
概要
マスカーニャ(Meowscarada)は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で初登場したポケモン。
パルデア地方の御三家の一匹であるニャオハの最終進化形で、ニャオハがLv.16でニャローテ、ニャローテがLv.36でマスカーニャへ進化する。
分類は「マジシャンポケモン」。
タイプは「くさ・あく」。
タイプは「くさ・あく」。
ニャオハ時代は四足歩行だったが、ニャローテから二足歩行となり、マスカーニャでは仮面をつけた怪盗・奇術師のようなデザインへ変化する。
猫をベースとしながら人型に近い体格、長い手足、マスク状の顔模様、大きな耳、全身を覆う毛などを持っており、ポケモンファンのみならずケモノ・Furry界隈でも非常に知名度が高いポケモンとなっている。
基本情報
| 全国図鑑No. | 908 |
| 分類 | マジシャンポケモン |
| タイプ | くさ/あく |
| 高さ | 1.5m |
| 重さ | 31.2kg |
| 通常特性 | しんりょく |
| 隠れ特性 | へんげんじざい |
| タマゴグループ | 陸上/植物 |
| 性別比 | オス87.5%/メス12.5% |
| 進化 | ニャオハ→ニャローテ→マスカーニャ |
進化
ニャオハがLv.16になるとニャローテへ進化する。
ニャローテがLv.36になるとマスカーニャへ進化する。
パルデア御三家のくさタイプ最終進化であり、同期にはラウドボーン、ウェーニバルが存在する。
デザイン
最大の特徴は、仮面をつけたマジシャンや怪盗を思わせる外見。
首元から伸びた体毛はマントのような形になっており、その内側の毛の反射を利用して花の茎を見えにくくし、花が空中に浮いているように見せる。
その花から花粉を集めて作った「花爆弾」を操り、相手が気を取られた瞬間に爆発させる。
二足歩行の猫型ポケモンではあるが、人間の頭に猫耳を付けただけのいわゆる「ケモミミ」型とは異なり、顔、鼻、口、毛皮、耳、手足まで猫型の特徴を持っている。
このためケモノキャラクターとして扱われることも非常に多い。
性格・生態
プライドが高く、目立ちたがり屋。
さらに繊細な一面もあり、トレーナーへの執着が強い。
トレーナーが他のポケモンをかわいがっていると機嫌を悪くすることもあるとされる。
マジックを得意としており、花爆弾や体毛の反射を利用したトリックで相手を翻弄する。
種族値
| 能力 | 種族値 |
| HP | 76 |
| こうげき | 110 |
| ぼうぎょ | 70 |
| とくこう | 81 |
| とくぼう | 70 |
| すばやさ | 123 |
| 合計 | 530 |
最大の特徴は素早さ123。
攻撃も110と高く、高速物理アタッカー向きの能力配分となっている。
一方で防御・特防はともに70で、耐久力はそれほど高くない。
素早さ123は歴代御三家の最終進化の中でもトップクラスで、ゲッコウガの122をわずかに上回る。
特性
しんりょく
HPが最大HPの3分の1以下になると、くさタイプの技の威力が1.5倍になる。
きあいのタスキなどと組み合わせ、HPを意図的に減らして「トリックフラワー」の火力を上げる戦術にも使われる。
へんげんじざい
隠れ特性。
場に出てから最初に技を使用すると、その技と同じタイプへ変化する。
第9世代では一度場に出ている間に発動するのは1回のみ。
攻撃範囲の広いマスカーニャとの相性がよく、攻撃技のタイプ一致補正を得たり、自身の弱点を変化させたりできる。
専用技
トリックフラワー
タイプ:くさ
分類:物理
威力:70
命中:必中
マスカーニャを象徴する専用技。
細工を仕込んだ花束を相手へ投げつける。
必ず命中し、さらに必ず急所に当たるという非常に珍しい性質を持つ。
急所判定によって相手の能力上昇の一部を無視できるため、耐久を積む相手にも圧力をかけやすい。
タイプ相性
マスカーニャはくさ・あくタイプ。
弱点は、
- ほのお
- こおり
- かくとう
- どく
- ひこう
- フェアリー
- むし
となる。
特に「むし」は4倍弱点となる。
反対に、
- みず
- でんき
- くさ
- じめん
- ゴースト
- あく
などに耐性を持ち、エスパー技は無効。
