B 医療面接の意義
小項目
- 医療情報の収集,医師患者関係の確立,説明,告知,教育,調整,動機付け
102H21
28歳の女性。1週前に嘔気で受診し,薬剤を処方された。その後,別の医療機関で妊娠と診断された。薬剤による胎児への影響を心配して,薬剤を処方した医療機関に再来院した。
対応として適切なのはどれか。
a 「当院の産婦人科に入院して中絶しましょう」
b 「妊娠や服薬の状況について詳しく教えてください」
c 「あなたが不注意なために,こういう問題が起こったのですよ」
d 「病院の苦情を担当する課が対応しますので,そちらで相談してください」
e 「なぜ,そんなことを考えるのですか。元気な赤ちゃんを産むように頑張りましょう」
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
100B25
52歳の女性。腹痛を主訴に来院した。数年前から時々上腹部痛があり,昨年上部消化管造影を受け十二指腸球部の変形を指摘された。夫と二人暮らしである。5日前から空腹時にみぞおちが鈍く痛むようになり,2日前から黒色便が続いている。少し動くと動悸がする。意識は清明。身長 157cm,体重 48kg,体温 36.5℃。脈拍 112/分,整。血圧 92/60mmHg。眼瞼結膜に貧血を認める。心雑音はなく,呼吸音に異常はない。上腹部に圧痛を認める。血液所見:赤血球 270万,Hb 7.0g/dl,Ht 21%,白血球 8000,血小板 24万。担当医は緊急上部消化管内視鏡検査と入院治療とが必要であると考えて説明を行ったが,患者は「夫の世話をしなければならないので,内服薬をもらって帰りたい」と言っている。
検査と入院とを勧める際,信頼関係の構築に適切でないのはどれか。
a 指示に従わない限り治療しないと示唆する。
b 検査で判明する疾患を説明する。
c 入院治療の効果を強調する。
d 病態の重篤性を説明する。
e 家族の協力を依頼する。
× a 禁忌
○ b
○ c
○ d
○ e
正解 a
診断 上部消化管出血
99B8
医療面接について誤っているのはどれか。
a 非言語的コミュニケーションは医療情報の収集に必要である。
b 感情面に対応した応答は信頼関係の構築のために必要である。
c システムレピューを行うと社会歴についての情報が充実する。
d 解釈モデルを把握して対応することによって患者満足度は高まる。
e 患者教育が十分に行われると治療へのコンプライアンスが高まる。
○ a
○ b
× c
○ d
○ e
正解 c