SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/属性不明/種族不明/攻撃力2500/守備力2000
(正確なテキスト不明)(エクシーズ召喚の条件不明)
このカードが「SNo.39 希望皇ホープONE」をエクシーズ素材にしている場合、
このカードの攻撃力は、このカードのランク×1000になる。
このカードが攻撃する場合、相手モンスターの効果は無効になる。


漫画版ZEXALの【遊馬vsカイト】戦(2戦目)で初登場したエクシーズモンスター。
墓地の《SNo.39 希望皇ホープONE》を《RUM-シャイニング・フォース》でランクアップすることで召喚されている。
カイトの《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》の効果を無効にし、そのまま戦闘破壊してフィニッシャーになった。



【遊馬&凌牙&カイトvs八雲】戦でも同様の方法で登場。
召喚後すぐ八雲にダイレクトアタックするも、八雲の意識を乗っ取ったe・ラーに《ディスペアー・ストラグル》を発動されたことでフィニッシャーにはなれなかった。
返しのターンにはe・ラーのどうやって手に入れたのかが不可解な《希望皇ホープ・ザ・ライトニング・e・ラー》に攻撃され、その攻撃は《シールド・オブ・ボンズ》の効果で凌いだものの、結局《ストレイン・ニューク》の効果で破壊されている。

その後は凌牙既存の[[ナンバーズ]]を書き換えて創造した《No.37 希望織竜スパイダー・シャーク》の効果によって蘇生させ、カイトが使用。
既存のナンバーズを書き換え(ry《No.38希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》のサポートを受け《ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン・e・ラー》を戦闘破壊するも、《ラスト・グロウン》を発動されたことでまたフィニッシャーにはなれなかった。
逆に凌牙とカイトは、e・ラーにフィニッシュされて退場している。

遊馬のターンには二人とのインスタントな絆を受け継いだ遊馬及びアストラルが使ったタイタニック・ギャラクシーの効果によって、攻撃力が8100までアップ。
それにより三度目の正直勝利を狙ったが、《アンチ・ザ・レイ》によって効果を無効にされたことで攻撃力が2500にまでダウンしたため、またまたフィニッシャーにはなれなかった。*1
しかし、《不屈のチャレンジ》の効果によって攻撃力が5000にまで上がったことで、相打ちという形で《絶望神アンチホープ》の破壊には成功している。
最終的には《輝望道》の効果によって墓地からエクシーズ召喚の素材になり*2後出しジャンケンの権化である《SNo.0 ホープ・ゼアル》のエクシーズ召喚及びその攻撃力のインフレに貢献した。



ラストデュエルとなる【遊馬vsアストラル】戦でも同様の方法で登場。またかよ
《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》を戦闘破壊するも、《スピリット・エクシーズ・スパーク》を発動されたことでやっぱりフィニッシャーになれなかった。

返しのターンには《ナンバーズ・イグジスト》の効果で攻撃力が5600にまで上がった《No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリング》に攻撃されるも、遊馬が《墓地墓地の恨み》を発動したことで返り討ちに成功している。*3
しかし、《No.93 希望皇ホープ・カイザー》の更なる効果の影響で戦闘ダメージは与えられず、更なる更なる効果によって破壊もされてしまったため、結局フィニッシャーにはなれなかった。*4
最終的には《永遠の絆》の効果によってホープの攻撃力のインフレに貢献している。



このように、ホープらしく異様なまでにフィニッシャーになる機会が多いものの、実際にフィニッシャーになったのは1回だけで、その後は露骨にかませ化した不遇の存在である。
キャラクターやカードの使い捨てが甚だしい漫画版ZEXALらしい扱いとも言えるか。

相も変わらず「希望」の名を冠していながら殺意の塊みたいな特徴のない効果を持つが、これだけならまだ[[いつものゼアル]]単なるモンスターと言えた。
しかしこのカードの存在は、OCGにおいて物議をかもすことになる。


OCGにおいて


漫画版ZEXAL8巻の付録カードとしてかなり強化された上で登場。
その詳細は以下の通り。


エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻撃力2500/守備力2000
光属性レベル5モンスター×5
このカードは自分フィールドのランク4の「希望皇ホープ」モンスターの
上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
①:このカードが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時までカードの効果を発動できない。
②:このカードが「希望皇ホープ」モンスターをX素材としている場合、
このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、
このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ5000になる。



毎度お馴染み、重ねるだけでお手軽に召喚できるエクシーズモンスターである。
テキスト上ではこの行いも「エクシーズ召喚」」扱いになっているが、例によってこのカードが正規の方法でエクシーズ召喚されることはまずない。
「X召喚する事もできる」という記述がもはや別の意味に見える。

