エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻撃力2500/守備力2000
レベル4モンスター×2
この
カードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
モンスター1体の攻撃を無効にする事ができる。
遊馬の
エースモンスター。
カード名が「希望」と「ホープ」で重複してしまっているが、これは「
遊戯王ではよくあること」なので気にしない方がいい。
放送終了後のオマケパートではこのことにツッコミを入れられている他、世界に1枚しかない筈のこのカードの英語名が言及されたりもしているが、これは
ゼアル特有の問題なので気にした方がいい。
主人公のエースモンスターの法則通り、攻撃力2500/守備力2000のステータスを持つ。
ただ、他の主人公のエースモンスターと異なりレベルではなくランクで、その数字も小さいが、これに「遊馬のみ主人公としての程度が低い」とかの意味はない筈。
そして過去三作品までは主人公のエースの属性と種族はバラバラだったのだが、遊馬以降は属性や種族が普通に重複してしまっている。
些細なことと言えば些細なことかもしれないが、実際に
ゼアルが様々なたがを外していったことを思うと、結局はこれもその一環でしかなかったのかもしれない。
これと同じことは、「最初のデュエルは1話構成で攻撃力3000のモンスターと対戦する」という法則の崩壊にも見られる。
他のエースモンスターにない特徴としては、「他人に使われることが多い」というのが挙げられる。
常に遊馬の傍にいる
アストラルの他、徳之助、鉄男、ジン等にも使われていた。
過去三作品の主人公のエースモンスターは、本人以外だとパンドラ、ジャック、アキくらいにしか使われていないため、かなり異例と言えるのだが、当の遊馬はそれを完全に忘れてしまっているようだ。
なお、アニメ遊戯王シリーズには、「主人公のエースモンスターは2回目か3回目のデュエルで奪われる」という妙な法則もあったりする。
攻撃名は「ホープ剣スラッシュ」で、攻撃を防ぐ効果名は「ムーンバリア」
5D'sの最終回で流れた新番組予告の字幕では攻撃名が「
ホーケースラッシュ」になっていたが、後のゼアルを鑑みると、これも誤植ではなく小学生レベルのウケ狙いだったのかもしれない。
実際、精神年齢が低い
ゼアル信者にはかなりウケたようで、「遊戯王カードWiki」でも本編とは無関係のこの誤植を記述することに謎の拘りを見せていたりする。
通常は左腰に携えている剣で戦うのだが、攻撃力が倍になった際には右腰の剣も使って二刀流になることもある。
ピンチになるまで
シャイニングドローを使わない遊馬先生を彷彿とさせる舐めプとも言えよう。
また、空気を読むことに定評があり、
スポーツデュエルの時には剣をバットに変えたり、素手の《No.54 反骨の闘士ライオンハート》と戦う際には剣を使わず殴り合ったりと、とてもバラエティ豊か。
これまた遊馬先生同様、とても全力で戦いに挑んでいるようには見えない。
ゼアル本編において
遊馬と
アストラルの邂逅時に飛び散った
ナンバーズの中で唯一手元に残ったカードであり、
シャークとのデュエル中にエクストラデッキに勝手に加えて以降、遊馬の主力として活躍している。
この時には
テキスト等が謎の言語で記されていたのだが、アストラルとの邂逅以降は普通に日本語で記されるようになっており、結局この設定も有耶無耶になった。
人々に不幸をもたらす
ナンバーズが飛び散った後に「希望」の名を冠するこのカードだけが残るというあたり、モチーフは「パンドラの箱」か。
ゼアルで遊戯王ファンが飛び散った後に遊戯王界隈に残ったものが何だったのかを考えると、なんとも皮肉な話である。
2話に初登場して以降ゼアル全編を通して登場しているカードなのだが、例によってこのカードにも謎が多い。
《ブラック・マジシャン》のように「世界に1枚しかないカード」ではないのであれば特別な設定がなくとも問題ないと言えたが、世界に1枚しかないホープは設定の存在だけを匂わせておいてそれが曖昧なまま放置されているため、かなり問題があると言える。
結果として、全編を通して登場しておきながらストーリーとの関わりは非常に薄い。
ぶっちゃけた話、ストーリー的にはモブ同然のただのカードである。
