小松和彦『神隠しと日本人』角川ソフィア文庫(1991)
目次
プロローグ
不思議な出来事/異界の消失/神隠し願望/文学作品のなかの「神隠し」/異界に遊ぶ
不思議な出来事/異界の消失/神隠し願望/文学作品のなかの「神隠し」/異界に遊ぶ
第一章 事件としての神隠し
村の失踪事件/帰ってきた失踪者/家出・自殺・神隠し/束の間の失踪
神隠し幻想/狐に化かされる/体験者の証言/「神」に選び出された者
神隠しへのアプローチ
村の失踪事件/帰ってきた失踪者/家出・自殺・神隠し/束の間の失踪
神隠し幻想/狐に化かされる/体験者の証言/「神」に選び出された者
神隠しへのアプローチ
第二章 神隠しにみる約束事
神隠し譚の類型/夕暮れどき/隠れ遊び=隠れん坊/隠れ遊びの約束事
神と人が融け合うとき/鉦・太鼓による捜索の作法/音による異界との交信
神隠し事件の四つのタイプ/やさしい社会のコスモロジー/失踪者の異界報告
天狗信仰/天狗と異界イメージ/人間界と異界の媒介者としての少年
行方不明の娘たち/神隠しの理想型と諦めの儀式
神隠し譚の類型/夕暮れどき/隠れ遊び=隠れん坊/隠れ遊びの約束事
神と人が融け合うとき/鉦・太鼓による捜索の作法/音による異界との交信
神隠し事件の四つのタイプ/やさしい社会のコスモロジー/失踪者の異界報告
天狗信仰/天狗と異界イメージ/人間界と異界の媒介者としての少年
行方不明の娘たち/神隠しの理想型と諦めの儀式
第三章 さまざまな隠し神伝説
民俗社会の異界イメージ/隠し神としての天狗イメージ/天狗信仰の歴史
妖怪から怨霊へ/江戸時代の天狗隠し/狐隠し/幻想の人間社会
狐はなぜ人をだましたがるのか/鬼のイメージ/鬼と天狗/酒呑童子伝説
対抗世界としての鬼の王国/山姥から口裂け女へ/「脂取り」と纐纈城
民俗社会の異界イメージ/隠し神としての天狗イメージ/天狗信仰の歴史
妖怪から怨霊へ/江戸時代の天狗隠し/狐隠し/幻想の人間社会
狐はなぜ人をだましたがるのか/鬼のイメージ/鬼と天狗/酒呑童子伝説
対抗世界としての鬼の王国/山姥から口裂け女へ/「脂取り」と纐纈城
第四章 神隠しとしての異界訪問
浄土=ユートピアとしての異界/夢と異界訪問譚/異界体験談から昔話への変換
異界の時間・人間界の時間/人間と神との交換/「いばら姫」と「浦島太郎」の時間比較
超時間装置「四方四季の庭」/社会復帰する「竜宮童子」/異界イメージの多義性
浄土=ユートピアとしての異界/夢と異界訪問譚/異界体験談から昔話への変換
異界の時間・人間界の時間/人間と神との交換/「いばら姫」と「浦島太郎」の時間比較
超時間装置「四方四季の庭」/社会復帰する「竜宮童子」/異界イメージの多義性
第五章 神隠しとは何か
現代の失踪事件/「神隠し」のヴェールを剥ぐ/人さらいと大袋
人身売買のネットワーク/児肝取り伝承「阿弥陀の胸割」/神隠しの現実隠し
夢が異界へいざなう/神隠しなき時代/社会的な死と再生の物語
現代の失踪事件/「神隠し」のヴェールを剥ぐ/人さらいと大袋
人身売買のネットワーク/児肝取り伝承「阿弥陀の胸割」/神隠しの現実隠し
夢が異界へいざなう/神隠しなき時代/社会的な死と再生の物語