデェトスポットでもありますので、水族館の食堂が
面白半分に海竜カレーをメニューに出してみると、不思議な事に売れるんです。
冷や汗をかきながら「俺は大盛を完食したぜ!」「甘いわね。私なんて特盛よ!」と、
我慢大会みたいな事をする若者達は、その後の時代に海竜肉が美味しくなってくるのが
とても残念で淋しかったようで、人間心理は複雑怪奇。
対して「青春の味が海竜カレーとか、どんだけwww」というのが、昭和後半や
平成生まれ(転移後第二、第三世代)の若者の、年寄り(転移前世代、転移後第一世代)を見る目でしょうか。
> 海竜カレーを作らされた大膳課の心労は凄まじかったでしょうねぇ。
良くも悪くも真面目で実直な人だから、毒入りでもなければ「出されたものは残さず食べる」が当然。
しかも自分で食べると言い出したものだから、吐きそうになっても我慢して完食したでしょうね……。
ちなみに、毎週土曜日が“その日”だった海軍の船乗りは、
陛下も召し上がったのだから次は自分達かと戦々恐々でしたが、杞憂に終わりました。
天皇が自ら試食して、その上で「嫌がる臣民に食べさすのは止めよう」と言った訳です。
あらゆる意味で誰も反論の出来ない形で悪夢を収束させてくれたんです(涙)
> 一週間待ってください。本当の海竜カレーをお見せしますよ。
『究極 対 至高』の海竜カレー対決。勝敗の判定はどっちが臭くて不味いか。
『狂極 対 至狂』という感じで、「素材の味をそのまま生かした海竜の肝の刺身」とか出されそう。
もう罰ゲームというか、我慢大会というか、ゲテモノ食いの晩餐会ですね。
>>595
オーストラリアだと野生のカンガルーを食べるという話も聞きます。
コアラはどうだったか知りませんが……見た目は美味しそうじゃない。
ワニは、日本でいう大量発生する野鳥(都市部のカラスとか)みたいなもので、駆除のついでに食べてるのでは?
>>596
ちゃんと飼育されて調理された羊肉は美味しいですよ!
好き嫌いはあるでしょうが、比べ方によっては牛肉より美味しいです。
羊肉の焼肉(ジンギスカン)とか、あっさりしていて胃に優しいです。
そのせいで食べ過ぎちゃって、牛肉より低カロリーの分を帳消しに。
それを海竜肉(海トカゲ)なんかと比べるなんて……。
>>597
銀座とか浅草、日比谷あたりの有名な洋食店のシェフとかかも知れませんよ。
>>598
肥料も良いですが、畜産用の飼料ですか。
現代の「大豆(遺伝子組み換えでない)」表示のように「牛肉(海竜の肉骨粉不使用)」を売り文句にするブランド牛とかも出てきそうです。
652 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:38:21 ID:92WtQ5K60
>>599
>>600
>>601
結局は調理方法の問題に行き着きますね。
今の段階では、カレー粉という力技で調理法の不備を覆い隠してるだけですから。
>>602
人間って、雑食性の動物の中では“良い餌”を食べている動物だと思うんですが、そうするヒトの肉は美味しいかも!?
まあ肉食を好むサルな上に現代人は偏食なので、他の草食のサルより逆に不味いという可能性も考えられますが。
こればっかりは、さすがに試食してみるという事は出来ませんから、謎は謎なままにしておくべきか。
海竜の餌が海豚や鯨と全く同じという訳でもありません。
海竜にも小型から大型まで種類がありますが、大型になると被る部分が多いんです。
獰猛でシャチやサメなんかと喧嘩する海竜だって居ますし、他の普通の魚と喧嘩する海竜も、
海草を主に食べる海竜も居るし、ヒトデやウニのような棘皮動物を主に食べる海竜も居ます。
草食系海竜は味的にはまだしも良いんですが、取れる肉の量が少ないので、たまたま漁船の網に
引っ掛かったとかでなければ、貴重な燃料を使ってまで獲りに行こうとはしないだけです。
皇国は大物狙いなのです。
初期の皇国は、「海竜は水棲爬虫類」という“事実”に足を引っ張られます。
「爬虫類。つまり魚類ではない動物」であるから「解体や食用の方法論も、既知の動物と同じ」と考えていたんですよ。
でも、それが通用しなかったので、通用するまでの“その場凌ぎ”にカレー粉を使ったのです。
>>603
髭鯨なんかが「海水と一緒に餌を飲み込んで、餌以外は濾して海水ごと捨てる」なら、
海竜は「海水と一緒に餌を飲み込んで、何か混ざった他の生き物とかゴミも気にせず食う」という感じの“悪食”ではあります。
>>604
皇国から見た新種(この世界全体で新種とは限らない)の海洋生物との遭遇は、日常の事です。
海竜はその典型例ですが、ダイオウイカよりさらに巨大な“テイオウイカ”とでも言えそうなのも。
いわゆる凶暴なクラーケンの類ですが、船団の航路が危険な程に大量に棲息はしていません。
海軍艦艇なら爆雷で始末出来ます。爆雷なら即死させられなくても気絶はさせられます。
未知の動植物が数多くとも、諸事情によりアブラクラゲは居ません。
でもオーランチオキトリウムのような藻類は、将来もしかしたら……。
>>617
とあるお笑い番組――
A「罰ゲームの海竜の刺身? 俺は絶対食わないからな!」
B「じゃあ仕方が無いな。俺が食おう」
C「いや、ここは俺が……」
A「だったら俺が食うよ!」
B&C「どうぞどうぞ!」
――こういう事ですよね?