そもそもナンバーズ自体が「特別なカード」かつ「自我を持つカード」の筈なのだが、ペラペラと喋りまくることで小物臭さしかなかった《No.96 ブラック・ミスト》やシャークをたぶらかそうとしていた《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》とは異なり、ホープは人型なのに一切喋らないため、そのキャラクター性も一切不明。
結局ホープがなんだったのかは最後まで分からずじまいだった。
ただ、一応ゼアルスタッフもホープをストーリーに関わらせようとしていたようではある。
実際、作中にはNo.96率いるナンバーズの反乱が起きた際にホープだけがアストラルの味方をするというシーンもあり、ホープのみが持つ特別な設定の存在を感じさせる。
しかし、感じさせただけで何もなく、ナンバーズの反乱も結局謎のままに終わっており、ナンバーズが自我を持つという設定すら、
ゼアルⅡの頃には完全に形骸化してしまっている。
終盤ではエリファスの口から「アストラルとの出会いによって生まれた異物」「オリジナルのナンバーズ」という設定も語られていたのだが、これに関してもその詳細は一切不明。
それどころか、「ナンバーズ39は欠番だったのか?」「39という中途半端な数字でオリジナルってどういうこと?」等の疑問を新たに生じさせており、これよりも後に追加された設定も踏まえると、「オリジナルは《No.100 ヌメロン・ドラゴン》なのでは?」「遊馬とアストラルは元々一人だったのでは?」という矛盾まで生じている。
なんというか、もう滅茶苦茶である。
派生体
他にも、《No.39 希望皇ホープルーツ》《FNo.0 未来皇ホープ》《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》といった派生体が存在し、その多さは最も派生体が多い《E・HERO ネオス》に次ぐほど。
基となるホープは守備的な効果を持つのだが、派生体はほとんど非常に攻撃的な効果を持つという特徴がある。
ホープが自分の希望を守るのに対し、派生体が相手の希望を根絶やしにするといったところか。
利他主義者を装った利己主義者な遊馬に相応しいモンスターと言える。
まぁ、ホープ自体も度々
攻撃力をインフレさせて相手を叩き潰すモンスターであるため、実際は攻撃的ではない存在がいないのだが。
この点はゼアルスタッフも意識していたようで、【遊馬vsナッシュ】戦では完全に遊馬がナッシュの希望を奪う立場になっており、そのネタを重視した結果として生まれた《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》で派生体の命名則を崩壊させてまでいた。
まぁ、ゼアルのストーリーやデュエルであった様々な崩壊に比べれば瑣末なこととも言えてしまうのだが。
名前の話をするなら、《No.39 希望皇ホープルーツ》や《No.99 希望皇龍ホープドラグーン》にも問題があると言える。
前者はその場で創造しておきながら「ルーツ」の名を持つことが、後者はドラゴンなのに「ドラグーン」の名を持つことがおかしい。
まぁ、これも固有名詞がどうこう以前に、そもそもナンバーズの設定自体を崩壊させてしまっているという致命的な問題があるのだが。
ワンパターンの権化
ゼアルのデュエル自体が
ワンパターンでしかないのだが、その問題を語る際に真っ先に槍玉に挙げられるのがこのホープである。
そのワンパターンっぷりは、「ワンパターンと言えばホープ」「ホープと言えばワンパターン」と言っても過言ではないくらい酷く、「
ホープゲー」や「はいはいホープ」と言われるほど。
まず挙げられるのがその召喚回数の多さで、遊馬が行ったデュエルの大半で召喚されている。
デュエルが始まったかと思えばとりあえずホープを出すため、既視感しか生まれていない。
遊馬のエクストラデッキにはホープ以外にも多数のエクシーズモンスターが存在するのだが、それらが使用されることは殆どなく、ホープ召喚の選択がプレイングミスになっていることすらある。
もちろん、これが「ナンバーズを回収することで遊馬のデッキが強化される」という設定の崩壊を招いていることは言うまでもない。
ナンバーズが全て揃った(ことになっていた)ラストデュエルでは、ナンバーズが全て揃ったことを根拠にアストラルが「誰も私には勝てない」とほざくシーンがあるのだが、この時のアストラルも結局ホープしか使わなかった。
ナンバーズに触れた者は呪いとも言える影響を受け狂暴化するのだが、作中で描写されなかったホープの呪いはこれだったのではないだろうか?
