ラスティール・“レッドホット”・グロウヴェイパー

Lasteel=Redhot Glowvapour
【性別】男性 【年齢】27歳 【出身】アメリカ合衆国 ニューヨーク州
【身長】183cm 【体重】78kg
【肌色】やや褐色 【髪色】濃い灰色(能力使用時は毛先が熱した鉄のように赤く染まる) 【瞳色】青
【属性】火、土 中立・悪
【好きなもの】タバコ、酒、ハードロック アッサリしたヤツ、ハデなヤツ、キマッてるヤツ
【苦手なもの】節制、コーヒー、クラシック ウジウジしたヤツ、ジミなヤツ、オレより強い女
【サーヴァント・クラス】アサシン
【真名】タナトス

■人物
聖堂教会に所属する代行者の男性。通称「赤熱のラスティ」。
人目を憚らず世に蔓延る「異端」を消し去る者。元々はフリーランスの傭兵だったが、その暗殺術を買われて聖堂教会へと身を移した。
同じく聖堂教会に属している少女、メグミとは腐れ縁。ラスティールが仕留めた獲物は彼女が処理し、その秘匿性と仕事振りを半ば勝手に報告される。
長身だがやや痩躯、人相は結構悪い。これでも見た目には気を使っているというが、一任務終えた後にはうっすらと無精髭が顔を覗かせてしまうので台無し。
髪は男性としては長髪の部類に入るだろうか。髪を切りに行くヒマも無いので後ろ髪を乱雑に纏めることで対処している。その為、纏められた後ろ髪が犬の尻尾のようだと言われることも。
一応聖堂教会の所属であるため洗礼詠唱も扱える。尤も生粋の代行者ではなく元が傭兵で、扱う武装も近代的なものであったりと「浄化」の格はとても低い。
聖杯戦争ではメグミとバディを組み参加。聖杯戦争を勝ち進むのではなく、伴って引き起こされるであろう「災害」や「戦闘」の痕跡を隠蔽するのが主な任務となる。
尤も、彼の仕事は「異端」の排除…聖杯戦争を進めるにあたって都合の悪い者の暗殺に在り、戦闘後の後始末や諸々のアフターケアはメグミの役割である。
令呪のデザインは「髑髏と鎌を意匠化させたような」模様。彼本人のものと言うよりはサーヴァントであるタナトスの特製に由来するものか。
【一人称】オレ 【二人称】テメェ、アンタ(目上)、苗字で呼び捨て、身体的特徴(「青い」ガキ等)  【三人称】テメェら、クソッタレども

○性格
素行不良。荒っぽい言葉遣いが現すように短気、軽薄な性格。メグミ曰く「そこいらのゴロツキを煮詰めたような男」。
一方で仕事に対しては(愚痴や不満を度々口にするものの)真面目に取り組み、任務遂行までは一切狙撃地点から移動しないなど徹底している。
その汚い言葉遣いや比較的優れた体格、普段の立ち振舞いからは一転、実は気の強い女性や押しの強い女性が苦手。
良くも悪くも暗殺者らしからぬ性格。公私混同が激しい一面もあり、オフのメグミに気安く話しかけた結果上段蹴りを打ち込まれてしまったことも。
アメリカ出身ということで度々汚らしいスラングや罵倒を口にする。こういった素行から、聖堂教会内でも「異端児」として問題扱いされている模様。
老けて見えるがまだ27歳。ギリギリ「お兄さん」の範疇だと言い聞かせていて、「おじさん」「おっさん」と呼ばれることを嫌う。

