本源的蓄積、あるいはあらかじめ断たれた生命の根源との関係 - 亀山ゼミwiki（非公式）

本源的蓄積の歴史において歴史的に画期的なものといえば、形成されつつある資本家階級のために校勘として役立つ変革がすべてそうであるが、しかしわけても画期的なのは、人間の大群が突如としてかつ暴力的にその生活維持手段から引き離され、烏のように自由なVogelfrei〔人間社会の拘束から放たれ、そのため法律の保護も奪われた〕プロレタリアとして労働市場に投げ出される瞬間である。農村の生産者である農民からの土地収奪が、この全過程の基礎をなしている。
『資本論』第1巻第7篇 第24章第1節「本源的蓄積の秘密」より