>>622
柿の葉寿司みたいなのも、あらかじめ剥いておかないと葉っぱごとバリバリ行かれたんでしょうかね。
しかし、国内ならそういう事前準備も出来ましょうが、海外の王室等に訪問した時、
洋式料理でも同じように「皿の上のものは全部食べる」を実践されて、
本来食べる物ではない彩りのための花とかも、もしや……。
>>623
昭和の終わり近くには、海竜の調理法も確立されてますから、ちゃんと下ごしらえした海竜肉で
カツレツとか野菜と一緒に鍋で煮込む(海竜のほうとう風)とか、そういう食べ方もされたかもしれません。
>>625
昭和天皇が若い頃に御所のあった吹上御苑の事でしょうか。
航空写真で見ても、都心とは思えない濃い緑色の“原生林”ですね。
都心というか東京都内でも珍しい植物が自生している上、ここが都心の
ヒートアイランド現象を抑えているらしいですから、そういう意味でも昭和天皇の遺産ですね。
670 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/07/12(火) 18:40:29 ID:mmdzjeQo0
お久しぶりです。303です。
猛暑が続いておりますが、皆様も体調にお気をつけ下さい。
晴れの昼間に駅の改札口(屋外)で長時間の待ち合わせとか、愚かな事はお勧めしません。
近くの喫茶店とかファストフード店とかで待ち合わせましょう……。
>>654
海竜の場合、一部は海岸(海辺の陸地)に卵を産むものもありますが、殆どは海底とかF世界の人が近寄れない場所に卵を産みますので、人間が手出しできませんでした。
皇国の捕鯨船(捕竜船?)を持ち出すまでも無く、海竜の生息域に住んでいる小魚とか乱獲したら、それだけで海竜はピンチですね。
F世界にそういう技術が無いから海竜は安全でしたが、では地竜はともかく飛竜は何故人間が飼育できているのか?
古代や中世(F世界における1500年~500年程前)には、飛竜の巣から卵を奪ってきて、それを育てて少しずつ繁殖数を増やしていったのです。
だから、F世界の現代(皇国転移時)に野生のラントサルスは少なくなっています。産んでも産んでも、人間に卵を奪われてしまいますからね。
勿論、銃や爆弾も無い時代に、弓や槍に剣で飛竜の巣から卵を奪ってくるのは危険がいっぱいですが、報酬もいっぱいでしたから、いわゆる「冒険者」的な人が活躍していました。
「竜の巣(ダンジョン)に忍び込んで、奪ってくるのは財宝ではなくて卵」という点がトホホですが、その卵を王様に売れば大金が手に入りますから、結果的に財宝を奪ってくるのと同じです。
>>655
お刺身についてるタンポポ(別名:食用菊)は食べますからね。
それがプラスチック製のタンポポでも、ついいつものクセで箸をつけてしまう事もありましょう。
>>656
ビニールとかプラスチック製品とか。
『動物愛護団体』とか『環境保護団体』が勢い付きますね。
303です。
長らく連絡が途絶えており、申し訳ありません。
その間に震災がありましたが、幸いにも私の方は何事もありませんでした。
今も余震が続く日々ですが、皆様も無事でお過ごしでしょうか。
戦前の軽工業製品で、F世界でも高く売れそうな物は何か無いかと探していましたら、シャープペンシルは日本で実用化されたものだったのですね。
発想(発明)は欧米が先にあったようですが、実用製品化は日本がしたと。欧米で開発、実用化された製品だとばかり思っていました。
あの液晶や太陽電池で有名な『SHARP』の社名の由来がシャープペンシル(繰出鉛筆)だったとは、驚きです。
投下が遅れに遅れている本編(東大陸、リンド王国編)の続編の粗筋としては、シャーナ様ちゅっちゅ、リアン様ぺろぺろ……ではなくて、
『皇国&リンド王国の同盟軍と、東大陸への皇国勢力進出に敵対的な同盟諸国軍による、東大陸の覇権を賭けた最終決戦!(煽り文句)』
というような方向になりそうです。
徹夜明けの不思議な万能感を伴った時間に、本当にシャーナ様ちゅっちゅ、リアン様ぺろぺろ話を書いちゃって後悔して慌てて削除したのは黒歴史です。
リンド王国を完膚なきまでに叩き潰した皇国と、敵対する道をわざわざ選ぶ馬鹿が居るのか?