○動機・サーヴァントへの態度
普段の活躍(と目に余る不良さ)を見出されて聖杯戦争に於ける「情報隠匿係」に抜擢。
頻発するであろう神秘の秘匿を第一とし他組織からの介入も阻止した上で、聖杯戦争を不自由無く成り立たせよというお達しが下る。
初めは「マイナーな儀式だろうし隠匿くらいお手のモンよ」と挑んだがびっくり仰天。オランダの地で行われていた魔術儀式は文字通りの「戦争」だったのだッッ!
「……オイメスガキ。この後始末、どう片付けんだヨ」「まあ、なんとかやってみるっスけど」……凄惨な戦を物語る瓦礫の中で、隠しようも無い光景を眺めつつ二人の尻拭い係は頭を抱えるのであった。
尤も、ラスティの仕事は「排除」という方向での後始末なため幾分気楽。わかりやすく言うと、誤魔化しきれないくらい戦闘の光景を見てしまった人々の「暗殺」。
そういった人々の暗殺は彼のサーヴァントの専売特許。無辜の人々を殺める事に多少気後れしつつも、淡々と「処理」を行っていくのである。
勝ち残れるとは考えていないが、もし聖杯を出来たなら願う望みは「金」一つ。一生遊んで暮らせる金が欲しい!そうすりゃこんな血腥い仕事ともオサラバだ!
まあ聖堂教会に属している以上は彼の手柄=聖堂教会の手柄となり、手にした聖杯は譲渡しなければならないのだが。理不尽。
従えるサーヴァントはアサシン、「タナトス」。
性能面で見てみればとてつもなく噛み合ったスキル・宝具郡だが、如何せん性格面が噛み合わないため振り回されがち。
召喚した直後はタナトスを女性だと認識し鼻の下を伸ばしていた模様。が、直後に向けられた「ゴミに塗れたドブネズミを見るような目」に背筋を冷やし考えを改めた。
以降はタナトスを男でも女でもない「道具」や「人形」として扱う事に。タナトス自身もそれを気に入っていて、不自由ない指示を下すマスターに対し一定の信頼を置いている
性能上、正面切っての戦闘は行わず後処理や証拠隠滅に徹する。宝具を用いて目撃者全員を死に至らしめたり等々。戦闘面ではラスティに軍配が上がるレベル。
死の欲望、即ち人の精神そのものであるタナトスは人の感情に聡く、ラスティの口汚い言葉の裏に隠された真意を即座に読み解いている様子。
「霊体化は嫌いだ」と言って常々彼の側を付いて回るため、暗殺業務に多少支障を来している模様。それでもタナトス本人の意思を無碍にしたくないのか霊体化は滅多にさせない。

○役どころ
聖杯戦争の傷跡、他のサーヴァントたちがさんざん暴れまくって「これヤバくない?神秘発覚しちゃわない?」的な案件の処理に当たる。
原作で言う所の言峰親子(処理面)的役割。謎の大量死が発覚したらガス会社に責任を押し付け、謎のだいばくはつが起こったらガス会社のせいに。怪物?決闘?それもガスの幻覚だ!
メグミが「情報面」や「広報面」での情報処理を行うのに対し、ラスティの場合は物理的な直接処理……上記にあるように、目撃者を手早く始末する役割を担う
勿論目撃者全員を死に至らしめるわけではなく、例えば真っ昼間で情報処理も通用しないような状況等でのみ限定的に使用される。普段は敵対派閥に属する者の排除を担当。
聖杯戦争以外の内通者、魔術協会から派遣されたハイエナ的魔術師達の暗殺等。聖杯戦争に支障を来すような物事を事前に排除するのが彼のお仕事。
が、その仕事内容は思っている以上にハードであるらしく、例え陣地で休息をとっていてもメグミからコールが鳴り響いたりする。どうして昼間に戦闘が起こっているんですか?
キャラクター的にはメグミとのバディ、ラスティとの持ちつ持たれつ振り回されつつな役どころ。イメージ的には時折登場して夫婦漫才を披露する感じのコンビ。
戦っている内に「これ周りとかの被害やべえんじゃねえかな…」となった時にお使い下さい。但しラスティの胃は死ぬ。

