天使族

解説

かつては古神の一柱である唯一神と呼ばれた存在に仕えていた、白き衣と光輪を身に纏い、輝ける白き翼で天を駆ける種族。
光輪は気高さを、白き翼は清廉潔白な性質を顕している。
翼は天使の存在証明になる部位であり、存在の大きさに合わせて枚数が増えたり、堕天する事で漆黒に染まったりする。
人間族と同じ様な姿の種以外にも神の道具としての性質が強い物質的な種が存在し、全体としては人間族と同程度の大きさの種が多い。
ただし人に近い姿の種であっても何らかの意図をもって造られた存在であり、上位存在からの命令には原則として逆らえない性質を持つ。
また一見して人に近い姿でも人間族や一般的な亜人間族とは身体の構造が異なり、生きる為に普通の食事を必要としない。
ただし食べる事ができない訳では無く、食べた物を純粋なエネルギーに変換して取り込む事は可能。
三神戦争では悪魔族と共にその多くは登場の機会を与えられなかったようだが、少なからず例外はいた模様。
また機工女神に精神の閂を放たれる事となってしまったとされるが、どの様な経緯でそうなったのか詳細は不明。
三神戦争以後は仕えるべき主を失った後に現神に下った者、精神の閂を解き放たれたまま魔物と化してしまった者、堕天して自らを主とする事で独自の勢力を築く者に分かれた。
それらの中にはネイ=ステリナ側の世界に存在した天使や悪魔に類似した種族と融合を果たし、古神にも現神にも属さぬ新たな種族となった者もいる。
総数は数億体にも及ぶとされており、その能力と上位階級からの命令を絶対とする統率力は非常に強く、警戒すべき勢力として他の種族から認識されている。
全部で九つの位階が存在し、上から熾天使・智天使・座天使・主天使・力天使・能天使・権天使・大天使・天使と称される。
なお位階は単純な強さによる区分では無い為、下位の天使が上位の天使に必ずしも劣る訳では無い。



雑感・考察

天使に関しては寿命や生殖手段、位階と強さの関係などがしばしば謎としてあげられる。
寿命に関しては作中では明言されておらず、三神戦争以前から生きてそうなキャラもいれば、精神的にかなり若く見えるキャラも多い。
ハッキリと若いという設定を持つミクシュアナもいるが十万歳に満たないから若造、天使は十万歳超えて一人前みたいなスケールの話なのかもしれないのでよく分からない。

生殖手段に関しては創刻において通常は人間族の様な方法では増えないと語られているが、一方でそういった方法で増える事ができないとも言われてはいない。
天冥においても生殖の範囲からは外れており、自然発生では無く、何らかの目的をもって生まれる事が語られている。
ただし依然として普通の生殖が不可能なのかどうかははっきりしない。
シリーズ作中では人間族との間の子を望む天使もいたりするので、仮に子供が出来ない設定だとちょっと可哀想である。

位階と強さに関しては神採りにおいてメロディアーナが位階の差は絶対的な力の差である様な事を語るシーンがよくあげられる。
その一方で珊海王でのインタビューでは位階の差はそこまで絶対的なものでは無いと語られている。
後年設定が変わったと言われる事も多いが、実は神採りの時点において位階を超えた例は存在しており、戦女神VERITA使い魔となるハマサエルはレベルアップで八位から六位にランクアップする。
もっともそれに関してはあくまでゲームシステム上の話であり、世界観設定に沿ったものでは無いという解釈もある。
他にはIFルートではあるが、創刻の天使ルートにおいてメヒーシャが八位から七位にランクアップするという例がある。
またそれ以降もゲームシステムにおいて配合やクラスチェンジが存在する作品では位階が上昇するケースは多い。
より後発の設定を正しいとするなら神採りでのメロディアーナの発言は彼女の勘違いと解釈するのが分かりやすいが、一般論としてはやはり位階の差は大きいと考えれば間違いだとも言い切れない。
実際、シリーズの各作品を見る限りでは位階の差が概ね実力の差にもなっている事が多く、天冥においても単純な能力は位階に準じると語られている。
魔族(あるいはクラウスの個人的な解釈かもしれないが)の認識では階級は簡単には変わらず、そもそも変わるものなのかどうかもよく分かっていない様子。
レジーニアの発言では天使の位階昇格や魔族の上位種への進化は長い年月をかけて経験を積み重ね、強さを磨いた結果として起こるものである事が語られており、
それを考慮すると各作品の様に短期間でどんどん昇格や進化をするのは「廻天の聖壇」を用いての強化など設定の裏付けがあるものを除けば、やはりゲームシステム上のものに過ぎない模様。

天結いラビリンスマイスターの三神戦争の用語解説では上記解説とは異なり、天使族も参戦している事になっている。
設定が変わった可能性もあるが、以前よりイルザーブなど三神戦争に参戦しているっぽい設定の天使は存在していた事を考えると、
そういった例外的な個体もそれなりにいたと解釈すれば旧設定との両立も可能だろうか?


  • ニルデュナミスが天使は - 名無しさん (2021-08-21 16:50:29)
  • 霊的光子変換体と述べていたがネイステリナの天使、悪魔に類似する種族と融合できるならばそれらも霊的光子変換体ということだろうか?ブレアードに召喚された魔神と人間の母からリウイが生まれたんから霊的光子変換体は人間と交配して子を成せるということか。ベルガラード貴族家の当主をしてる魔族がいるんだから天使も国家の王侯貴族になってもおかしくない。なぜ天使だけ機械的な召喚モンスターみたいに群れているんだろう。 - 名無しさん (2021-08-21 17:05:09)
  • 種族的に神とか相手に集団で宮仕えするほうが好みに作られてるからでは?結局神様の道具なんだから。 - 名無しさん (2021-08-22 11:41:31)
  • 天冥でも本来は魔族絶対許さないマシーンみたいな事言われてたし、各作品の人間味あるネームド達が天使全体からすりゃ少数派な感じを受ける - 名無しさん (2021-08-22 12:45:04)
  • 天冥で創造主の支配を受け付けない天使が出たけどそれって自らを主人とする事で独自行動をとってる天使となんか違うのかな?今までは野良天使って割と自由なのかなって思ってたけど創造主が出てきたらやっぱ命令には逆らえないのかね - 名無しさん (2022-12-19 08:42:03)
  • 主こそ違えど宮仕えする天使が三神戦争後も大半だったけどコンキスタ後神に頼らない天使が爆発的に増えて今の状態になったのかも。神の道具「天使」とは言えなくなり二つの回廊の終わりで生きる天使「族」となった原因なのかも - 名無しさん (2022-12-19 15:12:15)
  • もし天使族という種族として確立できていたのなら生殖能力もあるかもだけど、現時点では憶測の範疇になるな - 名無しさん (2022-12-20 11:34:05)
  • ラムエルを主を持たない野良天使とは異なる特別な存在とするなら、野良は自由ではあっても十全には力を発揮できないとか、所詮仮初の自由に過ぎなくて創造主が出てきたら何らかの制限は受けてしまうとか、何かしらラムエルに劣る部分があるんだと思います - 管理人 (2022-12-20 11:42:40)
  • 某女神が転生するゲーム的には現神に鞍替えした天使は全員堕天使だよな - 名無しさん (2024-04-24 00:52:46)
  • エウシュリーの天使って元陣営から独立したり現神に降ったりしてるから広義ではほぼ全員堕天使なんだと思う。ただ作中だと天使の姿や能力を失ってなければ天使扱いされてるけど - 名無しさん (2024-04-24 08:40:17)

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最終更新:2021年07月06日 21:03