という思いは自分の中でも強く、『どうしたら戦争状態に持って行けるだろうか』と悩んだ末の、無理矢理で強引な回答を用意しました。
内在的な対立関係を“戦争という名の外科手術”で取り除いてからでないと、皇国やリンド王国が平和裏に発展していけないから、相手にはその人身御供となってもらいます。
『戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもない』
むしろ“圧倒的な皇国軍と知りつつも、戦わざるを得ない不合理”は、神ならぬ人間が行う政治的活動としては、逆に有り得るんじゃね?
……的な。
『近代兵器無双』を続けるために新たな敵を作るという、長期連載にありがちな泥沼に嵌り込んでいる気がしないでも無いのですが……。
ですが本日は、あまり大勢の人が死ぬような重い話を投下せず、軽めの短編投下をさせて頂きます。
本編の続きは執筆の進捗具合と、現実の国内情勢の落ち着きを見ておいおい……。
583 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/04/30(土) 10:06:51 ID:Ou.MJ1xs0
>>461
人工衛星と弾道ミサイル。ゼロから開発する場合の難易度的には、どっちもどっちと考えています。
人工衛星を上空300km以上の場所に投入するとか、38万km以上離れた月に送るとかは、それはそれで大変です。
ある意味、全力で振りかぶりながら一発で針に糸を通すような正確さが要求されますね。
恐らく、初期は軌道に10kg程度の“人工衛星”を投入するだけでも凄まじい努力が必要で、快挙になるでしょう。
その後は、気象衛星、通信衛星、地上監視衛星、天体探査衛星
等々、実用的な人工衛星開発を進める事になるでしょうね。
しかし、この場合はロケット本体も人工衛星も、無事に地球に着地する事まで考えなくて良いわけです。
月に着地して、石や砂を採取して持って帰ってくる。となると別ですが、そうでないなら使い捨てで構わない。
対して、弾道ミサイルは地球の引力を離脱する必要はない(離脱しちゃったら駄目)ですが、
正確な誘導システムという面では仰るとおり人工衛星を軌道に投入するのと同等の正確さが必要で、
さらに皇国本土から“モスクワ”や“F世界の東西両大陸”を射程に収めるなら上空数百km以上の
高度になりますので、そこから核弾頭を保護して再突入するためのシステムが別途必要になります。
核弾頭自体の小型軽量化も合わせて行わねばなりません。
大型戦略爆撃機であれば重量5500kgの核爆弾が運べても、弾道弾に搭載するには大き過ぎ重過ぎるでしょうからね。
最低でもその1/10の550kg程度には小型化してくれないと、とても打ち上がらないです。
仰るように皇国@F世界では「人工衛星を用いた宇宙開発の研究から、総合的に弾道弾開発に結び付く」という順序の方が自然かなと。
最初から本腰を入れて弾道弾開発に邁進するというより、「今までの宇宙開発の技術を応用すれば、弾道弾造れなくね?」みたいな感じでゆるゆると。
実用的な大陸間弾道弾が出来上がるとして、早くても昭和50年代以降。もしかしたら平成以降ではないかなぁ。と、個人的には考えています。
しかも、地中深くのミサイルサイロとか潜水艦発射型の“実戦的”なものではなく、普通のロケット発射台からゆったり燃料を注入する即応性ゼロタイプ。
今の日本の宇宙開発技術は素晴らしいですが、それもアメリカという大先輩あってのものですからね。
何から何まで全部、独力で開発せねばならない皇国とすると、実用的なモノが出来上がるまでにどれ程の予算と時間、そして何より重要な人材が必要か、見当も付かないです。
F世界の17世紀中(今は16世紀半ば)には有人月面着陸が為されるだろうか!?