召喚時に「ホ~プ!」と自分の名前を叫ぶほど自己主張が激しいホープがかけるに相応しい呪いである。
…………なんか言ってて哀しくなってきた。
もう1つがそのフィニッシャー率の高さで、ホープ及びその派生体はフィニッシャーになることが非常に多い。
遊馬がデュエルを行うとだいたいホープ系統がフィニッシャーになるため、これまたデュエルに既視感しか生まれていない。
もちろん、遊馬のデッキにはホープ以外にもフィニッシャーに相応しいモンスターも存在するのだが、それらがフィニッシャーになることは殆どなく、無理矢理ホープをフィニッシャーにしていることまである。
その自己主張の激しさはとどまることを知らず、デュエル構成上はホープ以外のモンスターがフィニッシャーになっている場合でも、演出上はホープがフィニッシャーになっているようにしか見えないデュエルも存在する。
《ZW-不死鳥弩弓》のようにホープが装備しているモンスターがフィニッシャーになっている場合にこう見えるのは仕方ないとするにしても、何の関係もないモンスターがフィニッシャーになっていた場合にすら同様の例がある。
例えば、【遊馬&Ⅲvs蝉丸】戦でフィニッシャーになったのは《No.6 先史遺産-アトランタル》なのだが、演出上はアトランタルから射出されたホープがフィニッシャーになっているようにしか見えなかった。
しかもこの時には、「ホープ剣・クロス・アトランタル・スラッシュ」とかいう技名まで叫ばれており、完全にメインである。
「遊馬とⅢの友情を合体させた攻撃」とのことだが、実際に合わさったのはホープ師範の自己主張と遊馬先生の自己愛ではなかろうか。
ついでに言うと、【遊馬&ナッシュvsドン・サウザンド】戦でホープがフィニッシャーになる時には、何故か他のホープ派生体5体も登場しており、演出上では全員でフィニッシャーになっていた。
この時にホープの攻撃力が肥大化していた原因は《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》や《No.100 ヌメロン・ドラゴン》の効果を得た影響もあるのだが、それらの貢献を無視して出しゃばるホープ師範の自己主張は流石である。
ついでに言うと、ナッシュのターンであることを無視して攻撃宣言までしちゃう遊馬先生の自己愛も流石としか言えない。
このように上記の通り召喚の多さとホープゲーばかり目が行きがちだが、実は所謂「主人公の切り札」という扱いとして見るとホープは他シリーズには無い特異な扱いがもう一つある。
遊戯王に限らずTCGメディア作品では主人公の切り札はその作品の顔や花形である存在であるため数か月おきか1年ごとに派生形態、所謂パワーアップされパック背景で選ばれることが定番である。
しかしホープの場合、18話登場で2011年10月発売の「ORDER OF CHAOS」収録のホープレイから88話登場で2013年度のスターター収録のホープレイVまでホープレイ登場から2年近く全く強化、派生形態が登場する事がなかった。これ漫画原作があったDM以外のGX以降のアニメ作品でも例がなく十代、遊星、遊矢、遊作の各主人公のエースを見てもここまで空白期間が開くことがなく明らかに異質である。
なおホープレイ・ヴィクトリー収録の4月販売「JUDGMENT OF THE LIGHT」以降、通常パック収録はゼアル放送時期内は特殊な形態のルーツのみで後は最終回直前と
漫画版で大量に登場するというこちらもやたらアンバランスな形式であり、3年目でのNo.96戦以降遊馬のデュエル数が少なくなった事も合わさってそれがより目立っている。
早い話「ホープばかり」というのはホープとその形態ばかりでなく本当にホープとホープレイばかりであったという事である。
再録回数の多さ
ゼアル本編でホープがやらかした問題は前述の通りだが、ホープ師範の自己主張はそんな狭い世界には収まりきらなかったようで、OCGカードとして再録されることも非常に多い。
《No.39 希望皇ホープ》が初登場したのは2011年3月19日発売の「スターターデッキ2011」なのだが、なんと初登場から1年も経たない内に4回も再録されており、これまでで合計7回も再録されている。
スターターデッキに至っては、2011年~2013年の間、つまりゼアル期に発売されたスターターデッキ全てに収録されており、ゼアルの演出同様諄いと言わざるを得ない。
しかも毎度毎度何らかのレアリティが割り振られているため、収録枠潰しだけでなくレア枠潰しの側面まで持っており、もはや完全に「ハズレ」扱いである。
そんな枠潰しを称えられて得た称号が「再録皇」
人は彼を、「再録皇ホープ」と呼ぶ。
そしてこの嘲笑ネタは、とうとう公式からも発信されることになる。
去る2013年9月21日から同年10月20日までの間、2014年1月11日発売の「GOLD SERIES 2014」への収録を望むカードへの投票企画が公式で開催されていたのだが、その際に投票候補として挙げられていた15枚のカードの中に、何故か「再録皇」とまで揶揄されている《No.39 希望皇ホープ》までもが含まれていたのである。
