ラムエル

種族:天使族

登場作品:天冥のコンキスタ



解説

クラウス達との戦いに敗れて消滅したオルガ=ニザ=カイトが落とした結晶が放った光の中から突如現れた天使
レジーニア曰く、結晶は輪廻の祷の使用時に生じる失敗作であるらしく、天使に対して天使では無い力を与えた場合の産物との事。
二対の羽を持つ事から高位の天使であると思われるが、その内の一対は漆黒の色をしており、素性が知れない。
保有する力も天使魔族双方のものが混ざりあった様な状態だが、その力自体は上位天使に匹敵する強大なもの。
普段は大人しく、世情慣れしていないところもあって素直だが、目的を達成する意思は非常に強く、周りの心配をよそに突き進む事もしばしば。
どこか行くべき場所があるらしく、出現後に一度はクラウス達の元から立ち去ったが、天使達に道を阻まれていたところを彼等に助けられ、
戦闘後にクラウス一行から提案された同行を受け入れ、以降彼等と行動を共にする事となった。
あれこれ世話を焼いてくてるヘルミィナには懐ついているが、からかう様な言動を見せるクラウスに対しては不信感を持つ事も多い。
ただしクラウスの事も別に嫌っている訳では無く、戦闘時の指示にはちゃんと従う他、彼の考え方などに感心する事もある。
結晶から現れる以前の記憶は曖昧であり、行くべき場所に対する強い執着を見せるものの、
何故その場所に向かおうとしているのかは覚えておらず、正確な位置どころか漠然とした方向程度しか分からない。
天使でありながら魔族の力を持つだけでは無く、目的地に近付くにつれてその力が増していくなど正体に関しては謎に包まれていたが、
魔族陣営の本拠地にて相対した魔王レーヴァロイスにより、自身やクラウスが持つ力が元々は魔王のものである事が語られた。
その身に宿す魔王の力はかなり大きく、レーヴァロイスのもとで戦う事となった彼の力の化身たる三体の傀儡悪魔を倒した結果、おそらくはレーヴァロイスの力を一番多く宿す存在となっている。
受け継いだ力に差はあると思われるが、オルガ=ニザ=カイトでも持て余した魔王の力を上手く制御しており、その事はレーヴァロイスにも評価されている。
またその身に宿す力はこの地の天使達の力を封じる要になっているらしいが詳細は不明。
なお自身の持つ力がクラウスの力と同質のものである事にはレーヴァロイスと見える以前から気付いていた様子だが、
言葉が足りなかった事もあり、クラウス達にはそれが上手く伝わっておらず、納得はしてもらえていなかった。
レーヴァロイスとの決着がついた後は再び聖禦の霊峰に向かうクラウスに同行し、彼らと共に天使陣営の長であるマルティーナを倒した。
戦闘後、本来の人格を取り戻したマルティーナから謎に包まれていたその生まれが語られ、輪廻の祷を用いて生み出された実験体であり、
本来絶対に逆らえない上位存在からの命令に抗える天使を生み出す事を目的とした実験の完成体である事が判明した。
高い実力を持つ事自体はここに来るまでの戦いで判明していたが、主天使であるマルティーナ自身から彼女と同格の力を持っている事も語られている。
またマルティーナからはイムニスの地から争いを無くしたいという意志、そしてそれを受け継いで欲しいとも伝えらており、自らの意志でこれを受け入れている。
マルティーナの死後は天使達の真の支配者である上位存在の目を誤魔化す為、ニ陣営に分かれて見せかけだけの戦いを続けるクラウス軍において天使陣営側を統率する立場に就いた。
上位存在の事もある為、現状ではマルティーナの望みを叶えるのが難しい事は理解しているが、いずれはイムニス天使達魔族が手を取り合って暮らせる地にしたいと考えている。


雑感・考察

上記解説は第三部でロウエンドを迎えた場合のもの。
天冥第二部の追加ヒロインにして天冥における設定上の最重要キャラ。
その為かクラウスヘルミィナと同様にメインストーリー上で必ず仲間となり、生贄にする事もできない。
第二部の道中においてラムエルのものと同種らしき天使の力、あるいは魔族の力を取り込み強化されるイベント存在するが、どちらを選んでもクラスチェンジ先が変わるだけで話の本筋は同じ。
カオスエンドでは上位存在の介入を避ける為、禁忌である自分の存在を消そうと再び結晶の状態へと戻る事を選択する。
ゲーム上ではレベルアップ等の条件を達成する事で「無垢の天使」→「純真の天使」→「白妙の天使」→「清白の天使」の順番にクラスチェンジ可能。(天使の力を取り込んだ場合)
あるいは「無垢の天使」→「混濁の天使」→「涅色の天使」→「漆黒の天使」の順番にクラスチェンジ可能。(魔族の力を取り込んだ場合)


  • こいつとクラウスも大まかには正体判明した感じだけど詳細は次回みたいな。レーヴァロイスさんちゃんと説明して - 名無しさん (2021-05-12 07:05:17)
  • 実質的な階級は主天使だった模様。先代魔王の因子によって主命の影響を全く受けない独立した個体だったために記憶も使命も無かった。そして実質的な母たるマルティーナの夢の結晶 - 名無しさん (2022-08-23 03:22:55)
  • Lowエンドの要たる存在。力量が突出し「天使」であったからこそクラウス軍との茶番劇によってイムニスの地に束の間の平穏が訪れた - 名無しさん (2022-08-23 03:24:59)

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最終更新:2022年10月06日 00:27
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