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テナ(Mr. “Ant” Tenna)
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kemonowikii
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Mr. “Ant” Tennaの登場と3D化の意味
『DELTARUNE』チャプター3において、テナはシリーズ初となる本格的な3Dキャラクターとして導入された存在である。従来の2Dドット演出から逸脱し、仮想番組の司会者という役割と共に、立体的かつ演出重視のキャラクターとして登場する点は極めて特異である。テナの体躯は全身CGによって構成され、動作・表情・口元の動きなど、従来の「ダークナー」とは異なる表現方法が取られている。
外見的特徴と舞台演出的存在感
テナは古びたブラウン管テレビを思わせる頭部に、カラフルで司会者的なスーツをまとったパフォーマー型の外見をしている。手にはグローブ、靴は大型で黄色の派手な造り。カラーリングは赤・黄・白が中心で、照明映えする舞台的な配色が意識されている。姿勢は直立だが、常に舞台演出に合わせた誇張された身振りをともない、観客の視線を集め続ける構成となっている。
ノリとパフォーマンス重視の性格
性格は明るく調子者で、自らのTVショーを絶対的なエンタメとして扱う姿勢を崩さない。クリスやスージィらを番組の出演者と見なして強引にゲームへ巻き込み、カメラに向かって話しかけたり、効果音と共に進行を誇張したりと、「ショーとしての世界」を押しつけてくる。彼にとって戦いとは演出の一部であり、敵対行為というよりは番組の盛り上がりに必要な役割である。
シリーズにおける革新性と孤独の演出
テナは単なる敵キャラではなく、「忘れられたメディア」そのものであり、記録されず、視聴者に見放された存在として描かれる。彼の登場は『DELTARUNE』における表現の拡張を示すだけでなく、メタ的に「視聴者と情報の断絶」を問いかける構造にもなっている。2Dドットから3Dへの移行、そして視線を求める旧メディアの哀しみが、テナのすべての振る舞いに込められている。
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