>>462
>>472
確認しました。ありがとうございます。
特にこちらで第何話と数字を入れていませんでしたが、上手くまとめて頂けて感謝です。
題名が『皇国召喚 ~壬午の大転移~』に正式決定するまで2年弱……決めてから投下するべきでしたね。
まとめて頂いて、改めて読み返してみると、設定とか文章技量云々以前に、やっぱり誤字や計算間違いがありました。
「これは明らかに、誰が読んでも誤字だと解る誤字だろう」というのもありましたが、固有名詞の名前間違いや、数値の計算間違いとかの部分は、書いた本人(=私です)しか気付かないでしょうし、おいおい訂正の投稿もします。
> 皆様へ
ところで、モブキャラではない名前ありキャラもちょこちょこ出しているのですが、F世界側のキャラの過去話。
つまり皇国がF世界に来る前の、完全にF世界だけで完結していた頃の話を掘り下げて投下するのは、ありでしょうか?
そうすると「現代軍 対 異世界軍」ではなく、完全な「異世界戦記」になってしまう訳で。
本編は本編として投下するにしても、外伝だけで結構な量になってしまったら、投下する場所が違うんじゃね? と。
導入部分でのイルフェス軍対ライランス軍とか、エレーナ殿下の閲兵式とか、あるいはF世界の神話とか。
今までも「F世界のみの話で皇国は関わらない」ものは投下させて頂いていましたが、
あまり本格的にやるとスレ違いという思いもあり、掘り下げ過ぎないようにしてきたつもりです。
が、どうもF世界側キャラの描写が淡白で表面的になりがちな気がして、悩んでおります。
OKかNGか。
OKだとすればこちらに投下して良いのか、別のスレにすべきか、お答え頂けると幸いです。
OKが出たからすぐに投下。という準備は無いですが、今後の布石の確認です。
返答なしは投下NGと受け取りますので、何も返事が無くても勝手に投下はしません。
586 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/04/30(土) 10:16:16 ID:Ou.MJ1xs0
投下終了です。
カエル肉は食べた事あるんですけれど、トカゲ肉とか爬虫類は食べた事ありません。
実は美味しいのかもしれませんが、美味な恐竜ってのも何かイメージが違うので、こんなお話になりました。
でも、恐竜は鳥類の祖先で、鳥肉は鶏に限らず世界的に食べられるんだから、飛竜だって……。
647 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:31:02 ID:92WtQ5K60
最近、投稿に間が空いてしまいすみません。
地震とか関係無く、五月病(?)がだらだら続いている感じで、高速道路の用地買収とか基礎工事は進んでいるけれど、道路が建設されないまま柱だけ立っている状態です。
まとめをされる方も精力的に活動してくださっている所、本編が進まず申し訳ありません。
以下、皆様の感想に対するレスです。
F世界から海竜肉を恵んでもらった皇国は、お礼参りに「くさや」や「納豆」を広めてあげましょう!
