D 卵巣腫瘍
小項目
- 表層上皮性・間質性腫瘍,性索間質性肺細胞腫瘍,茎捻転,転移性腫瘍,機能性卵巣嚢腫,胚細胞腫瘍
102D59
21歳の女性。突然の左下腹部の激痛を主訴に来院した。子宮は後傾後屈正常大で可動性は良好。左卵巣に超鵞卵大の腫瘤を触知し,強い圧痛を認める。腹部エックス線単純写真左側小骨盤腔に歯状の石灰化を認める。直ちに腹腔鏡下手術を行った。摘出腫瘤のH-E染色標本を別に示す。

正しいのはどれか。
a 胚細胞由来である。
b 境界悪性腫瘍である。
c アンドロゲンを産生する。
d 両側付属器摘出術が適応である。
e α-フェトプロテイン〈AFP〉が上昇する。
○ a
× b
× c
× d
× e
正解 a
102I10
卵巣の表層上皮性・間質性腫瘍はどれか。2つ選べ。
a 線維腫
b 莢膜細胞腫
c 顆粒膜細胞腫
d 漿液性嚢胞腺腫
e 粘液性嚢胞腺腫
× a
× b
× c
○ d
○ e
正解 de
101G41
60歳の女性。子宮癌検診で骨盤内の腫瘤を指摘され来院した。内診では付属器に可動性良好な新生児頭大の腫瘤を触知する。腫瘍マーカーはCA19-9 650U/ml(基準 37以下),CA125 45U/ml(基準 35以下),SCC 8.6ng/ml(基準 1.5以下)。経膣超音波検査では最大径12cmの嚢胞性腫瘍で,一部に充実部分と毛髪塊とを認める。
最も考えられるのはどれか。
a 未熟奇形腫
b 卵黄嚢腫瘍
c 転移性卵巣腫瘍
d 未分化胚細胞腫
e 成熟嚢胞性奇形塵の悪性転化
× a
× b
× c
× d
○ e
正解 e
診断 成熟嚢胞性奇形腫(皮様嚢胞腫)の悪性転化
100A43
61歳の女性。3か月前から乳房緊満感を認め,1か月前から少量の性器出血が持続するため来院した。閉経51歳。膣分泌物は白色,中等量で,子宮腟部に異常を認めない。子宮はやや大きく,左付属器部に手拳大の軟らかい腫瘤を触知する。子宮頸部細胞診クラスⅠ,子宮内膜細胞診陰性。血液所見に異常を認めない。血清生化学所見:FSH 15mIU/ml(基準 閉経後 30以上),エストラジオール 84pg/ml(基準 閉経後 20以下)。免疫学所見:CEA 1.5ng/ml(基準 5以下),CA19-9 14U/ml(基準 37以下),CA125 38U/ml(基準 35以下)。経腟超音波検査で左付属器腫瘤は大部分充実性で内部に大小の嚢胞を多数認める。骨盤部単純MRIのT1強調像とT2強調像とを別に示す。
最も考えられるのはどれか。
a 卵巣漿液性腺癌
b 卵巣顆粒膜細胞腫
c 卵巣未分化胚細胞腫
d 子宮体癌の卵巣転移
e Krukenberg腫瘍
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
診断 顆粒膜細胞腫
99E47
卵巣腫瘍で男性化徴候をきたすのはどれか。
a 明細胞腺癌
b 顆粒膜細胞腫
c Sertoli・間質細胞腫瘍
d 成熟嚢胞性奇形腫
e 未分化胚細胞腫
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c