A 細菌性食中毒
102I37
ブドウ球菌食中毒について正しいのはどれか。2つ選べ。
a 食品の加熱で予防する。
b 患者には抗菌薬を投与する。
c 予防には使い捨て手袋が用いられる。
d 魚介類が原因食品であることが多い。
e 食中毒またはその疑いと診断した場合,直ちに保健所に届け出る。
× a
× b
○ c
× d
○ e
正解 ce
101E1,101E2,101E3
次の文を読み,1~3の問いに答えよ。
34歳の男性。急速に強くなった腹痛のため搬入された。
現病歴: 昨日,夕食を午後8時に摂取した。午後11時ころに臍部を中心とした腹痛があり,最初は普通便,続いて水様便が始まり,夜間にも3回排便があった。妻もその頃から下痢を認めていた。今朝は朝食を摂取せず出社した。出社後,腹痛が周期性となり,血液の混じった粘液便を2回認めた。痛みのためうずくまっていたため,同僚が救急隊を要請した。
既往歴: 特記すべきことはない。
生活歴: 飲酒はビール1本を週に1回。喫煙はない。最近1年の海外渡航歴はない。
現症: 意識は清明。顔貌は苦悶様。身長 165cm,体重 64kg。体温 38.3℃。脈拍 96/分,整。血圧 106/80mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
1 この患者に予想される身体所見はどれか。
a 肋骨脊柱角叩打痛
b 腸雑音亢進
c 筋性防御
d 腹部膨隆
e 反跳痛
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
2 この患者で有用な検査はどれか。2つ選べ。
a 便培養
b 便虫卵検査
c 便脂肪染色
d 便中ベロ毒素検査
e 便中ロタウイルス抗原検査
○ a
× b
× c
○ d
× e
正解 ad
3 この患者に対する治療で適切でないのはどれか。
a 麻薬性止痢薬投与
b 静菌性抗菌薬投与
c 解熱薬投与
d 整腸薬投与
e 輸液
○ a
× b
× c
× d
× e
正解 a
診断 細菌性食中毒(毒素型)
100B76
正しいのはどれか。
a サルモネラ食中毒患者は隔離する必要がある。
b 腸炎ビブリオ食中毒の潜伏期間は2,3時間である。
c ボツリヌス食中毒の予防には食前加熱が有効である。
d ブドウ球菌食中毒の治療には抗菌薬が有効である。
e カンピロバクター食中毒の原因食品は魚貝類が多い。
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
99G59
32歳の男性。嘔吐,腹痛および下痢を主訴に来院した。5月の連休中,1泊旅行した帰途,朝食後3時間で悪心,嘔吐,腹痛および下痢が突然始まった。体温 37.1℃。脈拍 88/分,整。血圧 118/68mmHg。心・肺に異常所見を認めない。腹部は平坦,軟で,圧痛を認める。肝・脾を触知しない。神経学的所見に異常を認めない。尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 550万,Hb 17.0g/dl,白血球 8000,血小板 35万。血清生化学所見:総蛋白 7.0g/dl,クレアチニン 1.0mg/dl,総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 38単位,ALT 32単位,γーGTP 40単位(基準 8~50),Na 145mEq/l,K 4.0mEq/l,Cl 102mEq/l,CRP 0.2mg/dl。輸液を行い帰宅させた。2日後に再来院した時点で症状は軽快していた。
原因として最も可能性が高いのはどれか。
a きのこ毒
b 腸炎ビブリオ
c 黄色ブドウ球菌
d インフルエンザ
e 小型球形ウイルス
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
診断 感染性腸炎(食中毒:黄色ブドウ球菌疑い)