もちろん収録カードとして選ばれることなどなかったのだが、高額カードや絶版カードが候補として並ぶ中で明らかに浮いていたため、嘲笑ネタとしてラインナップされていたことが露骨であった。
そもそもホープはその企画の半年前に5回目の再録を果たしたばかりであり、嘲笑ネタでなければただの嫌がらせである。
公式が非公式ネタで騒ぐネット民と同レベルに成り果てたことを示す例は5D's世代以降度々見られるが、これもその一例と言えよう。
ただ、「GOLD SERIES 2014」の発売から2年後に後続商品として発売された「GOLD PACK 2016」では、3年前の投票で落選した筈のホープが何故か収録されてしまっていたりする。
もしかしたらあの企画は、嘲笑ネタではなく真性
ゼアル信者によるマーキングだったのかもしれない。
実際、ホープは「GOLD SERIES 2014」と同じ年に発売された「THE RARITY COLLECTION」にも再録されており、もはや終焉、いや、執念のようなものを感じる。
ちなみに、「遊戯王カードWiki」ではこの問題について「ZEXAL世代代表に相応しい扱いといえる」などと当時は書かれていた。
「頻繁に再録されていながら高レアリティが保たれており、ノーマルでの収録が一度もない」とも書かれており、どこか自慢げでもある。
現在、この記述は当然だが消されている。
まぁ確かに、ゼアルで散見される諄々しい演出やキラキラエフェクトの多用、そして何よりゼアル信者の迷惑を顧みないマーキングの数々を示しているとは言えるか。
主人公切り札としての人気の無さ
こうした要素が災いしてか、ゼアルを代表する主人公切り札という立場にも関わらず異様に人気が低い。
2019年7月31日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」では歴代通常パックやデッキのカードの中から「IGNITION ASSAULT」1box購入時に配布されるカードを投票して決める企画があった。
遊戯はミラーフォース、十代は超融合、遊星はスタダ、遊矢はズァークで一位を取ったがゼアル期の7~8期で遊馬のホープは1位どころか10位以内にも入れなかった。
ちなみに一位を取れなかったのは遊作も同じなのだがそれでも2位に「ファイアウォール・ドラゴン」と上位にランクイン、他の主人公の切り札やその派生形態もブラマジやレインボーネオスなど1位ではないがランクインしており明らかにホープの人気の無さがうかがえる。なお遊馬のカードでランキングに入ったのは
重要カードでも何でもないガガガガールであった。
一応「7~8期が人気のある5D’sやカイトなど人気キャラとの激戦区」や「ピヨンドや環境で活躍したライトニングなどは集計外の書籍付録」という事情はあったものの散々ネガキャンされかつ同じく激戦区のズァークが一位という事実もあり説得力があまりない。
ゼアル信者の反応
ここまで散々記してきた通りあまりにも酷いため、例によって無理矢理な擁護に伴う問題の悪化と慢性化が見られる。
「ゼアル信者さえいなけりゃゼアルなんてどうでもよくなってる」と主張するアンチも多いのだが、今日も彼らは遊戯王を枯らす不毛な争いに必死になるのだ。
例えば、「遊戯王カードWiki」における《No.39 希望皇ホープ》のページでは、ホープ召喚の選択に伴う多数のプレイングミスの中から【遊馬vsNo.96】戦だけを取り上げてその問題を擁護しており、ぶっ壊れ効果を持つ《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》や《No.92 偽骸神龍Heart-eartH Dragon》を差し置いてホープを蘇生させたプレイングについて、「結果的にこのカードを優先したことが勝因となっている」などと書かれていたりする。
この時点で既に偏向かつ詭弁でしかないのだが、この記述そのものにも欺瞞しかない。
というのも、《ナンバーズ・リターン》を発動した時のアストラルの手札は《エクシーズ・トレジャー》1枚であり、それを使ってホープ専用のカードをシャイニングドローしていたのである。
つまり、「ホープを優先したことが勝因となった」のではなく「ホープを勝因にするための御都合カードを創造したことで勝利した」のであり、その擁護は支離滅裂という他ない。
仮にアストラルが《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》や《No.92 偽骸神龍Heart-eartH Dragon》を蘇生させていたのなら、そいつらを勝因にするための御都合カードを創造するだけ、いや、そいつらを踏み台にしてホープを召喚するための御都合カードを創造するだけだろう。
ついでに言うと、ホープ以外の2体は「蘇生制限」をクリアしていないため、素よりホープしか蘇生できなかった。
こいつがルールを理解していない影響でアニメでは蘇生制限のルールが基本的にないため、実際は蘇生も可能だったのだろうが、それを踏まえてもホープ傾倒の例えとして持ち出すには不適切なデュエルである。
ホープ以外を選択するプレイングの意味を指摘された際には、蘇生制限を言い訳にして逃げるつもりだったのだろうか?
