危険な関係 第9話に戻る
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10.
12月に入って最初の金曜日の午後、ドアを開けようとした時に、
教室の中からかがみの声が聞こえてきた。
「…… ゆたかちゃん」
彼女が口にした名前に、猛烈に嫌な胸騒ぎを覚える。
私は扉を開けるのをやめて、廊下と教室を分かつ窓ガラスの傍にひっついて
聞き耳をたてる。
「でも、お姉ちゃん」
つかさの不安そうな声が聞こえてくる。
「つかさ、アンタだって分かっているでしょ! 」
かがみの声は、焦燥にかられている。
「こなたが離れていったのはね。全てゆたかちゃんが元凶なの! 」
(嘘…… )
ゆーちゃんへの激しい非難に、私の心臓が凍りついた。
教室の中からかがみの声が聞こえてきた。
「…… ゆたかちゃん」
彼女が口にした名前に、猛烈に嫌な胸騒ぎを覚える。
私は扉を開けるのをやめて、廊下と教室を分かつ窓ガラスの傍にひっついて
聞き耳をたてる。
「でも、お姉ちゃん」
つかさの不安そうな声が聞こえてくる。
「つかさ、アンタだって分かっているでしょ! 」
かがみの声は、焦燥にかられている。
「こなたが離れていったのはね。全てゆたかちゃんが元凶なの! 」
(嘘…… )
ゆーちゃんへの激しい非難に、私の心臓が凍りついた。
「ゆたかちゃんはね。旅行から戻ってきてから、ずっとこなたにくっついているの。
あれから、こなたと一緒に昼ごはんも食べられないのよっ」
あれから、こなたと一緒に昼ごはんも食べられないのよっ」
(かがみ…… やめてよ)
氷のような言葉の刃によって、心に無数の傷をつけられる。
「確かに、泉さんと小早川さんが一緒にいることは、周囲の人達に良い影響を与えているとはいえませんね」
(みゆきさんまで何を言うの? )
私は、ひどく狼狽してしまった。
天使のように優しいみゆきさんは、他人を責めるようなコトは滅多に言わないから、
ショックは余計に大きい。
氷のような言葉の刃によって、心に無数の傷をつけられる。
「確かに、泉さんと小早川さんが一緒にいることは、周囲の人達に良い影響を与えているとはいえませんね」
(みゆきさんまで何を言うの? )
私は、ひどく狼狽してしまった。
天使のように優しいみゆきさんは、他人を責めるようなコトは滅多に言わないから、
ショックは余計に大きい。
「どういうこと? ゆきちゃん」
「実は、一昨日から、みなみさんが学校に来ていないのです」
(みなみちゃんが…… 欠席? )
冷や汗が背中を流れ落ちる。
嫉妬にかられて、みなみちゃんを責めまくった記憶が蘇ってくる。
「どうして? 」
「私、気になりまして、昨日、みなみさんの家に伺ったのですが…… 」
みゆきさんは声を潜めてしまったから、この位置からは、はっきりとは聞き取れない。
「ええっ! 」
暫く沈黙が続いてから、かがみとつかさの驚いた声があがった。
みなみちゃんの欠席は、やはり、火曜日の屋上での出来事が原因だった。
「実は、一昨日から、みなみさんが学校に来ていないのです」
(みなみちゃんが…… 欠席? )
冷や汗が背中を流れ落ちる。
嫉妬にかられて、みなみちゃんを責めまくった記憶が蘇ってくる。
「どうして? 」
「私、気になりまして、昨日、みなみさんの家に伺ったのですが…… 」
みゆきさんは声を潜めてしまったから、この位置からは、はっきりとは聞き取れない。
「ええっ! 」
暫く沈黙が続いてから、かがみとつかさの驚いた声があがった。
みなみちゃんの欠席は、やはり、火曜日の屋上での出来事が原因だった。
「ゆたかちゃん。なんてことするのよ! 」
「えっ、おねえちゃん。こなちゃんだって…… 」
みゆきさんは、決して、ゆーちゃんだけを責めていた訳ではなかった。しかし――
「こなたは、ゆたかちゃんに強制されてそんなことをしたのよ」