一応、303世界における飛竜は「ドラゴン」や「ワイバーン」という名前ではない。
という主張はしておきます(笑)
今までも頻繁に登場していた軍用飛竜は「ラントサルス」という名前で、他にも軍用ではない飛竜種は野生でも存在します。
軍用飛竜は成人男性二人分。凡そ150kgの荷物を背負って飛べるけれど、そうでない民生飛竜は70kgくらいが精々で、航続距離は短いし飛翔高度も低いです。
飛竜類は殆どが肉食なので、食用に飼育するとなると「飛竜の餌となる家畜(羊とか)」をまず育てる必要があり、「飛竜肉1kgを生産するのに必要な餌と水の量」とか、半端無さそう。
実際、列強国が軍の維持で最も苦労しているのが飛竜の飼育で、特に陸軍からは『大砲を積んだ海軍の戦列艦より、擲弾を積んだ空軍の飛竜の方が高価』とか、爆弾を落とされる恨みも込めて言われたりしています。
列強国でなければ纏まった数の軍用飛竜を飼育出来ませんし、多数の飛竜を飼育出来るから列強国と呼ばれる側面も多分にあります。
そこまでして育てても牛肉や豚肉の方が美味しいだろうから、養殖飛竜も超高級な珍味にしかなれないでしょうね。
神賜島開拓が進んで、無駄や贅沢も許されるようになったらともかく、そうでない時期に飛竜を食用に飼育とか資源的にマイナスですから、やらないでしょうし。
野生種だと、上空から緩降下して果実の成る木を枝や葉ごとごっそり持って行く雑食の奴とか、害獣指定されてますから皇国が駆逐して肉を貰うとか……『りんごで育てた飛竜肉』みたいなブランド竜になるかなぁ。
どちらにせよ「野生のを獲って来る」事に意味があるので、わざわざ育ててまで食べようと思う人は、F世界でも居ないかと。
畜産をするメリットは定住地での安定供給ですが、そのためのコストがあまりに高かったら、安定も何も無いでしょうし。
食用として家畜化するなら、草食の地竜(戦竜の仲間)系列が良さそうですが、人間の手が大いに入っている飛竜と地竜は
一、野生種の種類はともかく、絶対数が少ない。種の丸ごと絶滅危惧種の宝庫。
二、F世界で飼育されている竜類は全て労役用で、食用として家畜化されていない。
のです。
宗教的に竜を食ってはいけないような戒律はありませんが、食うために竜を育てるのはあまりに馬鹿らしいので、やらないだけ。
事故で怪我して、治る見込みの無い竜を殺処分する過程で食肉にするとか、その程度が関の山。
で、竜類が全体的に絶滅の危機に瀕しているのは、餌となる動植物を人間が自分達の(食糧や燃料にする)ために囲ってしまって、特にガタイの大きい竜にとっては辛い状況なのです。
ネズミやイヌくらいの大きさの小型の竜なら、食べる量も少ないので深刻度も少ないですが、一度に数十kgとか食べる大型の野生の竜には寒い時代です。
だから、人間が容易に立ち入れない海にいる在来種(海竜)が、最も多く生き残ってます。
ただF世界の人にとっても、海竜肉の日干しは美味しいから好きで食べるというより、海辺の町や村で補助食や保存食として食べるものです。
幾ら安全性が科学的に証明されても、一般人にとって未知の動物の肉というのは生理的に嫌悪感とか恐怖感が先立つ
と思うので、そういう心理的なマイナス作用も皇国人の感じる“肉の不味さ”に一役買っているかも知れません。
649 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:32:53 ID:92WtQ5K60
皇国転移前のF世界の話の件は、積極的な否定は無さそうですが、もう少し様子を見ます。
あくまで本編の外伝として扱うのか、独立した一つの物語として扱うのかでも違ってくると思うので。
どちらにせよ今すぐ投下という事はないので、ご意見があればいつでも書き込んで下さるとありがたいです。
ただ、試しに掌編(本編の10年程前のリンド王国)を一編書いてみたのですが……。
『皇国では(皇国の元世界では)~~だが、この世界では~~だ』という感じの
説明のやり方が使えないのが、こんなに大きな足枷になるとは、思っていませんでした。
「ああ、これが純粋なハイファンジーの難しさか」と実感致すると共に、自分の技量の無さに凹む事に……。
『現代の高校生が召喚される』物語や、この場の『自衛隊が召喚されたました』系の物語を
私は『異世界迷い込み型』と勝手に呼んでいる(定義された文学用語は無い筈)のですが、
つまり現代の私達や、それに近い現実世界の人の目を通して異世界を物語れる訳です。
これは作者にも読者にも、異世界の理解に易しい。
しかし、『異世界完結型』だと、そういう表現が出来ない。
当たり前の事を殊更に書くと、それは当たり前の事ではなくなります。
15歳くらいの少年少女が酒を飲んで煙草を吸うのが当たり前の世界で、
16歳の女の子が酒場でぶつくさやっていても、その世界の人にとっては
日常的な当たり前の、殊更に取り上げる必要の無い光景です。
「ああ、あいつまた酔ってら。酒癖が悪くなければ可愛いのに」という反応は出てきても、
「未成年が飲酒とはけしからん。店から追い出せ!」なんて反応は当然、出て来ません。
そもそも15歳くらいなら、その世界では「成人している」と見られるかも知れないから、
「未成年は飲酒厳禁」だとしても、16歳の女の子なら「成年」だから問題無し。
問題の無い事を、問題のある事のようには表現出来ません。
私達の常識では異質な光景と、対比させて面白がれないんですね。
その架空世界住人にとって、特に面白がるような光景じゃないから。
異世界の日常を淡々と描いて、読者に各々好き勝手に面白がって
もらうのが良いのでしょうけれど、オラにそんな執筆技量無ぇだよ。
私達の常識とは違う“当たり前の事”を、違和感を感じる事なく
“当たり前の事”として表現する難しさに、良い勉強になりました。
自分で設定しておいて何ですが、架空単位とかは、もうどうしていいやらです。
数メートル~数百メートルくらいの距離や、数トンくらいまでの重さなら、
「大人の何歩分の距離」とか「馬何頭分の重さ」とかで凡そ表現出来ますが、広い土地の
面積を説明するのに「北海道くらいの広さ」とは書けないが、かといって「8万平方km」とかも
どうかと思い、しかし「領地の端から端まで、早馬でも2、3日かかる広さ」とか書いても、
端から端までの最短距離(最短時間)は、領地の形状や道路網によってかなり変わるから、
これでは説明不足。「とにかく、何か広い」以上の事を説明してないに等しいですから。
誘惑に負けて、今までのように『カッコ()』でメートル法に換算した数値を併記しちゃったり、結局異世界で完結してないじゃん!