ちなみに、シャイニングドローとかいう論外なものを抜きにした場合、ホープの蘇生は明確なプレイングミスである。
一応、No.96のフィールドには伏せカードが2枚あったため、プレイングミスであるかどうかは結果論でもあるのだが、「ホープを蘇生させる選択をミスにしないためには御都合カードのドローが必要」であることは疑いようがない。
実際、《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》を蘇生させていた場合は、ドローに頼らずともそのカード単体だけで勝利を狙えていた。
《No.92 偽骸神龍Heart-eartH Dragon》を蘇生させていた場合は、勝利こそ狙えないもののダメージと回復が狙えて、次のターン以降No.96を牽制できる。
一方、《No.39 希望皇ホープ》や、それよりもステータスの高い《CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー》を蘇生させていた場合は、No.96の伏せていた《カオス・アライアンス》で返り討ちにあい、ゼアルは敗北する。
ホープを《CNo.39 希望皇ホープレイ》にする場合は、《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》を処理した上で1500のダメージも与えられるものの、返しのターンに《CNo.96 ブラック・ストーム》の餌食となり、やっぱりゼアルは敗北する。
尤も、ホープ以外を蘇生させる場合もNo.96が伏せていた《ナンバーズ・デス・ロック》で対処されてしまうため、どの道それを無視できる御都合カードは必要だったのだが。
ちなみに、ゼアルは《ナンバーズ・デス・ロック》を発動された直後にシャイニングドローを行い、それを破壊できるカードを創造している。これは酷い。
同じ「遊戯王カードWiki」で言うと、「フィニッシャー」のページにも、「アニメでは演出故か、エースモンスターがフィニッシャーを務めることが殆どであり、下級モンスター等がフィニッシャーとなるのは1話完結のデュエルに限られている」とか書かれているが、これも真っ赤な嘘である。
1話完結のデュエルのデータは都合が悪いとして除く時点でどうかと思うが、2話以上続いたデュエルに限定した場合でも、以下の下級モンスターがフィニッシャーになっている。
・【城之内vs骨塚】戦での《格闘戦士アルティメーター》
・【城之内vs羽蛾】戦での《鉄の騎士ギア・フリード》
・【城之内vs梶木】戦での《漆黒の豹戦士パンサー・ウォリアー》
・【遊戯vs城之内vs海馬vs闇マリク】戦での《ブレイドナイト》
・【遊戯vs羽蛾】戦(2戦目)での《魔導戦士ブレイカー》
・【十代vsオブライエン】戦での《E・HERO ワイルドマン》
・【遊星&鬼柳vsロットン】戦での《インフェルニティ・デス・ガンマン》
・【遊星vsアンチノミー】戦での《バランス・シューター》
また、言い訳が通用する例も挙げるならば、更に以下の下級モンスターも追加される。
・【城之内vs竜崎】戦(1戦目)での《時の魔術師】
・【城之内vs絽場】戦での《ベビー・ドラゴン》
・【十代vs佐藤】戦での《クライング・スカーナイト》
・【オブライエンvs覇王十代】戦での《ヴォルカニック・カウンター》
・【遊星vsルドガー】戦(1戦目)での《ワンショット・キャノン》
・【龍亞&龍可vsルチアーノ】戦での《機皇帝スキエル∞》
・【遊星vsジャン】戦での《ラピッド・ウォリアー》
・【ジャックvsホセ】戦や【クロウvsホセ】戦での《機皇帝グランエル∞》
・【遊馬vsⅢ】戦での《ZW-不死鳥弩弓》、
・デュエルコースターでフィニッシャーになっていた下級モンスター5体
・ランク4以下のエクシーズモンスター
2話以上続いたデュエルで下級モンスターがフィニッシャーになったことがないと言えるのはフィニッシャーが偏りまくっていたゼアルだけであるため、この記述が真実だと主張するのであれば、サイト名を