「えっ、おねえちゃん。こなちゃんだって…… 」
みゆきさんは、決して、ゆーちゃんだけを責めていた訳ではなかった。しかし――
「こなたは、ゆたかちゃんに強制されてそんなことをしたのよ」
「で、でも…… 」
「何よ。こなたが、好んでみなみちゃんに酷いことをしたとでもいうの? 」
「う、ううん。こなちゃんは、そんな事する人じゃないよ…… 」
完全な買いかぶりである。私は、酷いコトしかできない奴なのだ。
「でしょ。だったら、ゆたかちゃんしかいないじゃない」
「何よ。こなたが、好んでみなみちゃんに酷いことをしたとでもいうの? 」
「う、ううん。こなちゃんは、そんな事する人じゃないよ…… 」
完全な買いかぶりである。私は、酷いコトしかできない奴なのだ。
「でしょ。だったら、ゆたかちゃんしかいないじゃない」
かがみの頑固な思い込みに、頭が痛くなってくるが、今はどうすることもできない。
「こなたは優しいから、ゆたかちゃんに引きずられてしまったのに違いないわ」
どういう思考を辿ると、こんなトンデモない結論になってしまうのか、さっぱり分からない。
みなみちゃんの件で責められるべきなのは、ゆーちゃんではなくて私なんだ。
「こなたは優しいから、ゆたかちゃんに引きずられてしまったのに違いないわ」
どういう思考を辿ると、こんなトンデモない結論になってしまうのか、さっぱり分からない。
みなみちゃんの件で責められるべきなのは、ゆーちゃんではなくて私なんだ。
「それにしても…… これからどうすればいいのでしょう」
みゆきさんは、ため息交じりの声を出した。
暫く、沈黙が続いた後…… 口を開いたのはかがみだった。
「もう、普通の手段じゃ駄目だと思う」
かがみが、みゆきとつかさに話した内容は、背筋が震える程に恐ろしい事だった。
みゆきさんは、ため息交じりの声を出した。
暫く、沈黙が続いた後…… 口を開いたのはかがみだった。
「もう、普通の手段じゃ駄目だと思う」
かがみが、みゆきとつかさに話した内容は、背筋が震える程に恐ろしい事だった。
私は、教室の手前でUターンした後、ふらふらと歩いていた。
全部、私が悪いんだ――
僅か一週間で崩壊した人間関係に暗澹となってしまう。
私は3年近くをかけても、砂上の楼閣のような、上辺だけの関係しか築くことができていなかった。
そればかりか、私の存在自体が明らかに周囲の人間にとって不幸をもたらしている。
少なくとも、私がいない方が、かがみも、ゆーちゃんも、みなみちゃんも幸せになれたに違いない。
全部、私が悪いんだ――
僅か一週間で崩壊した人間関係に暗澹となってしまう。
私は3年近くをかけても、砂上の楼閣のような、上辺だけの関係しか築くことができていなかった。
そればかりか、私の存在自体が明らかに周囲の人間にとって不幸をもたらしている。
少なくとも、私がいない方が、かがみも、ゆーちゃんも、みなみちゃんも幸せになれたに違いない。
螺旋状のマイナス思考に嵌りながら、とぼとぼと歩いていくと、前方から、
とても大切にしようとして、結局、道を誤らせてしまった少女が駆け寄ってくる。
「こなたお姉ちゃん! 」
とても大切にしようとして、結局、道を誤らせてしまった少女が駆け寄ってくる。
「こなたお姉ちゃん! 」
「あっ、ゆーちゃん」
(あれっ、おかしいな? )
私の身体に浮遊感が生まれている。
視界が不自然にゆらいで、少しずつ周囲が暗くなっていく。
「お姉ちゃん? 」
私の異変に気づいたゆーちゃんが、飛び込むように走ってきて、崩れかかった
身体を抱きとめてくれた。
(あれっ、おかしいな? )
私の身体に浮遊感が生まれている。
視界が不自然にゆらいで、少しずつ周囲が暗くなっていく。
「お姉ちゃん? 」
私の異変に気づいたゆーちゃんが、飛び込むように走ってきて、崩れかかった
身体を抱きとめてくれた。
