C 2次・3次救急に必要な処置
小項目
- 心嚢穿刺・ドレナージ,胸腔穿刺・ドレナージ,腹腔穿刺・ドレナージ,膀胱穿刺・ドレナージ,輸液,輸血,薬物療法,内視鏡的止血術,インターベンショナルラジオロジー〔interventional radiology〈IVR〉〕,(カテーテル)塞栓術,消化管内圧減圧治療
備考
-
消化管内圧減圧治療
- イレウス管
101B117
激しい頭痛で入院したくも膜下出血の患者が,入院直後に右上肢から全身へとけいれんを起こし重積状態となった。
静脈内にまず投与するのはどれか。
a ドパミン
b ヘパリン
c アトロピン
d ジアゼパム
e ペンタゾシン
× a 禁忌
× b 禁忌
× c
○ d
× e
正解 d
100I20
11歳の男児。学校で運動中,左側腹部を強く打撲し救急車で搬入された。意識は清明。体温 35.7℃。脈拍 100/分,整。血圧 80/58mmHg。心雑音はない。呼吸音に異常を認めない。皮下気腫はない。腹部は平坦。腸雑音は弱い。左側腹部に圧痛を伴う腎を触知する。尿所見:肉眼的血尿,蛋白 2+,糖(-),沈渣に赤血球 無数/1視野,白血球 2~3/1視野。血液所見:赤血球 210万,Hb 6.5g/dl,Ht 21%,白血球 9500,血小板 18万。腹部造影CTを別に示す。直ちに乳酸加リンゲル液を輸液し,赤血球濃厚液1000mlの輸血を行ったが,血圧は安定しなかった。
次に行うのはどれか。
a 止血薬投与
b 左腎動脈塞栓術
c 左尿管ステント留置
d 左腎瘻カテーテル挿入
e 左腎摘除
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
診断 傍腎腔の巨大血腫を伴う左腎損傷
99D117
穿刺してよいのはどれか。
(1) 気胸の胸腔
(2) 肺水腫の肺
(3) 腸閉塞の腸
(4) 水腎症の腎
(5) 尿閉の膀胱
a (1),(2),(3) b (1),(2),(5) c (1),(4),(5) d (2),(3),(4) e (3),(4),(5)
○ (1)
× (2)
× (3)
○ (4)
○ (5)
正解 c
99F49
21歳の男性。強い全身倦怠感と腹痛とがあり,家族の呼びかけに対する反応が悪くなったため,救急車で来院した。生来健康であったが,1か月前からロ渇と多尿とに気付くようになった。また,体がだるく,朝,起きにくくなっていた。意識は軽度混濁。身長 170cm,体重 59kg。体温 36.1℃。呼吸数 32/分。脈拍 100/分,整。血圧 96/60mmHg。皮膚は乾燥している。結膜に貧血と黄疸とを認めない。心雑音はない。腹部は平坦で,圧痛は認めない。尿所見:蛋白 1+,糖 4+,ウロピリノゲン 1+,ケトン体 3+。血液所見:赤血球 560万,Hb 17.0g/dl,HbA1c 11.0%(基準 4.3~5.8),総蛋白 8.2g/dl,AST 32単位,ALT 25単位,Na 132mEq/l,K 5.8mEq/l,Cl 88mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.23,PaO2 19Torr,HCO3- 8mEq/l。
まず行う輸液はどれか。
a 重炭酸ナトリウム液
b 1/2濃度生理食塩液
c 生理食塩液
d ブドウ糖液
e ブドウ糖加生理食塩液
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
診断 糖尿病性ケトアシドーシス
99F50
60歳くらいの男性。山林横の道路で意識を消失し,呼吸困難の状態で発見され救急車で搬入された。呼びかけに応答しない。顔面苦悶状。上半身に蕁麻疹と後頸部に径3cmの発赤腫脹とがある。結膜は充血している。対光反射はある。呼吸数 28/分,不整。脈拍 128/分,整。血圧 70/40mmHg。胸部全体にwheezesを聴取する。喉頭浮腫を認める。血液所見:赤血球 450万,Hb 15.5g/dl,白血球 9000。血清生化学所見:総蛋白 6.2g/dl,尿素窒素 18mg/dl,クレアチニン 1.1mg/dl,総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 38単位,ALT 33単位,ChE 600単位(基準 400~800),アミラーゼ 100単位(基準 37~160),CK 20単位(基準 10~40),Na 140mEq/l,K 3.6mEq/l,Cl 100mEq/l。動脈血ガス分析(自発呼吸,酸素5l/分投与下):pH 7.30,PaO2 96Torr,PaCO2 48Torr,HCO3- 23mEq/l。心電図には洞性頻脈の他に異常なく,胸部エックス線写真にも異常を認めない。
治療薬で適切でないのはどれか。
a エピネフリン
b アミノフィリン
c 抗ヒスタミン薬
d 重炭酸ナトリウム液
e 副腎皮質ステロイド薬
○ a
○ b
○ c
× d
○ e
正解 d
診断 アナフィラキシーショック