650 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:36:09 ID:92WtQ5K60
>>587
> まるまる太った小型のポッチャリワイバーン
飛んで逃げる事が不可能で、飼育が楽になるかも知れませんね。
ちょっと八重歯が見えてるぽっちゃり幼女の萌え擬人化を想像してしまいましたが、自分は終わってるとつくづく思います。
>>588
> スッポンの親玉みたいな亀もいるんでしょうね
烏賊の親玉みたいのと蟹の親玉みたいのと亀の親玉みたいのが
南海で大決戦したりしても不思議じゃないのがF世界ですから。
でも、人間世界を侵略しに来る娘とかは居ないでゲソ。
某『雲の王国』という映画にも出ていたグリプトドンみたいのも居ます。
「甲殻獣」という非常に硬い外骨格の大型獣とか、その甲殻を加工して鎧として利用している部隊もあります。
現代では甲殻獣も少なくなって、鎧の材料としては高価過ぎるので、見た目重視の儀仗隊くらいですけれど。
>>589
愛玩用の竜に皇国風の名前を付けると、どんな名前になるでしょうね。
少なくとも「ポチ」とか「タマ」は無い。
竜だから中国風という事で、「ロンロン(龍々)」とかそういう感じでしょうか。
上野動物園の人気者は、笹の葉ではなく獣肉をモリモリ食う飛竜。
檻の中の飛竜は殆どカロリー消費しないから、食う寝る食う寝る
だけの毎日で、食事制限させないと自動的にぽっちゃりしそう。
F世界の人に、こんな堕落した飛竜はとても見せられない!
特にエレーナ殿下とかに見せたら、園長が斬り殺されそうです。
>>590
皇国「海竜や鯨を守れと? ならば我等の前に立ち塞がってみよ! その場合、貴公らの命は保障しかねるが」
こんな感じですかね。
法に則って行う正規の漁や捕獲を批判され、それを違法行為で妨害する
輩を相手に、放水銃とかカラーボール程度では済まさないでしょう。
史実の占守型のような海防艦くらいは平気で派遣しそうです。
カラーボールではなく、本物の血で赤くなるでしょう。
>>591
南米のワニっぽい魚って何だろう……鯱みたいのでしょうか? 怖い怖い。
鮟鱇とか、見た目がグロくても人気の料理はあるので、見た目も味も悪いというのは分かりやすい駄目さですね。
>>592
和やかではなさそうですね。
食べている本人より、見ている方が先に倒れちゃったりして。
651 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:37:15 ID:92WtQ5K60
>>593
>>594
> 消化剤も一緒に出されたんでしょうかね?
勿論です!
……でも、お高いんでしょう?
はい! 官庁の食堂では、食前薬と食後の消化薬と口を洗うための
緑茶(おかわり自由)が付いて2円50銭と、大変お高くなっております!