「泉さん。大丈夫ですか? 」
瞼を開くと、養護教諭である、天原ふゆき先生が穏やかな顔で私を見つめている。
「お姉ちゃん。起きた? 」
先生の横から、ゆーちゃんも顔をのぞかせた。
「少し過労のようですね」
天原先生は、コップに水を汲んできて、錠剤と一緒に渡してくれる。
瞼を開くと、養護教諭である、天原ふゆき先生が穏やかな顔で私を見つめている。
「お姉ちゃん。起きた? 」
先生の横から、ゆーちゃんも顔をのぞかせた。
「少し過労のようですね」
天原先生は、コップに水を汲んできて、錠剤と一緒に渡してくれる。
「ありがとうございます」
口の中に、水と錠剤を放り込んで深いため息をついた。
「私は、今から席を外しますが、帰る時は、エアコンと電気を消しておいてくださいね」
「は、はい」
ゆーちゃんが返事をすると、白衣姿の天原先生は霞むような微笑を残して去っていった。
口の中に、水と錠剤を放り込んで深いため息をついた。
「私は、今から席を外しますが、帰る時は、エアコンと電気を消しておいてくださいね」
「は、はい」
ゆーちゃんが返事をすると、白衣姿の天原先生は霞むような微笑を残して去っていった。
「お姉ちゃん。どうしたの? 」
二人きりになってから、ゆーちゃんは尋ねてきた。
「え、えっと」
教室でのかがみ達の会話が脳裏に蘇る。
かがみの強烈なゆーちゃんへの非難が、私の内宇宙をぐちゃぐちゃにかき回す。
「あ…… 私…… 」
首を何度も振って、這い上がる悪寒から逃れようとするけど、暗い感情は悪意のある蔦のように、
私を絡め取って離してくれない。
二人きりになってから、ゆーちゃんは尋ねてきた。
「え、えっと」
教室でのかがみ達の会話が脳裏に蘇る。
かがみの強烈なゆーちゃんへの非難が、私の内宇宙をぐちゃぐちゃにかき回す。
「あ…… 私…… 」
首を何度も振って、這い上がる悪寒から逃れようとするけど、暗い感情は悪意のある蔦のように、
私を絡め取って離してくれない。
「ごめんなさい、ごめんなさい、だからっ、もうやめてっ! 」
「こなたお姉ちゃん! 」
ひどく混乱した私に対して、ゆーちゃんは瞳をまっすぐと見つめて言った。
「お姉ちゃん、私がいるから。だから絶対に大丈夫だから! 」
ゆーちゃんは、恐怖に慄いて震えている私を、しっかりと抱きしめた。
彼女の華奢な身体から伝わる仄かな温もりだけが、地獄で苦しむ私にとっての蜘蛛の糸であり、
唯一の救いだった。
「こなたお姉ちゃん! 」
ひどく混乱した私に対して、ゆーちゃんは瞳をまっすぐと見つめて言った。
「お姉ちゃん、私がいるから。だから絶対に大丈夫だから! 」
ゆーちゃんは、恐怖に慄いて震えている私を、しっかりと抱きしめた。
彼女の華奢な身体から伝わる仄かな温もりだけが、地獄で苦しむ私にとっての蜘蛛の糸であり、
唯一の救いだった。
「こなたおねえちゃん。もう苦しまないで」
身体の震えがとまっても、ゆーちゃんは抱きしめ続けてくれていた。
「ありがとう。ゆーちゃん」
私は、微かに表情を緩めて彼女を見上げた。
「あの、お姉ちゃん…… 話してくれるかな。とってもイヤなことだと思うけど」
「そだね」
私は小さく頷くと、教室で聞いてしまった、かがみ達の会話の全てをゆーちゃんに伝えた。
身体の震えがとまっても、ゆーちゃんは抱きしめ続けてくれていた。
「ありがとう。ゆーちゃん」
私は、微かに表情を緩めて彼女を見上げた。
「あの、お姉ちゃん…… 話してくれるかな。とってもイヤなことだと思うけど」
「そだね」
私は小さく頷くと、教室で聞いてしまった、かがみ達の会話の全てをゆーちゃんに伝えた。
「悪いのは全部私だから、ゆーちゃんは気にしなくていいんだよ」
コップに残った水を飲み干しながら、私は静かに言った。
「ううん。お姉ちゃん」
しかし、ゆーちゃんは首を振った。
「お姉ちゃんは悪くなんかないよ」