○台詞
「ラスティール・“レッドホット”・グロウヴェイパー……人呼んで「赤熱のラスティ」。オレに気安く触ンなよ?火傷するぜ」
「ったく!世話の焼ける連中だなァ……ちったあオレ達の手間も考えろっつーの!」
「ハデにやらかしたモンだ。ああクソ、面倒くせェけどやるしかねえか……Hollyshit!最悪の一日だ」
「あァ?そう簡単に勝ち残れりゃ苦労しねェだろうが。魔術師の決闘ってのはな、そう甘ぇモンじゃねェんだよ」
「お、オジサン……オジサンだと……F*ck!オレァまだ27だ、まだまだギリギリ「お兄さん」なんだっつーの!!!」
「メグ、一先ず第一拡散は防いでおいたぜ。あとはー……あー、この散らばったモンを食い尽くしといてくれ」
「うっせーぞクソガキ!オレにはオレのやり方があるんだヨ!オラ仕事は終わりだ、先に失礼すンぜ」
「オレぁガキに興味はねェ。足りねぇ胸で色気出したって痛々しいだからやめと――――ゴハァッ!?」
「だああうるせぇ!死ねって言われて死ぬわけねえだろうが!次同じ事を口にしたら霊体化させっからな!」
「あ?いや、そもそもテメェはお―――――ウグッ」

○因縁キャラ
メグミ・A・ブラックバレル……腐れ縁。以前は時々任務を共にする程度だったが、今回の聖杯戦争ではバディを組んでいる。何だかんだ言いつつもコンビネーションは抜群。

■来歴
嘗ては魔術師家系であったグロウヴェイパー家の出身。
しかし今となっては魔術刻印が慣例的に受け継がれているのみで、魔術を学ぶ事もなければ継承する事も無かった。
言わば「生きた屍」の家系。家計も苦しく、ラスティが生まれた時には既に破綻しかけた状況にあり、物心付く前からのスラム暮らしを余儀なくされてしまう。
希望も無い人生の中、不意に道端の土くれを弄って遊んでいると前触れもなく唐突に発火。初めは驚いたラスティだが、好奇心旺盛だった彼はそれが「魔術」であると即座に理解。
以降、自身が持つ魔術に興味を抱いた彼は書庫を漁り、独学かつ荒削りながらも十分に魔術師と名乗るに値するほどの知識と実力を身に着けたのであった。
18歳となった後はその魔術を活かせる職場を転々。多くは軍人や傭兵といった軍事関連の職場であり、フリーの暗殺業を営む前から経験を積んでいたのだという。
そんな血と硝煙に塗れた生活を送っていたある日、自宅に現れた神父服の男らに強制拘束。無理矢理連れて行かれた先に待っていたのは……聖堂教会を名乗る男であった。
こうして手厚い聖堂教会の歓迎を受けたラスティは“代行者”として任務に従事。彼の魔術に加えてその短気な性格を例えたアダ名『赤熱のラスティ(ワン・ショット・ラスティ)』はこの時生まれたものである。

■魔術・礼装
大地由来の土を圧縮、火熱で硬化させた塊を研磨し弾として扱う土属性魔術『加火土弾(カグツチ・バレット)』の使用者。
自然により織りなされた神秘の弾丸は主に霊種に対して効果を発揮。勿論サーヴァントに対しても通用する。有効打となるほどでは無いだろうが。
なお土で構築されているため証拠隠滅も用意。目標に命中した後は自然に土へと帰り、凶器を現場から完全に消失させるのである。
彼が暗殺者として名を馳せていたのもこの隠匿性に由来する。また目標を貫通する際、貫通と同時に銃創を「焼き焦がしながら」直進するため出血も皆無。
扱う銃に拘りはなく、その弾の特性から拳銃や狙撃銃、果てには砲弾にまで対応可能。有事の際にはエアガン程度でも一応発射は可能らしい。
この『加火土弾』以外にはこれと言って特筆すべき魔術は持ち得ない。土魔術によるゴーレム生成も学んだが、どうにも性に合わず途中で諦めてしまったようだ。

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最終更新:2016年09月21日 23:02