ザウル・ザルドネ
登場作品:封緘のグラセスタ
解説
ベルガラード王国の男爵。
軍では将軍の地位にあり、「
ベルガラードの猛牛」という二つ名を自称している。
気が小さいが故に他者を怒鳴り散らし、自身の失敗は認めずに人の所為にして逃れようとするなど指揮官としてはおよそ褒めるべきところが無い。
第十三次ウストーヌ渓谷戦では東ウストーヌ城砦を預かる将軍として
テルフィオン連邦との戦いに臨んだが、苦境にたたされた事で早々に降伏してしまった。
その敗北によって
ベルガラードから見限られて爵位を失う事となり、率いていたザルドネ隊の兵士達と共に奴隷階級に落ちた。
グラセスタに送られて
隷士として過酷な日々を送りながらも現実を受け入れていないようなところもあったが、
第十三次ウストーヌ渓谷戦敗北の責によって
妻ロセーラと
娘マルツィアが奴隷となってしまった事を
ジェダルから教えられてようやく自身の境遇や無能さに向き合う事となり、
大した力も無い上に稼いだ貢献証を酒などに無駄使いしてしまう自分では何年掛かっても自由民には上がれないと判断、
せめて妻子だけでも自由を取り戻せるようにと貢献証を
ジェダル経由で送るようになった。
雑感・考察
なお本編中には
エクセルと一緒の隊で行動する中で彼女の本性を知ってしまい、殺されかけるイベントが存在するのだが、放置するとそのまま永久に退場してしまう。
封緘本編終了後に自由民になれたのか不明だが、妻子がザルドネより余程稼ぎそうなので案外彼女達に助けられたりしているのかもしれない。
最終更新:2022年10月06日 01:07