「ゆーちゃんはとても優しいね。でもね…… みなみちゃんを傷つけたのは、やっぱり、私のせいなんだ」
コップに残った水を飲み干しながら、私は静かに言った。
「ううん。お姉ちゃん」
しかし、ゆーちゃんは首を振った。
「お姉ちゃんは悪くなんかないよ」
「ゆーちゃんはとても優しいね。でもね…… みなみちゃんを傷つけたのは、やっぱり、私のせいなんだ」
「そんなことないよ! 」
ゆーちゃんの激しい口調にどきりとする。
「みなみちゃんの想いの強さに気がつかなかった私がいけないんだよ。
だから、お願いだから、こなたお姉ちゃん。自分を責めないで! 」
ゆーちゃんが瞼に涙をためながら、必死に訴えかけてくる。
「ごめんね。心配かけて…… 」
私はゆーちゃんの髪を撫でながら謝った。
ゆーちゃんの激しい口調にどきりとする。
「みなみちゃんの想いの強さに気がつかなかった私がいけないんだよ。
だから、お願いだから、こなたお姉ちゃん。自分を責めないで! 」
ゆーちゃんが瞼に涙をためながら、必死に訴えかけてくる。
「ごめんね。心配かけて…… 」
私はゆーちゃんの髪を撫でながら謝った。
「みなみちゃんの件は、なんとかするから心配しないで。それと…… 」
ゆーちゃんは私の背中に手を回しながら、言葉を続ける。
「かがみ先輩の話だけど、私に考えがあるの」
「何、かな? 」
ゆーちゃんは、ゆっくりと話し始めた。
ゆーちゃんは私の背中に手を回しながら、言葉を続ける。
「かがみ先輩の話だけど、私に考えがあるの」
「何、かな? 」
ゆーちゃんは、ゆっくりと話し始めた。
「そ…… それは」
あまりにも衝撃的な提案に、私は呆然となる。
「だめ、かな? 」
ゆーちゃんが上目遣いで私を見上げている。
上目遣いは萌えるシチュのはずだけど、今回ばかりは余裕がない。
「だ、だけど…… 」
「お姉ちゃんは深く悩む必要は無いの。罪があるとしたら、全て私が引き受けるから」
ゆーちゃんは全ての責任をとると断言した。そして、何も答えられないでいる私の唇を塞いだ。
あまりにも衝撃的な提案に、私は呆然となる。
「だめ、かな? 」
ゆーちゃんが上目遣いで私を見上げている。
上目遣いは萌えるシチュのはずだけど、今回ばかりは余裕がない。
「だ、だけど…… 」
「お姉ちゃんは深く悩む必要は無いの。罪があるとしたら、全て私が引き受けるから」
ゆーちゃんは全ての責任をとると断言した。そして、何も答えられないでいる私の唇を塞いだ。
「ん…… んむぅ」
最初から、舌を絡ませるディープなキスに、頭がくらくらとなる。
「んくぅ、くちゅ、んっ」
小さな喘ぎをもらしながら、ゆーちゃんは覆いかぶさるようにして、私を押し倒してしまう。
「ん…… んふぅ、んあっ、くうん」
ゆーちゃんが、早くもスカートの中に手をもぐりこませてくる。
「だ、だめっ、そこはっ…… んんくっ」
最初から、舌を絡ませるディープなキスに、頭がくらくらとなる。
「んくぅ、くちゅ、んっ」
小さな喘ぎをもらしながら、ゆーちゃんは覆いかぶさるようにして、私を押し倒してしまう。
「ん…… んふぅ、んあっ、くうん」
ゆーちゃんが、早くもスカートの中に手をもぐりこませてくる。
「だ、だめっ、そこはっ…… んんくっ」
ここは保健室だ。
いつ、天原先生や他の生徒が来るのか分からない。
私は、下着をいじりはじめたゆーちゃんを押し返そうとするけれど、濃厚な口付けで頭が
くらくらしてしまい、どうにも力を入れることができない。
いつ、天原先生や他の生徒が来るのか分からない。
私は、下着をいじりはじめたゆーちゃんを押し返そうとするけれど、濃厚な口付けで頭が
くらくらしてしまい、どうにも力を入れることができない。
「んはっ、だめっ…… んはぁ」
ようやく唇が離れて、私は大きく息を吐き出した。
「ゆーちゃん。駄目だよ。ホントに見つかっちゃうよ」
