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クロスベル戦役 - (2021/11/18 (木) 02:11:47) のソース

*クロスベル戦役
&bold(){クロスベル戦役}(-せんえき)は、[[七耀暦1205年]]に[[エレボニア帝国]]が[[クロスベル自治州]]へ侵攻・占領した軍事行動。
また、[[帝国のクロスベル占領]]後から断続的に続いた[[カルバード共和国]]との一連の軍事衝突も本項において記述する。
これら一連の帝国と共和国との軍事衝突を、帝国側では&bold(){《クロスベル戦線》}とも呼称している。

**概要
[[七耀暦1204年]]12月31日、[[エレボニア帝国]]の内戦《[[十月戦役]]》が[[帝国正規軍]]と[[貴族連合軍]]の停戦の合意という形で終結すると、[[帝国政府]]代表[[ギリアス・オズボーン]]宰相への全面的協力を約束した貴族連合軍総参謀の[[ルーファス・アルバレア]]卿がクロスベル征討の命を受ける。

翌[[七耀暦1205年]]1月初旬、帝国正規軍と貴族連合軍の合同で[[クロスベル征討軍]]が編成され、クロスベル征討軍司令官を拝命したルーファス・アルバレアの下、[[クロスベル自治州]]への再侵攻が行われる。

前年の[[クロスベル事変]]で帝国東部国境の[[ガレリア要塞]]に併設されていた、帝国本土とクロスベルを結ぶ[[ガレリア峡谷]]に架かる橋がクロスベル側によって落とされていた為、帝国軍は飛行戦艦《[[パンタグリュエル]]》を用いた降下作戦を実施。
数百台の[[戦車]]と貴族連合軍の新兵器《[[機甲兵]]》を峡谷を越えたクロスベル側に輸送して、僅か1日でクロスベル自治州全土を占領した。

クロスベル自治州は準軍事的組織として[[クロスベル警備隊]]を保有していたが、警備隊はあくまで軍隊ではない治安維持機構の延長線上の組織であり、規模・装備共に大陸で最高水準を誇る帝国軍に太刀打ち出来る戦力は保持しておらず、侵攻する帝国軍への抵抗は殆ど行われなかった。
《クロスベル事変》の経緯と顛末から、自治州の[[宗主国]]である帝国の再侵攻が時間の問題であり、また、強大な帝国の軍事力の前には無力である事をクロスベル側は認識しており、武力を用いた抵抗で帝国軍と衝突した際の被害を考慮して、自治州政府は無抵抗による降伏を選んだ。

1205年1月14日、[[クロスベル自治州議会]]議長[[ヘンリー・マクダエル]]が自治権を宗主国エレボニア帝国に返上する条約に調印。
以後、クロスベルは&bold(){エレボニア帝国領クロスベル州}となる。

***帝国と共和国の軍事衝突(クロスベル戦線)
帝国による占領後、クロスベルのもう一つの宗主国である[[カルバード共和国]]は、クロスベル駐留帝国軍に匹敵する兵力をもってクロスベルを不当に占領する帝国軍の排除と同州への進駐を目的に軍事行動を起こす。

[[クロスベル州]]東部の[[タングラム丘陵]]にて帝国軍と[[共和国軍]]は幾度となく激突し、当初こそ度々州内部への共和国軍の侵入を許していた帝国軍だが、2月に帝国の内戦終結の立役者である《[[灰色の騎士]]》[[リィン・シュバルツァー]]が[[帝国政府の要請]]によって総督府臨時武官として着任すると、彼の駆ける[[《灰の騎神》ヴァリマール]]の圧倒的な力を得た帝国側の優位が確立する。

共和国側も戦略目標であるクロスベル州の奪還が困難である事を認識した3月以降、両軍の軍事衝突は小規模なものへと変化していった。

七耀暦1205年3月9日、タングラム丘陵に侵攻した共和国軍第2空挺機甲師団《カノープス》が帝国軍[[第九機甲師団]]《シュナイゼル》大隊と交戦し、一時は善戦するものの、[[クロスベル総督府]]の機甲兵部隊《リゼルヴァー》と《灰の騎神》ヴァリマールの参戦によって劣勢となり撤退する。
同日、クロスベル州総督に任命された[[ルーファス・アルバレア]]によって、クロスベル自治州のエレボニア帝国への併合が正式に宣言された。

翌1206年5月頃にはエレボニア帝国とカルバード共和国の関係は停戦状態と認識されている。

**参加兵力
***クロスベル自治州
・[[クロスベル警備隊]]
・[[クロスベル警察]]
いずれも自治州政府の方針から無抵抗で降伏し、その後、一部は帝国の占領に対する抵抗運動を行う。

***エレボニア帝国
・飛行戦艦《[[パンタグリュエル]]》を含む随伴の[[軍用飛行艇]]による空軍[[飛行艦隊]]
・[[第九機甲師団]]を含む数個規模の[[陸軍機甲師団]]
(第九機甲師団《シュナイゼル》大隊)
・[[貴族連合軍]]機甲兵部隊
(クロスベル総督府機甲兵部隊《リゼルヴァー》)
・[[《灰の騎神》ヴァリマール]]

***カルバード共和国
・数個規模の[[共和国軍]][[空挺機甲師団]]
第二空挺機甲師団《カノープス》(1205年3月9日にタングラム丘陵にて帝国軍第九機甲師団《シュナイゼル大隊》と機甲兵部隊《リゼルヴァー》、《灰の騎神》ヴァリマールと交戦)

**&this_page()に関係する人物
***リィン・シュバルツァー
[[トールズ士官学院]]在学中の1205年2月、[[帝国政府]]の要請(オーダー)を受けて、クロスベル戦線に参加。
[[クロスベル総督府]]の臨時武官として[[《灰の騎神》ヴァリマール]]を操縦して、[[カルバード共和国軍]]と交戦した他、[[クロスベル市]]地下の[[ジオフロント]]において帝国への抵抗活動を行なっていた[[ロイド・バニングス]]及び[[リーシャ・マオ]]と交戦。

***ユウナ・クロフォード
[[ユウナ・クロフォード]]とその弟[[ケン]]と妹[[ナナ]]は疎開の為、[[アルモリカ村]]へ[[導力車]]で移動していた道中で[[共和国軍のガンシップ>共和国軍ガンシップ]]の攻撃を受け、乗車していた導力車は破壊された。
大破した車両から逃れた彼女らへ再度攻撃しようとしたガンシップを撃墜したのが、リィン・シュバルツァーが操縦する《灰の騎神ヴァリマール》である。

***カエラ・マクミランとコーディ・マクミランの父
[[カルバード共和国軍]]将校であった[[カエラ・マクミラン]]と[[コーディ・マクミラン]]の父は、クロスベルを巡った帝国との紛争で戦死している。この出来事が影響し、コーディは共和国軍特殊部隊《[[ハーキュリーズ]]》の[[エレボニア帝国]]の[[帝都ヘイムダル]]潜入作戦に志願した。

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