効果にも問題があり、古代の機械みたいな①の効果はともかくとしても、②の効果は短絡的かつ滅茶苦茶としか言いようがない。
このカードはお手軽にエクシーズ召喚できる《No.39 希望皇ホープ》に重ねるだけでエクシーズ召喚すら必要ないため、いとも簡単に攻撃力5000のモンスターが用意できることになる。
しかも「倍にする」ではなく「5000にする」であるため、弱体化させて倒すといったことはほぼ不可能。
結果として、苦労して召喚した大型モンスターがお手軽に召喚したこのカードにあっさり処理されるという悲劇を生み出すことになっている。

言うまでもなく、カードの性能として求められるのは「条件が厳しい代わりにカードパワーが高いカード」「条件が緩い代わりにカードパワーが低いカード」のどちらかである。
「条件が緩くカードパワーも高いカード」はゲームバランスを壊すカードにしかならず、「条件が厳しくカードパワーも低いカード」は使い道のないカードにしかならない。
加えて、基本的に使い捨てであるこのカードの場合は、バランスの崩壊だけでなくデュエルの作業感も甚だしかった。



当然このようなカードが受け入れられる筈もなく、一時期のOCGではこのカードにかなりのヘイトが向けられていた。
誰もかれもがとりあえずビール感覚でこのカードをエクストラデッキに入れており、デッキの多様化を阻害していたにもかかわらず何故か規制されなかった*5こともまた、ヘイトを強める原因になっていたと言える。

ただ、叩く人間がいればそれに反発する人間も生じるもので、このカードの存在を「必要悪」と擁護する者も存在する。
「大型モンスターに制圧されたらつまらない」ことを根拠にしているが、もちろんそれはそのような状況を想定して対策を立てられないデッキ構築能力の無さに問題がある。
むしろ「つまらない」と言いたくなるのは、苦労して召喚した大型モンスターをお手軽に処理されてしまった方だろう。*6

例によって擁護側にはゼアルをマーキングしたいゼアル信者も含まれているが、これまた例によって「それでいいのかお前らは」という気がしてならない。
というのも、このカードの存在は遊馬先生のエースモンスターである《No.39 希望皇ホープ》の下敷きとしてのイメージを確固たるものにしているのである。
切り札として採用されているならまだしも、実際は相手の切り札を処理するために使い捨てるカードのために使い捨てるカードにしかなっておらず、場合によっては下敷き用のホープを入れることで生じる1枚分のエクストラデッキの圧迫が欠点とか言われる有様。*7

色んな意味で底辺となったホープの扱いは、もはや主人公のエースモンスターとは思えない。遊馬になら相応しい?



ちなみに、扱いが悪い?とされている主人公のエースモンスターは、十代の《E・HERO ネオス》や遊矢の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》も挙げられる。
ネオスは豊富な特殊召喚手段で使い回す過労死のイメージだが、こちらはまだデュエルの主力になるだけマシである。
オッドアイズはペンデュラムゾーンに置かれた直後に置いたプレイヤーが自ら破壊するサーチカードとして扱われることが多いため、ちょっぴり不憫。それでもフィニッシャーとして役目を果たすこともあるが…。
下敷きとして使い捨てにされることの多いホープと違って、オッドアイズはその後のペンデュラム召喚で再利用されることも多いのだが。*8





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最終更新:2023年08月08日 14:22
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*1 実際は効果を無効にしても攻撃力は変わらないため、本来はフィニッシャーになれる

*2 レベルを揃える? 並べる? 何それ?

*3 アニメでの遊馬の成長はブラフによって示されたが、こちらは「墓地に送られたモンスターを覚えていた」ことで示されている。どちらも成長のハードルが異様に低く、逆に遊馬を馬鹿にしているとも言える

*4 なお、デュエル終了後には更なる更なる更なる効果を発動して遊馬のホープを奪っている。もちろんデュエルの決着後に効果を発動することは不可能

*5 「多様化の阻害」はOCGの規制理由の1つである

*6 その大型モンスターを手軽に出していた場合ならともかく

*7 エクストラデッキの枚数は15枚以下でなければならず、お手軽に召喚できるモンスターが爆発的に増えた現在では枠が足らなくなるのが常である

*8 一応ホープも再利用可能だが、エクシーズ素材がないため自壊するデメリットアタッカーになる。下敷きとしての再利用でない限りは他のモンスターを蘇生させるのが無難