私の下着をまさぐっているゆーちゃんに言うけど、彼女は小さく微笑んだまま、
「大丈夫だよ。こなたお姉ちゃん」
と、取り合ってくれない。
ようやく唇が離れて、私は大きく息を吐き出した。
「ゆーちゃん。駄目だよ。ホントに見つかっちゃうよ」
私の下着をまさぐっているゆーちゃんに言うけど、彼女は小さく微笑んだまま、
「大丈夫だよ。こなたお姉ちゃん」
と、取り合ってくれない。
逆に、スリルを楽しむような表情を浮かべながら、私の制服をゆっくりと脱がしていく。
「こなたお姉ちゃんの方が胸、ちょっと大きいんだ」
ゆーちゃんの言葉にゾクゾクしてしまう。
私は、少なくともゆーちゃんに対してはエムなのかもしれない。
制服がはしたなくはだけて、飾り気の無いブラが露になった私を、ゆーちゃんは愉しげに見つめている。
「こなたお姉ちゃんの方が胸、ちょっと大きいんだ」
ゆーちゃんの言葉にゾクゾクしてしまう。
私は、少なくともゆーちゃんに対してはエムなのかもしれない。
制服がはしたなくはだけて、飾り気の無いブラが露になった私を、ゆーちゃんは愉しげに見つめている。
「そ、そんなに見ないでよ」
私は、リズミカルな秘所への愛撫に、吐息まじりの嬌声をあげながら、ゆーちゃんから視線を逸らした。
「恥ずかしがっている、こなたお姉ちゃんって、とても可愛いな」
しかし、ゆーちゃんは悪戯そうに笑うと、私のブラのホックを外してしまう。
私は、リズミカルな秘所への愛撫に、吐息まじりの嬌声をあげながら、ゆーちゃんから視線を逸らした。
「恥ずかしがっている、こなたお姉ちゃんって、とても可愛いな」
しかし、ゆーちゃんは悪戯そうに笑うと、私のブラのホックを外してしまう。
小さな膨らみと、その上に載っている桜色をしった突起が外気に晒される。
同時に、大切な場所から粘性のある液体が溢れて、太ももをぎゅっと閉じてしまう。
「お姉ちゃんは、見られる方が感じちゃうんだね」
ゆーちゃんは、太腿に挟まれた手をもぞもぞと動かしながら、私の耳元に息を吹きかける。
同時に、大切な場所から粘性のある液体が溢れて、太ももをぎゅっと閉じてしまう。
「お姉ちゃんは、見られる方が感じちゃうんだね」
ゆーちゃんは、太腿に挟まれた手をもぞもぞと動かしながら、私の耳元に息を吹きかける。
「ひゃう。だ、だから、ゆーちゃん。もっと…… もっと気持ち良くして」
「クスッ、いいよ。こなたお姉ちゃん」
笑顔で頷いてから、ゆーちゃんは、乳首を吸い始める。
じんわりとした刺激が伝わると同時に、既にぐっしょりと濡れている下着がずり下ろされてしまう。
「ゆーちゃん。そ、それはまずいよっ」
頬を紅く染めながら、下ろされたショーツを元に戻そうとするけれど、手が届かない。
「お姉ちゃん。もう少しじっとしていてね。今―― イカせてあげるから」
ゆーちゃんの指先の動きが次第に速くなった。
「クスッ、いいよ。こなたお姉ちゃん」
笑顔で頷いてから、ゆーちゃんは、乳首を吸い始める。
じんわりとした刺激が伝わると同時に、既にぐっしょりと濡れている下着がずり下ろされてしまう。
「ゆーちゃん。そ、それはまずいよっ」
頬を紅く染めながら、下ろされたショーツを元に戻そうとするけれど、手が届かない。
「お姉ちゃん。もう少しじっとしていてね。今―― イカせてあげるから」
ゆーちゃんの指先の動きが次第に速くなった。
「は、はうぅ、だめ、だめだよ、ゆーちゃん」
割れ目のあたりが焼けるように熱い。
激しい愛撫から逃れようと、身体を何度も捻るけれども、ゆーちゃんの魔手からは、
決して逃れることはできない。
「んんっ、んくぅ、はっ、はあっ、んはっ…… ひゃうん」
リズミカルな嬌声が保健室に響き渡る。
もし天原先生が来たら、どんな顔をするんだろう。
慌てて私達を止めにかかるだろうか? それとも、顔を赤らめながらも、
従姉妹同士の淫らな行為を見続けるのだろうか?