皆、そんな物より20銭のお蕎麦を食べたいけれど、「苦労は買ってでもしろ」を実践してるんです。
その後、苦行を脱したい一心で頑張った官吏の皆様の努力で別の利用法を実用化したり、
食肉輸出の販路が開拓されたり、皇国陸軍が飛竜部隊を創設して、その飼育用に
海竜肉を使用するようになると、皇国内地で食用になる海竜は殆ど無くなりました。
内地の海竜だと、水族館での展示用が人気です。
家族連れが多いですが、若者のデェトスポットでもありますので、水族館の食堂が
面白半分に海竜カレーをメニューに出してみると、不思議な事に売れるんです。
冷や汗をかきながら「俺は大盛を完食したぜ!」「甘いわね。私なんて特盛よ!」と、
我慢大会みたいな事をする若者達は、その後の時代に海竜肉が美味しくなってくるのが
とても残念で淋しかったようで、人間心理は複雑怪奇。
対して「青春の味が海竜カレーとか、どんだけwww」というのが、昭和後半や
平成生まれ(転移後第二、第三世代)の若者の、年寄り(転移前世代、転移後第一世代)を見る目でしょうか。
> 海竜カレーを作らされた大膳課の心労は凄まじかったでしょうねぇ。
良くも悪くも真面目で実直な人だから、毒入りでもなければ「出されたものは残さず食べる」が当然。
しかも自分で食べると言い出したものだから、吐きそうになっても我慢して完食したでしょうね……。
ちなみに、毎週土曜日が“その日”だった海軍の船乗りは、
陛下も召し上がったのだから次は自分達かと戦々恐々でしたが、杞憂に終わりました。
天皇が自ら試食して、その上で「嫌がる臣民に食べさすのは止めよう」と言った訳です。
あらゆる意味で誰も反論の出来ない形で悪夢を収束させてくれたんです(涙)
> 一週間待ってください。本当の海竜カレーをお見せしますよ。
『究極 対 至高』の海竜カレー対決。勝敗の判定はどっちが臭くて不味いか。
『狂極 対 至狂』という感じで、「素材の味をそのまま生かした海竜の肝の刺身」とか出されそう。
もう罰ゲームというか、我慢大会というか、ゲテモノ食いの晩餐会ですね。
>>595
オーストラリアだと野生のカンガルーを食べるという話も聞きます。
コアラはどうだったか知りませんが……見た目は美味しそうじゃない。
ワニは、日本でいう大量発生する野鳥(都市部のカラスとか)みたいなもので、駆除のついでに食べてるのでは?
>>596
ちゃんと飼育されて調理された羊肉は美味しいですよ!
好き嫌いはあるでしょうが、比べ方によっては牛肉より美味しいです。
羊肉の焼肉(ジンギスカン)とか、あっさりしていて胃に優しいです。
そのせいで食べ過ぎちゃって、牛肉より低カロリーの分を帳消しに。
それを海竜肉(海トカゲ)なんかと比べるなんて……。
>>597
銀座とか浅草、日比谷あたりの有名な洋食店のシェフとかかも知れませんよ。
>>598
肥料も良いですが、畜産用の飼料ですか。
現代の「大豆(遺伝子組み換えでない)」表示のように「牛肉(海竜の肉骨粉不使用)」を売り文句にするブランド牛とかも出てきそうです。
652 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/06/12(日) 17:38:21 ID:92WtQ5K60
>>599
>>600
>>601
結局は調理方法の問題に行き着きますね。
今の段階では、カレー粉という力技で調理法の不備を覆い隠してるだけですから。
>>602
人間って、雑食性の動物の中では“良い餌”を食べている動物だと思うんですが、そうするヒトの肉は美味しいかも!?
