K 四肢軟部損傷
備考
- 筋断裂,腱断裂,(筋)区画症候群〈Volkmann拘縮を含む〉,挫滅〈圧挫〉症候群〈crush syndrome〉
101A46
12歳の男児。右下腿の激痛を主訴に午後11時に来院した。当日午後3時,野球の試合中に右脛骨を骨折し,徒手整復と大腿以下のギプス固定とを受けた。ギプスを分割すると下腿の腫脹が著明で,下腿前外側部の激痛のため足関節の運動が不能である。エックス線単純写真で骨折の側方転位は10mmである。前脛骨筋の筋内圧は著明に上昇している。
直ちに行う処置はどれか。
a 再ギプス固定
b 徒手整復
c 直達牽引
d 筋膜減張切開
e 観血的整復固定
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
診断 compartment症候群(前脛骨筋症候群)
100A51
25歳の男性。作業中に建造物が倒れ,下半身が約12時間下敷きになり,救出後,直ちに搬入された。入院時バイタルサインは安定していたが,両下肢の強い疼痛,腫脹および圧痛を認めた。骨盤と下肢とに骨折はなく,両側足背動脈は触知可能であった。入院翌日から尿が赤褐色となってきた。
この時点でみられるのはどれか。
a 血小板の減少
b 尿中の脂肪滴
c 筋区画内圧の上昇
d 皮膚血流の増加
e 血清カリウムの低下
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
診断 クラッシュ症候群,コンパートメント症候群