七の至宝 - 英雄伝説 軌跡シリーズ総合Wiki

七の至宝

七の至宝または七至宝（しちしほう、セプト＝テリオン）は、七耀暦以前の古代ゼムリア文明の人々が《空の女神》から授かったとされる七つの超常的な力を有す古代遺物（アーティファクト）である。

概要

数千年前に古代人が《空の女神》より授かった七つの至宝は、『世界の可能性』をそれぞれ異なる方法で利用して”奇蹟”を起こすアーティファクトであった。
ゼムリア大陸世界において”奇蹟”とはすなわち、《空の女神》の権能の領域であり、また女神が”世界を司る”とされる世界において、『世界の可能性』を利用し”奇蹟”を具現するという七の至宝は古代遺物をとは一線を画す超常的存在である。

この至宝の力が失われた時期と時を同じくして、古代ゼムリア文明は《大崩壊》へと至ったとされる。

七は七耀に対応し、それぞれ、火、水、地、風の四属性に上位三属性である時、空、幻を加えた7つを指す。

現時点で5つの至宝について明らかになっている。

焔の至宝《紅い聖櫃》(アークルージュ)

現在のエレボニア帝国の地の人々に授けられた焔を司る至宝。
守護神を象った全高100アージュの巨大な人形であり、抜け殻となった巨像が帝国西部のブリオニア島にて確認できる。

焔の至宝を授かった眷属は数百年の繁栄の後、大地の至宝を授かった眷属と争いを始め、人々の願いを叶える形で至宝同士の戦いが起きる。

大地の至宝ロストゼウムとの衝突の末に融合した結果、鋼の至宝《巨イナル一》となった。

古の盟約により至宝の行く末を見届けていた聖獣はローゼリア。
焔の至宝を授かった眷属の末裔は、現在の《魔女の眷属》である。

水（詳細不明）

現時点において未登場。

大地の至宝《巨の黒槌》(ロストゼウム)

現在のエレボニア帝国の地の人々に授けられたもう一つの至宝。
焔の至宝同様「守護神」を象った全高100アージュの巨大な人形であり、その抜け殻となった姿は現在のノルド高原に存在する。

人々の願いにより、人間同士の争いに力を貸す形で焔の至宝と激突した結果、二つの至宝は融合し《巨イナル一》となった。

女神より遣わされた聖獣はアルグレス。
至宝を授かった眷属の末裔が現在の《地精》の一族である。

風（詳細不明）

現時点において未登場。

刻の至宝《レーギャルンの匣》

ゼムリア大陸の外、大気圏より遥か先の宇宙空間に存在する時を司る至宝。黒い「匣」の形をしている

その力はゼムリア大陸世界を観測し、SiN値という値に応じて世界を大崩壊直後の時代まで巻き戻す『グランドリセット』を引き起こす。
界の軌跡時点で19999回目の世界であり、それだけの回数、世界はやり直されているということになる。

カルバード共和国にて進められていた作戦『スターテイカー計画』改め、『レーヴァテイン計画』はこの至宝の完全破壊による機能停止を目的として進められており、新型AF『エクスキャリバー』はそのために制作された機体である。
計画は実行に移され、反応兵器まで使用し、一度は至宝の破壊に成功するも、零の騎神ゾア=ギルスティンに似た謎の存在によってエクスキャリバーは堕とされ、至宝も復活し、計画は失敗に終わる。

C・エプスタイン博士が作った原型導力器オクト=ゲネシスはこの『グランドリセット』に対抗するために作られており、エプスタイン博士の養女とその血族であるクローデル家の人物が持つ因子と反応し、トリオンタワーと併せることにより機能を増幅し、『グランドリセット』に干渉することが出来る。

空の至宝《輝く環》（オーリ・オール）

《輝く環》　空の軌跡SCより

現在のリベール王国の地の人々に授けられた空を司る至宝。

その力は古代ゼムリア文明時代の空中都市《リベル＝アーク》を維持する為に利用され、至宝にアクセスする端末である《ゴスペル》を介して都市市民に様々な恩恵を与えていた。

しかし、人間の求めるもの全てを実現する至宝によって空中都市の市民は堕落していき、最終的にセレスト・D・アウスレーゼらの組織した至宝への抵抗組織《封印機構》によって、空中都市ごと時間的にも空間的にも封印された。

結社《身喰らう蛇》の《福音計画》によってこの封印が解かれ、空中都市が出現。後に《リベールの異変》と呼ばれる導力停止現象が発生した。
第三使徒ゲオルグ・ワイスマンは手中にした至宝と同化し人類の進化を計ったが、エステル・ブライトら遊撃士協会とその協力者によって打倒され、首謀者ワイスマンは星杯騎士団の守護騎士ケビン・グラハムの手によって滅せられた。
最終的に至宝自体は結社の執行者カンパネルラの手によって《盟主》に献上され、福音計画は完了した。

幻の至宝《虚ろなる神》（デミウルゴス）

《幻の至宝》　碧の軌跡より

現在のクロスベルの地の人々に授けられた至宝。
人間と変わらない高度な知性を有した人型の至宝であったとされ、当初は他の至宝と同様に人々の望みを叶えていた。
しかし、高い知性故に心を持っていたが故に、人間の度し難い欲望とその業に絶望し、至宝自ら消滅した。

至宝の消滅は人々に衝撃と与え、以来1,000年以上もの間歴史の裏側でクロスベルの錬金術師の集団によりその復活を試みられた。
この末裔はIBC（クロスベル国際銀行）創業家であるクロイス家であり、また脈々と至宝を崇めていたのはD∴G教団である。

七の至宝に関連するキャラクター

レグナート（【空】空の聖獣）
ゲオルグ・ワイスマン（【空】結社《身喰らう蛇》使徒第三柱）
セレスト・D・アウスレーゼ（【空】封印機構のリーダー・リベール王家の始祖）
カンパネルラ（【空】結社《身喰らう蛇》執行者）
盟主（【空】結社《身喰らう蛇》の指導者）
ツァイト（【零】幻の聖獣）
マリアベル・クロイス（【零】クロイス家の錬金術師）
キーア（【零】零の巫女）
ローゼリア（【閃】焔の聖獣）
アルグレス（【閃】大地の聖獣）

---

このページに登録されているタグ

• 七の至宝
• 古代遺物