まあ肉食を好むサルな上に現代人は偏食なので、他の草食のサルより逆に不味いという可能性も考えられますが。
こればっかりは、さすがに試食してみるという事は出来ませんから、謎は謎なままにしておくべきか。
海竜の餌が海豚や鯨と全く同じという訳でもありません。
海竜にも小型から大型まで種類がありますが、大型になると被る部分が多いんです。
獰猛でシャチやサメなんかと喧嘩する海竜だって居ますし、他の普通の魚と喧嘩する海竜も、
海草を主に食べる海竜も居るし、ヒトデやウニのような棘皮動物を主に食べる海竜も居ます。
草食系海竜は味的にはまだしも良いんですが、取れる肉の量が少ないので、たまたま漁船の網に
引っ掛かったとかでなければ、貴重な燃料を使ってまで獲りに行こうとはしないだけです。
皇国は大物狙いなのです。
初期の皇国は、「海竜は水棲爬虫類」という“事実”に足を引っ張られます。
「爬虫類。つまり魚類ではない動物」であるから「解体や食用の方法論も、既知の動物と同じ」と考えていたんですよ。
でも、それが通用しなかったので、通用するまでの“その場凌ぎ”にカレー粉を使ったのです。
>>603
髭鯨なんかが「海水と一緒に餌を飲み込んで、餌以外は濾して海水ごと捨てる」なら、
海竜は「海水と一緒に餌を飲み込んで、何か混ざった他の生き物とかゴミも気にせず食う」という感じの“悪食”ではあります。
>>604
皇国から見た新種(この世界全体で新種とは限らない)の海洋生物との遭遇は、日常の事です。
海竜はその典型例ですが、ダイオウイカよりさらに巨大な“テイオウイカ”とでも言えそうなのも。
いわゆる凶暴なクラーケンの類ですが、船団の航路が危険な程に大量に棲息はしていません。
海軍艦艇なら爆雷で始末出来ます。爆雷なら即死させられなくても気絶はさせられます。
未知の動植物が数多くとも、諸事情によりアブラクラゲは居ません。
でもオーランチオキトリウムのような藻類は、将来もしかしたら……。
>>617
とあるお笑い番組――
A「罰ゲームの海竜の刺身? 俺は絶対食わないからな!」
B「じゃあ仕方が無いな。俺が食おう」
C「いや、ここは俺が……」
A「だったら俺が食うよ!」
B&C「どうぞどうぞ!」
――こういう事ですよね?
>>622
柿の葉寿司みたいなのも、あらかじめ剥いておかないと葉っぱごとバリバリ行かれたんでしょうかね。
しかし、国内ならそういう事前準備も出来ましょうが、海外の王室等に訪問した時、
洋式料理でも同じように「皿の上のものは全部食べる」を実践されて、
本来食べる物ではない彩りのための花とかも、もしや……。
>>623
昭和の終わり近くには、海竜の調理法も確立されてますから、ちゃんと下ごしらえした海竜肉で
カツレツとか野菜と一緒に鍋で煮込む(海竜のほうとう風)とか、そういう食べ方もされたかもしれません。
>>625
昭和天皇が若い頃に御所のあった吹上御苑の事でしょうか。
航空写真で見ても、都心とは思えない濃い緑色の“原生林”ですね。
都心というか東京都内でも珍しい植物が自生している上、ここが都心の
ヒートアイランド現象を抑えているらしいですから、そういう意味でも昭和天皇の遺産ですね。
670 :303 ◆CFYEo93rhU:2011/07/12(火) 18:40:29 ID:mmdzjeQo0
お久しぶりです。303です。
猛暑が続いておりますが、皆様も体調にお気をつけ下さい。
晴れの昼間に駅の改札口(屋外)で長時間の待ち合わせとか、愚かな事はお勧めしません。
近くの喫茶店とかファストフード店とかで待ち合わせましょう……。
>>654
海竜の場合、一部は海岸(海辺の陸地)に卵を産むものもありますが、殆どは海底とかF世界の人が近寄れない場所に卵を産みますので、人間が手出しできませんでした。
皇国の捕鯨船(捕竜船?)を持ち出すまでも無く、海竜の生息域に住んでいる小魚とか乱獲したら、それだけで海竜はピンチですね。
F世界にそういう技術が無いから海竜は安全でしたが、では地竜はともかく飛竜は何故人間が飼育できているのか?
古代や中世(F世界における1500年~500年程前)には、飛竜の巣から卵を奪ってきて、それを育てて少しずつ繁殖数を増やしていったのです。
だから、F世界の現代(皇国転移時)に野生のラントサルスは少なくなっています。産んでも産んでも、人間に卵を奪われてしまいますからね。
勿論、銃や爆弾も無い時代に、弓や槍に剣で飛竜の巣から卵を奪ってくるのは危険がいっぱいですが、報酬もいっぱいでしたから、いわゆる「冒険者」的な人が活躍していました。
「竜の巣(ダンジョン)に忍び込んで、奪ってくるのは財宝ではなくて卵」という点がトホホですが、その卵を王様に売れば大金が手に入りますから、結果的に財宝を奪ってくるのと同じです。
>>655
お刺身についてるタンポポ(別名:食用菊)は食べますからね。
それがプラスチック製のタンポポでも、ついいつものクセで箸をつけてしまう事もありましょう。
>>656
ビニールとかプラスチック製品とか。
『動物愛護団体』とか『環境保護団体』が勢い付きますね。