陽溜まりのアニエス
概要
初版本の発売から、初出版は七耀暦1198年前後と推測される。
物語の舞台となったカルバード共和国でも本作は人気の小説作品の一つとして知られ、共和国編「黎の軌跡」に登場するアニエス・クローデルは、物語の主人公アニエスと同じ名前ということもあり、幼少期に両親から買って貰った小説の初版本を大切にしているエピソードから、彼女にとって思い入れの深い作品として語られている。
登場人物
- アニエス(イートン通信社の記者、17歳)
- カゲマル(黒猫)
- エドウィン・アーノルド(イートン通信社の記者、19歳)
- ブランドン(文化面を担当するエドウィンの上司)
- カーリー(イートン通信社の女性記者)
- ロイス(イートン通信社の経済面を担当する記者)
- クレフ(イートン通信社のベテラン記者)
- チャン編集長(イートン通信社の編集長)
- ウェーバーハルト(共和国の大文化人)
- ハクス・モンテニュー(ウェーバーハルトの財産管理人)
- ティセ(モンテニューの娘)
- アニエスの叔父(喫茶店のマスター)
- パデュー爺さん
各巻リスト
巻数 | 題名 |
---|---|
1巻 | 第1回 クリーム色の少女 |
2巻 | 第2回 イートン通信社にて |
3巻 | 第3回 金の瞳 |
4巻 | 第4回 正義の叫び |
5巻 | 第5回 下り坂に風は吹く |
6巻 | 第6回 亀裂 |
7巻 | 第7回 エドウィンの正義 |
8巻 | 第8回 22枚の運命I |
9巻 | 第9回 22枚の運命II |
10巻 | 第10回 女教皇の道 |
11巻 | 第11回 もう叫ぶしかない |
12巻 | 第12回 丘の上の蝕 |
13巻 | 第13回 魔法使い |
14巻 | 最終回 陽溜まりのアニエス |
考察
カゲマルとカゲヨシ
2人のアーノルド
黎の軌跡にて登場したカルバード遊撃士協会の準遊撃士グレイ・アーノルドと、《陽溜まりのアニエス》の登場人物のエドウィン・アーノルドは同じアーノルド姓である。
エドウィンは《陽溜まりのアニエス》作中で”正義”を強調しており、そんな彼に対してアニエスは「記者に向いていない」、「記者を辞めたら再会する」ことを示唆している。
ゼムリア大陸において遊撃士は正しく”正義の味方”であり、また黎の軌跡作中で首都イーディスに遊撃士協会レマン総本部より派遣されたS級遊撃士が準遊撃士グレイの関係者として示唆されている?他、龍萊支部の受付ドルシラがグレイの姓に反応して事情を察している。
軌跡シリーズにおいては作中小説の登場人物が登場する例は多く(カーネリア、賭博師ジャック、赤い月のロゼなど)、イートン通信社を辞めたエドウィンが遊撃士に転職してアニエスと再会した…という物語で語られない結末もあるのかも知れない。
エドウィンは《陽溜まりのアニエス》作中で”正義”を強調しており、そんな彼に対してアニエスは「記者に向いていない」、「記者を辞めたら再会する」ことを示唆している。
ゼムリア大陸において遊撃士は正しく”正義の味方”であり、また黎の軌跡作中で首都イーディスに遊撃士協会レマン総本部より派遣されたS級遊撃士が準遊撃士グレイの関係者として示唆されている?他、龍萊支部の受付ドルシラがグレイの姓に反応して事情を察している。
軌跡シリーズにおいては作中小説の登場人物が登場する例は多く(カーネリア、賭博師ジャック、赤い月のロゼなど)、イートン通信社を辞めたエドウィンが遊撃士に転職してアニエスと再会した…という物語で語られない結末もあるのかも知れない。