割れ目のあたりが焼けるように熱い。
激しい愛撫から逃れようと、身体を何度も捻るけれども、ゆーちゃんの魔手からは、
決して逃れることはできない。
「んんっ、んくぅ、はっ、はあっ、んはっ…… ひゃうん」
リズミカルな嬌声が保健室に響き渡る。
もし天原先生が来たら、どんな顔をするんだろう。
慌てて私達を止めにかかるだろうか? それとも、顔を赤らめながらも、
従姉妹同士の淫らな行為を見続けるのだろうか?
「ひゃん! 」
考え事をしていると、いきなりアソコを思いっきり抓られて、裏返った声をあげた。
驚いてゆーちゃんを見ると、もともとふっくらとしている頬を、更に膨らませている。
「余所見をしないでね。お姉ちゃん」
ゆーちゃんはとても鋭い。
「ご、ごめん…… ひゃう」
嫉妬したゆーちゃんの指先が、私の謝罪の言葉を待たずに再び動き出す。
リズミカルに動く指によって、私のクリと膣が同時に刺激される。
考え事をしていると、いきなりアソコを思いっきり抓られて、裏返った声をあげた。
驚いてゆーちゃんを見ると、もともとふっくらとしている頬を、更に膨らませている。
「余所見をしないでね。お姉ちゃん」
ゆーちゃんはとても鋭い。
「ご、ごめん…… ひゃう」
嫉妬したゆーちゃんの指先が、私の謝罪の言葉を待たずに再び動き出す。
リズミカルに動く指によって、私のクリと膣が同時に刺激される。
「ん、んはっ、はあっ、はあ、やだ、きもちいい、気持ちイイよお」
立て続けに襲いかかる、あまりにも激しい快楽に、私は、場所を忘れてよがりまくってしまう。
「んんっ、も、もう、だめっ、ゆーちゃん、イクっ、イクから」
疼く身体を何度もよじりながら、私は、何度もはしたない声をあげる。
ゆーちゃんの愛撫は更に速度を増していく。
「だめ、や、やだあ、はあっ、あっ、んはあ、んんっつ」
快楽を少しでも引き伸ばそうと、必死に耐えようとするけれども、限界は急速に近づいてくる。
立て続けに襲いかかる、あまりにも激しい快楽に、私は、場所を忘れてよがりまくってしまう。
「んんっ、も、もう、だめっ、ゆーちゃん、イクっ、イクから」
疼く身体を何度もよじりながら、私は、何度もはしたない声をあげる。
ゆーちゃんの愛撫は更に速度を増していく。
「だめ、や、やだあ、はあっ、あっ、んはあ、んんっつ」
快楽を少しでも引き伸ばそうと、必死に耐えようとするけれども、限界は急速に近づいてくる。
「んはっ、はあっ、も、もう、だめ、あっ、ああっ」
呼吸が浅く、荒くなり、身体と声が細かく震える。
「んん、んあ、んああああっ、んっ、んく、んっつつ、んあああああ! 」
私は、ひときわ大きな絶叫を部屋中に放って、絶頂に達した。
呼吸が浅く、荒くなり、身体と声が細かく震える。
「んん、んあ、んああああっ、んっ、んく、んっつつ、んあああああ! 」
私は、ひときわ大きな絶叫を部屋中に放って、絶頂に達した。
「んはっ、はあっ…… はあっ」
一方的に、愛撫を加えられてイッてしまった。
ゆーちゃんとのエッチは、一回毎に荒々しくなっているような気がする。
一方的に、愛撫を加えられてイッてしまった。
ゆーちゃんとのエッチは、一回毎に荒々しくなっているような気がする。
私は、荒い息をつきながらも、唇はゆーちゃんを求めて動いて、口付けを交わす。
舌は中にいれるけれど、相手をゆっくりと堪能するような優しいキスだ。
「ん…… んふぅ…… ん…… 」
からだの疼きが収まるのを感じてから、ゆーちゃんの唇を離した。
彼女も疲労したのか、額から玉のような汗を浮かべて、息が荒くなっている。
