F 外傷の治療・処置
小項目
- 創傷の治療・処置〈洗浄,デブリドマン,止血,縫合,創閉鎖,皮膚欠損の処置,破傷風とガス壊疽の予防〉,骨折・捻挫・脱臼の治療・処置,頭部外傷,顔面・頚部外傷,胸部外傷,腹部外傷,骨盤・四肢外傷,脊椎・脊髄外傷,泌尿器・生殖器外傷,挫滅〈圧挫〉症候群〈crush syndrome〉,デグロービング損傷,高エネルギー外傷,多発外傷
備考
-
顔面・頚部外傷
- 眼外傷
-
多発外傷
- 部位別治療優先順位の判定
102G38
広範な軟部組織の挫滅を伴う開放骨折の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 創外固定
b 遊離植皮
c 人工骨移植
d デブリドマン
e プレート固定
○ a
× b
× c
○ d
× e
正解 ad
100H15
19歳の男性。バイクで走行中に転倒し,救急車で搬入された。呼吸数 24/分。脈拍 104/分,整。血圧 88/60mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉 90%(酸素10l/分投与下)。呼び掛けると開眼する。瞳孔は左右とも4mmで対光反射はある。前額部に5cm長の挫創がありガーゼで圧迫止血されている。右側胸部から右上腹部に打撲痕がある。右胸部は吸気時に陥凹し,呼気時に突出し,握雪感を認める。右胸部の呼吸音は聴取しない。腹部は平坦で,腸雑音を聴取する。右上腹部に圧痛がある。骨盤に可動性はない。四肢に擦過傷を認めるが,運動障害と感覚障害とを認めない。末梢静脈路を確保して乳酸加リンゲル液の投与を開始した。
次に行うのはどれか。
a 輸血
b 気管挿管
c 腹腔穿刺
d 右胸腔ドレナージ
e 左鎖骨下静脈穿刺
× a
× b 禁忌
○ c
× d
× e
正解 c
診断 右血気胸を伴うflail chest
99H10
17歳の男子。バイクで走行中に乗用車と衝突し20分後に救急車で来院した。来院時所見:呼吸数 32/分。脈拍 132/分,整。血圧 98/52mmHg。口唇のチアノーゼと右下腿の開放骨折とを認める。酸素5l/分をマスクで投与し,末梢静脈ラインを確保した。胸部エックス線写真を別に示す。

次に行うべき処置はどれか。
a 心嚢ドレナージ
b 胸腔ドレナージ
c 中心静脈カテーテル挿入
d マスク・バッグによる換気
e 右下腿の開放骨折のデブリドマン
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
診断 気胸,右下腿開放骨折