「遊戯王ZEXALカードWiki」にでもしていただきたい。
ゼアルだけの問題を「
いつもの遊戯王」だの「遊戯王ではよくあること」だの言って他作品に擦り付けている例は枚挙に暇がないが、これもまたそんな風評被害の一例である。
ちなみに、上記の記述の後には、「中でも《No.39 希望皇ホープ》とその進化体は、アニメの中でも屈指のフィニッシャー率を誇っている」とか書かれている。
…………なんとまぁ分かりやすいことで。
なお、「エースモンスターがフィニッシャーを務めることが殆ど」という部分もホープの問題を目立たなくするための真っ赤な嘘であり、良く言った場合ですら誇張である。
まぁ、これに関しても、問題を指摘されると「エースモンスター」の概念を捻じ曲げてその範囲を極端に広げるつもりなのかもしれないが。
フィニッシャーに関する欺瞞については、
こちらも参照されたし。
そしてこのページで記した問題の根拠となるデータは
こちら
- 別にフィニッシャーがホープってだけなら構わないんだがな、ずっとホープがフィールドにいたまんまな上でフィニッシャーもホープだからダメって言ってるんだよ 他アニメでいくらフィニッシャーがエースだろうが、その過程でいろんなモンスター出してるっつーの -- 名無しさん (2016-09-28 21:07:01)
- 強力なナンバーズに対し相手が対応して強キャラ感出せるってトロンやナッシュ戦で普通にやってたやん前者はクリムゾンシャドーとかおったし後者なんか悪名高いビッグ・アイやし -- 名無しさん (2016-10-05 19:50:49)
- ビッグアイはともかくクリムゾンシャドーどうやって出したか憶えてないのかよ その例として挙げるならせめて影の巨人戦でのアトランタルとヴォルカだろ -- 名無しさん (2016-10-06 00:23:19)
- ぶっちゃけ影の巨人そんな強そうに見えなかったけどね -- 名無しさん (2016-10-07 19:44:29)
- 遊馬のデッキは「ホープを活かす」ための構築、つまりホープのファンデッキだから、カードシナジー等も考慮するとホープ以外のナンバーズを出すメリットがそこまでない(そして他のナンバーズ使いも割と専用構築気味)。そもそも「多種多様なレベル帯、素材制限を一つのデッキで使い分けろ」って言う連中が頭おかしい。記事だと「ガガガマジシャンでどうにかなる」的に言ってるけど、(後輩がポンコツで)その相方を用意するのも大変だから、結局レベル4二体揃えればとりあえず出せる場持ち抜群のホープが便利ってこと。 -- 名無しさん (2018-02-28 19:07:10)
- 加えて言うなら、毎度ホープが出てワンパターン化するからZWで多様性を持たせてたわけで。唐突に新入りが全て持っていくんじゃなくて、古参が多種多様な新装備を駆使して勝つってのも十分ありだと思うんだよなぁ。 -- 名無しさん (2018-02-28 19:22:27)
- OCG化にあたり主人公のエースで唯一デメリットを付けられた悲しいモンスターでもある -- 名無しさん (2018-10-20 07:16:37)
- アストラルが「ホープ中心にするならガガガマジシャン抜け」ってデッキ構築に口出しするシーンがあれば良かった -- 名無しさん (2019-08-14 20:48:32)
- 何故OCG版で自爆効果が追加されたのか謎。オッPはサーチ効果が追加されて強化されたのに。 -- 名無しさん (2022-08-21 13:42:31)
- 絶望しか産まなかったクソカード -- 名無しさん (2023-03-08 16:01:44)
- 頭の悪そうなゼ信が長々と文章を書いて荒らしてたので添削 -- 名無しさん (2025-05-18 20:06:38)
最終更新:2025年05月18日 20:06