「こなたお姉ちゃん。絶対に離さないからね」
ゆーちゃんは私をぎゅっと抱きしめてから、瞼を閉じて、寝息を立て始めた。
舌は中にいれるけれど、相手をゆっくりと堪能するような優しいキスだ。
「ん…… んふぅ…… ん…… 」
からだの疼きが収まるのを感じてから、ゆーちゃんの唇を離した。
彼女も疲労したのか、額から玉のような汗を浮かべて、息が荒くなっている。
「こなたお姉ちゃん。絶対に離さないからね」
ゆーちゃんは私をぎゅっと抱きしめてから、瞼を閉じて、寝息を立て始めた。
ベッドで暫く仮眠をとった後、私は、ゆーちゃんが出した『提案』に頷いた。
保健室を出ると既に周囲は暗くなっている。
師走に吹く北風の冷たさに身体を震わせながら、校門に向かって歩いていると携帯が鳴った。
ボタンを持つ手が震えている理由は、寒さだけではないはずだ。
師走に吹く北風の冷たさに身体を震わせながら、校門に向かって歩いていると携帯が鳴った。
ボタンを持つ手が震えている理由は、寒さだけではないはずだ。
「もしもし、かがみん? 」
『こなた、どこに行っていたのよ』
「ううん。ちょっと1階にね」
『そ、そう…… それより、明日、暇かしら? 』
「特に用事はないけど? 」
『ちょっと家に来て欲しいの。ゆたかちゃんも一緒に誘いたいのだけど』
「ゆーちゃんなら隣にいるよ」
『だったら、明日の午後に、時間を空けてもらうことができるか、今、聞いてくれるかしら』
「分かった。ちょっと待ってて」
『こなた、どこに行っていたのよ』
「ううん。ちょっと1階にね」
『そ、そう…… それより、明日、暇かしら? 』
「特に用事はないけど? 」
『ちょっと家に来て欲しいの。ゆたかちゃんも一緒に誘いたいのだけど』
「ゆーちゃんなら隣にいるよ」
『だったら、明日の午後に、時間を空けてもらうことができるか、今、聞いてくれるかしら』
「分かった。ちょっと待ってて」
私は、ゆーちゃんに向かって、用件を手短に伝える。
「もちろん行くよ。こなたお姉ちゃん」
ゆーちゃんの表情が引き締まっているのを確認してから答える。
「ゆーちゃんもOKだよ」
『ありがと、それじゃあ、明日の午後1時に私の家に来て』
「了解」
携帯を切って小さなため息をついた。
「もちろん行くよ。こなたお姉ちゃん」
ゆーちゃんの表情が引き締まっているのを確認してから答える。
「ゆーちゃんもOKだよ」
『ありがと、それじゃあ、明日の午後1時に私の家に来て』
「了解」
携帯を切って小さなため息をついた。
これでもう後戻りをすることができない。
背後の扉が重々しく閉まる音を聞きながら、私はゆーちゃんのあどけない顔をみつめた。
視線に気がついたゆーちゃんは小さく微笑んでから、繋いだ掌をぎゅっと握り締めた。
背後の扉が重々しく閉まる音を聞きながら、私はゆーちゃんのあどけない顔をみつめた。
視線に気がついたゆーちゃんは小さく微笑んでから、繋いだ掌をぎゅっと握り締めた。
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危険な関係 第11話へ続く
危険な関係 第11話へ続く
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- ざわ・・・ざわ・・・ -- 名無しさん (2010-03-14 11:13:12)
- かがみの出した提案ってのが気になるな
続編全裸で待ってる -- 名無しさん (2008-04-05 20:40:07)