ただし隠れ特性「へんげんじざい」が発動するとタイプそのものが変化するため、対戦では単純な相性だけでは判断しにくい。
タマゴグループ
タマゴグループは、
- 陸上
- 植物
の2種類。
猫型ポケモンらしく陸上グループに属しつつ、くさタイプ御三家として植物グループにも属している。
御三家共通の性質として性別比はオスが多く、
オス87.5%
メス12.5%
メス12.5%
となっている。
色違い
色違いのマスカーニャも通常色と大きくデザイン自体は変わらないが、一部の色が変化する。
特に首元の襟部分などが通常色とは異なる紫系統の色になる。
全身が極端に別色になるタイプの色違いではないため、通常色と並べると違いが分かりやすい。
ゲームでの性能
マスカーニャは典型的な「高速物理アタッカー」。
素早さ123と攻撃110を生かし、相手より先に行動して攻撃する戦法を得意とする。
さらに、
- トリックフラワー
- はたきおとす
- ふいうち
- とんぼがえり
- じゃれつく
- かわらわり
- トリック
など便利な技を多数覚える。
特に「とんぼがえり」を使えるため、不利な相手から逃げながらダメージを与えられるのが強み。
「はたきおとす」による持ち物妨害、「トリック」によるこだわり系アイテムの押し付け、「ふいうち」による先制攻撃など、単純な高速アタッカー以上に小技が多い。
代表的な型
きあいのタスキ型
性格:
ようき、またはいじっぱり
ようき、またはいじっぱり
努力値例:
こうげき252
すばやさ252
残り4
こうげき252
すばやさ252
残り4
持ち物:
きあいのタスキ
きあいのタスキ
特性:
しんりょく/へんげんじざい
しんりょく/へんげんじざい
技候補:
- トリックフラワー
- はたきおとす
- ふいうち
- とんぼがえり
- ちょうはつ
マスカーニャの基本的な型の一つ。
耐久力の低さをきあいのタスキで補い、最低でも一度行動しやすくする。
しんりょくの場合、タスキでHP1まで耐えた後にトリックフラワーの威力が上昇するため相性がよい。
こだわりスカーフ型
性格:
ようき
ようき
努力値例:
こうげき252
すばやさ252
こうげき252
すばやさ252
持ち物:
こだわりスカーフ
こだわりスカーフ
特性:
へんげんじざい
へんげんじざい
技候補:
- とんぼがえり
- はたきおとす
- トリックフラワー
- じゃれつく
- トリック
元から速いマスカーニャをさらに高速化する型。
「とんぼがえり」で先手を取りながら交代したり、「トリック」でこだわりスカーフを相手へ押し付けたりできる。
先発として採用されることも多い。
こだわりハチマキ型
持ち物:
こだわりハチマキ
こだわりハチマキ
特性:
へんげんじざい
へんげんじざい
高い素早さから高威力の物理技を押し付ける攻撃型。
トリックフラワーやはたきおとす、とんぼがえりなどの火力を直接強化できる。
対策
マスカーニャは素早い反面、耐久種族値は高くない。
弱点も多く、特にむし技は通常状態なら4倍弱点。
ただし「へんげんじざい」でタイプを変えられる可能性があるため、攻撃前に現在のタイプを確認することが重要。
また、きあいのタスキ所持率も高いため、単発の高火力技だけでは倒し切れない場合がある。
先制技やステルスロックなどを利用してタスキを潰すのも対策の一つ。
アニメ『ポケットモンスター』
2023年から放送されているテレビアニメ『ポケットモンスター』では、主人公リコのパートナーポケモンとして非常に重要な立場にある。
元々はリコがセキエイ学園から受け取ったニャオハ。
その後ニャローテへ進化し、さらにマスカーニャへ進化した。
マスカーニャへの進化後もリコの主力・相棒として扱われており、テレビ東京公式サイトでも「リコのパートナー」と明記されている。
花爆弾を利用したトリッキーな戦い方を得意とし、ゲーム版のマジシャンらしさをアニメでも生かしている。
リコのマスカーニャ
アニメ版の個体はメス。
声優はニャオハ・ニャローテ時代から引き続き林原めぐみ。
使用技として、
- マジカルリーフ
- ふいうち
- トリックフラワー
- アクロバット
などを使用する。
リコの最初のパートナーであり、旧シリーズにおける主人公とエースポケモンに近い立場を持つ。
ニャオハ時代から長期間成長が描かれてきたため、単発ゲストとして登場するマスカーニャとは扱いが大きく異なる。
現在のアニメシリーズにおける代表的なポケモンの一匹といえる。
ケモナー界隈でのマスカーニャ
マスカーニャはポケモンファンだけでなく、ケモノ・Furry界隈でも非常に人気が高い。
二足歩行、全身の毛皮、猫型の顔、大きな耳、マズルに近い顔立ち、長い手足、人間に近い仕草など、獣人キャラクターとして扱いやすい特徴が揃っている。
pixivではマスカーニャを題材にしたファンアートが多数投稿され、海外のFurry系投稿サイトe621でも英語名「Meowscarada」のタグで大量の作品が投稿されている。
海外のミームデータベースKnow Your Memeでも、発売前リークの段階から大量のファンアートが作られたことが記録されている。
つまりゲーム発売前から既に、
「ニャオハ、立つな!」
と言われていたら本当に立ち、その結果ケモナー界隈に直撃したポケモンでもある。
「ケモナーではないけどマスカーニャは好き」
マスカーニャ関連では、
「自分はケモナーではないけどマスカーニャは好き」
という形式の発言も定番ネタになっている。
ネット上では「マスカーニャに惹かれた時点でケモナーなのでは?」という冗談まで飛び交う。
実際、SNS検索でも「マスカーニャ」「ケモナー」の組み合わせは頻繁に使用されており、
「他のプレイヤーをケモナーにした」
「マスカーニャなら仕方ない」
「マスカーニャなら仕方ない」
といった冗談も見られる。
もはや画像の中にマスカーニャが一匹いただけで、
「ケモナー案件」
「ケモナーが反応するやつ」
「作者、さてはケモナーだな?」
「ケモナーが反応するやつ」
「作者、さてはケモナーだな?」
とネタにされることすらある。
もちろんマスカーニャが好きだからといって実際にケモナーであるとは限らない。
しかしそれ自体がネタとして成立する程度には、マスカーニャとケモナー文化の結び付きがネット上で強く認識されている。
海外Furry界隈
英語圏では「Meowscarada」の名称で知られる。
ポケモン自体が昔からFurryファンダムとの相性がよく、ルカリオ、レナモンに近い立ち位置で語られることもあるが、マスカーニャも第9世代登場直後から急速にFurryファンアートが増えた。
特に、
- 完全な動物頭
- 二足歩行
- 人間に近い体型
- 猫モチーフ
- 表情を付けやすい
- 公式設定自体がマジシャン
という、二次創作向きの要素が非常に多い。
その結果、普通のポケモンイラストから本格的なFurryアートまで幅広く描かれている。
ミーム
マスカーニャには登場当初から多数のネットミームが存在する。
代表的なのが、
「ニャオハ立つな」
である。
ニャオハ公開当初、そのかわいらしい四足歩行デザインから、
「最終進化でも四足歩行のままでいてほしい」
「二足歩行にならないでくれ」
「二足歩行にならないでくれ」
という声が多数上がった。
しかしニャローテで立ち上がり、最終進化のマスカーニャでは完全な二足歩行の獣人型になった。
結果として「ニャオハ立つな」は逆にマスカーニャを象徴するミームの一つとなった。
さらにマスカーニャのデザインがFurry人気を大きく獲得したことで、
「立った結果、ケモナーが喜んだ」
というオチまで含めて語られることがある。
人気
マスカーニャは第9世代の中でも特にファンアートが多いポケモンの一匹。
ゲームでの性能、デザイン、アニメでの主要キャラクター化が重なり、長期的に露出が続いている。
特に2023年版アニメでリコのニャオハがニャローテ、さらにマスカーニャまで正式に進化したことで、ゲームだけではなくアニメ視聴者にも「リコの相棒」として定着した。
名前の由来
日本語名「マスカーニャ」は、
- マスカレード
- マスク
- マジシャン
- 猫を表す「ニャ」
などを組み合わせた名称と考えられる。
英語名は「Meowscarada」。
「Meow(猫の鳴き声)」と「Masquerade(仮面舞踏会)」などを組み合わせた名称になっている。
関連項目
外部リンク
- ポケットモンスター公式サイト
- テレビ東京『ポケットモンスター』公式サイト
- Pokémon公式Pokédex
- ポケモン徹底攻略
- pixiv
- e621









